春休み＠イタリア鉄道の旅！！④ポンペイから火山を眺めて

2016/03/26 - 2016/04/04

ローマからナポリに移動して来ました。

３月にイタリアに行くにあたり、まず気にしたのは温度。寒がりのるいるいにとって冬のヨーロッパのイメージは極寒の世界です。２月に韓国に行って痛い目にあったことがあるので、できるだけ暖かい場所を選択した結果、ローマより南のナポリを選びました！！

ナポリの周辺には素晴らしい見所が沢山あります♪
かの有名な「ナポリを見て死ね」との台詞があるくらい素晴らしい場所なのでしょう。しかーし、ガイドブックやネットにはネガティブイメージがあふれています。『イタリア人でも車を運転しない。』『スリや引ったくりに溢れている。』等々。

結局リスクを最低限にするため、駅前のホテルを拠点として、大きな荷物を持っての移動を無くし、荷物は全て部屋の中に保管できるスケジュールを組んだのです。

で、結局ナポリは危険な街なのでしょうか？？
私達ファミリーは危険な思いは全くしませんでした。親切でいろいろ教えてくれようとした路上販売の男性に冷たいそぶりを取ったりと、常に警戒心を持っていた私達が失礼だったような気もします。

ナポリでの二日でしたいこと↓↓↓

①カプリ島で青の洞窟を見たい！！
②ポンペイ遺跡を見たい！！
③ヴェスヴィオ火山に登りたい！！
④アウトレットに行きたい！！

これらの４つを完全フリープランで行くことは結構限界でした。
分刻みのスケジュールを満喫したナポリでの二日間でした。

①成田　⇒　アブダビ　⇒　ローマ
②ローマ市内散策　　パラディウムパレス（Hotel Palladium Palace）泊
③ローマ市内散策　⇒　ナポリ　スターホテルテルミナス(STARHOTELS TERMINUS)泊
④ポンペイ遺跡　⇒　アウトレット　スターホテルテルミナス(STARHOTELS TERMINUS)泊

エリア ポンペイ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

スターホテルテルミナスの朝食レストランです。
ここはアジア系のツアーで多く利用されているようで、
私達ファミリーが朝食を食べる頃に急いで朝食を終えて出て行く人が沢山いました。

朝食はクロワッサン系が焼きたてでとっても美味しかったです♪
やっぱりパンは焼きたてが一番ですね。
朝からバターたっぷりのパンを沢山頂いてしまいました。
今日は沢山歩くから、いっぱい食べておきましょう！！

今日のメインはポンペイ遺跡。
ベスビオ周遊鉄道にNapoli Garibaldi駅から乗車します。テルミニ駅と地下でつながっていますが、迷いたくないので、駅員さんに聞いてから行きました。

ホームが3本あるのですが、ポンペイに乗るホームが分かりません。駅員に確認したところ、2番線と言われたのですが、次のソレント行きは1番泉なのです。
困ったときは2ndオピニオン！
駅のスタッフに1番線の次の電車はポンペイに停車するかを確認したところ、「YES！」とのことで、1番線で待ちます。

ところが1番線に来たのは特急電車。るいるい達が購入した一般のチケットでは乗れません。慌てて2番線に移動することになりました。

ちなみに迷っているのは他の環境客もみな同じ。
わけも分からず民族大移動が発生しました。

ベスビオ周遊鉄道で約40分ほどで到着する、ポンペイ・スカーヴィ駅（別名ヴィッラ・ディ・ミステリ駅）で下車します。
私達はポンペイという言葉に反応しますが、『スカーヴィ』という単語が『遺跡』を意味しているようでこの単語が大事のようです。

