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 勤めていた建築・土木の設計監理会社を定年退職後、海外滞在業務(リビア,イン ドネシア・スマトラ,台湾 他)を含めてそれまで培ってきた技術や知識・経験を積極的に発展途上国に移転することで、自分の専門が現地で活かせる悦びを実感することができるのでは…との思いで、JICA(国際協力機構)のシニア海外ボランティア(SV)として東南アジアのカンボジアおよび東南アフリカのマラウイに赴任した。<br /><br />* カンボジアとマラウイでのSV活動の状況を 土木学会誌および大学の学術機関誌に投稿した。<br /><br /><br />[サトウ椰子林(左;カンボジア)とジャカランダ(右;マラウイ)]<br /><br /><br /><br />

海外ボランティア活動とリフレッシュメント

10いいね!

2003/04/01 - 2009/03/24

9位(同エリア15件中)

0

148

タケ

タケさん

勤めていた建築・土木の設計監理会社を定年退職後、海外滞在業務(リビア,イン ドネシア・スマトラ,台湾 他)を含めてそれまで培ってきた技術や知識・経験を積極的に発展途上国に移転することで、自分の専門が現地で活かせる悦びを実感することができるのでは…との思いで、JICA(国際協力機構)のシニア海外ボランティア(SV)として東南アジアのカンボジアおよび東南アフリカのマラウイに赴任した。

* カンボジアとマラウイでのSV活動の状況を 土木学会誌および大学の学術機関誌に投稿した。


[サトウ椰子林(左;カンボジア)とジャカランダ(右;マラウイ)]



旅行の満足度
4.5

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  • [カンボジアとマラウイの位置図]

    [カンボジアとマラウイの位置図]

  • [赴任した学校の門前にて]<br /><br />  2003年4月から2年間滞在したカンボジアでの指導項目は「土木工学」で、首都プノ  ンペンにある王立の教育機関(日本の高専と大学および職業訓練校を合わせたような学校)で、主に同校の教師を指導するというものだった。特に、生徒たちに土木に興味を持ってもらうためには、身近な題材を使った映像が有効だと考えて、彼らカンボジア人にとって心の拠り所といわれるアンコール遺跡を取り上げ、「アンコール遺跡修復と土木工学」というテーマで授業を実施した。NHKの&quot;プロジェクトX &quot;で放映されたアンコールワット遺跡の修復手法を、日本人の石工が現地の若者たちに厳しく伝授していく物語のビデオや、JSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)の現地事務所を訪ね、豪雨に対する水はけ等種々の工夫をこらした往時の施設の修復状況を撮影したビデオを数本借りてきてVCD化し、教材とした。 また、同じく&quot;プロジェクトX&quot;で放映された「戦場にかける橋-カンボジア日本友好橋-」(当時日本橋と呼ばれていたサップ川に架かる唯一の橋げたがポルポト率いるクメール・ルージュに破壊され、それを種々の脅しや誤解等に悩まされながらも幾多の技術的な困難をも乗り越えて、日本政府の援助で修復していく過程を描いたもの)をVCD化し、カンボジア政府の公共事業運輸省他より入手した設計図(橋長≒700m)や地盤調査記録等を加えて教材とした。<br />  この企画は非常に好評で、貸して欲しいという生徒や教師たちの依頼が相次いだ。   <br />  また赴任終盤には、大学で新設されたEngineering Geology(土木地質)の授業を受  け持ち、地盤調査やそれに基づく地盤の考え方等を教示した。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

    [赴任した学校の門前にて]

    2003年4月から2年間滞在したカンボジアでの指導項目は「土木工学」で、首都プノ ンペンにある王立の教育機関(日本の高専と大学および職業訓練校を合わせたような学校)で、主に同校の教師を指導するというものだった。特に、生徒たちに土木に興味を持ってもらうためには、身近な題材を使った映像が有効だと考えて、彼らカンボジア人にとって心の拠り所といわれるアンコール遺跡を取り上げ、「アンコール遺跡修復と土木工学」というテーマで授業を実施した。NHKの"プロジェクトX "で放映されたアンコールワット遺跡の修復手法を、日本人の石工が現地の若者たちに厳しく伝授していく物語のビデオや、JSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)の現地事務所を訪ね、豪雨に対する水はけ等種々の工夫をこらした往時の施設の修復状況を撮影したビデオを数本借りてきてVCD化し、教材とした。 また、同じく"プロジェクトX"で放映された「戦場にかける橋-カンボジア日本友好橋-」(当時日本橋と呼ばれていたサップ川に架かる唯一の橋げたがポルポト率いるクメール・ルージュに破壊され、それを種々の脅しや誤解等に悩まされながらも幾多の技術的な困難をも乗り越えて、日本政府の援助で修復していく過程を描いたもの)をVCD化し、カンボジア政府の公共事業運輸省他より入手した設計図(橋長≒700m)や地盤調査記録等を加えて教材とした。
    この企画は非常に好評で、貸して欲しいという生徒や教師たちの依頼が相次いだ。
    また赴任終盤には、大学で新設されたEngineering Geology(土木地質)の授業を受 け持ち、地盤調査やそれに基づく地盤の考え方等を教示した。





  • [校内キャンパス]

    [校内キャンパス]

  • [朝礼風景]<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> <br />

    [朝礼風景]











  • [修復中のアンコールワット西参道-1]<br /><br />  向かって左側半分は日本チームにより元あった石のみで元通りに修復された石畳     、右側はフランス・チームによりセメント・コンクリートを用いて修復された石畳。 <br />国家の考え方の違いが反映されていて、興味深い。<br /><br />

    [修復中のアンコールワット西参道-1]

    向かって左側半分は日本チームにより元あった石のみで元通りに修復された石畳 、右側はフランス・チームによりセメント・コンクリートを用いて修復された石畳。
    国家の考え方の違いが反映されていて、興味深い。

  • [修復中のアンコールワット西参道-2]

    [修復中のアンコールワット西参道-2]

  • [クメール・ルージュに破壊された「カンボジア日本友好橋」]<br /><br />  当時は[日本橋]と呼ばれていた。<br /><br />* 下の写真は、今回修復前に旧橋脚を爆破して除去するところ。

    [クメール・ルージュに破壊された「カンボジア日本友好橋」]

    当時は[日本橋]と呼ばれていた。

    * 下の写真は、今回修復前に旧橋脚を爆破して除去するところ。

  • [修復中の「カンボジア日本友好橋」]<br /><br />

    [修復中の「カンボジア日本友好橋」]

  • [「カンボジア日本友好橋」の遠景]<br /><br />  橋長≒700mで、アンコール遺跡方面へ向かう道路の唯一の大動脈となっている。<br /><br />

    [「カンボジア日本友好橋」の遠景]

    橋長≒700mで、アンコール遺跡方面へ向かう道路の唯一の大動脈となっている。

  • [カンボジア日本友好橋]

    [カンボジア日本友好橋]

  • [「カンボジア日本友好橋」の説明用に作成した教材]<br /><br />

    [「カンボジア日本友好橋」の説明用に作成した教材]

  • [VCDによる授業中]

    [VCDによる授業中]

  • [測量実習]<br /><br />  当校の電気・電子工学科に比べ入試競争率が圧倒的に高い土木工学科の生徒たち(中でも何故か女生徒の割合が多い)に対して、アンケート調査を実施した。質問内容は、なぜ土木工学科を選択したのか ?、将来どういう職業に就きたいか ? というこ   とで、前者については「カンボジアの発展に役立てることができる」、「給料の良い職を得やすい」、後者については、「土木技術者や土木工学の指導者」、「地方でなく、都会で職に就きたい」 等々であった。男生徒が現実的なのに対して、女生徒は「信じられない何かを作り出すことができる」、「有名な土木技術者になりたい」等 あこがれを描いて夢想的な(?)回答が多かった。法制度をはじめインフラの整備が極端に遅れている同国では、教師にとっては給料が安くて(当時の月給は20から30 USドル)副業に頼らざるを得ないので、本業に専念する時間がなかなか取れない、また生徒たちにとっては、卒業しても適切な就職先がない(知り合った現地の建設会社や設計会社等を紹介したりしたが)等々の大きな課題を抱えていた。<br /><br /><br /><br /><br />

