駆け足ヨーロッパvol.8　ブルガリア編（２０１６年８月）

2016/08/06 - 2016/08/17

２０１６年の夏季休暇を利用して、ヨーロッパを旅行しました。

この年から８月１１日が祝日（山の日）に制定されたことで、職場の夏季休暇期間が従来の年より長めになったので、より遠いアフリカなどの未訪問国へ行く事もできたのですが、ヨーロッパにも未訪問国が結構残っており、その中でも西欧と違って三連休程度の短期では行きにくく、できれば夏場に行きたい東欧方面の国を多めにチョイス。

１２日間で訪問国数が９か国と、弾丸旅行と言うには(欧州ですので）中途半端な数ですが、毎日異なる国に滞在するという少し駆け足な旅となりました。

８カ国目の訪問国はブルガリア。
今回は１日しか居られなかったので、リラの僧院とソフィアしか訪問できませんでしたが、広範囲に見どころの散らばっている国なので、また是非再訪したいと思います。

エリア ブルガリア

• 旅行の満足度: 5.0

テッサロニキ駅前を出たバスは、ノンストップでブルガリアとの国境に到着。
ここで乗客全員のパスポートが集められ、しばらくするとギリシャとブルガリアの両方のスタンプが押されて返ってきました。

すぐに出発かと思いきや、３人のアフリカ人乗客が別室送りとなり、他の乗客は検問所脇の免税店で待機がてらしばし休憩。

実はバスに乗って彼らを見た時から、こういう事が起きるだろうと予測していて、デュプニツァで２時間強を想定していたバスの待ち時間がここで少しでも費やされるならむしろありがたいぐらいに思っていた。

