2006/09/08 - 2006/09/17
81位(同エリア111件中)
タケさん
[左;ビクトリアの滝(ザンビア)/右;野生の王国めぐり(タンザニア)]
2006年から2009年にかけて、JICA(国際協力機構)のシニア海外ボランティアとして(ダイヤモンド探査他に従事)3回計2年半ほど、東南アフリカの内陸国マラウイに滞在した。この間任国外旅行として、周辺のザンビア・タンザニア・南アフリカそれにボツワナの4ケ国を訪れた。いずれも一人旅だったが、そこで遭遇したいくつかのハプニングをも含めてまとめてみた。
* 南アおよびボツワナについては、それぞれ別途「ケープタウン周辺編」および「ボツワナ編」を、参照のこと。
- 旅行の満足度
- 4.5
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[ザンビアの地図と国旗]
2006年9月中旬に、世界自然遺産に登録されているザンビアの「ビクトリアの滝めぐり」と「タンザニア・サファリ」を計画した。早くからマラウイの旅行会社で予約していたフライト(エア・マラウイ)を直前に確認したところ、運行時刻と運賃がコロッと変わっていた。何の連絡も無かったので旅行会社で理由を訊ねても、エア・マラウイの都合で変ったというばかりで埒があかない。仕方なく一から行程の見直し。大急ぎでE-メールで宿舎の予約の変更手続き等をして、最終の確認が出来たのが出発の前夜というハプニングがあったが、とりあえずはザンビアへ向かうことが出来た。 -
[一路ザンビアへ]
50人乗りほどのプロペラ機で3時間後に首都ルサカに到着。タクシーで市内に向 かう途中で、空港内の入国届を書いた場所にジャージーを置き忘れたことに気付い たが、時間を取られるのが惜しくて、ダメモトで運転手にあとで探してきてもらって帰りにバス降り場まで迎えに来るよう依頼した。バス発着場で明朝のビクトリアの滝のあるリビングストン行きの切符を購入。この日のバックパッカー宿(一泊10US$)では2人の若い日本人男性に出会い、しばしアフリカ談義に花が咲いて、日本語での楽しいひと時を過ごすことが出来た。 -
[リビングストン像]
翌日早朝、6:00発の最前列の座席に陣取ったリビングストン行きのバスの中で、通路を挟んで隣に座っていた背広にネクタイ姿の紳士に話しかけたところ、思いもかけず「おはようございます」という返事が返ってきた。訊ねてみると当国の高校で数学の先生をしており、5年前に10ケ月間ほど宇都宮北高校で教えていたとのこと。生まれはマラウイに近い所でマラウイのチェワ語も分かるということで、片言でしばし話をしたあと、途中のChomaという街で窓際に座っていた奥さんと一緒に、「さよなら」という言葉を残して降りて行った。何だかフンワリとした暖かい気持ちになった。
バス座席はリクライニングで冷房も利いて、見渡すばかりの荒原の中の舗装道を100km/時以上の猛スピードで快適に突っ走って行く。道中所々ウトウトしながら、途中止まった所の売店で買ったクラッカーと水で朝食兼昼食を摂りながら11:30にリビングストン着。走行距離600km弱の車中旅だった。バス停から5分ほどの所にあるバックパッカー宿(一泊6US$)に直行。近くにあるリビングストン博物館には、リビングストンの行跡を表した展示があり、中でも彼自筆の手紙や手帳に色付きでスケッチしたビクトリアの滝の模式図等が印象に残った。 -
[ザンベジ川サンセットクルーズに参加-1]
夕刻には宿で予約しておいたサンセット・クルーズに出発。2段階になった船で乗 客は30人ほど(日本人は見掛けなかった)。滝よりも上流側のザンベジ川を夕陽に向かってゆっくりと遡って行く。早々に一頭の象が右岸沿いを下流に向かって歩いているのを見掛け、うれしくなってくる。しばらくすると今度はカバが一頭水面に顔を出したが、すぐに水中に沈んでしまい、それきり現れることはなかった。またペリカンを初め色とりどりの鳥たちも所々で見かけた。 -
[ザンベジ川サンセットクルーズに参加-2]
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[ザンベジ川サンセットクルーズに参加-3]
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[船内での夕食-1]
船内では夕食用のチキンを網の上で焼いており、その香ばしいにおいが漂ってくる。 いよいよ夕食の時間となり、大きなパンに焼きたてのチキンそれに各種野菜サラダで山盛りとなったトレイを甲板で広げて食べる。飲み物は ビールやワイン等も含めて何でも飲み放題。久し振りにビールとワインを飲んで顔が火照ってくる。 -
[船内での夕食-2]
