2016/04/13 - 2016/04/27
35位(同エリア775件中)
ほいみさん
写真を撮るのが好きなのだが、バックパッカー風?一人旅の時には小さなデジカメしか持てないので、ストレス解消のための旅がストレスになってしまったりする。
今回はガイド付き専用車をチャーターするという「豪華な旅」なので、一眼レフと交換レンズ・三脚も持った。そして、ここアンチェンガルゴンパを見下ろす丘から、星の写真を撮るのを最大の楽しみにしていた。
今回はその顛末記だ。
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アンチェンガルゴンパ唯一のホテルの写真を撮るのを忘れてしまった。
ロービーもレセプションも無く、昔の鉄筋コンクリートのアパートみたいな外見だった。 -
季節的なこともあってか、観光客は私だけ。
どこから視察?に来たのか、尼さんが数人泊まっていた。 -
ホテルの敷地内に併設されたレストラン以外のお食事処は難しいかな。
他の町でもそうなのだが、ドライバーと厨房に入って行って、好みの食材と調理方法を注文する。 -
ここはお坊さんと尼さんばかりだから、ベジタリアンメニューしかない。
インドで慣れているので私は大丈夫なのだが、何が原料なのか「肉に見える」食材が入っていて、味もそれっぽい。 -
以下、話が長いので、スルーして下さい。
夕飯を食べてから、いよいよ夜の写真を撮りに丘に登る。
夜の独り歩き、何が怖いって・・・犬だ!
チベット文化圏は犬が多いし、狂犬病の予防注射なんて知ってもいないだろう。
夜になると犬も防犯?のために放たれてる。モンゴルの遊牧民の犬ほどは恐ろしくないが、よく訓練?されていて、一瞬で囲まれてしまう。
幸い犬はいない。明るい月が出ていたが、星空というよりも月夜のアンチェンガルゴンパを撮りたかったので好都合。
ところが、急に風が強くなり、怪しい雲が一気に押し寄せて来た。
バラバラと氷と雪が降って来た・・・っていうか横から飛んできた。
なぜかオレンジ色の稲光!
しかも前方は雲が無く月が出てる。
す、すげ〜・・・世紀の写真が撮れるぜ!
防滴仕様のデジイチだし!!
三脚を建てようと思ったら、バリバリと氷が当たって痛い。
みるみる雪だか氷が積もり始めた。小さな仏塔まで降りて、軒下に身を隠す。
こりゃ写真どころじゃない。町に降りなくっちゃ・・・と、氷もカミナリもバリバリ音を立てる中、よたよた降り始めた。防寒のためにカッパを着ていたので、気分的には余裕があったが、4000mを超える高所だから慌てるとろくなことにならない・・・転んだりね。
で、道路のところまで降りて来たら、こんな天気の中、クルマがゆっくりと通り過ぎた・・・もしかして??
「さっき日本人が出て行った・・・」と、ホテルのスタッフが教えてくれたんだって。そう、ドライバーとガイドさんが心配して、クルマで探しに来たんだね・・・ほいみさん、どうせ山でしょ、ってことで。
2日連続、迷惑な中高年・・・っていうか、早朝から行方不明になってお騒がせしたのは、今朝だった!
この間の写真は1枚も無い・・・頑張って1枚でも撮れば良かったなぁ。
で、雪でびしょびしょになったのに、お湯も無ければ暖房無い部屋に戻った。
しか〜し、残念ながら、こんなことじゃぁ挫けないんだなぁ。
4時に目が覚めた。
外を見ると満天の星!
三脚とカメラを持って、再び丘を目指す。
と・・・あ〜、門が閉まっていて出られない。
写真の門扉ね。
ホテルのスタッフがどこにいるか分からない。
ガイドに電話するか?
う〜ん、ますます「日本人に親しみを感じない」割合が増えてしまう。 -
庭?から、とりあえず1枚撮っておいた。
5時ころになって、スタッフを発見。
門を開けてもらった。 -
丘に登るとすでに明るくなってしまっていて残念だったが、子供僧が親しげに近づいて来た。
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夜明けのタイムラプス動画を撮っている最中だったが、咎めるほどヤボじゃない。
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足元には昨晩の雹が残っていた。
https://youtu.be/U1d5vE7H83s
この時、撮ったタイムラプス動画。 -
ホテルに戻って、改めて朝の散歩に出る。
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TPO
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マニ車
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広場に集結し始めたぞ。
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何か始まるぞ~
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だんだん大勢に・・
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そろそろ・・?