    [測量実習]

    当校の電気・電子工学科に比べ入試競争率が圧倒的に高い土木工学科の生徒たち(中でも何故か女生徒の割合が多い)に対して、アンケート調査を実施した。質問内容は、なぜ土木工学科を選択したのか ?、将来どういう職業に就きたいか ? というこ とで、前者については「カンボジアの発展に役立てることができる」、「給料の良い職を得やすい」、後者については、「土木技術者や土木工学の指導者」、「地方でなく、都会で職に就きたい」 等々であった。男生徒が現実的なのに対して、女生徒は「信じられない何かを作り出すことができる」、「有名な土木技術者になりたい」等 あこがれを描いて夢想的な(?)回答が多かった。法制度をはじめインフラの整備が極端に遅れている同国では、教師にとっては給料が安くて(当時の月給は20から30 USドル)副業に頼らざるを得ないので、本業に専念する時間がなかなか取れない、また生徒たちにとっては、卒業しても適切な就職先がない(知り合った現地の建設会社や設計会社等を紹介したりしたが)等々の大きな課題を抱えていた。




  • [レンガ積みおよび鉄筋組みの実習]

    [レンガ積みおよび鉄筋組みの実習]

  • [バスを連ねてタイランド湾沿いのビーチへ遠足]

    [バスを連ねてタイランド湾沿いのビーチへ遠足]

  • [副首相による卒業証書授与]

    [副首相による卒業証書授与]

  • [母子保健センター試験室棟建設の工事監理]<br /><br />  当時のJICAの現地担当者より、日本の専門家医師が派遣されている国立母子保健セ   ンター(NMCHC)の試験室棟(Health Garden Building)建設の工事監理を依頼された(2003年~2004年にかけての5ケ月間)。無償で文字通りのボランティア活動だったが 、施工は現地の請負業者で、日本のような充分な施工管理基準が無いため行き違いも多少あったけれども、この国の建設事情の一端を垣間見ることが出来た貴重な体験だった。<br />

    [母子保健センター試験室棟建設の工事監理]

    当時のJICAの現地担当者より、日本の専門家医師が派遣されている国立母子保健セ ンター(NMCHC)の試験室棟(Health Garden Building)建設の工事監理を依頼された(2003年~2004年にかけての5ケ月間)。無償で文字通りのボランティア活動だったが 、施工は現地の請負業者で、日本のような充分な施工管理基準が無いため行き違いも多少あったけれども、この国の建設事情の一端を垣間見ることが出来た貴重な体験だった。

  • [孤児院のグランド整備]<br /><br />  工事終了後、この請負業者にSVが派遣されている孤児院のグランド整備を頼んだ    ところ、快く引き受けてくれた(無償で)。<br /><br />

    [孤児院のグランド整備]

    工事終了後、この請負業者にSVが派遣されている孤児院のグランド整備を頼んだ ところ、快く引き受けてくれた(無償で)。

  • [試験室棟開所式の当日、棟出入口前にて]<br /><br />  この後の開所式では、大勢の看護婦や医師たちに迎えられて 保健大臣、日本国大使     ・JICA事務所長等によるテープカットが行なわれた。続いてシャンパンが抜かれ祝杯。 そして大臣たちは試験室をはじめとする棟内を院長の案内で熱心に視察された。<br /><br />

    [試験室棟開所式の当日、棟出入口前にて]

    この後の開所式では、大勢の看護婦や医師たちに迎えられて 保健大臣、日本国大使 ・JICA事務所長等によるテープカットが行なわれた。続いてシャンパンが抜かれ祝杯。 そして大臣たちは試験室をはじめとする棟内を院長の案内で熱心に視察された。

  • [母子保健センターの待合室にて]<br /><br />  プノンペンにある当センターは、当時カンボジア最大の産婦人科関連の病院だった。<br /><br />

    [母子保健センターの待合室にて]

    プノンペンにある当センターは、当時カンボジア最大の産婦人科関連の病院だった。

  • [雲海上より見たヒマラヤ山系]<br /><br />  業務の面では、主任教師と共にネパールで開催されたJICA主催の自然災害削減セ    ミナーに参加した(カンボジア恒例の洪水被害の実態および対応策等 について発表)。<br />  野外セミナーでは、清冽な万年雪を戴く八千m級のアンナプルナ山系を眺めなが   ら、ポーターや馬を帯同して2週間ほど氷河流の堆積層や褶曲構造他の地質現場を見て回った。道中、アンモナイトの化石を拾ったり、冷たい雪解け水の川を裸足で渡ったり、また鄙びた温泉に現地人と共に浸かったり、ヤクのチーズを食べる等 貴重な体験をした(詳細は別途「ネパール編」を参照のこと)。

    [雲海上より見たヒマラヤ山系]

    業務の面では、主任教師と共にネパールで開催されたJICA主催の自然災害削減セ ミナーに参加した(カンボジア恒例の洪水被害の実態および対応策等 について発表)。
    野外セミナーでは、清冽な万年雪を戴く八千m級のアンナプルナ山系を眺めなが ら、ポーターや馬を帯同して2週間ほど氷河流の堆積層や褶曲構造他の地質現場を見て回った。道中、アンモナイトの化石を拾ったり、冷たい雪解け水の川を裸足で渡ったり、また鄙びた温泉に現地人と共に浸かったり、ヤクのチーズを食べる等 貴重な体験をした(詳細は別途「ネパール編」を参照のこと)。

  • [マラウイ中部に広がるサバンナ]<br /><br />  一方、2006~2009年の間 3回に亘り延べ2年半ほど滞在したマラウイは、アフリカ   の南半球にある内陸国で、死海・紅海から連なる 「東アフリカ大地溝帯」 の南端部に位置する(南北に細長いマラウイ湖はその名残り)。指導項目は、「非金属鉱物資源の活用」および「鉱物探査」ということだった。同国の地質調査所 他に所属して、1年目は貧困撲滅および経済発展に役立てるべく、産出される鉱物資源の状況を調査して提言・指導を行なう、というものだった。同国内を北から南まで3,500km余り走り回って採掘現場調査をしたり、宝石加工業者や宝石の原石を取り扱うビジネス・コンサルタント等に何回もヒヤリングをした結果、当国には想像していた以上の貴石・宝石類(ルビー,サファイア,エメラルド,アクアマリン 等を含む)や鉱物類(レアメタルや金,ウラン等を含む)が賦存し、採掘されていることを実感した。<br />  これらをもとに、「マラウイの鉱物図鑑」(日本語の電子版)や鉱物標本箱を作成し     た。しかしながら、 採掘の器具や用具それに加工技術がない、マーケットが不足し不法な密輸が横行している、地質に対する知識が不足している、投資者が中々居ない 等のため付加価値を付けられず、マラウイ国経済発展への寄与はほとんどない、というのが実情だった。 実務的な法制度の整備と、同国政府の計画的かつ継続的な資金援助が必要である 等の提案を行なった。<br /><br /> *日本人は当時、公用業務の場合は入国ビザ不要だった。

    [マラウイ中部に広がるサバンナ]

    一方、2006~2009年の間 3回に亘り延べ2年半ほど滞在したマラウイは、アフリカ の南半球にある内陸国で、死海・紅海から連なる 「東アフリカ大地溝帯」 の南端部に位置する(南北に細長いマラウイ湖はその名残り)。指導項目は、「非金属鉱物資源の活用」および「鉱物探査」ということだった。同国の地質調査所 他に所属して、1年目は貧困撲滅および経済発展に役立てるべく、産出される鉱物資源の状況を調査して提言・指導を行なう、というものだった。同国内を北から南まで3,500km余り走り回って採掘現場調査をしたり、宝石加工業者や宝石の原石を取り扱うビジネス・コンサルタント等に何回もヒヤリングをした結果、当国には想像していた以上の貴石・宝石類(ルビー,サファイア,エメラルド,アクアマリン 等を含む)や鉱物類(レアメタルや金,ウラン等を含む)が賦存し、採掘されていることを実感した。
    これらをもとに、「マラウイの鉱物図鑑」(日本語の電子版)や鉱物標本箱を作成し た。しかしながら、 採掘の器具や用具それに加工技術がない、マーケットが不足し不法な密輸が横行している、地質に対する知識が不足している、投資者が中々居ない 等のため付加価値を付けられず、マラウイ国経済発展への寄与はほとんどない、というのが実情だった。 実務的な法制度の整備と、同国政府の計画的かつ継続的な資金援助が必要である 等の提案を行なった。