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[ザンベジ川のサンセット]
夕闇迫る頃Uターンして夕陽を背にもと来た航路をたどると、今度は岸辺にワニが 頭を下に向けて寝そべっているのを見掛けた。2時間ほどのクルーズで景色・雰囲気・食事とも満足すべきものだった。満腹で、宿では2段ベッドの上段でベッドイン。 -
[ビクトリアの滝-1]
翌日は一足先に滝を見に行こうとミニバスに乗り、10kmほど先の終点で降りて滝 の入口で入場料を払って中に入る。すぐに数条の滝の流れ落ちるのが見えて来た。早速写真を撮ろうと構えたところ、何とバッテリーが入っていないことが判明。昨夜部屋で充電した際、そのまま置き忘れたらしい 。あわてて出入口でその旨ことわって出してもらい、門の前まで行ったところ、偶然にも乗り合いタクシーが待ってい て飛び乗る。部屋へ帰るとバッテリーは棚の上に置いたままになっていて無事回収(プラグはマラウイのものがそのまま使えた)。ちょうど宿舎の無料バスが出るところだったので乗って、再びビクトリアの滝へ。
今は乾季で水量は多く無く、2km近くある川全幅流れ落ちるという具合いにはな っていないが、メインの滝周辺は大音響とともに空中高く水煙が上がり、迫力は充分 うかがい知ることが出来る。メインの滝の正面はジンバブエ側へ行かないと見られないが、横からでもその水量の凄さが充分見てとれる。 -
[ビクトリアの滝-2]
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[ビクトリアの滝上流落ち口を歩く-1]
また乾季の今だからこそ滝の上流側落ち口まで歩いて行け、こわごわではあるが 100m余り下の滝つぼを見下ろすことが出来た。あたり一面 カルー玄武岩 という黒っぽい火山岩で覆われた台地状の地形を成しており、記念に2,3個採取してきた。
滝の位置は浸食で年と共に徐々に上流側に後退して行くと言う。3時間ほどあち こち歩き回って二重の虹が見えたりして、充分雰囲気を味わうことが出来た(ちなみにこの滝は南米のイグアス、北米のナイヤガラと共に3大瀑布と呼ばれている)。
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[ビクトリアの滝上流落ち口を歩く-2]
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[ビクトリアの滝上流落ち口を歩く-3]
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[ビクトリアの滝上流落ち口を歩く-4]
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[ビクトリアの滝上流落ち口を歩く-5]
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[ビクトリアの滝上流落ち口を歩く-6]
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[ザンビアとジンバブエの国境に架かる橋]
橋の真ん中で、迫力十分なバンジー・ジャンプを経験することが出来る。 -
[上空からビクトリアの滝を眺める-1]
午後にはMicro Flightに出掛ける。滑走路のそばには自転車に羽根をつけたような 軽飛行機が数機待機しており、宇宙服のような防寒服を着て乗る時に、すれ違った帰ってきたばかりの女性に感想を聞くと、満面の笑みで "Very fantastic"という一言。
パイロットの後ろの席にまたがり、ヘルメットをかぶり耳栓を付けていざ出発。 -
[上空からビクトリアの滝を眺める-2]
いざ出発。ドキドキする。 -
[上空からビクトリアの滝を眺める-3]
数十m滑走路を走って離陸。すぐに地上が遠くに見えるようになる。両手でし可 かり取っ手を握っているが、風が直接顔面に当り下をみるとやはりこわい。そのうち慣れてきて、羽根に取り付けたカメラに向かって手を振る余裕も出来てくる。すぐ下に見える水煙を上げるメインの滝の眺めはやはり素晴らしい。こわいというこ とを忘れて思わず見とれてしまう。虹がドンドン移動していく光景も素晴らしいものだった。 -
[上空からビクトリアの滝を眺める-4]
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[上空からビクトリアの滝を眺める-5]
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[上空からビクトリアの滝を眺める-6]
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[上空からビクトリアの滝を眺める-7]
