2015/12/10 - 2015/12/12
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ミズ旅撮る人さん
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2015年12月、オランダ・ドイツ・ルクセンブルク・ベルギーを巡る駆け足ツアーに参加しました。
第16回は、ベルギーの首都ブリュッセルの夜の散策です。
クリスマスの時期は天気がすっきりせず、昼間はちょっと寂しいですが、日が暮れるとキラキラと輝き始めます。
グランプラスの「音と光のショー」はもちろん、聖カトリーヌ教会では、3Dプロジェクションマッピングも行われ、更に市内各地で開かれるクリスマスマーケットが一層華やかさを増します。
ヨーロッパのクリスマスは日が暮れてからが本当のお楽しみです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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グランプラスから証券取引所に来ています。聖ニコラス教会です。
だいぶ日が暮れて、照明が輝き始めました。
折しも雨が降り始め、濡れた石畳に光が反射してとてもいい雰囲気です。聖ニコラ教会 寺院・教会
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イロ・サクレ地区の入り口にあるレストラン「Drug Opera」です。
窓ごとの赤いリボンが可愛いです。ドラッグ オペラ 地元の料理
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何でもない風景が、絶景に変わる魔法の時間がやって来ました。
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証券取引所がライトアップされています。まるで宮殿のような華やかさです。
ブリュッセル証券取引所 建造物
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もともと神殿のような造りに、見事な彫刻群なので、一層引き立ちます。
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ここは光のカーテンです。
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証券取引所のライトアップは、時々刻々と色を変えて行きます。
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どの色の時にシャッターを切るかが楽しみです。
夜景撮影に入っているので、たまに、シャッターが切れる前に、色が変わってしまったりします。
狙った色に撮れないのも、写真の楽しみです。 -
グランプラスに戻って来ました。
既にすっかり日が暮れて、先ほどとは全く違う美しさです。
それまで、あまり存在感のなかったクリスマスツリーも、輝いています。グランプラス 広場・公園
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ブラバント公の館も金色の館に一新しています。
ブラバン公爵の館 建造物
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ギルドハウスたちも息をひそめて、これから始まる「音と光のショー」を待っているようです。
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濡れた石畳に、光の帯が出来ます。
これ以上雨がひどくならないといいのですが。 -
「音と光のショー」は、主に市庁舎をライトアップして行われます。
なので、観客たちは反対側にある「王の家」の前に集まって来ます。 -
「王の家」を見上げます。
王の家(ブリュッセル市立博物館) 現代・近代建築
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イチオシ
「市庁舎」です。ここまで来ると、壮絶な美しさです。
余程の広角レンズでないと、塔の先まで一緒には入りません。ブリュッセル市庁舎 建造物
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イチオシ
天に突き刺さりそうな、鋭い美しさと言えばいいのでしょうか。
これから始まるショーを前に、キリキリとした緊張感が漂って来ます。 -
17時ちょうどに照明が消され、音楽と共に青や紫、赤のライトが市庁舎を包みます。
「音と光のショー」の始まりです。 -
色は絶えず位置を変え、場所を移動して、どんどん変わって行きます。
動画ではないので、その動きを伝えることは出来ませんが、一瞬一瞬の変化を捉えて行きます。 -
周囲のギルドハウスも多少は連動してライトアップされるのですが、どうしてもメインは市庁舎です。
