2016/02/23 - 2016/02/29
437位(同エリア3770件中)
ちょんたさん
あっという間に過ぎてしまう旅行・・・。
まるまる使える日はこの日一日だけとなってしまいました。
やっぱりはずせないポンテ・ヴェッキオ。そこまで行ったら、やっぱりピッティ宮殿でラファエロに会いたくなりました。
雨のそぼ降る中、たいして期待しないで入ったドゥオーモ付属美術館でミケランジェロの遺作と対面して、ダヴィデ像に劣らないほどの感動!!
やっぱり彫刻も絵も、芸術は素晴らしい。まさに芸術の宝庫フィレンツェ。
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今日は朝から雨模様…。でも2月ですから、仕方がないのでしょう。
ホテルからまっすぐ5分も歩いたでしょうか、すぐにアルノ川に出ました。 -
あ〜、懐かしい。
何度も見た(テレビの印象が強いですが・・。)ポンテ・ヴェッキオの景色です。 -
少しズームしてみます。
橋としてはそんなに美しいとは思いませんが・・。構造が魅力的です。
橋の最上階がバザーリの回廊なのでしょうね。 -
ホテルからまっすぐの橋を渡ったところに、こんなに可愛らしい八百屋さんのお店がありました。
色合いが本当にきれいです。何が違うのかしら? -
やっぱり可愛らしいディスプレイ。
この模様、よ〜く見るとびっくりですよ。キスマークではありませんか?
それだけ飾るとなんだかね〜と思われるでしょうが、こうしてバラの花びらが散りばめられると、おしゃれ〜になりますね。 -
こちらは、大理石の象嵌細工。この色合いの美しいこと!!
ほれぼれと見とれてしまいました。
残念なことに(あるいは幸いだったかも…いかにも高そうですもの)お店はずっと閉まっていました。土曜日休業なのでしょうか? -
こんなに可愛らしいものも…。欲しい…。
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でんとそびえたつピッティ宮殿。
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ここは4年ほど前に来た時に見たから、今回は素通りしようかと思ったのですが、
やっぱりラファエロの魅力には勝てませんでした。
ここは白の間。
真っ白で本当にきれいでした。 -
ショップにもこんなシャンデリア。昔ろうそくで、全部つけるのはさぞ大変だったことでしょう。
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さすがに今は電気ですが・・。
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途中の窓から見えたボーボリ公園。
広そうですが、今回は雨も降っていたし、入場料が別だと言われたのでやめました。 -
ラファエロの師匠リッピの作品。
このマリア様って、ちょっと俗っぽいでしょう?テレビの影響でしょうか…。何となくこの人の人生が好きになれないと、描かれている絵まで品性が無いような気がしてしまいます。良くないですね。 -
あらまぁ、こちらのラファエロは貸し出し中ですって。
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なのでからっぽ!
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床のタイルの色合いが素敵です。
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その部屋の天井もとても女性的。
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きっとこちらは女性のお部屋だったのでしょう。
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このゴージャスな空間。絵も見たいし、天井も見たいし、彫刻もあるし…。
目移りして結局何も覚えていない…などということがよくあります。 -
でも、これだけは別格です!!
見たら絶対に忘れられません。私が大学生のころから恋焦がれている絵ですもの。
学生の時の美術の時間に若桑みどり先生がこの絵を解説してくださった時から、ぜひ本物を見てみたいと願って〇十年。
なんと美しいマリア様なのでしょう。
そして、そのマリア様に抱いてほしいと願っているようなキリストの隣の聖ヨハネ。
いずれにしろ、キリストよりも私はこの二人に目が行ってしまいます。 -
拡大してみました。
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これがラファエロが生涯愛し続けたというパン屋の娘なのでしょう。
(何かが光ってしまっていますが…。)
あふれんばかりの愛情をこの絵に注ぎ込んで描きあげたということがオーラのようになって伝わります。今でも十分に美しいですから。
ところが、これを書いた後に面白い説を唱えているサイトを見つけました。
こちらは、ラファエロが婚約した枢機卿の姪の方だというのです。婚約はしたが、結婚まで至らないうちにこの姪の方はなくなってしまったそう。きっとラファエロを心から愛していたのでは、そしてラファエロは他の人を愛しているのを知っていたのだろうと。だからこの目が涙ぐんでいるようだと。
そう言われてから見るとそんな気もしてきました。
どちらなんでしょうね。こういう謎があるから絵画鑑賞は面白いのかもしれません。 -
こちらの伏し目がちな聖母子像もラファエロ。
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ラファエロばかりこの一角に固まって展示してくれてありました。
ピッティ宮殿には10点ものラファエロがあるそうです。
この時には9点見られました。1点は貸し出し中でしたから。 -
ちょっと不機嫌なの??