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おばちゃん僧の隣に座って、朝のお勤めに参加。
これを通じて、高層の法話をリアルタイムに聞ける。 -
こういうところって、座っちゃったら途中退席しずらいんだよね〜。
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ちょっと離れて見ると、こんな感じ。
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そのまま例の丘に上ってみたが、尼さん島に人影はほとんど見えない。
みんな朝のお勤めに参加してるんだね。 -
やっぱ、スマホ。
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遅い朝ご飯。
パスタにトマトは合うけど、うどんにトマトってどうよ? -
朝一杯のコーヒーを飲みたい。
安食堂ばかりで、コーヒーは全く飲めなかった・・・持参したインスタントコーヒーも尽きたし。
ここのホテルの売店で、こんなインスタントコーヒーが売っていた。
タピオカ付き。 -
昼前に「消化不良」なアンチェンガルゴンパを後にした。
昨夜は雹に降られて夜の写真が撮れなかったし、朝は門が閉まってるし。
しかし、考えようによっては、昨晩天気が良くてホテルに遅く帰ったら門の中に入れなくて大騒ぎになったかもしれない・・・まぁ、それの方が良かったが。
済んだことはしょうがない。
気分を変えて、次に向かおう! -
陽気なお坊さんと。
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また高い峠を越えるらしい。
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中国のイメージじゃないなぁ。
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5000m近い峠をバイクが行く・・・やっぱ、中国か!
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安章寺・・・歴史上重要なお寺であることは説明された。
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日記を読み返すと、その昔、漢族とチベット族の中をとりもったお寺・・・とあった。
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この旅行記へのコメント (6)
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- くろねこだりゅんさん 2016/05/31 11:41:12
- 広場の場所取り?
- 前回の広場の荷物、高僧の有り難い教えを聞くための場所取り道具だったのですね〜途中退席が難しい雰囲気、解ります☆
月が出ていても雹がふって雷風、怖いですが写真撮れていたら凄かったのに〜と思っちゃいました。
でも、その状況下で門が閉まっていたら確実に翌朝は凍死しちゃいますよ〜(@_@;)
漢族とチベット族の中をとりもったお寺…今また頑張っていただかないといけません!
- ほいみさん からの返信 2016/05/31 20:37:53
- RE: 広場の場所取り?
場所取りっていうか、月極め駐車場状態だと思われます。
うろうろしてたら、おばちゃんが横に座れというので、座ったら、さぁ大変。周囲のお坊さん、尼さんに大もてでした。
ガイドさんは完全に洗脳されているので、チベットに関する説明は酷いものでした。中国共産党は、圧政に苦しむチベット人を解放したのです、偉いでしょ!
締め出されちゃったら、ガイドさんに電話するしかないですね。
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- jamokaさん 2016/05/29 22:06:20
- ほいみさん、ほいほいどこ行くの〜
- 別世界ですね〜!壮大な映画舞台のロケ地みたいです。
青い空に白い山、赤い服、夢に出てきそう。。
もし私が行ってたらきっとほいみさんと同じ行動とりたくなるに違いないです(笑)
その前に付き人には行動を告知しておきますけどね(^_-)
一人のほうがやっぱり解放感あるのかな〜って思いました。
雷と冷たい雪、絶対焦ります!三脚に雷落ちないかと転げるくらい急いで帰ろうとする気持ちわかる!わかる!怪我もなく帰れただけでも良かったですよ〜
でも撮り損なった景色見たかったです〜〜〜〜〜無念でした。
私も過去に命懸け?ヤバいかもって(自然相手)日本で人に話すのも億劫な経験あり。ほいみさんの必死な情況、わかりますww
中国系航空機内で冷凍のまま石鹸の様になって提供されたライスが未だにトラウマなので行きたいけど、う・・・んです。武陵源周辺も面白そうですよね!
- ほいみさん からの返信 2016/05/30 09:08:44
- RE: ほいみさん、ほいほいどこ行くの〜
アンチェンガルゴンパは、そのまま歩いているだけで「リトルブッダ」の世界です。
写真が好きだと、どうしても高いところに登りたくなってしまいますね・・・しかも夜! ガイドさんに言うと、「夜間は独り歩きしないで下さい」とか、「私がついて行きます」とか言うので困ります。特に山では足手まとい。この数日後になりますが、町外れの山に登ると云ったら、着いて来たのですが、半分も登らずにダウンしてました。
高所では天候の急変に伴い、気温も一気に下がるので油断は出来ません。山は明日も明後日も、1万年先までありますから、次回のチャンスを狙いましょう。
武陵源・・いいですよね。
気候の良いシーズンだと、凄く混みそう。
九寨溝に行って、そう思いました。
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- gontaraさん 2016/05/28 15:23:40
- 一味違う旅?
- お坊さんは沢山居るけど、気象的にもやっぱり秘境ですね。
こんな高高度のホテルに暖房が無いのですか?それは季節が冬じゃないから?
面白そうだけど、半歩引いてしまいます。
ベジタリアンメニュー、どう見てもハムや焼き豚などのタンパク質に見えますが・・・
- ほいみさん からの返信 2016/05/28 17:13:43
- RE: 一味違う旅?
- > お坊さんは沢山居るけど、気象的にもやっぱり秘境ですね。
> こんな高高度のホテルに暖房が無いのですか?それは季節が冬じゃないから?
> 面白そうだけど、半歩引いてしまいます。
> ベジタリアンメニュー、どう見てもハムや焼き豚などのタンパク質に見えますが・・・
標高が高いところの天気は、何かと極端ですね。
カミナリ・丘の上・三脚・・・やばい組み合わせと思って逃げました。
夏になれば暖かい様ですが、こういうところって気温が高くなると衛生面が辛いです。
インドのマックでベジタブルバーガーを食べたら、ハンバーグより肉っぽかった…ってこともありますからね。
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