2015/09/22 - 2015/09/24
50位(同エリア353件中)
aquamarine_324さん
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- 旅行記139冊
- クチコミ586件
- Q&A回答69件
- 450,622アクセス
- フォロワー68人
ここまで来るのに随分と時間が掛かりましたが、ようやくバルカン周遊の最終回、ベオグラードです。
情報収集のため、いろんな旅行記を事前に読ませていただきましたが、ドゥブロヴニクから北上するルートで旅行している方は、いわゆる長期バックパッカーを除くと、ほぼゴールがサラエボになっている印象です。
ベオグラードへ行くにはサラエボから険しい山を越える必要があり、その大変さの割には大したものがあるわけでもないのが理由だと思いますが(苦笑)、私はそんなベオグラードを最終目的地に据えて、今回の旅を組み立てました。
ベオグラードに行ってみようと決意したのは、私が敬愛してやまないロシア語同時通訳者、故米原万里さんのエッセイの中で一番大好きな『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』という本の最終章に出てくるベオグラードのエピソードを読んで、どうしてもこの舞台に立ってみたかった、ただそれだけです。
この本を読んでいなければ、ベオグラードに行ってみようと思うことは120%なかったと思います。
ベオグラードという街自体にはそんなに見るべき場所がないことは事前に調べて想定がついており、行ってみたらやっぱりそうでしたが(苦笑)、それでも、どうしても行ってみたかった!
そして、やっぱり行ってよかった!
旅の最後は、自己満足で締めました。
□9/16 成田→フランクフルト
□9/17 フランクフルト→(ザグレブ)→スプリット(空路移動)
□9/18 スプリット→ドゥブロヴニク
□9/19 ドゥブロヴニク→ブドヴァ→コトル→ドゥブロヴニク
□9/20 ドゥブロヴニク→モスタル→サラエボ
□9/21 サラエボ
■9/22 サラエボ→ベオグラード
■9/23 ベオグラード→(フランクフルト)→…
■9/24 …→成田
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《「ようこそ、バルカンへ。ここはもうヨーロッパではありません、バルカンです」 目次》
#0 ビールは我慢して、名物アップルワインを飲もう! @フランクフルト
http://4travel.jp/travelogue/11053749
#1 夜も眠らない古代ローマ宮殿 @スプリット
http://4travel.jp/travelogue/11058498
#2 暑さ対策にはご用心! @ドゥブロヴニク(前編)
http://4travel.jp/travelogue/11064172
#3 モンテネグロへ日帰りshort trip ブドヴァ編
http://4travel.jp/travelogue/11087999
#4 モンテネグロへ日帰りshort trip コトル編
http://4travel.jp/travelogue/11088007
#5 早朝のバニェ・ビーチを独り占め @ドゥブロヴニク(後編)
http://4travel.jp/travelogue/11094061
#6 "Don't Forget '93" @モスタル
http://4travel.jp/travelogue/11090710
#7 異文化のミーティングポイント、サラエボの光と影
http://4travel.jp/travelogue/11090711
#8 "一番大切なのは、相手をリスペクトすること" サラエボ包囲の爪痕を見る
http://4travel.jp/travelogue/11090712
#9 トルコ兵が叫んだ「白い都!」のいま ~米原万里さんのエッセイで旅するベオグラード~
http://4travel.jp/travelogue/11090713
【参考書籍】
○嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (著)米原万里
○終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ (著)木村元彦
○ドキュメント 戦争広告代理店~情報操作とボスニア紛争 (著)高木徹
○ユーゴスラヴィア現代史 (著)柴宜弘
○トルコのもう一つの顔 (著)小島剛一
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- JAL ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ベオグラード行きのバスは、サラエボのセルビア人共和国側BT(通称ツカヴィツァ)から出ます。
当初は宿泊費を浮かすため夜行バスで行こうと思っていましたが、かなり慎重に検討した結果、サラエボを早朝に出るスケジュールで、Gea Toursという旅行会社の20ユーロのミニバスを使うことに。
しかし、ピックアップの約束をしていた6:30からホテルロビーで待っていても全く来る気配がありません。
旅行会社のオフィスに電話を掛けても「予約データは確かにある。すぐに行くはずだから待ってくれ」の繰り返し。
結局、2時間近く遅れてようやく迎えに来ました。
ドライバーが「すまん寝坊した、俺の責任だ」と素直に詫びてきました。
その遅れを取り戻そうと、山道をハイスピードで荒い運転で走るもんだから、車酔いして気持ち悪くなってしまいました。それゆえ写真は1枚もありません。
これはベオグラードに到着して降りたときに撮ったもの。 -
【旅行7日目:9/22(火)】
ベオグラード本駅
実質、この日の活動はここから始まります。
サラエボからは休憩込みで6〜7時間掛かり、既に15時ぐらいですが。。午後に着いてもインフォメーションが開いてない by aquamarine_324さんベオグラード中央駅 駅
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ベオグラード本駅のホーム
―ついに列車が終点に到着した。車掌に別れを告げて列車を降りると、
「ようこそ、バルカンへ。ここはもうヨーロッパではありません、バルカンです」
達者な日本語が聞こえてきた。
「気に入ったわ、その言い方。ここはもうヨーロッパではなくバルカンです、ていうの」
(『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』より抜粋)午後に着いてもインフォメーションが開いてない by aquamarine_324さんベオグラード中央駅 駅
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インフォメーションで地図を貰おうと思ったら
何とクローズしてます。。午後に着いてもインフォメーションが開いてない by aquamarine_324さんベオグラード中央駅 駅
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隣接するバスターミナル