左のと対になって、「マッダレーナ・ドーニの肖像」。こちらは奥さんの方。
構図がモナ・リザにそっくり!下敷きにしているそうです。 -
こちらが夫の「アーニョロ・ドーニの肖像」
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神様?
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教皇?
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そしてこの天使ちゃんの可愛らしいこと。思わず孫たちの顔を思い出してしまいました。
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ここにいるんです。
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肖像画の部屋。
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お祈りの間?
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天井の装飾が美しい部屋。
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そして小ぶりなベッド。こちらも女性のお部屋です。
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感激のあまり写真を一緒に撮ることを忘れて出て来てしまいましたが、再入場させてくれました!イタリア人、親切です!
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ラファエロに堪能しながら街を歩いているとふと目に留まったこの絵。
昔っぽい画風ですね。これに惹かれてしまい、画廊に入ったのが運のつき。 -
この素敵な(なんと80歳!!)おばあ様の甘い誘惑(2点買ったら安くするわよ。)に気をゆるませてしまい、結局私と姉と1点ずつ買う羽目に…。
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二人で絵の入った大きな袋を抱えながら雨の中を歩きます。
だんだん近づいてきました、ポンテ・ヴェッキオ。雨でも人が多そうです。 -
ふと川向こうに目をやると、ウフツィ美術館ではないでしょうか。
絶対そうです!あそこの窓から橋を写した記憶が急に蘇りました。 -
橋を渡るところ。やはり人が一杯です。
知らないとまるで「橋」という気がしないポンテ・ヴェッキオ。 -
最初に来た時には、私がここで引っかかり…。
いえ、偽物を買わされたわけではないのですが、ついここで長居をして買い物をしてしまったもので、渡り終えた時にはドゥオーモの鐘が鳴って、すべて閉まってしまったという訳。 -
二人ともこの大きな袋を下げて街歩きをする羽目に…。先ほど買った絵が入っているのです。傘も持たなければいけないのに…。
ここが途中が空いていて殆どの人がここから景色を写して帰る橋の中央部分です。 -
だいぶ水位が上がっています。大丈夫でしょうか?
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渡り終えて、荷物をホテルまで持って帰ろうということになり川に沿ってホテルの方向に歩いていると、素敵なレストランが…。
こちらは味も雰囲気もワインの味も今回の旅行の中で一番でした!! -
彩のセンスも抜群です。タコのサラダ。このタコが柔らかくて…。
あ〜、また食べたい。
何気にイタリアンカラーになっています!! -
トスカーナの定番、野菜の揚げたの。
これがまた美味しくて…。 -
からすみとトマトのパスタ。これもまた美味!!
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お昼ですから、軽めにしました。
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のつもりだったのですが、この食後のティラミスの大きなこと!!
おまけにビスコッティがついてきました。でも、こちらまで食べられません!! -
大満足のお店です。
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今度こそ名前を覚えておかねば・・。
「CAFFE'DELL'ORO」です。ここならまた行けそうです。橋を渡ってすぐの道沿いですから。 -
最初に来た時に買った1週間有効のチケットがあることを思い出して、大急ぎでドゥオーモに入って見ました。
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このキリストの頭の上にある穴を見て、突然記憶がよみがえりました!
私達は、この裏の階段を上ってドゥオーモのてっぺんに行ったのだ!!と。
あの穴はブルネレスキが作った時に使ったと言われている穴です。いつかテレビでこの穴があることで作った時の方法が分かったと説明されていました。 -
それにしても高いです。
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ここですから…。
狭い狭い階段を上ると、一度外(といってもあの丸窓の上の白い点々のように見えるところが手摺)に出ることができます。
前回登った時にはここで倒れている韓国人の女性がいtました。
そこからまた延々と頂上まで登るのです。ただ昇るだけでも大変なことなのに、工事の人はどうやって重い石を担ぎ上げたのでしょう。 -
そんなことを考えながら、こちらの美しいステンドガラスを見上げます。
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拡大するとこのブルーの色が深くてとても美しいですね。
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床の大理石。
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ぶれていますが、一生懸命ズームしました。
その訳は、この方、顔が怖い!1(笑)
もう少しハンサムに作って欲しかった・・。 -
ここからドゥオーモ付属美術館内部の写真です。
ファサードの飾りということなので、今よりももっと飾られていたようです。 -
これが天国の門のブルネレスキの作った方でしょうか。
ギベルディと争って負けた方?
