2016夏休み　ポーランドとチェコの鉄道旅～クラクフからヴィエリチカ岩塩坑へ

2016/07/16 - 2016/07/23

3日目、ワルシャワークラクフと移動して、夕方から鉄道で世界遺産ヴィエリチカ岩塩坑へ行きました。個人だと夏休みシーズンはネットで予約しておいたほうがよさそう。

7/16　成田ーポーランド・ワルシャワ（直行便）　ワルシャワ旧市街散策
7/17　鉄道でマルボルク城、グダンスク日帰り
7/18　午前中、ワルシャワ旧市街散策　昼の鉄道でクラクフ移動、クラクフ旧市街散策、ヴィエリチカ岩塩坑見学
7/19　クラクフ観光（ヴァベル城、聖マリア教会など）クラクフープラハ夜行列車で移動
7/20　早朝プラハ到着、プラハ城など観光
7/21　終日プラハ市内観光
7/22　プラハーワルシャワ、ワルシャワー成田と乗り継いで帰国

2016/7現在ポーランドの通貨　1ズオティ≒27円　4ズオティ≒1ユーロ
　　　　　チェコの通過　　　1コルナ≒4.5円
　

エリア ヴィエリチカ(ポーランド)

事前にヴィエリチカ岩塩坑の見学コースをネットで予約しました。
朝早くか、夕方の枠しかないんですけど・・
まあいいか、と17：25スタートのツーリストルートを予約しました。
http://www.wieliczka-saltmine.com/
英語ガイドだと84ズオティ。

16：30頃クラクフ駅にて。

こちらのホームですね。16：40出発。

向かいのホームも同じ時刻発の列車です。こちらはオシフィエンチム（アウシュビッツ）行きです。

クラクフから鉄道で向かいます。チケット片道3ズオティ。え？交通費安い・・

このチケットを買うために有人窓口に20分位並んだのですが、ポーランドでは、特急や座席指定の必要な列車以外、車内で切符を買えるみたいです。というか、みな車内で車掌さんから切符買ってました。

定刻に列車がやってきました。
クラクフからヴィエリチカ岩塩坑の最寄り駅まで20分ほど。列車は30分ごとにあります。

最寄り駅到着しました！Wieliczka Rynek Kopalnia　です。
なんと終点でした。みな下車して、同じ方向に向かいます。
ツーリストルートとマイナーズルートがあるそうですが、ツーリストルートが一般的のようです。

マンホールはわりと普通の模様かな。

最寄り駅で降りると、坂の上の岩塩坑の建物が見えるし、小さな駅なのでほかに大きな建物もなく、わかりやすいほうかな、と思います。

園内で予約しておいた用紙をチケット売り場でチケットに交換してもらいます。

こちらは待合スペース。白い看板の後ろがトイレ。広くて、無料です。

17：30よりガイドさんに引率されて30人くらい、ぞろぞろついていきます。
イヤホンガイドが配られます。
早速、階段を延々とおります。木造で、怖くはないです。

しかし階段長いなあ・・

木造ですから、ところどころ消火器がおいてあります。

順路を示す人形・・・？

見どころごとにガイドさんが英語で説明してくれます。
坑内は暗めで、写真たくさんとったのですがかなり手振れで削除する羽目になりました。
こちらの水晶玉を持っているように見えるのは天文学で有名なコペルニクス。

こちらはヤノヴィツェの間。ヴィエリチカゆかりのギンガ女王と兵士たち、だったかな。
で、これらはすべて塩でできています。

塩のつららが。たしかにひんやりしてますね。坑内は寒いというほどではないですが、汗をかくほどでもありませんでした。

岩塩採掘がものすごい利益になったというのは日本人からすると想像できないけど、すごい世界だったんですね。

忘れましたが、どこかの王様の像だったはず。

台座も凝っています。すごい。

昔の塩の採掘の光景を再現したもの。

怪しい照明の中、妖精たちが働いています。

聖十字架礼拝堂。宗教関係の像が多いですね。

ガイドさんに連れられ、しばらく歩いていると・・

ヴィエリチカ岩塩坑いちばんの見どころ
聖キンガ礼拝堂到着です。なぜかここで別料金10ズオティ取られます、というかここの写真撮影は別料金かかるとのこと。
料金係のおじさんが10ズオティと引き換えにシールをくれます。