     *日本人は当時、公用業務の場合は入国ビザ不要だった。

  • [マラウイ北部に見られる大地溝帯跡(向かって左側の斜面)]<br /><br />  左側斜面下部には大地溝帯底部の名残りとされるマラウイ湖が横たわっている。

    [マラウイ北部に見られる大地溝帯跡(向かって左側の斜面)]

    左側斜面下部には大地溝帯底部の名残りとされるマラウイ湖が横たわっている。

  • [地質調査事務所近くにあるHot spring]<br /><br />  大地溝帯に沿って地震が時々発生する(マラウイ湖西岸に沿って地震帯および Hot springが点在)。

    [地質調査事務所近くにあるHot spring]

    大地溝帯に沿って地震が時々発生する(マラウイ湖西岸に沿って地震帯および Hot springが点在)。

  • [宝石類で作製されたマラウイ鉱物地図]<br /><br />  右側の縦方向に細長く光っているのがアクアマリンで表示されたマラウイ湖。

    [宝石類で作製されたマラウイ鉱物地図]

    右側の縦方向に細長く光っているのがアクアマリンで表示されたマラウイ湖。

  • [サファイア等の採掘現場]

    [サファイア等の採掘現場]

  • [メノウの原石を採掘中]

    [メノウの原石を採掘中]

  • [サファイアの原石]

    [サファイアの原石]

  • [アメジスト(左側)と蛍石の原石]

    [アメジスト(左側)と蛍石の原石]

  • [水晶とアクアマリンの原石]

    [水晶とアクアマリンの原石]

  • [アクアマリンの鉱床にて]

    [アクアマリンの鉱床にて]

  • [アクアマリンの原石]

    [アクアマリンの原石]

  • [アマゾナイトの原石]

    [アマゾナイトの原石]

  • [レアメタルのMonazite]

    [レアメタルのMonazite]

  • [リン鉱石の原石]

    [リン鉱石の原石]

  • [宝石の研磨作業(宝石加工店にて)]

    [宝石の研磨作業(宝石加工店にて)]

  • [磁力計によるダイヤモンド探査]<br /><br />  2~3年目にはダイヤモンド探査の実務に携わった。海外から論文を取り寄せる等  して、ダイヤモンドを胚胎する可能性のある火山岩の母岩鉱物キンバーライト(日本   には無い)には磁気探査が有効である との情報を得た。その露頭が見られる山間地で地下の賦存範囲を探るべく、現場で現地技術者たちとテント生活をしながら、現地踏査や、調査所の倉庫に保管されていた年代物の磁力計(カナダ製)を活用しての磁気探査を実施した。<br />  また事前に、有数のダイヤモンド産出国であるボツワナの地質調査所を訪ねて、実際の探査情報を入手したりもした。その結果想定された賦存キンバーライト岩体に対して 、実態を探るためのボーリング位置3ケ所を設定し提案した。が、ここでも資金不足がネックとなって中々次へ進めなくて、中断したままである。また、啓蒙のための地質博物館[or 鉱物展示室]設置構想(調査所所長も同じ構想を持っていた)や現地語の鉱物図鑑類編纂の必要性も提示した。<br />

    [磁力計によるダイヤモンド探査]

    2~3年目にはダイヤモンド探査の実務に携わった。海外から論文を取り寄せる等 して、ダイヤモンドを胚胎する可能性のある火山岩の母岩鉱物キンバーライト(日本 には無い)には磁気探査が有効である との情報を得た。その露頭が見られる山間地で地下の賦存範囲を探るべく、現場で現地技術者たちとテント生活をしながら、現地踏査や、調査所の倉庫に保管されていた年代物の磁力計(カナダ製)を活用しての磁気探査を実施した。
    また事前に、有数のダイヤモンド産出国であるボツワナの地質調査所を訪ねて、実際の探査情報を入手したりもした。その結果想定された賦存キンバーライト岩体に対して 、実態を探るためのボーリング位置3ケ所を設定し提案した。が、ここでも資金不足がネックとなって中々次へ進めなくて、中断したままである。また、啓蒙のための地質博物館[or 鉱物展示室]設置構想(調査所所長も同じ構想を持っていた)や現地語の鉱物図鑑類編纂の必要性も提示した。

  • [キンバーライトの露頭]

    [キンバーライトの露頭]

  • [現場の山上に架かる大きな虹]

    [現場の山上に架かる大きな虹]

  • [テント生活をしながらのダイヤモンド探査]

    [テント生活をしながらのダイヤモンド探査]

  • [賄いのおばさんに現地調達のホロホロ鳥を調理してもらう]<br /><br />  鶏よりも多少高いが、肉量が多く噛みごたえがあっておいしい。以降、仲間たちは「ホ   ロホロ鳥」という日本語を覚えた。

    [賄いのおばさんに現地調達のホロホロ鳥を調理してもらう]

    鶏よりも多少高いが、肉量が多く噛みごたえがあっておいしい。以降、仲間たちは「ホ ロホロ鳥」という日本語を覚えた。

  • [山羊の肉]<br /><br />  マラウイ人は安い山羊肉を好んで食べる。

    [山羊の肉]

    マラウイ人は安い山羊肉を好んで食べる。

  • [炒めた羽アリ]<br /><br />  同僚たちはおかずとして何度か食べていたが、当方はパス。

    [炒めた羽アリ]

    同僚たちはおかずとして何度か食べていたが、当方はパス。

  • [みずみずしくて甘いマンゴー]

    [みずみずしくて甘いマンゴー]

  • [マンゴーの木]<br /><br />  現場周辺にはマンゴーの木が林立していて重宝した。

    [マンゴーの木]

    現場周辺にはマンゴーの木が林立していて重宝した。

  • [現場近くの村落にて]

    [現場近くの村落にて]

  • [杵と臼で主食であるトウモロコシ等の粉を作る]

    [杵と臼で主食であるトウモロコシ等の粉を作る]

  • [井戸からの水汲み]<br /><br />  彼女らは、バケツ一杯に入れた水を頭に載せて一滴もこぼさずに坂道を登って行く      (特殊技能?)。

    [井戸からの水汲み]

    彼女らは、バケツ一杯に入れた水を頭に載せて一滴もこぼさずに坂道を登って行く (特殊技能?)。

  • [河で洗濯に精を出す女性たち]

    [河で洗濯に精を出す女性たち]

  • [ボツワナのダイヤモンド採掘現場]<br /><br />  品質が良くて世界有数のダイヤモンド王国であるボツワナでは、輸出の75から90%、国の歳入の50%強がダイヤモンド関連が占めていて、国民の医療費と教育費は無料 とのこと。

    [ボツワナのダイヤモンド採掘現場]

    品質が良くて世界有数のダイヤモンド王国であるボツワナでは、輸出の75から90%、国の歳入の50%強がダイヤモンド関連が占めていて、国民の医療費と教育費は無料 とのこと。

  • [地質調査事務所の外観]

    [地質調査事務所の外観]

  • [事務所前にて記念撮影]

    [事務所前にて記念撮影]

  • [事務所内にて]<br /><br />左上は執務室での様子。 <br />右上は、所長が英スコットランドの大学より博士号を授与された際のお祝いの会で、夫人とともに撮ったもの。<br />下の三葉は、当方の送別時のもの。

    [事務所内にて]

    左上は執務室での様子。
    右上は、所長が英スコットランドの大学より博士号を授与された際のお祝いの会で、夫人とともに撮ったもの。
    下の三葉は、当方の送別時のもの。

  • [ダイヤモンド探査仲間たちとの寄せ書き(所長とも)]<br /><br />  どうもありがとうございました。また会いましょう。← 現地のチチェワ語で !!<br />  2007年9月20日。Chapachenga Hillにて(ダイヤモンド探査業務)。