しかしチケットがないと敷地内には入れないシステムになっているようです。 -
中心地の激安ホステルを事前に押さえておいたので
適当にブラブラ歩きながら向かいます。
ベオグラードは坂が多い街です
そんなに危なそうな雰囲気はありません。
サラエボよりは治安が良い感じ -
ゼレニ・ヴェナッツ市営市場
-
それでも、こういう色使いの建物を見ると
やはり中欧にいることを再認識します。
ちなみに「ホテル・バルカン」です -
ホテル・モスクワ
たぶん5つ星ホテルだと思います。
ベオグラードを代表する建物の一つでもあり、大通りテラジエに面して建っています -
何のカウントダウンだろうと思ったら
リオのオリンピックでした -
テラジエは車の車線も多く広い通りです。
「地球の歩き方」の小さな地図を頼りに進みます -
ベオグラードは至る所に緑が配された街でもありました
-
ホステルは何と1泊10ユーロです。
繁華街までも、方向が逆の聖サヴァ教会までも、どちらも十分徒歩圏内。
セルビアの物価がそこまで安いわけではないことを考えると、立地的には超リーズナブルです。
しかもドミトリーの部屋の何かが故障したとかで、追加料金なしでシングルの部屋にしてくれました。騒々しくても立地と安さは魅力的 by aquamarine_324さんHabitat Hostel ホテル
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ドライバーが寝坊してベオグラード到着がやや遅れましたが、それでもまだまだ十分観光できます。
ランチは抜きにして、とにかく歩きます。 -
大通りのテラジエと歩行者天国のクネズ・ミハイロ通りが交差するところにある
共和国広場
たくさんの市民で賑わっています。
目の前には国立博物館が、真向かいには国立劇場があります。大都会の雰囲気がある歩行者天国 by aquamarine_324さんクネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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クネズ・ミハイロ通りの観光案内所はオープンしていました。
ノヴィ・サドへの日帰りツアーなどが催行されているようでした。
時間があれば行ってみたいのですが。。大都会の雰囲気がある歩行者天国 by aquamarine_324さんクネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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この歩行者天国の通りは「銀座みたいな雰囲気」だと
事前に読んだどなたかの旅行記に書いてあった記憶がありますが
実際、両側にブランドショップが立ち並んでいて、とてもシャレています。
場所柄なのかわかりませんが、男性はみんな背が高くてカッコいいし。
―「マリ、ヨーロッパ一の美男の産地はどこか知っている?覚えておきなさい、それは、アラン・ドロンの生まれ故郷、ユーゴスラビア」
(注:調べてみると、どうもこれは事実と異なるようです)
―行き交う人々は、それぞれ個性的な、それでいて趣味の良い身なりをしている。ショーウインドウに並ぶ商品も多彩で豊かだ。ブカレストとは較べものにならないのは言うまでもないが、プラハやブダペストにいささかも見劣りしない。大都会の雰囲気がある歩行者天国 by aquamarine_324さんクネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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ポップコーンのスタンド
大都会の雰囲気がある歩行者天国 by aquamarine_324さんクネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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至る所に絵描きがいました。
ヨーロッパを旅していると、こういう場所にもときどき出会いますが
今回のルートではベオグラードが初めてでした。大都会の雰囲気がある歩行者天国 by aquamarine_324さんクネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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―「それにしても、やたらに画廊が多いですね。その上、画廊でない店まで、五軒に一軒の割で絵を売っている。絵の好きな国民なんだ」
大都会の雰囲気がある歩行者天国 by aquamarine_324さんクネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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この日は火曜日ですが、夕方にもかかわらず地元民で大混雑しています。
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ちょっと通りを外れて、セルビア正教大聖堂へ。
いわゆるカトリックの教会とは見た目から異なりますなかなか見る機会の少ない「セルビア正教」の建物 by aquamarine_324さんセルビア大聖堂 (聖ミカエル大聖堂) 寺院・教会
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そのすぐ近くにあるのが
リュビツァ妃の屋敷
オスマン・トルコの支配力が弱まる中、セルビア蜂起を仕切ったオブレノヴィッチの奥さんがリュビツァ妃。
それまでトルコ色の強かったベオグラードが現在のヨーロッパ風に変わっていったのは、この夫婦の功績が大きいようです。
実際、歩いたのがほんの限られたエリアとはいえ、サラエボのようなトルコ・カラーを感じる場所は実質的に全くありませんでした。トルコ→ヨーロッパへの変遷を体感できる by aquamarine_324さんリュビカ王女の館 史跡・遺跡
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これはトルコっぽい部屋ですが、
トルコ→ヨーロッパへの変遷を体感できる by aquamarine_324さんリュビカ王女の館 史跡・遺跡
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こちらは明らかに西洋文化へと移行した部屋。
対比してみると非常にわかりやすいですトルコ→ヨーロッパへの変遷を体感できる by aquamarine_324さんリュビカ王女の館 史跡・遺跡
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日が暮れる前に、カレメグダン公園へ行きます。
敷地内に入ってから、相当歩きました。ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』より抜粋。