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以後、しばらくは市庁舎の七変化をお楽しみください。
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市庁舎が緑色になれば、ギルドハウスも緑に染まります。
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「音と光のショー」は10分間です。
同じ場所(市庁舎)のみのライトアップなので、ちょっと長く感じました。
確かに、これだけ見れば素晴らしいのですが、何かちょっと大人しすぎる感じがするのです。
今回は動画を撮るために、三脚はそちらに譲りました。
今度、来ることがあったら、ちゃんと三脚を立てて写真撮影をしたいと思います。 -
別のカメラで撮った写真も添えてみます。
コンパクトデジカメの写真は荒くてあまり好きではないのですが、小さな画面では目立たないようなので、参考に4枚ほど添付します。 -
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ここらでちょっと休憩です。「CHOCOLATERIE ERICERIE FINE」というチョコレート屋さんの店先に、こんなものがありました。
チョコレートの塊に木のスプーンが突き刺さっています。
チョコレートの種類は様々です。オレンジ・ラムレーズン・ヘーゼルナッツ。 -
店員にテイクアウトで頼むと、こうしてカップにお湯を入れて、件(くだん)のスプーンつきチョコレートを入れてくれます。
3.8ユーロです。
スプーンでかき回しているうちに、チョコレートが溶けて、ホットチョコレートになるんですね。 -
再び、証券取引所の前に来ました。次の目的地は聖カトリーヌ教会です。
ブリュッセル証券取引所 建造物
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蛍光で光るベロタクシーもいました。
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この一角は、クリスマスマーケットというよりは、手工芸品を売る市のようです。
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証券取引所の右脇のブルス通りを進んで行きます。
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聖カトリーヌ教会です。正面に何やら数字が照らし出されています。
カウントダウンしています。プロジェクションマッピングの開始までの時間を示しているようです。 -
3Dマッピングの始まりです。
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イチオシ
日本でも近年各地で見られるようになってきた3Dマッピングですが、海外のものを見るのは初めてです。期待しながら次の展開を待ちました。
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マッピングされているのが、教会だからか、効果音などはなく、音楽もなく、ただ教会の鐘がカーン、カーンとなっています。
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なんと、いつまで経っても鐘の音と、時計の歯車などの映像ばかりです。
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これで終わりです。時間にして5分程度。え〜〜〜っと、これだけ?
陰気な鐘の音と、なんだかよくわからない地味な映像だけ。
悲しいかな日本にはハウステンボスというすごいライトアップの殿堂があります。
あの、素晴らしい3Dマッピングを見てしまうと、これは味気ないとしか言いようがありません。
ハウステンボスの様子は「長崎6(ハウステンボス3夜景)」でご覧ください。 -
聖カトリーヌ教会の前の広場(Place Sainte-Catherine)には、仮設のトイレがありました。
実に開けっ広げな公衆トイレですが、わかりやすくて助かります。 -
聖カトリーヌ教会の中です。3Dマッピングが終わり、中に入ってみました。
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教会の中にあるクリッペです。
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聖カトリーヌの像です。
聖カトリーヌは、改宗した際に、キリストと「神秘の結婚」をしたという重要な聖人として、たいへん人気があります。
若くして父王が亡くなり、女王となったカトリーヌ(カタリナ)は周囲に結婚を迫られましたが、「私の結婚相手は血筋、富、知恵、容姿のいずれにおいても私自身に勝らねばなりません。」として拒みました。
そんな彼女に聖母マリアが息子イエスとの結婚を勧めたのです。
この様子を描いた絵画はたくさんありますが、なんとイエスはまだ赤ん坊でした。