まず、高いところから礼拝堂を見下ろします。広い。

夕焼けモードで。

壁面にはぎっしり、細かい彫刻です。

ため息がでます。

全部これが塩かあ・・・

こちらの聖キンガ礼拝堂では多めに時間を確保してくれます。
みなさん写真撮影に大忙し。

ここが地下101.4メートルの世界とは信じがたいです。

最後の晩餐ですかね。

床も黒く美しく光ってます。

シャンデリアもすごい。塩をつなぎ合わせて作られたそうです。

燭台もすごいし。

たくさん写真とりました。時間がたつとヴィエリチカ岩塩坑の思い出は聖キンガ礼拝堂しか残らないかもしれませんが。

では再びガイドさんについて進みます。
地下には随所に救急用電話。

地底湖　バロンチの間。
怪しいエメラルドグリーンの水が不思議。

ヴィエリチカ岩塩坑のトレードマーク。

大きな木の柱が見えてきました。ミハウォヴィツェの間。

こちらで中休み。売店があります。飲み物も売っているし、岩塩の入浴剤やらおみやげもたくさん売ってます。

高くはなくて、いいお土産になるかも。重そうなので買いませんでしたが。

ヴィエリチカ岩塩坑マーク。

ワイマールの間だったかな？なんか音楽が流れます。

かつてトロッコが走っていた線路。

スタシツの間かな・・天井が高かったです。

こちらヴィエリチカ岩塩坑は自由見学はできず、ガイドツアーのみ。
確かに勝手に歩いてたら迷子になるのは確実ですね。

スタシツさんの彫像。

世界遺産のマークが岩塩で作られています。
今やインフレ状態の世界遺産ですが、こちらヴィエリチカ岩塩坑は栄えある初回登録された12のうちのひとつなのです。
ポーランドとカナダ、アメリカ、エクアドル、エチオピアから2つずつ。
セネガルとドイツから1つずつ。

坑内図です。

ここから先はレストランというかイベントスペース。

さて、終わりに近づいてきました。

昔のトロッコがありました。

今でも使えるのでしょうか？？

あ、ここにも教会。聖ヨハネ教会です。こぢんまり。

では地上に戻ります。希望者はさらに見学コースが続くそうで、30人中10人くらいが選択。あとの20人はツアー終了です。

帰りは地上までエレベーターです！が狭いので少しずつピストン輸送になります。
若いお兄さんが担当。

赤い檻のようなエレベーターです。

はい、さくっと地上に戻りました。19：30頃です。

ではまたクラクフまで鉄道で戻ります。

駅まで5分。ちょうどいい列車があるので急ぎます。

駅舎というものはなく、いきなりホームがあるだけ。駅員さんもおらず、無人駅のようです。切符の自動販売機もなかった記憶が。

こちらが行き止まり。

定刻に列車がやってきました。ガラガラですね。19：40発。

ローカルな列車ですが、車内の電光掲示板は最新鋭。便利ですね。

で、社内に自動販売機があります。さっそくクラクフまで切符1枚。3ズオティ。
硬貨で買いましたが紙幣やクレジットカードも使えるみたい。
ポーランドの自動販売機、この辺りはよくできてますね。

クラクフ駅の一つ前の駅。近代的な作りでたくさんの若者が乗り降りしてました。
あとで調べたら、シンドラーのリストで有名な「シンドラーの工場」の最寄り駅だそうです。

定刻に20時ころクラクフ駅に到着。
個人でヴィエリチカ岩塩坑行くには、クラクフからバスもあるそうですが、鉄道も安くて便利ですね。
初代からの世界遺産ということで期待しすぎましたが、岩塩坑なんて見る機会はないでしょうから、いい思い出になりました。