2,3回旋回した後、少し北に向かった自然公園の上空では,象の群れやゆっくりと歩くカバの様子が小さく見られた。 -
[上空からビクトリアの滝を眺める-8]
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[上空からビクトリアの滝を眺める-9]
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[上空からビクトリアの滝を眺める-10]
満喫 !!
15分間の飛行は 値段は張るけれども充分価値があり、満足のいくものでだった。 降りてから飛行中に写された20枚ほどの写真の入ったCDを受け取り、スリル満点の爽快ないい思い出になった。
その翌日の帰国日、リビングストン~ルサカ間のバスが6:00出発の予定が結局 7:00過ぎ発車になり、ルサカで出迎えのタクシーに乗って空港に着いたのがなんと飛行機離陸予定の20分前だった。急いでエア・マラウイのカウンターへ行くも、”Closed!! You are too late.”と言うばかりで取り合ってくれない。これを逃すと明後日まで便がない。バスが2時間も遅れたんだ、今日中にどうしてもマラウイに帰らなければならないんだ、と何度も強烈に言い張ってようやく搭乗することが出来た。たまたま機体の点検中ということで出発が遅れ気味だったようで幸いだった。先日空港内に置き忘れたジャージーもタクシーの運転手が見つけてくれていて感謝。一時はどうなることかとハラハラしたが、何とか帰り着けた。
ちなみにエア・マラウイはこちらではもうひとつ評判がよくない。 -
[タンザニアの地図と国旗]
不便なことに、ザンビアからタンザニアへの直行便は無いので、一旦マラウイへ戻 り、一日おいてからタンザニアに向かった。
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[ダルエスサラームの下町]
首都ダルエスサラームはインド洋に面して標高が低いせいか、マラウイに比べると蒸し暑い。市内の旅行会社を訪ねて、対応してくれた タンザニア大好き という日本人女性社員から、予約しておいた国内便の航空券や宿舎,サファリツアー等の書類を 受け取り、支払いを済ませる。 -
[マニヤラ湖国立公園へ向かう]
搭乗したエア・タンザニアは予定よりも20数分早く離陸。20:00に着いたキリマ ンジャロ空港から65kmほど東側にあるモシの街(キリマンジャロ登山の玄関口)へタクシ ーで向かう。空には星が見え、明日のキリマンジャロ山を身近に臨むのを夢みながらベッドイン。
翌早朝起きたところ、予期に反してあいにくの曇り空。宿舎の周辺をうろついてみ るがいっこうに晴れる様子はない。宿のレセプションの係員に聞いてみると、キリマンジャロ山は午後か明日には見られるだろうとのこと。どこかで聞いたような文言だなと思って考えてみると、ここはモスレム(イスラム教徒)が多く住む所で、宿舎のすぐ近くにはモスクも建っている。「インシャアッラー(神の思し召しがあれば…)」ということである。聞くと彼もモスレムとのこと。もうすぐラマダン(断食月)が始まると言う。キリマンジャロ山を臨むのはあきらめて、朝食後 待ち合せた地元のサファリ・ドライバー兼ガイドJohnの車に乗り込んでサファリに出発(他に同乗者無し)。 ジャンボ !!(スワヒリ語で「こんにちわ」)。
道の両側は一面のとうもろこし畑で、今は収穫の時期とかで 家族総出で刈り入れをしている光景があちこちで見られる。所々にコーヒー畑もある。キリマンジャロ・コーヒーの産地である。アルーシャの街を通り抜けて、ひたすら西に向かって猛スピードでひた走る。 -
[マニヤラ湖国立公園にて-1]
2時間ほど走って着いたのが、マニヤラ湖国立公園。眼下に広がる広大なマニヤラ湖。草原の上にはインパラ・バッファローが群れており、優雅に歩くキリンの姿も数 頭見える。
また、遠くに広がる湖には ペリカンやフラミンゴの群れ、湖畔をユックリと散策する一頭のカバも。 -
[マニヤラ湖国立公園にて-2]
さらには、見られないと思っていた木登りライオンが枝の上で足をダラ-ンとして寝そべっている姿も間近に…。 -
[マニヤラ湖国立公園にて-3]
また、待望のアフリカ大地溝帯の一部が露出している大きな崖面にも遭遇。どれもこれも素晴らしいながめで感激。 -
[マニヤラ湖国立公園にて-4]
カラフルな ティンガティンガ絵画。 -
[ンゴロンゴロ自然保護区への途上]
昼食後、更なる期待を胸に ンゴロンゴロ に向けて出発。 -
[ンゴロンゴロ自然保護区の入口]
舗装道路がンゴロンゴロ自然保護区の入口で地道に変り、ガタゴト揺られながら夕刻に到着。 -