しかし、赤ん坊のイエスは、カタリナの指に指輪を嵌めているのです。
やがて、カタリナはアレクサンドリアの宮殿に戻ります。
ローマ皇帝マクセンティウスは、彼女を妃にと望みますが拒まれ、刃の付いた車輪で処刑することになりました。
しかし、車輪は壊れてしまい、やむなく斬首刑となりました。
聖カタリナの象徴は、女王の冠と壊れた車輪、首を切った剣、殉教者であることを示す棕櫚の葉などで現されます。
この像には、冠しかないのですが、背後の屏風?の図柄に車輪と剣があります。
聖カタリナの日は11月25日です。 -
教会内部を見て回っていると、突然、右手の扉から僧たちの列が現れ、私の前を通り過ぎて、主祭壇へと向かいました。
ミサがあると立ち入り禁止になる寺院が多いので、立ち退きを促されるかと思いましたが、何も言われなかったので、そのまま席に座りました。
僧たちの詠唱が始まり、教会の中に響き渡ります。見事な音響効果です。
それは、歌だったり、経典の読み上げだったりして、いつ動いていいものやら、わかりませんでしたが、適当なところで静かに席を立ち、退出しました。
聖像や絵画を見るだけでない、教会本来の姿を垣間見られてよかったです。 -
重い扉を開いて外に出てみて、びっくり。
3Dマッピングの真っ最中でした。中ではミサが行われていて、外ではマッピング。
ベルギーはカトリックが75%という敬虔なキリスト教徒の国・・・で、こうなんですねえ。
「罰当たり」という言葉は、ないんでしょうね。 -
イチオシ
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聖カトリーヌ教会から北北西に延びる聖カトリック広場(オー・ブリク通りとオー・ボワ・ア・ブルレ通りの間)には、大規模なクリスマスマーケットが開かれています。
巨大なハートマークが回る観覧車もあります。クリスマスマーケット (プレジール ディヴェール) 祭り・イベント
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観覧車の照明にはバリエーションがあります。
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雨がかなり本降りになって来ましたが、人々は夜のクリスマスマーケットにやって来ます。
近年では、雪にあうことがなくなりました。
毎年ヨーロッパのクリスマスマーケットに来ているのですが、5年ほど前にバルト三国で吹雪にあったのと、その前のドイツで綺麗な雪景色を見て以来、ずっと雨です。
ヨーロッパも温暖化なのでしょうか。 -
名物のムール貝のお店もあります。
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ムール貝のお供には、フリッツです。フライドポテトのことで、ベルギーが発祥の地です。
街中にはこんな店もあります。年配の女性たちも店先で、かじりつい
ています。 -
市内の店の看板もバケツ(鍋)に入ったムール貝。付け合わせにはフリッツ。
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ちょっとわかりにくいのですが、ワーフェルの店です。
ベルギーでは、ワッフルをフランス語でゴーフル、フランドル語(オランダ語)で、ワーフェルと言います。
ワッフルにはリエージュ・ワッフルとブリュッセル・ワッフルの2種類があるので、両方試してくださいね。 -
「チーズフォンデュ」と称するもの。大きなフライパンで豪快に調理されています。
普通に思い描くフォンデュとはだいぶ違いますが、味は確かにチーズとアルコールです。
去年、スイスで本場のチーズフォンデュをいただきましたが、あまりにアルコールが強くて、半分しか食べられませんでした。
これは、許容範囲でした。 -
ノエル・スイスと書かれたログハウスがありました。
クリスマスマーケットに外国のパビリオンがあるのは初めて見ました。 -
とっても「アート」なメリーゴーラウンドがありました。
子供が乗りたがるんでしょうか??? -
観覧車に向かって歩いて行きます。
この広場は大変細長くて、全長700mくらいあります。幅は50mないのですが。 -
大抵の店は、1軒ずつの小屋なのですが、ここはかなり規模が大きくて、庇(ひさし)があるので、雨の日には大助かりです。
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イチオシ
本会場、随一のアートがこれ。
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単体では、ただの大きな花のオブジェですが、観覧車とのコラボは最高です。
この辺が、フランス風なのかな? -
雨に濡れたデッキに観覧車のイルミネーションが写ります。
暗くて気がつかなかったのですが、手前右側はゴミ箱だったんですね。見なかったことにしてください。 -
広場の真下に地下鉄の駅があります。その名も「聖カトリーヌ(Sint-Katelijne)」です。
1号線と5号線が通っています。