しかし、別室送りから２時間経過しても彼らは一向に解放される様子が無く、さすがに「ありがたい」とか言ってられなくなってきた。

彼らはたまに車内に戻って来ては、褐色の肌をした腕のあたりをを指さして、人種差別を受けている事を他の乗客達に盛んにアピール。

そんな訳ないと思うけどね。

ブルガリアのバスで乗客の多くがブルガリア人。万が一審査官が悪いヤツだったとしても、同胞を巻き込んでまでそんな嫌がらせしないでしょ。


そして国境到着から３時間ほど経過した頃、結局バスは彼らを置いて出発する事に。

こりゃマズイなあ・・・。

デュプニツァの鉄道兼バスターミナルに到着。
定刻だと５時に到着予定だったのが７時１５分頃の到着となってしまいました。

鉄道駅のホーム上にＡＴＭあり。
駅舎が閉まっていてもホームに入る事はできるので、現地通貨の入手に困る事は無いと思います。

６時４０分発の修道院行きのバスに乗りたかったのですが、やはり乗れませんでした(>_<)。

とりあえずリラ村まで行って、それからまた考えます。

駅前に独資本の大型スーパーがあったので、食料調達します。

右端はヨーグルト飲料。やっぱブルガリアという事で。

５００ｍｌの水は２０円ぐらいでした。

乾燥パスタは１袋４０円ぐらいだったので爆買いしたかったのですが、重たくなりすぎるので２袋にとどめておきました（笑）。

パンも安かったです。

１０時のリラ村行きに乗ろうと思うもなぜかやって来ず、１１時のバスでリラ村へ。

運転席に掲げてある行き先表示板にはリラ修道院と書かれてあったので、おそらく６時４０分発のバスが修道院から戻って来たものと思われます。

リラ村のバスターミナルからは、ソフィアからのバスに途中乗車して修道院へ向かいます。

リラ村から２０分ほどで修道院の入口に到着しました。

ブルガリア正教の総本山、リラの僧院。
入口を入って正面に聖母誕生教会。

もうこの時間は観光客でいっぱいです。
当初の予定通り朝イチに着いていれば…。

教会の隣に建つのはフレリョの塔。

１８３３年に僧院で起きた火災で唯一焼失を免れた建物なので、姿は１４世紀に建てられた当時のまま。

この修道院には宿坊もあって、泊まることもできます。

時間があれば泊まりたかった。

宿坊の料金表を載せておきます。

僧院の裏口からいったん外に出ると、何やら行列が出来ていました。

気になるので、とりあえず列に加わります。

揚げパンが人気のパン屋さんのようです。

周りにつられて揚げパンを５個も買ってしまいました（笑）。

左の白い容器はプレーンヨーグルト。
食べ終わった後、空の容器に水飲み場の水を入れて飲んでみたら、結構おいしかった。

再び僧院に戻り、聖母誕生教会の中を見学。

教会の内部は撮影禁止。

フレスコ画が外壁にびっしり。

天井にも。

ソフィア行きのバスの時間が近づいてきたので、これで僧院をあとにします。

２時間ほどバスに揺られて、首都ソフィアへ。

当初の予定より大幅に遅れてしまい、観光できる時間はあまりありません。

通りを歩いていて、何も分からず目についた建物を撮ってみたところ、これは裁判所とのことです。

歩行者天国となっているヴィトシャ通り。
その奥は聖ネデリャ教会。

バーニャ・バシ・モスク。
近くにハマムがあった事が、「バーニャ」（風呂）という名の由来。

このようにオスマン朝の影響を大きく受けていることもあってか、今回おもに周って来た東欧の国々の雰囲気よりも、コーカサスのあたりの国々の雰囲気のほうがより近いように感じます。

大統領官邸などがあるエリアに出ました。

ミンスク以来、久々の旧共産圏の雰囲気です（笑）。

旧共産党本部なんかもあります。

旧共産党本部前の階段を下りると、城塞都市セルディカの遺跡があります。

地下鉄工事の際に偶然発見されたとの事。

しばらく歩いて、アレクサンダル・ネフスキー寺院のほうへやって来ました。

デカいです。

完成まで４０年費やしただけあります。

ブルガリア独立のきっかけとなった露土戦争で犠牲となったロシア兵を慰霊するために建てられたそうです。

間違いなくソフィアのランドマークです。

ソフィア大学。

この近くのバス停からバスに乗って空港へ向かいました。

出国のフライトはＡ３・８５９便。

座席は１Ａ。
モノクラス便なのでエコノミークラスですが、足元は広々♪

アテネでの乗り継ぎ時間は４５分の予定。
小さな空港だし、非シェンゲン便どうしの乗り継ぎなので、たぶん乗り遅れは無いと思いますが。

次はこの旅最後の訪問国。
最後までトラブル無く、事が運んで欲しいものです。

この旅行記へのコメント （2）

• jaikochanさん 2017/01/22 08:53:02

  ブルガリアでブルガリア！

  ぶんさん、こんにちは〜。
  
  リラの修道院メチャクチャきれいですね。
  実は私も行きたいな〜って狙ってたんです(自分にとって行きたいところはいっぱいありますが)建物の写真はよく見ますが、フレスコ画は見たことなかったので、ビックリしました！
  やっぱり行きたい！
  そして、ブルガリアでブルガリアがやりたい！
  物価も安そうでいいですね。ところで、修道院で泊まれるってあったんですが、値段見てもピンときません。日本円でいくらぐらいですか？
  
  じゃいこちゃんより

  ぶんさん からの返信 2017/01/22 12:39:14

  是非、旅行記up願います（笑）

  じゃいこちゃん、こんにちは〜。
  
  
  「ブルガリアでブルガリア」
  
  アンマンで餡まんみたいなノリでしょうか？
  旅行記楽しみにしております。
  
  リラの修道院、期待通りキレイでした。
  本当はブルガリアなど行かずに、ギリシャ国内で1泊するつもりだったのですが、
  僧院がギリシャとの国境とソフィアとの間にあって、ギリシャからでも意外と
  行きやすそうだったので、「現地０．５泊」ぐらいの感覚ですが、なんとか
  行けました。
  物価も安くて、なかなか良かったですよ。
  
  僧院の宿泊料ですが、現在のレートで１泊素泊まり２７００円ぐらいですかね。
  お部屋の中はシンプルな造りらしいですよ。
  
  それでは、今週末宜しくお願いします！
  
  
  ぶん