    [ダイヤモンド探査仲間たちとの寄せ書き(所長とも)]

    どうもありがとうございました。また会いましょう。← 現地のチチェワ語で !!
    2007年9月20日。Chapachenga Hillにて(ダイヤモンド探査業務)。

  • [サップ川を遡ってアンコール遺跡へ]<br /><br />  以上がSVとしての活動概要であるが、これら発展途上国での滞在時には、街中でも   停電や断水,水道水の汚れ等が日常茶飯事であることもさることながら、今の日本国内では考えられない問題が少なからず発生する。そのひとつとして、食文化や風習・宗教に対する考え方の違い、言葉によるコミュニケーションの不足 等による「ストレスの蓄積」 が挙げられよう。<br />  カンボジアでは一軒家を借り、姉妹のメイドや銃を持ったガードマンたちを雇って   、呼び寄せた家族と共に過ごした(外国でメイドを雇って生活し、ハンモックで昼寝をするのが長年の夢だったが、はからずもカンボジアで両方とも実現することとなった。このハンモックは今も自宅で活躍中)。<br />  メイドには「Japanese cooking」 等の料理本を手渡して、茶わん蒸しや天ぷら,バ   ラ寿司,味噌汁 他の日本食をよく作ってもらった。毎食後のココナッツ・ミルクをたっぷり使った手作りのカンボジア・スイーツも絶品だった。家計簿を毎日つけてもらって、チェックすることにした。 周りにはJICA関係者をはじめとする日本人も多く、また様式が異なるとはいえ同じアジア圏の仏教国で日本食レストランも数軒あり、旧宗主国がフランスだったので、フランス料理をはじめ各国の料理も手頃な値段で味わえた。日本国大使館で時折開催される日本映画の会や音楽会等のイベントに参加することでも、随分癒された。 世界遺産に登録されている幾つかのアンコール遺跡を機会を見つけては訪れ(飛行機,車またある時には船で)、さらにSVの同期生たちと誘い合って、有森裕子さん共催のアンコールワット・ハーフマラソンに参加したりもした。<br />  また、家族を伴って山間の少数民族集落を訪ね歩いたり、近くにあるタイのバンコ   クやベトナムのホーチミンに買い出しに出かけたり、西オーストラリアのパースやニュージーランドの温泉,氷河を訪れたりした。<br /><br /><br />

    [サップ川を遡ってアンコール遺跡へ]

    以上がSVとしての活動概要であるが、これら発展途上国での滞在時には、街中でも 停電や断水,水道水の汚れ等が日常茶飯事であることもさることながら、今の日本国内では考えられない問題が少なからず発生する。そのひとつとして、食文化や風習・宗教に対する考え方の違い、言葉によるコミュニケーションの不足 等による「ストレスの蓄積」 が挙げられよう。
    カンボジアでは一軒家を借り、姉妹のメイドや銃を持ったガードマンたちを雇って 、呼び寄せた家族と共に過ごした(外国でメイドを雇って生活し、ハンモックで昼寝をするのが長年の夢だったが、はからずもカンボジアで両方とも実現することとなった。このハンモックは今も自宅で活躍中)。
    メイドには「Japanese cooking」 等の料理本を手渡して、茶わん蒸しや天ぷら,バ ラ寿司,味噌汁 他の日本食をよく作ってもらった。毎食後のココナッツ・ミルクをたっぷり使った手作りのカンボジア・スイーツも絶品だった。家計簿を毎日つけてもらって、チェックすることにした。 周りにはJICA関係者をはじめとする日本人も多く、また様式が異なるとはいえ同じアジア圏の仏教国で日本食レストランも数軒あり、旧宗主国がフランスだったので、フランス料理をはじめ各国の料理も手頃な値段で味わえた。日本国大使館で時折開催される日本映画の会や音楽会等のイベントに参加することでも、随分癒された。 世界遺産に登録されている幾つかのアンコール遺跡を機会を見つけては訪れ(飛行機,車またある時には船で)、さらにSVの同期生たちと誘い合って、有森裕子さん共催のアンコールワット・ハーフマラソンに参加したりもした。
    また、家族を伴って山間の少数民族集落を訪ね歩いたり、近くにあるタイのバンコ クやベトナムのホーチミンに買い出しに出かけたり、西オーストラリアのパースやニュージーランドの温泉,氷河を訪れたりした。


  • [アンコールワット遠景]

    [アンコールワット遠景]

  • [アンコールワットでの日の出]

    [アンコールワットでの日の出]

  • [有森裕子さん支援のアンコールワット・ハーフマラソンに参加]<br /><br />  この年、初めて我々SV7名が参加(より若い青年協力隊員はそれまでにも参加して   いた)。良い気分転換になった。<br /><br /><br /><br />

    [有森裕子さん支援のアンコールワット・ハーフマラソンに参加]

    この年、初めて我々SV7名が参加(より若い青年協力隊員はそれまでにも参加して いた)。良い気分転換になった。



  • [あいさつする有森裕子さん]<br /><br />

    [あいさつする有森裕子さん]

  • [独立50周年記念式典に参加したフンセン首相]<br /><br />  カンボジアは1953年にフランスから独立。

    [独立50周年記念式典に参加したフンセン首相]

    カンボジアは1953年にフランスから独立。

  • [独立50周年記念の盆踊り大会]

    [独立50周年記念の盆踊り大会]

  • [喜び組のパフォーマンス]<br /><br />  住まいのすぐそばに北朝鮮レストランがあり、ウエイトレスが歌を唄ったり、楽器を奏でたり、踊りを見せてくれたりする。デュエットで日本語でのカラオケや、一緒にダンスをすることも出来る。

    [喜び組のパフォーマンス]

    住まいのすぐそばに北朝鮮レストランがあり、ウエイトレスが歌を唄ったり、楽器を奏でたり、踊りを見せてくれたりする。デュエットで日本語でのカラオケや、一緒にダンスをすることも出来る。

  • [2003年の総選挙投票風景]<br /><br />  日本人を含む多数の監視員の下で行われ、懸念されていた大きな問題は無かった。

    [2003年の総選挙投票風景]

    日本人を含む多数の監視員の下で行われ、懸念されていた大きな問題は無かった。

  • [街中での盛大な選挙運動]

    [街中での盛大な選挙運動]

  • [少数民族村にて]<br /><br />  カンボジア北東部にある ラタナキリ を訪ねる。

    [少数民族村にて]

    カンボジア北東部にある ラタナキリ を訪ねる。

  • [アユタヤにて]<br /><br />  タイの古都 アユタヤ を訪ねる。

    [アユタヤにて]

    タイの古都 アユタヤ を訪ねる。

  • [カンチャナブリにて]<br /><br />  泰緬鉄道のクワイ川に架かる日英戦争跡 「戦場にかける橋」 を訪ねる。<br /><br />

    [カンチャナブリにて]

    泰緬鉄道のクワイ川に架かる日英戦争跡 「戦場にかける橋」 を訪ねる。

  • [チェンマイにて]<br /><br />  タイ第二の都市 チェンマイ にある温泉地を訪ねる。

    [チェンマイにて]

    タイ第二の都市 チェンマイ にある温泉地を訪ねる。

  • [水上マーケットにて]<br /><br />  ベトナム・ホーチミン近郊の メコン川デルタ を訪ねる。

    [水上マーケットにて]

    ベトナム・ホーチミン近郊の メコン川デルタ を訪ねる。

  • [ピナクルにて]<br /><br />  オーストラリア西海岸部パース近くにある奇岩地 ピナクル を訪ねる。

    [ピナクルにて]

    オーストラリア西海岸部パース近くにある奇岩地 ピナクル を訪ねる。

  • [氷河上にて]<br /><br />  ニュージーランド南島にある 「フランツ・ジョセフ氷河」 を訪ねる。

    [氷河上にて]

    ニュージーランド南島にある 「フランツ・ジョセフ氷河」 を訪ねる。

  • [お別れ会にて]<br /><br />  プノンペンで赴任していた学校の土木工学科の先生や家族を招いて、カンボジア日本友好橋を渡った所にあるレストランで、感謝・お別れ会を開く。

