2009/09/15 - 2009/09/15
73位(同エリア112件中)
ぷるるさん
クルーズ3日目
アドリア海のベニスを出航したムジカ号はイオニア海へと舵をきった。今日の寄港地コルフ島は、ここが寄港地にあったから行きたい!と思った焦がれていた地である。私は、ハプスブルク家のエリザベート皇后(シシィ)にかなり惹かれていて、彼女が好んで訪問していたこの地にある魅力を知りたくてたまらなかった。またここは、ギリシャ人が住みたい島人気No.1である。
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チャーオ グッモーニン!
クルーズ3日目にして私の朝の過ごし方は確立してきている。朝型の私は、朝6時には屋上デッキでコーヒーを飲むようになっていた。この船に乗船している2千人ほどの乗船客の中でも一番にコーヒーをデッキで飲む。必然的に朝の知り合いが増えていった。 -
ピンク色に染まるのは本日の寄港地コルフ島。緑の多い島のようだ。
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早朝デッキから朝陽を拝む。
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コルフ島の写真の中で1番お気に入りの写真。
穏やかでやさしい空気に包まれている風景。 -
友人とは朝デッキで対面する。同じ部屋なのにね。ここで会って、一緒に朝食を取る。今日はどこで何をしようか、とか、共通で知ってる乗船客の話とか、ね、
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さて下船。いい日になりそう。
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友人…何チェック?
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港から市街地をぬけて、果樹園の山林をくぐっていった高台にあるアヒリオン宮殿。シシィが建立した夏の別荘地。ドキドキする。
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白亜の宮殿…
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シシィのお出迎え!
ああ、泣いてしまいそうに感激だよ。ここで会えた。 -
ここに連れてきてくれてありがとうございます、シシィ。
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宮殿内の天井画がやさしい。
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シシィコレクション
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彼女は嫁いだハプスブルク家の王宮生活に馴染まず、旅をライフワークとして人生を過ごしてきた。ウィーンの王宮にあるシシィミュージアムには、コルフ島のこの宮殿で過ごすために乗船した船室が展示されていた。シシィにとってこの地はとても大事な場所であったようだ。
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シシィの部屋。王宮の彼女の部屋の配色にも似ている。こういう色合いを好んでいたのかな。
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彼女の好きなモチーフ。シシィはギリシャ神話に魅せられていて、敬愛する詩人や神話上のミューズたちを飾るのが好きだったようだ。
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宝塚で演じられるエリザベートでもコルフ島が舞台上登場する。それは、晩年、夫であるフランツヨーゼフが愛する妻が滞在しているこの地を訪れて、もっと気持ちも距離も寄り添いたいと告げる場面。美しい夕景とギリシャの島の演出が印象的であった。それがこの地なのね。
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宮殿を出て、庭園へ。
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ギリシャ神話の英雄アキレウスの像。アキレウスはこの宮殿名でもある。彼女が最も魅せられている英雄なのね。
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この宮殿からの眺め。シシィも眺めていたのかな。
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快晴のブルーも見事だけれど、朝陽がのぼる瞬間、夕焼でピンク色に染まる景色も想像してしまうわ。
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大好きな花もウェルカムしてくれる季節、時間に来れたことに感謝。
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「アキレスの勝利」
全部写っていないけれど、この痛々しい姿は真の強さ?
英雄アキレウスが急所のアキレス腱を射たれて、若くして命を落とす場面。 -
中庭はミューズたちの庭。詩歌、音楽、学問、芸術など様々な知的活動を司る女神たちの像が並んでいて華やかだった。シシィは豊かな人なのであろう。わたしもミューズと同じポーズを取りながら遊んでしまった。
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宮殿を出て、ここはとあるカフェ。
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滑走路が見える。飛行機も飛んできていた。
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この修道院とその背後のネズミ島。ここもこの島では有名な地。ネズミ島はオデュッセイアという神話にも登場する所なの。英雄オデュッセウスを故郷のイタケ島に届けたパイアケス人を、怒ったポセイドンがネズミのかたちをした岩に変えてしまった…とかいう。神話が近い島なのね。
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コルフ島で出会うわんこたちはダラけている。平和、なのだろう。
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さて旧市街へ。
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コルフ島はギリシャの島の中では一番他の西欧諸国に近いので、様々な国の支配を受けた影響を今に残している。ベニスみたいな路地があったりフランスを真似たとかいう路地もあったり、とか。平和で歩きやすい。地面の石畳はピカピカ。それもそのはず、なんと大理石。
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カフェでのんびり、そんな過ごし方が一番好き。
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旧市街と港をむすぶ緑の多い公園にはメリーゴーランドもあった。この辺りは観光馬車もたくさんいて賑やか。
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やはり海外旅行すると訪問した地のご当地マグを集めてしまう。我が家の冷蔵庫は世界のマグだらけ。
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2階からは洗濯物が干されている生活感漂うショッピング街。このアンバランス感が憎めない。
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歩いて港へ戻っていく。
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要塞。ここからの眺めは素晴らしいみたい。かつて外国の侵略から島を守っていたオールドポート。
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コルフ島は海も抜群に綺麗らしい。この日は海水浴帰りの乗客たちもたくさん。私は私で大満足な1日。ちなみに風の谷のナウシカのモデル、ナウシカーというミューズもこのコルフ島の出身らしいです。
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