同じようなものが飾ってあるとすればそれしかないように思いますが・・。 -
こちらが本物!
ギベルディの天国の門です。
ガラスの中に入って展示されています。
この中で特に有名なのが、左一番上の「アダムとエバの物語」と左上から3番目の「イサクの物語」だそうです。 -
私が良いな〜と思ったものを写してきたのですが、見事に外れました!
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どれも素晴らしかったのです。
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この線の細やかなこと。
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門ということは後ろもあるということです。普段は見られないこの門の後ろも写してきました。
まったく「何もないもん」でした。前と後ろでは極端ですね。 -
飾りの一部を展示してあるのですが、ラヴェンナ帰りですから目はどうしてもモザイクに…。
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どこを飾っていたのでしょうか…。こんな細かなことまでしていたのですね。
あの大きなドゥオーモを。 -
ピンクの美しい姿。
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苦行の末、こんな姿になったことを伝えるドナテッロ作の「マグダラのマリア」。
老いさらばえて痩せ衰えた体に、髪の毛の伸び放題となった姿が痛々しさを倍加させています。
まるで見てきたような…。木彫りというところもすごいですね。 -
ミケランジェロの遺作のピエタ像。
思いがけなく人がいない瞬間が訪れたのです。 -
近づいてみると…。
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私にはこの眼が何とも言えないミケランジェロの悲しみを表しているようで凝視してしまいました。
これは自分の姿ではないでしょうか? -
すごい数の彫刻。
これがファサードを飾っていたのですか? -
ドゥオーモの16分の1の模型だとか…。
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射たいこれはどこの飾りなのでしょうか?
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随分動きのある彫刻です。
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これは銀色に輝く細やかさにみとれてしまいました。
この後ドゥオーモの近くのお店で手袋や、スーパーで買い物をして帰りました。
最後のお夕飯なので雰囲気の良いところでと思ったのですが、何しろお昼にワインまで飲んでまだお腹は一杯。
ホテルで一応今日買った絵画なども含めてどうして入れようかと知恵を絞って片づけをしているうちに遅くなってしまい、結局はサン・ジョバンニ礼拝堂の目の前のお昼に入ったレストランでフィレンツェ最後の夜を過ごしました。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ころたさん 2016/12/03 21:54:16
- フィレンツェとラファエロに魅かれて、立ち寄りました。
- ちょんたさん、こんばんは!
フィレンツェでラファエロに染まる。いいなぁ。あこがれます。
いつかは!と思いつつなかなか行けないでいますが、ちょんたさんの旅行記でも見て気晴らししましょうか。でもミケランジェロももちろんいいし、ダ・ビンチは当然見たいし、ボッティチェリも外せない。あ〜迷いますね。
そしてポンテ・ヴェッキオ。この橋はもしかして「パフューム ある人殺しの物語」でダスティン ホフマンの店があった橋ですか?雰囲気ありますね。映画の舞台は確かパリでしたが、ロケはここなのかな?
またお邪魔して別の旅行記も読ませてもらいますね。
では!
- ちょんたさん からの返信 2016/12/27 01:31:56
- RE: フィレンツェとラファエロに魅かれて、立ち寄りました。
- ころたさん
コメントをありがとうございました。
フィレンツェはどこを見ても、教科書で見たような有名な建物がすぐに現れるので、胸が高鳴ってしまいます。
そして何度行ってもきっと飽きないのでしょうね。
ころたさんも美術がお好きなようですので、きっとフィレンツェに行ったら卒倒してしまうかもしれませんね。(笑)
ラファエロに会えただけでも幸せなのに、一緒に写真も撮れるし(某国の言うことを聞かない集団のお陰とか…。)、またウフィツィでは、ヴィーナスの誕生とも写真を撮れるのです。是非いらしてください。
ダヴィデ像は下から見上げてハンサム度にうっとりしてしまいました。
時間が足りないのです。
また来年の4月に行く計画があるので、私も皆さんのを見てまた勉強しようと思っています。
ではまた。
ちょんた
>
> フィレンツェでラファエロに染まる。いいなぁ。あこがれます。
> いつかは!と思いつつなかなか行けないでいますが、ちょんたさんの旅行記でも見て気晴らししましょうか。でもミケランジェロももちろんいいし、ダ・ビンチは当然見たいし、ボッティチェリも外せない。あ〜迷いますね。
> そしてポンテ・ヴェッキオ。この橋はもしかして「パフューム ある人殺しの物語」でダスティン ホフマンの店があった橋ですか?雰囲気ありますね。映画の舞台は確かパリでしたが、ロケはここなのかな?