[ンゴロンゴロ自然保護区の案内所にて]
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[ンゴロンゴロ自然保護区-1]
外輪山の上から眺めるクレーター内(直径20数kmで世界最大のカルデラ)は壮大で、 池あり草地ありブッシュありで 雄大の一言に尽きる。はるか下に バッファローの群れや象の動いているのが見渡せる。
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[ンゴロンゴロ自然保護区-2]
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[ンゴロンゴロ自然保護区-3]
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[ンゴロンゴロ自然保護区-4]
この日はこの外輪山の上に位置するロッジで一泊。欧米系の若いカップルや熟年のグループが多く、夏休みが終ったせいか日本人に出会うことはなかった。バイキング方式の食事や雰囲気も満足できるものだった。 -
[ンゴロンゴロ自然保護区-5]
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[ンゴロンゴロ自然保護区-6]
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[ンゴロンゴロ自然保護区-7]
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[ンゴロンゴロ自然保護区-8]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-1]
翌日は7:30にゲームドライブに出発。突然、道路の脇上の朝もやの中から大きな象がヌーっと現れて驚かされる。600m下のクレーター底面まで下りて行くに従って視界はよくなり、ハイエナやヌー・シマウマ・バッファロー・キリン等が数限りなく現われ、さらに単独行動のダチョウ・象の家族・ガゼルの群れ・かんむり鶴,大きな池の中ではカバの大群・ひょうきんなイボイノシシ等も見られた。草むらに隠れている2頭のヒョウも……。Johnからは「ストップという声をかけてもらえれば いつでも止まるから」と言われていたが、首にぶらさげた双眼鏡を覗いたり、カメラで撮影するのに追われて 忙しいことこの上ない状態。 -
[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-2]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-3]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-4]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-5]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-6]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-7]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-8]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-9]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-10]
さらに驚いたことに、ライオンの群れの近くで停車していた時には、大きなライオンが車の下の日陰に入り込んで寝転がってしまった。動くに動けなかったが、しばらくするとゆっくりと起き上がって出て行ったので、やっとのことで移動可能となる。 -
[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-11]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-12]
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[ンゴロンゴロ自然保護区でゲームドライブ-13]
母親の仕留めた獲物を目前にする子ライオン。 -
[人類発祥の地 オルドヴァイ渓谷-1]
ランチボックスでの昼食後、今度は更に東側のセレンゲティ国立公園に向かう。途中立ち寄ったオルドヴァイ渓谷は、最古(数100万年前)の人類発祥の地と言われる場所で、現地担当者から発掘の状況等の説明を受けながら 正面に広がる静寂な採掘跡を眺めて、当時の状況に思いを馳せることしばし。 -
