2016/06/28 - 2016/06/28
300位(同エリア441件中)
まりも母さん
織物の町桐生でレトロ探し2 桐生重伝建地区歩きまくり
続きです。
次に 本町通りを離れて、徒歩圏内にある文化財建物を見に行きます。
2つの建物は内部も見学できるものでした。
中もぐるっと 見せて頂き、駐車場へ戻りつつ 途中の古民家レストランでちょっと遅めのランチ。
そこまでをレトロ探し3として掲載致します。
画像が多いので、旅行記は1〜4に分けて掲載致します。
1のこぎり屋根工場で朝ごはん&クラシック講堂
http://4travel.jp/travelogue/11149974
2 桐生重伝建地区歩きまくり
http://4travel.jp/travelogue/11152474
3 織物記念館と素敵な桐生倶楽部
4 動物園・ピンクの洋館・白い洋館
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
「この建物は見たい」と あらかじめチェックしてきたものがいつくかあります。
桐生駅近くで 見たかった建物はあと2つ。
そのひとつへ着く直前、この建物を見つけました。
特にガイドマップなどに掲載されていませんが、りっぱな文化財建造物でした!
さすがに、建物を色々見ていると、「この建物はタダモノじゃないな・・・」と判るようになってきましたよ〜。
旧松岡商店事務所 昭和10年(1935)国指定登録有形文化財
タイル貼りの洋風外観。丸窓とモルタルレリーフが素敵です。
閉じたシャッターは手動巻上げ式で、当初から使っている古いものだそう。
この建物の脇に同じく登録有形文化財の蔵もあったのですが、文化財だとは知らなかったので、写真を撮りませんでしたよ・・・。 -
そして、目的の建物へ。
桐生織物会館旧館 昭和9年(1934)国指定登録有形文化財
桐生織物協同組合の事務所として建築。
スクラッチタイル貼りの外観、総二階の大きな建物は昭和10年前後の全盛期を迎えていた織物産業の好景気時代を感じさせます。 -
窓の上部にはステンドグラス。
-
入り口脇にシュロが植えてあるあたりもレトロです。
この玄関前の屋根部分の下、左右がスロープで車寄せになっています。
こちらは、中が見られるので入ってみます。 -
ドアは開けてあり、館内の案内が表示されています。
正面に階段が見えます。が、内部は思ったより装飾は少なく、事務所的な造りだと思いました。 -
左には桐生織物販売所(洋装)スカーフ、バック、ネクタイ、ウェアなどが そんなに沢山ではありませんが、展示販売されています。
-
右側には桐生織物観梅所(和装)絹織物も色々ありました。
着物や帯地のハギレやそういったもので作られた小物が販売されています。
染色前の絹のスカーフはお値段も安く、染物をやっていたら欲しくなったでしょう。(2000円位〜) -
広い廊下にいくつも部屋がありました。
ロケにも良く使われるそうです。
今回は、建物見物が目的で、織物の事までじっくり見ている時間がなかったのが残念ですが、着物やテキスタイル好きな女性だったら、色々興味深い展示が多いと思います。 -
階段を2階へあがったホールです。
リノリュームの床に白い壁。飾り気は少ないです。
古い建物ではありますが、きれいに手入れされ、今も地場産業の桐生織物を発信する施設として活用されているのですね。 -
2階には、織物資料展示室
桐生織物の歴史、織物サンプル、織り機・糸撚り機械、織り機のパターンを作る「紋紙」など様々な織物関係の資料が展示されていました。 -
織物資料展示室内で、さっき見えたステンドグラスを内側から。
シンプルながら素敵なステンドグラス。
これが5枚並んでいます。 -
次にやって来たのは、少し離れた
桐生倶楽部 大正8年(1919) 国指定登録有形文化財
設計 清水巌(清水組の設計者、桐生倶楽部の設計を機に独立)
明治33年(1900)に誕生した社交機関から 大正7年(1918)桐生倶楽部が発足し活動拠点として建てられたもの
最初、この外観を見た時、邸宅風な瀟洒な意匠に驚きを感じました。
横浜山手の111番館やベーリックホールの建物もスパニッシュなしゃれた建物ですが、こちらは山手の洋館より、6年以上前に建てられているのです。(111番館1926年ベーリックホール1930年どちらもJ.H.モーガンの設計)
しかも日本人の設計で!