>
> またお邪魔して別の旅行記も読ませてもらいますね。
> では!
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- menchiさん 2016/05/11 08:59:11
- おはようございます♪
- 綺麗な、整理された構図のお写真の数々。
フィレンツェの魅力が充分に伝わって来ました。
お掛げさまで、またこの地を訪れたいと言う気持ちがムラムラと沸き上がって来ます。
パラティーナ美術館の撮影が可能になったなんて、素晴らしいですね♪
私が行った頃はウフィツィ美術館の撮影も不可でしたから、思い出として心に刻むことしか出来ませんでした。
こうして旅行記に残すことができたら、
いつまでも思い出が色褪せず、良いですね。
ところで、ドゥオモの説教壇御覧になられましたか?
昨年の11月に新しく設置されたらしいです。
此が、バルセロナのサグラダファミリアの生誕の門の制作者、外尾悦郎氏の作品だそうです。
7年間に渡るコンクールを征して、栄誉を勝ち取ったそうですが、日本国内では、余り話題にもなりませんでしたよね。
どんな物なのか気になっています。
- ちょんたさん からの返信 2017/01/05 15:16:34
- RE: おはようございます♪
- menchi様
> 綺麗な、整理された構図のお写真の数々。
> フィレンツェの魅力が充分に伝わって来ました。
> お掛げさまで、またこの地を訪れたいと言う気持ちがムラムラと沸き上がって来ます。
まぁ!そんなことを言われたこと初めてなので、とっても嬉しくなりました!!
フィレンツェは、本当に何度でも行きたくなりますね。
> こうして旅行記に残すことができたら、
> いつまでも思い出が色褪せず、良いですね。
本当にそうです。帰ってくると、あまりたくさんの記憶があhれて、写真がないと、いったいどこで何を見たのやら…ということがしばしば・・。
ロシアでも、確か宮殿の内部を見たはずなのに、撮影禁止でその写真が一枚もない、となると、まったく覚えていないことに愕然としました!
その時どれほど感激しても、人間ですから記憶はなくなってしまいますものね。
ラファエロと一緒に撮れた時には、本当に感激でした。
>
> ところで、ドゥオモの説教壇御覧になられましたか?
> 昨年の11月に新しく設置されたらしいです。
> 此が、バルセロナのサグラダファミリアの生誕の門の制作者、外尾悦郎氏の作品だそうです。
いえ、まったく知りませんでした。ドゥオモには今回は入りませんでしたので。
でも、実は今年の4月にまたフィレンツェに行くことになったので、では、是非見てきますね。外尾悦郎氏をよく調べていきます!
情報をありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
ちょんた
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- ガブリエラさん 2016/03/28 22:03:41
- 帰ってきました〜♪
- ちょんたさん☆
こんばんは♪
ちょんたさんと入れ違うように、欧州に行ってきました(*^_^*)
私は、バルカン半島だったのですけどね♪
向こうで、少しアクシデントがあり、その後処理でバタバタしていて、4トラ再開が遅れてしまいました(^_^;)
イタリアは、やっぱり行かなくっちゃダメですね♪
最近、東欧にはまっていますが、ちょんたさんのお写真で、素敵な絵画、彫刻など拝見していると、やはりイタリアに行かなくっちゃ!と思いますヽ(^o^)丿
また、続きも拝見させていただきますね♪
時差ぼけのガブ(^_^)v
- ちょんたさん からの返信 2016/03/28 22:13:11
- RE: 帰ってきました〜♪
- ガブリエラさん
お帰りなさ〜〜い!!
早速のコメントと投票、ありがとうございました。
> 向こうで、少しアクシデントがあり、その後処理でバタバタしていて、4トラ再開が遅れてしまいました(^_^;)
えっ!!なになに・・・。テロに巻き込まれないかと、ひやひやしていました。大丈夫でしたか???
>
> イタリアは、やっぱり行かなくっちゃダメですね♪
> 最近、東欧にはまっていますが、ちょんたさんのお写真で、素敵な絵画、彫刻など拝見していると、やはりイタリアに行かなくっちゃ!と思いますヽ(^o^)丿
イタリア、何度行っても、やっぱり恋してしまいそうですよ。
もう来年のことを考えて(行くあてもないのに…)本など買い揃えて、うきうきしています。当分楽しめそうです。
ガブリエラさんもぜひ行って見てくださいね〜。
ちょんた
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