駅から降りると5分でポンペイ到着です！１5分というか、ほぼ目の前って感じです。

入場すると様々な石造が迎えてくれます。

アポロ神殿の周辺です。
あまりのスケールに圧倒されて、『弓を引くアポロ像』の写真を撮っていないことに気づきませんでした。
失敗。。。

当時はどんな神事が執り行われていたのでしょうか？？

誰も居ない広場に立つと、2000年前が脳裏に浮かび感傷に浸れます。

小劇場です。
当時は屋根もあって、音楽が聴けたようです。

ここでサプライズ。
いきなり観客の女性がアカペラでオペラを歌いだしました♪♪
しかもものすご〜く上手です。

終わった後は拍手喝采！！
歌ってた本人もとても気持ち良さそうでしたよ！！

これがメナンドロの家です。

なんて、ガイドブックを片手に読みながら進みます。
それはそれは建物が多すぎて、なかなか全てを覚えることは難しいです。
私達には日本語のガイドブックは必須でした。

ヴェヌスの家にあるヴィーナスの画です。
この絵を見るために裏側に回る必要があります。

この形状だけははっきり覚えられました。
丸い円形の部分が釜になっている。酒場やレストランです。
大小いくつかのレストランが遺跡内にはありました。

駅から一番遠い場所にある円形闘技場の外壁です。

競技場の中に入ると、グランド部には建物が設置されていて、中にはポンペイにまつわる様々な資料が展示されています。

発掘シーンです。
やってみたい♪　ちょっと怖い。。

展示室の入り口から円形闘技場内部を撮影しています。
かなり広いスペースで観客も沢山入ったと思われます。

ここは大体育場です。
確かにこれだけ広ければなんでもできるかも。

先ほど説明した酒場ですが、ポンペイにある90の酒場の中でここが最大級のようです。フレスコ画も残っていますし、ちょいとよって行きたくなりますね！！

フォロの浴場の一部です。
レルマエの文化は本当にあったのですね！！

発掘物倉庫です。
所狭しとつぼが並んでいます。

火砕流に襲われた子供です。
発掘時、人間の跡は炭化して空洞になっているようです。
これらは、その空洞に石膏を流し込んで後世に噴火の悲惨さを伝えています。

悲劇詩人の家です。ここにはあまりに有名な犬のモザイク画が玄関に配置されています。
番犬のはしりですかね？？
昔はこの上も歩けたようですが、今は見るだけです。

ポンペイ一の豪邸でこの踊る牧神ファウヌス像が発見されたそうです。
でもこれはレプリカ。本物はナポリ国立考古学博物館でどうぞ。

ちなみにとても小さいのですよ。

曇に覆われたベスビオ火山を望む像が絵になります。
これからも何百年と同じ景色を見続けるのでしょう。

帰りの駅です。
イタリアでは鉄道のチケットを購入した際は、必ずこの自分でスタンプを押さなければなりません。
チケットを押していないことを車掌さんに見つかると、50ユーロもの罰金を取られます。
チケット代が一人数ユーロなのに罰金が50ユーロです。
ありえませんが、イタリア最大の要注意ポイントです！！

スターホテルテルミナスの外観です。
駅から出ると左手側に一番目立つ建物です。

なかなかの巨大ホテルですので、このとおり長〜い廊下を歩きます。

さぁ、今日2つ目の目的地アウトレットに　Let's　GO！！

本当はるいるい一人で行く予定だったのですが、この旅最大の失敗が・・・
ヨーロッパではクレジットカードを使用する際、必ずPINコードが必要だったのです。私は日本ではサイン一筋。私一人では何も買い物ができないことが判明したのです。もし夫も知らなかったらと思うとぞっとします。
現金もさほど持っていなかったので、カードを使えない。キャッシングもできない。なんてなったら、旅が終わっていました。

なにぶんハードなスケジュールだったので、アウトレットには1時間半程度しか滞在できませんでした。
買いたかったバッグはGETできましたが、帰りの税関ではまた苦労しましたよ。

展示はいまだにイースターの卵を製作中。
終わったのではないのかな？？

アウトレット行きのバスはこんなに立派。
中も快適！！
スターホテルテルミナスの目の前から出発するので、ちょっとバス代は高いけどおススメですよ。