    [お別れ会にて]

    プノンペンで赴任していた学校の土木工学科の先生や家族を招いて、カンボジア日本友好橋を渡った所にあるレストランで、感謝・お別れ会を開く。

  • [火焔樹に囲まれた独立記念塔(マラウイ)]<br /><br />  一方、マラウイは旧宗主国が英国で、プロテスタント系のキリスト教国である。食   べ物は米も生産されてはいるが、主食はメイズという白っぽいトウモロコシの粉を蒸した「シマ」と呼ばれるもので、日本人には好んで食べられるものではない。 <br />  当地では単身でホテル住まいだったが、街中のレストランで出されるインド料理の    カレー、中国料理の炒飯、中東料理のシシカバブ等 どれを食べても同じような味付け。カレーの匂いなし、炒飯の風味なし、シシカバブの香ばしさなし、とナイナイづくしで、どれも脂っこくてひつこく、食事に出かけるのが億劫になるほどだった。<br />  滞在地は首都リロングウエから300km以上南に離れており、日本人はおろか白人   に出会うことも稀で、周りは黒光りのする黒人ばかりで、まさにブラックアフリカの真っ只中にポツンと居る感じだった。ある時急にたまらなく日本語を話したくなって、マラウイ人に日本語を教えれば良いのでは…とハッと思いつき、ホテルの従業員相手に日本語の挨拶を教えることにした。レストランのウエイターやウエイトレスたちには、注文した料理を持って来た時に、「どうぞ」-「ありがとう」-「どういたしまして」という言葉や、レセプションの所(ほとんどが女性)では、「行ってきます」-「行ってらっしゃい」,「ただいま」-「お帰りなさい」等の日常挨拶や日本語の数字の言い方も教えた。いずれも関西訛りのアクセントの日本語になっていたかも知れないが 、こちらが思う以上に早く正確な発音で覚えてくれた。 彼らと毎日これらを使ってやりとりすることで、随分気が楽になった。<br />  マラウイ国のキャッチフレーズは 「The Warm Heart of Africa」 ということで、    彼らの気さくで人なつっこい人情によっても随分癒された。だが、何と言ってもマ    ラウイは、サバンナの雄大な自然に恵まれているうえに治安も良いので、休みの日にはカメラ片手に周辺を歩き廻るのを楽しみにしていた。ことに8月から10月にかけて国中に咲き誇るジャカランダの花の鮮やかな紫色は忘れられない。奇妙な形をしたバオバブの樹も至る所で見られ、道路をゆっくりと横断するカメレオンを車の前窓から眺めることもあった。また、世界自然遺産に登録されている広大なマラウイ湖(口の中で子供を育てるというカワスズメの仲間が遊泳)や、カバ,象,ワニ,インパラ等が生息する保護区に泊まりがけで訪れたりもした。ちょうどホテルで停電時に 、満天の星空のもとでだだっ広い芝生の中庭に乱舞する 無数の蛍の群れにも感動した。 サバンナの真っ只中で360°、地平線より上の天空にひしめき合う無数の星を眺めた経験も忘れられない。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

    [火焔樹に囲まれた独立記念塔(マラウイ)]

    一方、マラウイは旧宗主国が英国で、プロテスタント系のキリスト教国である。食 べ物は米も生産されてはいるが、主食はメイズという白っぽいトウモロコシの粉を蒸した「シマ」と呼ばれるもので、日本人には好んで食べられるものではない。
    当地では単身でホテル住まいだったが、街中のレストランで出されるインド料理の カレー、中国料理の炒飯、中東料理のシシカバブ等 どれを食べても同じような味付け。カレーの匂いなし、炒飯の風味なし、シシカバブの香ばしさなし、とナイナイづくしで、どれも脂っこくてひつこく、食事に出かけるのが億劫になるほどだった。
    滞在地は首都リロングウエから300km以上南に離れており、日本人はおろか白人 に出会うことも稀で、周りは黒光りのする黒人ばかりで、まさにブラックアフリカの真っ只中にポツンと居る感じだった。ある時急にたまらなく日本語を話したくなって、マラウイ人に日本語を教えれば良いのでは…とハッと思いつき、ホテルの従業員相手に日本語の挨拶を教えることにした。レストランのウエイターやウエイトレスたちには、注文した料理を持って来た時に、「どうぞ」-「ありがとう」-「どういたしまして」という言葉や、レセプションの所(ほとんどが女性)では、「行ってきます」-「行ってらっしゃい」,「ただいま」-「お帰りなさい」等の日常挨拶や日本語の数字の言い方も教えた。いずれも関西訛りのアクセントの日本語になっていたかも知れないが 、こちらが思う以上に早く正確な発音で覚えてくれた。 彼らと毎日これらを使ってやりとりすることで、随分気が楽になった。
    マラウイ国のキャッチフレーズは 「The Warm Heart of Africa」 ということで、 彼らの気さくで人なつっこい人情によっても随分癒された。だが、何と言ってもマ ラウイは、サバンナの雄大な自然に恵まれているうえに治安も良いので、休みの日にはカメラ片手に周辺を歩き廻るのを楽しみにしていた。ことに8月から10月にかけて国中に咲き誇るジャカランダの花の鮮やかな紫色は忘れられない。奇妙な形をしたバオバブの樹も至る所で見られ、道路をゆっくりと横断するカメレオンを車の前窓から眺めることもあった。また、世界自然遺産に登録されている広大なマラウイ湖(口の中で子供を育てるというカワスズメの仲間が遊泳)や、カバ,象,ワニ,インパラ等が生息する保護区に泊まりがけで訪れたりもした。ちょうどホテルで停電時に 、満天の星空のもとでだだっ広い芝生の中庭に乱舞する 無数の蛍の群れにも感動した。 サバンナの真っ只中で360°、地平線より上の天空にひしめき合う無数の星を眺めた経験も忘れられない。










  • [独立記念祭]<br /><br />  マラウイは1964年にイギリスから独立。

    [独立記念祭]

    マラウイは1964年にイギリスから独立。

  • [マラウイ国民の主食「シマ」]<br /><br />  シマそのものには味が無く、肉や野菜と一緒に手で食べるのが普通。

    [マラウイ国民の主食「シマ」]

    シマそのものには味が無く、肉や野菜と一緒に手で食べるのが普通。

  • [近くの食堂のひとなつこい笑顔のウエイトレス]

    [近くの食堂のひとなつこい笑顔のウエイトレス]

  • [日本文化の紹介]<br /><br /> 近くにある大学や観光専門学校他で、日本の風習や文化,雪景色を含む四季の映像,地震被害の状況,舞妓の踊りの動画,日本語の歌等を、何回か披露したりもした(天皇の男系世襲制の話をした時に、それはおかしい、という意見があったのが印象的だった)。<br />*地質調査所の職員たちに舞妓の踊りの動画を披露した時には、その後しばらくは 「マイコ」,「マイコ」 という言葉を連発していた。

    [日本文化の紹介]

     近くにある大学や観光専門学校他で、日本の風習や文化,雪景色を含む四季の映像,地震被害の状況,舞妓の踊りの動画,日本語の歌等を、何回か披露したりもした(天皇の男系世襲制の話をした時に、それはおかしい、という意見があったのが印象的だった)。
    *地質調査所の職員たちに舞妓の踊りの動画を披露した時には、その後しばらくは 「マイコ」,「マイコ」 という言葉を連発していた。

  • [日本文化を紹介した観光専門学校の学生たち(マラウイ)]<br /><br />

    [日本文化を紹介した観光専門学校の学生たち(マラウイ)]

  • [ホテルのレセプション担当の女性]<br /><br />  出入りの日本語のあいさつを覚えてくれた。同一女性で日にちを変えて撮影(毎日の髪の手入れが大変?)。

    [ホテルのレセプション担当の女性]

    出入りの日本語のあいさつを覚えてくれた。同一女性で日にちを変えて撮影(毎日の髪の手入れが大変?)。

  • [ジャカランダ]<br /><br />  「キリモドキ」とも呼ばれ、桜のようにチラホラと散るのではなく塊で落ちて地面が汚   れるので、マラウイ人はむしろ迷惑がっている。