当時としては、画期的なイケてる建物だったでしょうねぇ。 -
入り口にはオーダー付きの柱も。
外壁は、これまた、モルタルに細かい砂のようなものを混ぜて吹き付けたリシン仕上げ。
日本の塗装の歴史を考えると、明治33年に吹きつけの外壁というのは、最先端だったのだろうと思います。 -
事務室に許可を頂ければ 内部も見学できるとの事で、声をかけてみると、快く1階2階共見て良いとの事でした。
事務室前の壁に、こんな使用規定が掲げられていました。
中には・・・
「三 使用中紳士タルノ対面ヲ失シ不徳ト認ムル行為アタルトキハ退館ヲ求ムベシ」
この規定が今も堂々と掲げられている所がいいですねぇ〜。 -
1号室
「発祥の部屋」の表示が入り口にあり、桐生ロータリークラブが昭和23年(1953)発祥した部屋
創建時はビリヤード室だった。 -
照明が点いていないのでやや暗いのですが(私はストロボを使いませんので)
部屋の端には暖炉。
壁には 桐生工業高校で長年、教壇に立っていた牧島要一作の絵画などが飾られています。 -
廻り縁と言うには幅が広すぎる 蛇腹飾りのある天井。
照明は、木製のシャンデリアが2つ。 -
1号室の壁には、ガラスの仕切り壁風な所が。
淡いグリーン系のペイントもレトロでよいです。
1号室と隣の小部屋の間で、隣の小部屋はビリヤード室の控え室だったそうです。
その後 昭和30年代には給湯室に。 -
廊下の吐き出し窓は、下がスリガラスで上が素通し。
素通しのガラスは、ゆがみのある古いものでした。
ゆがんだガラス越しの景色は、私のような古い建物好きには、たまらない鑑賞ポイントでもありますが、
最近、朝ドラなどを見ていると、なんちゃってレトロガラス と言う感じのでこぼこしたガラスの窓がひんぱんに見られます。
まさか、わざわざ古いガラスの建具をセットに使う訳は、予算的にありえないし、
やけにゆかみが多くて、板ガラスと言うより、模様ガラス並みにでこぼこしているので、多分、ガラスの上に何かの皮膜をつけて、古いガラスっぽく見せる加工方法があるのだろうと思います。
文化財建物を見て廻っていると、失われた古いガラス部分にやむ終えず 現代のガラスが入れられているのも多く見ますが、
これからは、なんちゃってレトロガラス加工、も使われるかもしれませんね。
そうなると、私のような素人には、出来が良ければオリジナルなのか、再生品なのか判らず、今後は、ゆがんだガラス越しの景色に素直に喜んでいられないかもしれない・・・。
修復された文化財建物を見ていて、「これはオリジナルなのか?あとからつけたなんちゃって??」と判断出来ない事もあります。
私個人としては、あまりきれいではなくても 照明や建具・家具・装飾品もできるだけ、変えないでほしいなぁと思っています。 -
2号室
玄関に近い語らいの部屋、と言う事。
壁紙が柄付きです。
かわいい感じのインテリアです。 -
各部屋に 暖炉がありますが・・・暖炉と言うより、マントルピースか。
奥行きはあまりなく浅いので、薪を燃やしたのではなく、ガスストーブが置かれていたのではないかと推測されます。 -
廊下突き当たりのドア。その向こうには庭が広がります。
-
石の敷かれた南側テラスとお庭。
-
4号室 特別室
胸像は 桐生出身の野間 清治のもの。
講談社を起こし“雑誌王”と称された人物です。 -
特別室だけあって、こちらには照明の上にメダリオン飾りが。
-
玄関正面のロビーが出来たのは昭和30年代になってから。
今も沢山の椅子が置かれ、ロビー、談話室として使われているようです。 -
6号室
ボウウインドウと市松模様のマントルピースのあるお部屋。 -
ロビーから2階への階段。
-
