2015/12/12 - 2015/12/12
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ミズ旅撮る人さん
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2015年12月、オランダ・ドイツ・ルクセンブルク・ベルギーを巡る駆け足ツアーに参加しました。
第19回は、ブリュッセルにある王立軍事歴史博物館です。
中世の鎧や大砲から、戦車まで、気球や飛行船からサベナ・ベルギー航空の旅客機・戦闘機まで、陸上と海上の武器が巨大なホールにぎっしり。
元は博覧会会場だっただけあって、巨大な展示物に最適な造りになっています。
入り口は凱旋門だし、建物はサンカントネール宮の立派なもの。一歩中に入ると、その大きさと展示物の多さに圧倒されます。
特に航空機の展示がすごいので、興味のある人は丸一日過ごせます。
中には軽食喫茶コーナーもあるので、安心です。
展示物が多すぎるので、前後編に分けます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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地下鉄シューマン駅から東に伸びるロワ通り(Rue de la loi)をサンカントネール公園(Parc du Cinqueantenaire)に向かって歩きます。
地下鉄はこの道の真下を通っていて、距離的に言えばシューマンの次のメロード駅の方が近いのですが、やはり観光の一端ですから凱旋門を抜けて行きたいです。 -
サンカントネール公園は、ベルギー独立50周年を記念して1880年に作られた公園です。この時に博覧会が開かれています。
約30haの広大な敷地の中には、凱旋門、軍事博物館、歴史博物館、オートワールドなどがあります。サンカントネール公園 広場・公園
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凱旋門は、レオポルド2世によって建てられました。
それぞれの州を象徴する女性像が立っています。
真ん中のアーチには国旗が吊り下げられています。 -
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凱旋門に向かって左側に、「王立軍事歴史博物館(Musee royal de l’Armee etd’Histoire militaire)」があります。
入り口は、凱旋門をくぐって建物に沿って左に歩いて行きます。王立軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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凱旋門をくぐると同じデザインの建物が左右にあります。
左は軍事歴史博物館で、右はサンカントネール博物館(Musee du Cinqueantenaire)です。
こちらは有料施設ですが、なんと軍事博物館は無料なのです。王立軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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凱旋門の裏側、軍事博物館につながった部分には大砲が無造作に並べられています。
このまま建物に沿って右に歩いて行きます。 -
いくつかある扉の中の一枚が開いていて、ここから入ります。
中には何故かテントが張られていて、右手に荷物を預ける窓口があります。
引換証をもらったら、後は自由見学です。 -
無料だからなのか、パンフなどはありません。
会場の見取り図を見ますが、三角マークに数字がありますが、順路ではないのです。
建物の外周に沿って肌色になっている部分は2階です。建物はこれだけではありません。 -
これが全体図です。右側の青いホールが現在地で、他に年代別に展示があります。
そちらは主に陸軍関係になります。
ベルギー自体1830年に独立したヨーロッパの中では若い国なので、軍隊の歴史もそこからです。
中立国として発足したものの、ドイツとフランスの間で地理的にも政治的にも板挟み状態で、英仏と共にドイツと敵対することになりました。
仮想敵が隣国だったこともあって、ベルギーの陸軍は全体の半分以上の25千人で、航空は8千人、海上に至っては陸軍の1割の2,500人という比率になっています。
現在は中立国ではなく、NATO(本部はブリュッセル)の一員です。 -
まずは見取り図に1と書いてあった左側の2階に行ってみます。
真下のショーウィンドーに戦艦がちょこっと見えます。ここだけがわずかな海軍のブースです。
しかし、目の前に広がる航空機の量に圧倒されて、それどころではありません。 -
あわてず、ゆっくり、じっくり見て行こう。と思ったのは、間違いでした。
このホールの航空機の展示だけで、すっかり疲れ切ってしまい、元々中世や陸軍の武器・装備には興味が薄かったこともあって、最後まで行き着けませんでした。 -
こんな飛行船で本当に飛べたんでしょうか?
