2016/08/26 - 2016/08/26
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ドクターキムルさん
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大磯町には詩人、小説家の島崎藤村(明治5年(1872年)〜昭和18年(1943年))の旧宅がある。昨年秋に訪れた際には閉館後で中は見られなかった。今回、寄ってみることにした。
旧島崎藤村宅は関東大震災後に貸し別荘として建てられた長屋で、145坪の敷地に建坪は24坪で、8帖、6帖、4帖半の3間と玄関、台所、浴室、便所が付いている。
財閥や政治家、旧大名家の別荘が多く建ち並んでいた大磯において、名の知られた島崎藤村ほどの作家が貸し長屋に居を構えていたことにはやはり驚く。贅を尽くした名士の別荘の造りに比べることができない長屋建築であるからだ。おそらくは建物の坪単価では2桁、3桁程度の差はあろう。
旧島崎藤村宅の入口には「入場無料」の札がある。小さな門を抜け、玄関まで進むと手前の窓から係員が「こちらが入口です。」と声を掛けてきた。「入場無料」とはこちらの田舎の方言のようで、標準語にすれば「庭を無料開放中」ということのようだ。外から展示してある数点の品が見られ、藤村の略歴があるだけだ。庭園とは呼べない狭い庭を数mも進むと引き返すしかない。滅多にお客などなさそうな場所であるが、今日はたまたま団体でここ大磯を散策している人たちがいて、入口には20人ほどでごった返している。他に2人だけの別のグループも来ていた。この人数では入りきれないほどの狭い場所が公開されているのだ。
ここの係員の女性は鎌倉や横浜・山手の無料公開される作家の旧宅や洋館を見て回ったことがないという。井の中の蛙、田舎・大磯の中の蛙ともいうべきか、こうしたもっと規模の大きな建物の無料公開では建物の中を公開しており、それが都心を中心とした首都圏で使われる「無料公開」の真の意味であることを全く知らなかった。大海を知らずということだ。
(表紙写真は旧島崎藤村邸入口)
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