階段を上から覗きます。踏み面には、リノリュームらしいものが張られ、角も金属で保護されています。
もうすぐ100年になろうという建物ですが、手入れも良いようで、どこもきれいです。 -
階段室の窓には、一部 結霜ガラスが。
これも、すでに製造されなくなったアンティークガラス。
下の方は素通しで外の景色が見えますが、上の方は、明かり取りの役目が主なのか、結霜ガラスになっているのです。結露防止とかいう意味もあったかも。(北向きの窓です) -
2階は、一部屋のみで 大広間があります。
大正9年(1920)には、敷地内に洋食レストランも作られ本格的な洋食も提供されたそうです。
今でも、毎年ここでクリスマス会が催され、それは、創建時から変わらないのだそうです。 -
大きなお部屋なので、マントルピースは3箇所に。
タイルの美しいアールデコスタイルのデザインだと思います。 -
天井は、漆喰の洋風格天井と言った感じです。
-
2階階段ホールのランプだったと思います。
こちらには、メダリオン。 -
1階6号室脇に続く第二階段。
こちらは幅も狭いので、事務員や会合時の給仕係などが使った階段だと思われます。 -
じっくり内部を見せて頂きました。
きれいに手入れをしつつ現役で使われ、大変良い保存状態で見せてもらえたのがすばらしかったです。
これは、玄関のモザイクタイル。これもスパニッシュコロニアルな感じです。
桐生という地方都市に、最先端の お金をかけた、社交倶楽部があった事、絹や織物産業が勢いあるものであったと言う事の表れですね。 -
時間も午後1時を過ぎました。重伝建地区で見たかった建物は大体見終えたので、
車を停めた公園の駐車場へ戻ります。
途中 通りかかった、美和神社と西宮神社の並ぶ場所。道路からずっと広い階段が続いていました。
美和神社の聖地に相殿神として兵庫県西宮市のえびす宮総本社西宮本社の直系分社 桐生西宮神社がおかれ
美和神社の大黒様 西宮神社の恵比寿様の二神が並祀されています。 -
古民家でランチを と ここに来ました。
スパゲッ亭 加良(かりょう) -
入り口は、縁側のような引き戸。
靴のまま上がれます。
平日のやや遅いランチタイムなので、お客様は一組だけでした。 -
すごく古いとか 立派な古民家・・・ではありませんが、お庭の見えるいい感じにリラックスできる古民家をリノベーションしたお店でした。
隣には、もっと新しい建物が付属しているっぽかったです。多分、オーナーさんの住居部分。
その部分は、板塀で上手く目隠しされています。
畳みではなく、床に張り替えてあり、靴のまま上がれるのもよかったです。 -
「鉄板焼きナポリタン」というのが人気メニューらしかったですが、今日は沢山歩いて暑かったので、
熱々の「焼き」メニューはちょっとなぁ・・・と
私は明太子のパスタに。パスタは650〜880円で、プラス コーヒーとミニサラダで200円
明太子パスタに レモンが添えられているのは、初めてだったけど、絞ってみたら案外さっぱりしておいしかった。 -
ゆっくり食事をしつつ休んで、近くの駐車場へ。
スパゲッ亭加良の隣にも のこぎり屋根の建物がありました。
ここは、工場でなく、今は、駐車場に使われていました。
すでに、工場の機能は失われても、桐生には数多くの のこぎり屋根の建物が残っているのですね。
動物園も同じ桐生が丘公園で、車は そこの駐車場に停めてありますが、動物園入り口までは距離がありそうなので、もっと近い駐車所へ移動するつもりです。
この続き、桐生最後の旅行記は、
織物の町桐生でレトロ探し4 動物園・ピンクの洋館・白い洋館
へ続きます。
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