    [ジャカランダ]

    「キリモドキ」とも呼ばれ、桜のようにチラホラと散るのではなく塊で落ちて地面が汚 れるので、マラウイ人はむしろ迷惑がっている。

  • [バオバブの樹のある風景]

    [バオバブの樹のある風景]

  • [バオバブの林]

    [バオバブの林]

  • [巨大なバオバブの樹]<br />

    [巨大なバオバブの樹]

  • [バオバブの実]<br /><br />  油を摂ったり、ジュース(あまり美味しくない)を作ったりする。

    [バオバブの実]

    油を摂ったり、ジュース(あまり美味しくない)を作ったりする。

  • [ソーセージ・フルーツ]

    [ソーセージ・フルーツ]

  • [広大なマラウイ湖]<br /> <br />  東アジア大地溝帯の南端に位置するマラウイ湖(その一部が世界自然遺産に登録さ    れている;アフリカ大陸で3番目の大きさ)は、発見者リビングストンによってその夜景の美しさから 「きらめく星の湖」と名づけられた。<br />

    [広大なマラウイ湖]

    東アジア大地溝帯の南端に位置するマラウイ湖(その一部が世界自然遺産に登録さ れている;アフリカ大陸で3番目の大きさ)は、発見者リビングストンによってその夜景の美しさから 「きらめく星の湖」と名づけられた。

  • [マラウイ湖でくつろぐ母子]

    [マラウイ湖でくつろぐ母子]

  • [街中の通りにて]

    [街中の通りにて]

  • [街中で見かけた壁絵]

    [街中で見かけた壁絵]

  • [山の麓を歩く女性たち]

    [山の麓を歩く女性たち]

  • [布に描かれた絵]<br /><br />  マラウイの人たちは、何でも頭の上に載せて運ぶ(開発途上国ではよく見られる<br />光景)/また臼と杵でトウモロコシの実などを粉にする/大きなマラウイ湖があるので、<br />魚を売り歩く人をよく見かける。

    [布に描かれた絵]

    マラウイの人たちは、何でも頭の上に載せて運ぶ(開発途上国ではよく見られる
    光景)/また臼と杵でトウモロコシの実などを粉にする/大きなマラウイ湖があるので、
    魚を売り歩く人をよく見かける。

  • [寝そべるナイル・ワニ(マラウイ)]

    [寝そべるナイル・ワニ(マラウイ)]

  • [カバとアフリカ象(マラウイ)]

    [カバとアフリカ象(マラウイ)]

  • [川縁の夕景]

    [川縁の夕景]

  • [山裾から隣国モザンビークの山並みを臨む]

    [山裾から隣国モザンビークの山並みを臨む]

  • [眼下に流れる大河ザンベジ川]<br /><br />  休暇を利用しての任国外旅行では、ザンビアのビクトリアの滝(ザンベジ川の途中に    あり),タンザニアのンゴロンゴロ保全地域やセレンゲティ国立公園での野生動物サファリやキリマンジャロ山麓の散策,南アのケープタウンやワイン・ランド, 喜望峰,アフリカ大陸最南端アグラス岬,ホエール・ウオッチング等、それに ボツワナのカラハリ砂漠 (世界最古の民族と言われるコイ・サン人-ブッシュマン-が住む)や動物保護区等への訪問は貴重な体験で、マラウイ滞在中の大きな楽しみでもあって、リフレッシュメント(気分転換)に大いに役立った。<br /><br />*ザンビア・タンザニア,ボツワナおよび南アについては、別途それぞれの「紀行編」および「ケープタウン周辺編」を参照のこと。<br /><br />

    [眼下に流れる大河ザンベジ川]

    休暇を利用しての任国外旅行では、ザンビアのビクトリアの滝(ザンベジ川の途中に あり),タンザニアのンゴロンゴロ保全地域やセレンゲティ国立公園での野生動物サファリやキリマンジャロ山麓の散策,南アのケープタウンやワイン・ランド, 喜望峰,アフリカ大陸最南端アグラス岬,ホエール・ウオッチング等、それに ボツワナのカラハリ砂漠 (世界最古の民族と言われるコイ・サン人-ブッシュマン-が住む)や動物保護区等への訪問は貴重な体験で、マラウイ滞在中の大きな楽しみでもあって、リフレッシュメント(気分転換)に大いに役立った。

    *ザンビア・タンザニア,ボツワナおよび南アについては、別途それぞれの「紀行編」および「ケープタウン周辺編」を参照のこと。

  • [ビクトリアの滝(ザンビア)-1]<br /><br />  かのリビングストンが発見したというこの滝(最大落下高さ108m、滝幅計1.7km)は、北米のナイヤガラの滝,南米のイグアスの滝と共に世界3大滝の一つと呼ばれ、世界遺産に登録されている。

    [ビクトリアの滝(ザンビア)-1]

    かのリビングストンが発見したというこの滝(最大落下高さ108m、滝幅計1.7km)は、北米のナイヤガラの滝,南米のイグアスの滝と共に世界3大滝の一つと呼ばれ、世界遺産に登録されている。

  • [ビクトリアの滝(ザンビア)-2]

    [ビクトリアの滝(ザンビア)-2]

  • [カラハリ砂漠を歩くダチョウ(ボツワナ)]

    [カラハリ砂漠を歩くダチョウ(ボツワナ)]

  • [草を食べるイボイノシシ(マラウイ)]

    [草を食べるイボイノシシ(マラウイ)]

  • [イボイノシシの家族(マラウイ)]

    [イボイノシシの家族(マラウイ)]

  • [ミーアキャット(ボツワナ)]

    [ミーアキャット(ボツワナ)]

  • [カハハリ砂漠の夕暮れ(ボツワナ)]

    [カハハリ砂漠の夕暮れ(ボツワナ)]

  • [放し飼いにされているチーターの兄弟と(ボツワナ)]<br /><br />  頭をなでるとゴロゴロと喉を鳴らし、猫と同類であることを実感。

    [放し飼いにされているチーターの兄弟と(ボツワナ)]

    頭をなでるとゴロゴロと喉を鳴らし、猫と同類であることを実感。

  • [悠然と草を食むアフリカゾウ(タンザニア)]

    [悠然と草を食むアフリカゾウ(タンザニア)]

  • [母の捕えた動物の肉を眺める子ライオン(タンザニア)]

    [母の捕えた動物の肉を眺める子ライオン(タンザニア)]

  • [草原を歩く雄ライオン(タンザニア)]

    [草原を歩く雄ライオン(タンザニア)]

  • [車の下で居眠りする雄ライオン(タンザニア)]<br /><br />  起きて出ていくまで車は動かせない。

    [車の下で居眠りする雄ライオン(タンザニア)]

    起きて出ていくまで車は動かせない。

  • [ライオンが捕獲した動物の肉を狙って近づくハイエナ(タンザニア)]

    [ライオンが捕獲した動物の肉を狙って近づくハイエナ(タンザニア)]

  • [草原にスックと立つキリン(タンザニア)]

    [草原にスックと立つキリン(タンザニア)]

  • [人類発祥の地とされるオルドバイ渓谷(タンザニア)]<br /><br />  セレンゲティ高原の東に位置する長さ50km,深さ100mにおよぶ渓谷で、約180万年~170万年前のものと思われる「猿人」と「ヒト」の化石が発掘されている。

    [人類発祥の地とされるオルドバイ渓谷(タンザニア)]

    セレンゲティ高原の東に位置する長さ50km,深さ100mにおよぶ渓谷で、約180万年~170万年前のものと思われる「猿人」と「ヒト」の化石が発掘されている。

  • [マサイ族の人たち(タンザニア)]

    [マサイ族の人たち(タンザニア)]

  • [アフリカ大陸最南端の「アガラス岬」にて(南アフリカ)]<br /><br />  左 インド洋,右 大西洋の表示あり。

    [アフリカ大陸最南端の「アガラス岬」にて(南アフリカ)]