[人類発祥の地 オルドヴァイ渓谷-2]
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[マサイ族を見かける]
再びセレンゲティに向かう途上には、マサイの集落が所々にあって、赤い布を着て杖を持ったマサイ族の青少年が、牛や山羊を追っているのを見掛ける。水の入った袋を背中に抱えたりして運ぶ女性たちの地位は低く、一夫多妻制とのこと。 -
[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-1]
我がサファリ車はでこぼこ道を猛スピードで走るので舞い上がる砂塵がすごい。 他の車を遠くから見るとまるで砂漠を走るキャラバン隊のよう。たまに地上から巻き上がって走り回る小さな竜巻も見掛けられる。セレンゲティ公園の区域に入ると 、一本道の両側に見えるのは見渡す限り地平線のみの荒野という感じ。やがてサバンナ~ブッシュ~低木~中木と景色が徐々に変わって行き、途中でパラパラと雨に見舞われるが大したことはなく、18:30過ぎにようやくセレンゲティの北部にあるロッジに到着。
翌日はくもり時々晴一時雨という天候だったが、ロッジからは草原上を優雅に歩く3頭のキリンや、一心に草を食む2頭のバッファローが見下ろせ、清々しい光景だった 。8:00にロッジを出発したゲームドライブでは、岩の上に悠然と寝そべる雌ライオンや、気持ちよさそうに砂浴びをする象,木陰で母ライオンが捕った動物の肉を目の前にしてこちらをキョトンとした目で眺めている子ライオン、さらにはハンティングしたばかりのインパラの肉を川の縁で貪る2頭のチーターのそばでその様子をしばし見入る。周りには水を飲みに集まった多くのシマウマたちが今や遅しとチーターの立ち去るのを待っている。チーターが少しでも肉の前を離れると、いつの間にか集まって来たハゲワシたちが残り肉に群がる。木々を盛んに揺すってキャッキャと吼えるヒヒたちの声も聞こえる。ロッジに一旦引き返して昼食を摂り、展望台から雄大な風景を眺めながら休息。14:30に今度は中部地区を目指して出発。象・キリン・バッファロー・ジャッカル・インパラ・ガゼル等が、次々に色んな場所で姿を現わす。木の上でガゼルの肉を食べる斑点模様のヒョウを見つ け、しばしストップして眺める。他にも原色の美しい鳥たちやベルベットモンキー・ダチョウ・ヌー等も見掛ける。また捕獲したばかりのシマウマの肉を食べる数頭のライオンの周りでは 、それを狙うブチハイエナがウロウロしており、時折雄ライオンが威嚇して追い払おうとする、がしつこく近づいて行く。まさに「野性の王国」の情景そのもの。こんなに度々ライオンに出会えるのは運がよかった、とJohnは言っていた。立ちっぱなしで相当疲れたところで中部地区のロッジに到着。心地よい疲れをバスタブに浸かって癒しながら、共生している野生動物のありさまを振り返ることになった。
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-2]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-3]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-4]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-5]
眼の前を闊歩するヒョウ。 -
[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-6]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-7]
キリンの歩く姿は実に優雅。 -
[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-8]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-9]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-10]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-11]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-12]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-13]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-14]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-15]
