ゴッホを巡って・アルル 日本をもとめて（２）　2015

2015/12/06 - 2015/12/08

ゴッホを巡って旅してます。今度の旅はイギリス・ロンドンのあと、日本にあこがれて住んだ南フランスでのゴッホの足跡を巡りました。今回はアルル、マルセイユ編です。

エリア アルル(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヒースロー空港からマルセイユ空港へ。

ヒースロー セントラル駅 駅

British Airwaysのカウンター。

ロンドンからマルセイユまでは約２時間のフライト。

１６：００マルセイユ空港に到着しました。

マルセイユ空港 (MRS) 空港

マルセイユ空港

空港からバスで市内に向かいます。ここは案内所。

マルセイユ旧港のホテルチェックイン後、早速近くのレストラン「l'ecailler」へ。

ラ・コート・デ・ボーフ フレンチ

前菜のイカのサラダ、生牡蠣、地元の白ワインが旨い。

定番のブイヤベース、魚3種でも十分だよとのことで注文。汁が旨くパンに浸しすとこれがまた旨い。魚貝は量も多く少し残したほど。地元のプロバンスの地赤ワインも旨かったです。

港ではクリスマスマーケットでこんな舞台装置もありました。

翌日マルセイユ駅からアルルに向かいました。ここは高台にある駅舎の前から見たノートルダム教会です。

マルセイユ駅は古風な構えでした。

マルセイユ サン シャルル駅 駅

ホームもクラッシック

フランスの鉄道のローカル電車は地方毎のデザインです。

片道１時間１０分、15.7ユーロ。

2階席に座りました。空いています。

赤色の屋根と白い壁の家並みが続きます。ゴッホの目指した明るい南の町はこんな風景も象徴なんでしょう。

石灰岩の岩肌が印象的です。陽が当たると輝いてきます。

岩山も白い石灰岩。南の明るさはこの岩の反射にもあるんでしょう。

こんな茫漠たる丘陵も広がっています。今は１２月ですが夏の陽光の下ではとても明るい光景となるんでしょう。

アルル駅。とても小さな駅です。街の中心からは外れています。ここからその辺までぶらぶらと歩きました。そのルート沿いにはゴッホの暮らした跡が散らばっています。

アルル駅 駅

まずはゴッホの暮らした黄色い家の辺り。黄色い家の建物はありませんが背後の建物は残っています。ここは旧市街地の城壁の外で、駅から歩いて５，６分の所でした。
ゴッホは浮世絵で描かれた日本にあこがれ。それと似ているであろう”南のこの地”を目指したと言われています。明るい陽光の色をめざして。

黄色い家から西に少し行くとローヌ川に出ます。ここで「ローヌ河の星月夜」を描いています。この方向から絵を描いたとすると、描かれている北斗七星は南方向となってしまうのでそれは虚構のようです。

旧市街を画す城壁。アルルはスペインに通じるローマ街道が通っていたんでしょうね。

カヴァルリ門 建造物

旧市街に入りました。狭い道がネットワークを作っています。

こんな路地ばかりで、車はすれ違えません。

ローマ時代のお風呂の跡です。

コンスタンチヌス共同浴場跡 史跡・遺跡

Espace Van Goghという美術館。月曜なので閉館。こんな建物が旧市街の一角に突如出現。

エスパース ヴァン ゴッホ 建造物

精神的に変調をきたし入院した”ゴッホの病院”、フリーで入れます。

アルルの病院の中庭です。庭は当時のように再現されています。

エスパース ヴァン ゴッホ 建造物

ここでも描かれた「アルルの病院の中庭」は２階の回廊からのようです。

この角度から描かれています。

フォーラム広場近くの「夜のカフェテラス」のレストラン。

フォーラム広場 広場・公園

ここにきゃんぱすを置いて絵を描いたんでしょう。

カフェ ヴァンゴッホ カフェ

市庁舎の一角に１ヶ月前に起きたパリ同時テロへの哀悼の花などが飾られていました。哀悼の意を記帳しました。

ランチはレピュブリック広場近くのレストラン「Brasserie du Wauxhall」で。

夏の庭園Jardin D'Eteにあるゴッホの像。片耳がありません。ここアルルで発作的に切り落としました。

夏の庭園　 広場・公園

この公園も描いています。

ローマの遺跡が多く残っていますが、これは古代劇場。

アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 史跡・遺跡

ローマ時代の競技場、コロッセオ。このあたりも描かれています。

アルルの円形闘技場 史跡・遺跡

今は橋台だけのライオン橋からローヌ川左岸の旧市街を望む。

ゴッホは1年2月のアルル滞在の後、1889年サンレミの精神病院に入院しました。その後、北へ向かいます。パリ近郊のオーベシュワーズへ。
我々もアルルからマルセイユに戻りました。

プロヴァンス地方で作られている土人形のサントン人形はクリスマスシーズンに飾りるそうです。それでクリスマスマーケットでは多くの屋台が出ています。

これはアルルの専門店で買ったゴッホのサントン人形です

クリスマスマーケットで買ったサントン人形。医者とワイン作り、サンタ。

旧港ではクリスマスマーケットが出ています。

様々な屋台が出ていました。

港からは山頂にあるノートルダム寺院が浮かび上がっていました。

夕食は「Toinou Les Fruits de Mer」セルフサービスのお店。

海鮮は店の前の魚屋に様々な貝・甲殻類が並んでいるのでここで調達し、店の者に盛りつけてもらいます。お酒ももちろんあります。

翌朝はボルドーに向けICに乗車。この続きはボルドーワイン編へ。また、ゴッホの旅は終焉の地編へ。