ブリュッセルの路線図はhttp://www.stib-mivb.be/irj/go/km/docs/resource/Plan_tiny/index-en.htmlを参照してください。
聖カトリーヌ駅は、広場から階段を下りて行くのですが、方向によって階段が違い、広場の対岸に別々にあるので階段付近の行先表示に注意しましょう。 -
自動改札です。赤地に白丸のボーダフォンのマークのようなものは定期券用。
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このホームに来る電車の路線図です。青矢印の場所が当駅。
路線に色の付いている方向に向かいます。
路線図の下には、1号線STOKKEL行きが4分後、5号線DELTA行きが1分後に来ると表示されています。
5号線は途中駅停まりの電車が来るようです。
他に時刻表のようなものは見当たりません。次の電車は何分後に来ますという表示だけです。
これだと、遅れていてもわかりませんね。 -
ホームの壁には花が描かれていますが、全体的に飾り気のない施設です。
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お向かいのホームの電車が入って来ました。
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金曜の夜だというのに、乗車率は低いですね。
ブリュッセルの中心であるインナーリング(環状道路)の内側を横断する路線なので、もっと混んでいるかと思ったのですが。 -
5号線のデルタ行きに乗りました。
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座席はボックスシートで、プラスチック製です。
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車内から見た電車のドアです。このやたら頑丈な取っ手を手前に引くとドアが開きます。
原則手動式なので、各自で取っ手を引かないと、ドアは開きません。
地元の人が開けたので、体験しそこないましたが、見た目ほど力がいるものではないようです。 -
目的地シューマン(Schuman)駅に着きました。
この駅は、国鉄のBru.-Schuman(ブリュッセル-シューマン)駅と構内で交差するおもしろい駅です。 -
地下鉄の方は、上下両方の電車が入って来ました。
この駅の地上には、ロベール・シューマン・ロータリーという大きなロータリーがあり、そこに面してEU本部があります。
EU本部は空から見ると、ゆがんだ十字架の形をしている巨大なビルで、どの方向から見ても大体同じ形に見えます。
2016年3月22日に起きた連続爆破テロ(ブリュッセル空港も爆破)で20名が死亡したマールビーク駅は、この一つ手前の駅です。 -
ロータリーからEU本部の前にあるバス停で、このバスに乗りました。
この写真は翌日のものです。この日は夜で真っ暗だったので、バス乗り場がわからず、右往左往していました。
暗がりの中で、79番が停まっているのを見つけて、喜んで乗り込みました。
運転手さんに行先を告げて確認し、座席に着きましたが他に誰も乗っていません。もう夜になると乗客は少ないのかな?
するとバスはロータリーをぐるっと回って、先ほど停まっていた対岸に停車したのです。
そちらが本来の始発のバス停で、さっき停まっていたのは終点での時間調整だったのです。
しかし、見るからに不慣れな外国人なので、気の毒に思って、そのまま乗せてくれたようです。
ご親切に、ありがとうございました。 -
運転手席の横に刻印機があります。
1回券でも、1時間以内なら何度でも乗り換えが出来ます。
今回のように地下鉄とバスを乗り継いでもOK。トラム・国鉄まで乗ることが出来ます。
但し、乗り換える毎に刻印機に通す必要があります。 -
バスの車内です。シートが藺草(いぐさ)のようで、ちょっとびっくり。
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バスが揺れる上に暗いのでぶれましたが、車内の行先表示板です。
4つ先のバス停まで表示されます。そして、各バス停で接続している路線も数字で表されます。
バス停の名前もユニークです。次はビクトル・ユーゴーです。
数個前はミケランジェロでした。この先にはアンドロメダもあります。
他の路線にはレオポルド2世やモンゴメリー、ジュリアス・シーザーまであります。
地下鉄にはオランダに嫁したジョセフィン・シャルロット王女の名前もあります。
では、これで夜の観光を終了します。おやすみなさい。
明日は自由行動なので、国鉄の南駅で国際列車を見学し、その後、王立軍事博物館に行きます。 -
最後に、2016年のブリュッセルのクリスマスマーケットのパンフを添付します。
こちらの地図は、大体、北が左方向になっています。 -
こちらの地図は、方位がちゃんと合っています。
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ご参考までに、ブリュッセルの路線図です。
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