    左 インド洋,右 大西洋の表示あり。

  • [調査事務所職員の娘さんの結婚式に参列(マラウイ)]<br /><br />  両国での滞在中には毎日のように何らかの発見があったが、こういう異郷で直接の相談相手が身近に居ない業務に長期間携わっていると、時には日常から離れたリフレッシュメント(気分転換)が不可欠の要素になる。<br />  現地の冠婚葬祭等に何度か招かれたり、SV同期と日本から取り寄せたバットやグ   ローブを携えて孤児院を訪ねたり、WFP(国連世界食糧計画)のHunger-walkに参加   したり、教会のクリスマス・ミサに参列して迫力あるゴスペルを生で視聴きもした。また、趣味のパソコン・ミュージックで、ショパンからジャズ,演歌,宝塚歌劇の主題曲 他に至るまで種々の楽曲をアレンジして楽しむことは、異国に居ることを忘れさせるほどだった。なかでも何よりも励みになったのは、決して恵まれているとは言えない子供たちの純真な瞳と屈託のない笑顔であった。<br />

    [調査事務所職員の娘さんの結婚式に参列(マラウイ)]

    両国での滞在中には毎日のように何らかの発見があったが、こういう異郷で直接の相談相手が身近に居ない業務に長期間携わっていると、時には日常から離れたリフレッシュメント(気分転換)が不可欠の要素になる。
    現地の冠婚葬祭等に何度か招かれたり、SV同期と日本から取り寄せたバットやグ ローブを携えて孤児院を訪ねたり、WFP(国連世界食糧計画)のHunger-walkに参加 したり、教会のクリスマス・ミサに参列して迫力あるゴスペルを生で視聴きもした。また、趣味のパソコン・ミュージックで、ショパンからジャズ,演歌,宝塚歌劇の主題曲 他に至るまで種々の楽曲をアレンジして楽しむことは、異国に居ることを忘れさせるほどだった。なかでも何よりも励みになったのは、決して恵まれているとは言えない子供たちの純真な瞳と屈託のない笑顔であった。

  • [ホテルの中庭での結婚披露宴]<br /><br />  バンド演奏・踊り・振付師付きで、かなり派手に行われる。

    [ホテルの中庭での結婚披露宴]

    バンド演奏・踊り・振付師付きで、かなり派手に行われる。

  • [花嫁・花婿]

    [花嫁・花婿]

  • [結婚披露宴で、少額のお金を投げ入れる参加者たち]<br /><br />  お金を投げ入れるのはマラウイの結婚披露宴で普通に行われる儀式で、孤児院等に寄   贈される。 当地には少額のお金に両替してくれる担当者も居る。

    [結婚披露宴で、少額のお金を投げ入れる参加者たち]

    お金を投げ入れるのはマラウイの結婚披露宴で普通に行われる儀式で、孤児院等に寄 贈される。 当地には少額のお金に両替してくれる担当者も居る。

  • [結婚式に参加(カンボジア)-1]<br /><br />  プノンペンで借りていた家で、隣に住む大家(産婦人科医)の長女の結婚式が盛大に催された(プノンペン市長等を招待)。      <br />

    [結婚式に参加(カンボジア)-1]

    プノンペンで借りていた家で、隣に住む大家(産婦人科医)の長女の結婚式が盛大に催された(プノンペン市長等を招待)。

  • [結婚式に参加(カンボジア)-2]

    [結婚式に参加(カンボジア)-2]

  • [プノンペンで借りていた家-1]<br /><br /> 2年間プノンペンで一軒家(敷地面積≒500m2)を借りて、家族とともに生活した。3階建て(3階は物置き)で、バス・トイレ付きの大きなベッドルームが6部屋あり。<br />オーナーは隣家の産婦人科医。

    [プノンペンで借りていた家-1]

    2年間プノンペンで一軒家(敷地面積≒500m2)を借りて、家族とともに生活した。3階建て(3階は物置き)で、バス・トイレ付きの大きなベッドルームが6部屋あり。
    オーナーは隣家の産婦人科医。

  • [プノンペンで借りていた家-2]

    [プノンペンで借りていた家-2]

  • [プノンペンで借りていた家-3]<br /><br /> 姉妹のメイド2人,銃を持ったガードマン2人,ドライバー付きの乗用車を雇用。

    [プノンペンで借りていた家-3]

    姉妹のメイド2人,銃を持ったガードマン2人,ドライバー付きの乗用車を雇用。

  • [孤児院に野球道具を贈る(カンボジア)]

    [孤児院に野球道具を贈る(カンボジア)]

  • [クリスマス・ミサに参加(マラウイ)]<br /><br />  マラウイ語(チェワ語)での「きよしこの夜 ……」を聴いた。

    [クリスマス・ミサに参加(マラウイ)]

    マラウイ語(チェワ語)での「きよしこの夜 ……」を聴いた。

  • [クリスマス日に子供たちで賑わう街中]

    [クリスマス日に子供たちで賑わう街中]

  • [国連WFP(世界食糧計画)のキャンペーン・ウォークに参加(マラウイにて)]<br /><br />   国連のWFP(世界食糧計画)のFight Hungerに参加するため、当地の事務局で購入したT-シャツと帽子を着用して 郊外までの往復8km余りのWalking (計3時間余り)に参加した。警察のマーチングバンドを先頭に、トラックの荷台でのドラムやトランペット・コンガの賑やかな生演奏付きの、これがアフリカという感じの踊りが続いた。我々walkersはざっと200人あまり。現地人は勿論、ベールを被ったイスラム教徒や家族連れの白人も多く参加し、楽しんでいた。残念ながら、日本人は他に見掛けなかった。腰が少しダルく、半袖のT-シャツを着ていたので 両腕と首の周りが真っ赤になり、しばらくの間ヒリヒリしていたが、「世界中の貧しい児童に食料を」というWalk the Worldに参加した という気だるい満足感が残った。<br />

    [国連WFP(世界食糧計画)のキャンペーン・ウォークに参加(マラウイにて)]

    国連のWFP(世界食糧計画)のFight Hungerに参加するため、当地の事務局で購入したT-シャツと帽子を着用して 郊外までの往復8km余りのWalking (計3時間余り)に参加した。警察のマーチングバンドを先頭に、トラックの荷台でのドラムやトランペット・コンガの賑やかな生演奏付きの、これがアフリカという感じの踊りが続いた。我々walkersはざっと200人あまり。現地人は勿論、ベールを被ったイスラム教徒や家族連れの白人も多く参加し、楽しんでいた。残念ながら、日本人は他に見掛けなかった。腰が少しダルく、半袖のT-シャツを着ていたので 両腕と首の周りが真っ赤になり、しばらくの間ヒリヒリしていたが、「世界中の貧しい児童に食料を」というWalk the Worldに参加した という気だるい満足感が残った。

  • [ゴスペルの練習風景]

    [ゴスペルの練習風景]

  • [教会内でのゴスペル合唱]

    [教会内でのゴスペル合唱]

  • [伝統的な仮面踊り]

    [伝統的な仮面踊り]

  • [宿泊していた平屋建てホテルの部屋前に遊びに来た子連れのヒヒたち]

    [宿泊していた平屋建てホテルの部屋前に遊びに来た子連れのヒヒたち]

  • [世界遺産に登録された石器時代に描かれたという岩絵]<br /><br />  子供たちが自由に遊んでおり、保存状態が気にかかる。

    [世界遺産に登録された石器時代に描かれたという岩絵]

    子供たちが自由に遊んでおり、保存状態が気にかかる。

  • [マラウイ南部の山裾に広がる茶畑を訪ねる]<br /><br />  紅茶の葉は当国の有力な輸出品のひとつ。

    [マラウイ南部の山裾に広がる茶畑を訪ねる]

    紅茶の葉は当国の有力な輸出品のひとつ。

  • [野焼き]

    [野焼き]

  • [山上から見た雨雲]

    [山上から見た雨雲]

  • [街中の診療所]

    [街中の診療所]

  • [道端で売っているマンゴー]<br /><br />  一個1~2円ぐらい。<br />  地元民は青いもの(あまり甘くない)を好んで買っていく。<br />

    [道端で売っているマンゴー]

    一個1~2円ぐらい。
    地元民は青いもの(あまり甘くない)を好んで買っていく。

  • [市場での賑わい]

    [市場での賑わい]

  • [市場の中]

    [市場の中]

  • [街中の露店]

    [街中の露店]

  • [何でしょう?]

