イスラエル(6)白亜の別世界／テルアビブ

2016/04/14 - 2016/04/24

ファッション、建物、宗教観、風、喧騒。何をとっても完全にエルサレムと別世界です。同じ国とは到底思えません。

古都の旧市街とベツレヘムを満喫した後、ちょろっと寄り道テルアビブ。クールな超大都会のくせして何でもウェルカム温っかな人だらけ、不思議な街でこってり２泊です。

エリア テルアビブ(イスラエル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

エルサレム新市街でＬＲＴのセントラルステーション駅前からエゲットバスに乗り１時間半でテルアビブ

テルアビブのバスステーションに着くも広大な敷地にバス停だらけで戸惑う

何とか宿方面へ向かうバス停を見つけ出すもまさかの全てヘブライ語表記！

しかし人懐っこい運転手さんが宿の住所を伝えると車内放送で降りるバス停を教えてくれたうえ窓越しに「あっち行ってそっち曲がる！」と笑顔でジェスチャー

芸術の街テルアビブ

街角はわんさか前衛的なアートだらけなのに何故かカメラに残っていたのはシュールなブリーフおじさん像一人

テルアビブもやっぱり何でもかんでもべらぼうにお高い

比較的手頃だったタウンハウスホテルは本館でチェックインして隣の隣の隣の隣にあるアパートメント棟でお泊り

「起こさないで」印もぬかりなく…いちいち芸が細かいテルアビブ

初日の夜に近くの食堂で意気投合したメキシコ大使館のおじさん「君は○○シェケルな」お勘定の際は各々何を注文したか１の位まで計算

「テルアビブではこれ常識」ホンマかいな

白い街並みそのものが世界遺産と

確かにあっちゃこっちゃ白い

宿周辺の目抜き通りロスチャイルドストリートはお店いっぱい

ヘブライ語になるだけでマクドナルドまで敷居が高い（印象論）

メキシコ大使館のおっちゃんご推奨の「２４時間朝食メニューを出す店」へ

ランチでも夜更けに小腹がすいた時でも「朝食的」な献立を好む人向けらしい

しかしそこで敢えて朝に「朝食」を一人で食べる…やっぱり高い

徒歩圏のカルメル市場はイエメン人地区

実はここ十数年来ずっと恋焦がれている国ナンバーワンがイエメンです

アラブ気質の店主たちに束の間イエメン仮想旅行

ペサハ（過ぎ越し祭）開始でパッサパサのマッツァに乗っ取られたエルサレムと対照的にここには美味しそうなパンたち健在

長い市場は活気と色に溢れてます

賑やかな生鮮食品ゾーンだけでなくテルアビブっぽくアート作品を扱うお店も多数

どさくさに紛れてお菓子を踏むのはいかがなものか

油断してたらマッツァに遭遇！しかも箱！結構売れ行き好調

お土産用に今回はパスした死海のバスソルトを

市場を抜けて潮の香りがする方へ

熱波で冷たいものを飲み過ぎたせいかお腹が…公衆トイレも見当たらず絶望し天を仰ぐとアッラーの救いの手が

大多数のモスクは誰でもウェルカムでトイレも綺麗に整備されています

ぎりぎりセーフでついでに潮風の抜けるモスクの中で一休みさせてもらってシュクラン

ホワイティな街だから原色が映える

地図上ではすぐそこの地中海に歩き出すも日光を遮る物皆無！

蜃気楼の如く揺らめく高級ホテル群

地球儀上では巨大な湖っぽい地中海も傍から見ると果てしない

テルアビブのランドマークのシャロームタワーへ涼みに

ヤッフォから望むシャロームタワー

これまた巨大なモザイク画が迎えてくれます

D.シャリル「テルアビブヤッフォ第二世代」

入場無料の展示室（２階まで）パネルや模型でテルアビブの歴史を駆け足で

ちなみに左は蝋人形の皆さんで右奥は本物のおじいさん

街の成り立ちを示す模型もやっぱり白い

エルサレムの友達は「GOLFはイスラエルのユニクロ」と薦めてくれたけどお値段やっぱりイスラエル

仕事帰りのテルアビブの友達と合流

健康志向か若い人たちの足はもっぱら自転車

昔の駅舎や線路跡も丁寧に整備されアート空間に

コンテンポラリーダンスで知られるスザンヌデレールセンター

飛び込みで観られるプログラムがなく気分だけ

どこもかしこも人工的に洗練されててピースフル

住宅街のど真ん中に建つ塔が「戦闘時にはサイレンが鳴るんだよ」と説明されるまでここが中東の火種である事を忘れちゃう程

友達の家も一見フツーのマンションでしたが一室だけ扉や壁の分厚い爆弾シェルターが備えられていました

これまたフツーの工場の上に隠れた大人気食堂に連れてってもらい夕飯を

下世話な話から「テルアビブとエルサレムの違い」「中東におけるイスラエルの位置付け」に至るまで美味しいイスラエルワインと一緒に夜更かし

イスラエルの旅も大詰めにしてこの翌日とんでもない目に遭うとは露知らず