ライオンの仕留めた獲物を狙って近寄る ブチハイエナ(左側)。 -
[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-16]
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[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-17]
ヒヒの親子。 -
[セレンゲティ公園でのゲームドライブ-18]
水中より背中を出すカバの群れ。 -
[アルーシャへの帰途-1]
今日はサファリ最終日。8:30にロッジを出発して、一路アルーシャに向かって帰途に。
途中でも ライオン,キリン,インパラ他多くの動物や鳥たちに出くわす。 -
[アルーシャへの帰途-2]
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[アルーシャへの帰途-3]
マサイ族の青年とガソリン・タンク。 -
[タンザナイト(左)とルビーの原石]
15:00頃着いたアルーシャの街外れにある店で、待望のタンザナイトの原石をルビーの原石と共に入手(いずれもこの周辺に産地あり)。 -
[タンザナイトの原石と製品]
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[研磨・加工後のタンザナイト]
「タンザナイト」はアルーシャ地区にあるメレラニ鉱山でのみ見られる青色のゾイ サイト(灰簾石;かいれんせき)を指し、これを宝石商ティファニーの時の副社長が「タンザナイト」と名付けて大々的に売り出したもの。その名が示すとおり、キリマンジャロの夕暮れ時の空を映し出したような美しい青紫色を呈する。多色性という特徴を持っており、見る角度によって青色や紫色が強くなる。また自然光の下では透明感に満ちた美しい群青色に、夜のライトや白熱灯の下では高貴な紫色に、蛍光灯の下では青色に輝く変化も見られる。
石言葉は、「誇り高き人(高貴)・冷静・空想」。 -
[メルー山]
見上げると空は快晴。Johnに訊ねると、今日は90%ぐらいの確率でキリマンジャロ山が見えるとのこと。気持ちがはやるばかりであるがまだ遠い。やがて左前方に当国第二の高峰メルー山が見えて来る。頂上付近は白い雲で覆われているが、徐々に取り除かれて行くのが眺められる。 -
[キリマンジャロ山-1]
アルーシャの市街地からこのメルー山を反時計回りに周って走ること30分余り、郊外でようやくストップ。17:00。刈り取った後のとうもろこし畑前方かなたに火山特有のなだらかな裾野を持つキリマンジャロ山が見える。頂上はうっすらと雲に隠れていたが、やがて氷河をいただく頂上付近が現われて来る。念願のキリマンジャロ山 !!。しばらくの間、このアフリカの最高峰(標高5,895m)の雄姿ををじっと眺め続ける。ものの本によると、もともとキリマンジャロ山はケニアの領地であったが、時のタンザニアの領主ドイツ皇帝がケニア領主だった母親のイギリス女王に、そちらにはケニア山があるから、とのことで譲ってもらったとのこと。
ここからキリマンジャロ空港まではすぐの距離。 -
[キリマンジャロ山-2]
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[キリマンジャロ山ー3]
18:00に空港前に到着。ここでJohnとはお別れで、充分満喫出来た というお礼を言ってチップを手渡す。アサンテ・サナ!! (スワヒリ語で「どうもありがとう」)。折りしも夕陽が沈むところで、空港の前で茜色から紫紺色に変りゆくキリマンジャロ山の頂上を満足感一杯でジーっと眺め続ける。やがて暗青色になって見えなくなった。まさに、キリマンジャロ山一帯の夕暮れ時の青紫色を模したとされる タンザナイトの色そのものである。一時はあきらめかけただけに胸いっぱいで、21:40発のエア・タンザニアに乗り込んだ。期待通りの成果が得られたタンザニアの旅だった。
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[マラウイに帰着]
翌日、ダルエスサラームの宿舎で目覚めた時には雨。昼前に到着したマラウイの空 港を出たところでは、かなり咲き出した紫色のジャカランダの花が目に優しく迎えてくれた。考えてみればタンザナイトを思わせる色。それ以降、街中でジャカランダを目にする度に待ち焦がれていたこともあって、両者への思いが重なり合ってウキウキした気分になったものである。
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