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イチオシ
それにしても、目の前のこれは、どういう眺めなんでしょう。
サベナ・ベルギー航空の旅客機が丸ごと一機、浮かんでいます。その下には、戦闘機がウジャウジャ。
軍隊には興味はないのですが、それでも一気にボルテージは上がります。 -
ヘリ部隊もいます。
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せっかく2階から見下ろしているので、普通では絶対に見られない戦闘機の上からの写真を撮ってみます。
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よくこれだけの量と種類の機体を保存できたものだと、目いっぱい感心。
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お尻ちょっと切れました。ごめんなさい。
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古い機体なので、全体的に丸っこいですね。
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航空機の知識がないので、どれが貴重な機体なのかわかりません。
つまらないただのオンボロなのか、世界にただ1機の貴重品なのか。
玉石混交で、雑多に掲載していきます。 -
後で、1階に下りた時に、機体の名称はわかれば掲載します。
ここからでは、機体を見るだけです。 -
明らかに年代も、種別もぐちゃぐちゃですが、整理するなんて無理です。
見えた順に掲載します。 -
この機体は、3つの車輪の下に柱を立てて、高い場所に設置しています。
こうして高低差を作らないと、翼が邪魔で、展示スペースが限られるのです。 -
ロープを繋ぐ赤いコーンが、砲弾の形なんですね。
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印象的な赤い機体の手前にはヘルメットが展示されています。
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ちょっと見にくい場所でごめんなさい。
下を見るのは、ここで中断して、2階の展示品に行きます。 -
初期の航空機の変遷です。
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木製のプロペラがすごい貴重品だと思います。
Tipsy Trainer(1937)
幅9.5m、長さ6.5m、重さ320kg。 -
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機体の蜂のマークは、あちこちに出て来ます。軍隊のシンボルマークなのでしょう。
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道のりは長い、どんどん行こう。
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戦闘ヘリ。この辺から、近代兵器になって来ました。
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もっとスタイリッシュな戦闘ヘリ。
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ベルギーは2つの大戦に巻き込まれて、ドイツに占領され、英仏に解放されたという経験を何度かしています。
パリを目指すドイツ軍が、ベルギーを通過するため、ベルギー軍がそれを阻止しつつ、援軍を待つという構図が定着していました。
現在、EUのリーダー的存在のドイツですが、つい1世紀前は他国の脅威だったのですね。英仏も長いこと犬猿の仲でしたし。 -
先ほど見た蜂と王冠のマークです。額装されて置いてありました。
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機体には、このような説明板があります。
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パイロット付きのヘリ。
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翼が折りたためる機体。
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ハーケンクロイツの付いた機体。
ハーケンクロイツ(鉤十字)はナチスドイツのシンボルマークとして有名です。
1935年にはドイツの国旗ともなりました。
終戦後は、国旗は廃止されました。 -
ホールの壁面にも、標本のように機体が張り付いています。
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かなりお粗末ですが、これも戦闘機?
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説明書きは、オランダ語・フランス語・英語で表記されています。
翻訳はあきらめました。1941年ドイツ製。 -
視界を良くするためにガラス部分が多いです。
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このマークは「蚊」?
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さあ、ホールの一辺の端まで来ました。
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かなり乗り心地は悪そうです。パイロット1名他、乗客3名。
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だんだん、色合いが明るくなって楽しくなって来ました。
戦闘機から、個人用軽飛行機になったんですね。 -
翼が飛行機の命とは思いますが、意外にプロペラが気に入ってます。
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サーカスか遊園地か?楽しい機体です。
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スーツケースに、旅行先のシールを貼るように、機体に貼ったんですね。
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どこを旅して来たんだろう。
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手作りの機体なのかな?
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インディアンのペイントの辺り、まさか手縫いじゃないよね。
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不思議な形の模型。ドローンの走り?
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イチオシ
最深部から見た内部。2階部分の半分だけで、この分量です。
あともう少し2階を見てから1階へ。その後、中庭の戦車を見て、陸軍エリアへ向かいます。
その模様は後編で。
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