    [何でしょう?]

  • [図書室で読書する小学生たち(カンボジア)]<br /><br />

    [図書室で読書する小学生たち(カンボジア)]

  • [民家と子供たち(マラウイ)]<br /><br />  右端に、放し飼いにしているホロホロ鳥が見える。

    [民家と子供たち(マラウイ)]

    右端に、放し飼いにしているホロホロ鳥が見える。

  • [子守りをする子供たち(マラウイ)]

    [子守りをする子供たち(マラウイ)]

  • [写真におさまる子供たち(マラウイ)]<br /><br />

    [写真におさまる子供たち(マラウイ)]

  • [くつろぐ母と子(マラウイ)]

    [くつろぐ母と子(マラウイ)]

  • [写真に興味を示す子供たち(マラウイ)]

    [写真に興味を示す子供たち(マラウイ)]

  • [子供たちの純真な目と屈託の無い笑顔(マラウイ)]

    [子供たちの純真な目と屈託の無い笑顔(マラウイ)]

  • 現地での活動に際しては、文化や風習等の違いでつまずきかけた時も当然あったが 、現地の人たちの考えを尊重しながらも主張すべきことは譲 らず、思い切ってやってみればそれ相当の成果が得られる、ということが分かった (「アワテズ,アセラズ,アナドラズ」と「自分の身は自分で守る(予防)」いうことを学んだ)。こういう発展途上国では 時間がゆっくりと流れていき、一日にひとつのことが出来ればO.K. と考えること が肝要。<br />開発途上国に滞在していると毎日のようになんらかの発見が有り、それがまた楽しみでもあるが、長期間外国人と共に生活するとなると、時にはリフレッシュメント(気分転換)が不可欠となる。 現地人の結婚式に招かれたり、マラソン大会やテニスの試合に参加したり、地元の大学等でのイベントに出席したり、国内や任国外旅行に出掛けたりした。休日には、趣味のパソコン・ミュージックに興じて時の経つのを忘れるほどのこともあった。<br />頻繁に生じる停電や断水それに時間感覚の違い等に悩まされたり、時には日本語に飢えることもあったが、日本語の挨拶や応対方法を教えるなどして、地元住民の気さくで人なつっこいふるまい、それに何よりも子供たちの純真な目と屈託の無い笑顔には随分癒やされた。<br />いずれの業務も英語が主体だったが、現地でのコミュニケーションや日常業務に特に支障が出るようなことは無く、また危ない目や疾病に罹ったことも皆無で、業務は滞りなく遂行できた。<br />  開発途上国に関しては以前から大きな関心と興味,好奇心を持っている。 現地に入り込んでの草の根的な模索活動を通じて、そこの実情に見合った被支援者の自助努力を促すような要件を見出し、確実に効果のある支援を実施する という行動が必要かつ大きな課題だと考える。これまで各地で培ってきた知識やインフラ整備他の実施状況 それに現地人たちとの交流体験等を踏まえて、今後ともさらなる支援,協力活動を続けたい と念願している。<br /><br />☆ 座右の銘;可能な限り 自分の足で歩いて、眼で見て、耳で聴いて、鼻で嗅いで、手で触って(時には口で舐めて)、体験として確かめる。                                     <br /><br />Skype(インターネットを利用する実質無料の国際電話)を知ったのもマラウイだった。<br />ともあれ、HIV/AIDSやマラリア等の蔓延するこれらの国で、大きな事故や風土病等に見舞われることもなく過ごせたのは幸いだった。<br /><br /><br />ありがとう ; オークン(クメール語=カンボジア語)   ジコモ(チチェワ語=マラウイ語) !!<br /><br /><br />☆ 2013年6月に横浜で、「第5回アフリカ開発会議(TICAD)」が開かれた。マラウイに滞在していた5年前の第4回時以来大きな関心を持っていたが、来日していたマラウイの大統領が女性になっていたことはこの時初めて知った次第(現地の人たちとは折々にメールのやり取りをしているのであるが)。<br />今でも時折私用でカンボジアを訪れているけれども、一番興味があって行ってみたい国は「アジア最後のフロンティア」と言われるミャンマー(旧ビルマ)である。<br />一方、しばらく住んでみたいと思う所は、南アのアフリカ大陸最南端のアグラス岬に近い「ハマナス」という小さなリゾートタウンである。豊かな自然に恵まれ、時期になると多くの鯨が子育てにやって来る所で、気候も年中温暖で、ケープタウン他への交通の便もよく、過ごしやすい。が、実現は ?? ……。<br />

    現地での活動に際しては、文化や風習等の違いでつまずきかけた時も当然あったが 、現地の人たちの考えを尊重しながらも主張すべきことは譲 らず、思い切ってやってみればそれ相当の成果が得られる、ということが分かった (「アワテズ,アセラズ,アナドラズ」と「自分の身は自分で守る(予防)」いうことを学んだ)。こういう発展途上国では 時間がゆっくりと流れていき、一日にひとつのことが出来ればO.K. と考えること が肝要。
    開発途上国に滞在していると毎日のようになんらかの発見が有り、それがまた楽しみでもあるが、長期間外国人と共に生活するとなると、時にはリフレッシュメント(気分転換)が不可欠となる。 現地人の結婚式に招かれたり、マラソン大会やテニスの試合に参加したり、地元の大学等でのイベントに出席したり、国内や任国外旅行に出掛けたりした。休日には、趣味のパソコン・ミュージックに興じて時の経つのを忘れるほどのこともあった。
    頻繁に生じる停電や断水それに時間感覚の違い等に悩まされたり、時には日本語に飢えることもあったが、日本語の挨拶や応対方法を教えるなどして、地元住民の気さくで人なつっこいふるまい、それに何よりも子供たちの純真な目と屈託の無い笑顔には随分癒やされた。
    いずれの業務も英語が主体だったが、現地でのコミュニケーションや日常業務に特に支障が出るようなことは無く、また危ない目や疾病に罹ったことも皆無で、業務は滞りなく遂行できた。
    開発途上国に関しては以前から大きな関心と興味,好奇心を持っている。 現地に入り込んでの草の根的な模索活動を通じて、そこの実情に見合った被支援者の自助努力を促すような要件を見出し、確実に効果のある支援を実施する という行動が必要かつ大きな課題だと考える。これまで各地で培ってきた知識やインフラ整備他の実施状況 それに現地人たちとの交流体験等を踏まえて、今後ともさらなる支援,協力活動を続けたい と念願している。

    ☆ 座右の銘;可能な限り 自分の足で歩いて、眼で見て、耳で聴いて、鼻で嗅いで、手で触って(時には口で舐めて)、体験として確かめる。

    Skype(インターネットを利用する実質無料の国際電話)を知ったのもマラウイだった。
    ともあれ、HIV/AIDSやマラリア等の蔓延するこれらの国で、大きな事故や風土病等に見舞われることもなく過ごせたのは幸いだった。


    ありがとう ; オークン(クメール語=カンボジア語) ジコモ(チチェワ語=マラウイ語) !!


    ☆ 2013年6月に横浜で、「第5回アフリカ開発会議(TICAD)」が開かれた。マラウイに滞在していた5年前の第4回時以来大きな関心を持っていたが、来日していたマラウイの大統領が女性になっていたことはこの時初めて知った次第(現地の人たちとは折々にメールのやり取りをしているのであるが)。
    今でも時折私用でカンボジアを訪れているけれども、一番興味があって行ってみたい国は「アジア最後のフロンティア」と言われるミャンマー(旧ビルマ)である。
    一方、しばらく住んでみたいと思う所は、南アのアフリカ大陸最南端のアグラス岬に近い「ハマナス」という小さなリゾートタウンである。豊かな自然に恵まれ、時期になると多くの鯨が子育てにやって来る所で、気候も年中温暖で、ケープタウン他への交通の便もよく、過ごしやすい。が、実現は ?? ……。

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