MSCムジカ号でエーゲ海クルーズ９　ベネチアでは水上バスが絶好のアトラクション

2009/09/20 - 2009/09/20

クルーズ下船の朝は、屋上デッキから、ベネチア旧市街を照らす朝焼けを目に焼き付けました。アドリア海、イオニア海、エーゲ海と巡ってきたクルーズのフィナーレです。旧市街散策後、ベネチア旧市街から空港までは水上バスで向かいました。最後の最後まで旅情感がいっぱいです。

エリア ベネチア(イタリア)

ｱﾄﾞﾘｱ海から拝むﾍﾞﾈﾁｱの朝もや
ﾍﾞﾈﾁｱへの入港を屋上ﾃﾞｯｷから見守ります。

まだ静まり返っている早朝のﾍﾞﾈﾁｱ

旧市街 現る。

なんとなくﾍﾞﾈﾁｱの地形が分かるでしょ。手前の湾がｱﾄﾞﾘｱ海。船がﾍﾞﾈﾁｱの大運河ｶﾅﾙ ｸﾞﾗﾝﾃﾞに入るところ。

ﾍﾞﾈﾁｱの鐘楼を照らす朝陽

ｵﾘﾝﾋﾟｱでｼﾞｮｰｼﾞのﾀｸｼｰに同乗したｶｯﾌﾟﾙとﾃﾞｯｷで再会。ﾊﾞﾙｺﾆｰ付の部屋にいても、最後は屋上ﾃﾞｯｷの最高地点から見納めたいものなのね。

朝焼けの光ってこんなに穏やかなんだ。

Good-bye！
良い旅を。このふたりは別々の国へ帰っていくみたいだった。
私たちも下船です。
ｸﾙｰｽﾞの8日間って一生の思い出になることを考えると、長いようで短い。いや、贅沢すぎる日々が、短いようで長いのかもしれない。贅沢ﾎﾞｹしちゃう寸前だもの。

下船した港からはﾊﾞｽで水上ﾊﾞｽ乗り場まで。その先、旧市街までは水上ﾊﾞｽにて向かう。旧市街は自動車通行不可なので、移動手段は水上の乗り物か電車なのね。

水上にはいろんな乗り物がおります。

MSCﾑｼﾞｶの見納め！
すごい胸がｷｭｰﾝとする。この先、旅行先でこの船ﾏｰｸを目にする度に、胸がｷｭｰﾝとするのだろう。

ﾄﾗｯｸも水上移動中。

ﾊﾞｽ停留所
手前の建物の壁のくたびれ感が色っぽいなぁ。

水上ﾊﾞｽは移動手段にして、水の都を堪能できるｱﾄﾗｸｼｮﾝでもある。

大運河ｶﾅﾙ ｸﾞﾗﾝﾃﾞより
旧市街の中心ｻﾝﾏﾙｺ広場を公共ﾊﾞｽから眺める贅沢。

ｱﾄﾞﾘｱ海の女王、ﾍﾞﾈﾁｱでございます。

広場近くの停留所にて下車。
私たち、ここでの滞在時間は2時間くらい。最後に水の都の空気を感じるだけの目的で、ここまで来ました。

ここ有名なｶﾌｪよ。

よっこらせ よっこらせ

ｻﾝﾏﾙｺ広場はこの賑わい。
さすがｲﾀﾘｱの世界遺産都市の中枢。

ﾙﾈｻﾝｽ洋式が美しい円柱
そのｻｲｽﾞ感が半端ない。このﾍﾞﾈﾁｱの玄関門の巨柱は12世紀にｷﾞﾘｼｬから運ばれてきた一枚岩からできているらしい。驚愕。

ﾍﾞﾈﾁｱの政治、経済、文化の中心がここにｷﾞｭｯと濃縮されている。地中海貿易を牛耳っていたﾍﾞﾈﾁｱの中心地。今までのどの寄港地よりもｷﾞﾗｯｷﾞﾗした空気感。

ﾍﾞﾈﾁｱにとっては海こそが領土。その領土を守るために海上防衛、海上貿易で莫大な利益を得て、ﾙﾈｻﾝｽ文化をも発展させた。

ｷﾞﾗｷﾞﾗを感じた後に、地中海最強海軍の運河沿いを歩くわんこを見て ふわっとする。

ｻﾝ ﾏﾙｺ大聖堂
ﾍﾞﾈﾁｱの守護聖人 聖ﾏﾙｺを祀るﾋﾞｻﾞﾝﾁﾝ建築の最高傑作。中は金ﾋﾟｶよ。

華麗な玄関廊のﾓｻﾞｲｸ画
ここがどんなに豪華な建築かというのが、8日間のｸﾙｰｽﾞでの寄港都市と比較できるから一目瞭然なの。

ﾑｰｱ人の時計搭
ﾗﾋﾟｽﾗｽﾞﾘの文字盤と黄金の星座が美しい。ここから小路散策に入ります with ｽｰﾂｹｰｽ。

ｻﾞ ﾍﾞﾆｽ
この仮面たちを見ていたら、ふいに10年前ここを訪れた時の感情が甦ってきた。どうして？

With ｽｰﾂｹｰｽ なう。

ここのﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲに惹かれて自分用に赤の手袋を購入。

気になる小路

ｻﾞ ﾍﾞﾆｽ
ｺﾞﾝﾄﾞﾘｴｰﾚは代々世襲制なんだって。最近では超難関な試験合格者もなれるみたいだけど。

ｱﾃﾈのわんこと全然違うよね。ｱﾃﾈのわんこって哲学者っぽかったのかも。

まだまだ よっこらせ

私たち、ﾍﾞﾈﾁｱの雰囲気を求めて、あてもなく歩き続けているだけなので、目的地はないのです。さっきから、こんなに頑張って歩いているけれどね。

ｻﾞ ﾍﾞﾆｽ
卒業旅行で訪れた当時、「新婚旅行はﾍﾞﾈﾁｱにして、台所のｼｬﾝﾃﾞﾘｱをﾍﾞﾈﾁｱﾝｸﾞﾗｽにするからその時に買うの。ﾋﾟﾝｸかな 茶色かな…」なんて夢言葉を この街で話していたことを思い出した。

友達としばし別行動。時間は有限だからね。
わたしは、ｳﾞｨﾄﾝで小物を購入。円高だったから嬉しい買い物。
物欲のわたしに反して、友達は 日曜朝の教会でﾐｻに参加していたみたい。

再会後は、水上ﾊﾞｽ停留所近くの素敵なｶﾌｪにて、最後の晩餐ならぬ最後のｶﾌｪ。

ここにいるだけでも旅情感。
ｽｰﾂｹｰｽを持った旅人が下船する風景を眺めつつね。みんなが素敵な時間を過ごしているのが伝わってくる。

ﾊﾞｽ停留所付近の桟橋は屋台が楽しくて進まない。

買わなかったことを後悔している仮面のﾏｸﾞ

空港行きの券を刻印機にｶﾞｼｬｯ

さようなら 水の都！ｱﾄﾞﾘｱ海の女王！

今度こそは、新居用のｼｬﾝﾃﾞﾘｱを買いにまた来ます(笑)！

すれ違う水上ﾊﾞｽ

ﾑﾗｰﾉ島にも立ち寄ります。

旧市街の桟橋から空港までは1時間弱。
この本物のｱﾄﾗｸｼｮﾝを体験したら、ﾃﾞｨｽﾞﾆｰｼｰのｺﾞﾝﾄﾞﾗは乗れないかも。

ここの洗濯物すごいね。
上手に干さないと流されちゃうよ。

飛行機！
空港が近いみたい。

ﾍﾞﾈﾁｱからのｴｰｹﾞ海ｸﾙｰｽﾞ旅はこれにて終了。
海に沿って、権力や文化が伝導されていく様を体感した世界ふしぎ発見な旅でした。