―「ローマ帝国の版図が広がっていく中で、次第にドナウ河がその北限の役割を果たすようになっていきます。ドナウ河を挟んで、ローマ帝国は異民族と対峙したのです。そのため河に沿って、いくつもの要塞が築かれていきました。ドナウ河とサヴァ河が合流する地点を見下ろす丘の上に建設されたのが、シンギドゥヌムという名の要塞都市です」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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左奥に写っているのがサヴァ川です。
このサヴァ川とドナウ川が合流するところにある小高い丘がカレメグダンで、
ぐるりと取り囲むように城壁が築かれています。ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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よく整備されており、歩きやすいです
ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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カレメグダン公園のほぼ真ん中ぐらいの場所にある
スタンボル門と時計塔くぐった奥に戦車が展示されています by aquamarine_324さんスタンボル門 建造物
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公園内を周遊するアトラクションでしょうか?
ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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軍事博物館周辺には、こんなものがたくさん残っています。
ベオグラードは交通の要衝であったため、古くから紛争が繰り返される地となり、やがてその支配権がオスマン・トルコの手に落ちた歴史があります。ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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同じく軍事博物館周辺
ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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どんどん奥へ進みます。
公園の入口から起算して、もう20〜30分は歩いている感じ。ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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サヴァ川とドナウ川の交差するところが見えました。
―「旧市街のちょうどドナウ河とサヴァ河が交わるところに、ほら、船の舳先のように鋭角的に突き出ているここのところに、新市街が一望できる丘があります。ここは現在、カレメグダンという名の公園になっていますが、カレメグダンとは、かつてここにあった城の名前なんです」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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ここから見下ろす景色は美しく、カメラを構える人も多数。
―「ところで、この都市の現在の名称『ベオグラード』は、スラブ民族の一脈であるセルボ・クロアート人の言葉で『白い都』という意味になりますが、名付け親は実はトルコ人なんです。
(中略)…この都市が『白い都』と名付けられたのは、おそらく城塞の壁面が白い色をしていたのだろうと思いたくなります」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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アテもなく、整備された遊歩道をブラブラ。
白い壁面なんてありません
―「もしかして、十四世紀、セルビアなどのバルカン連合軍がオスマン・トルコに敗れた頃の城壁が白かったのではないか、と思いたくなりますね。ところが、カレメグダン遺跡からも、さまざまな文献からも、当時の壁が白かったという証は出てきていません」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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立派な砲台です
―「では、なぜトルコ人は、『白い都』とこの都市を名付けたのか。
それは、初めてこの都市を訪れたとき、たしかに砦が白く見えたからなんです」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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しかし「命に関わるので注意」なんて案内が出ている場所もありますので
注意は必要ですベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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城壁の裏側に出た感じ。
すぐ近くにサヴァ川が流れているはずですが、全然この写真ではわからないですね。。
―「オスマン・トルコの軍勢が初めてこの都市に攻勢をかけようとしたのは、朝まだ明けやらぬ時刻のことでした。
(中略)…その朝の冷え込みは厳しく、急激に下がった気温と河の水温との落差のために、河面からは乳白色の靄が立ち上がっていたのです。白い靄に包まれた都市は、折から差し込んできた陽の光を受けてキラキラと輝いていました。
その美しさに、あまりの美しさに、トルコの将兵は戦意を喪失し、その日の襲撃は中止になった、と」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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ここまで来るとあまり人もいませんが
よく整備されていて快適です。
―「こうして、この都市は、『白い都』と呼ばれるようになったのです。もっとも、まもなく『白い都』は、結局トルコ軍の手に落ちてしまうのですが…」ベオグラード観光のハイライト! by aquamarine_324さんカレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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東方正教なのでイコンが書かれています。
たくさんの方が祈りを捧げに中へ入っていきました。
神聖な場所なので、人が途絶えたところで外観だけ撮影して退散。 -
公園をぐるっと回って出て、市街地まで戻ってきました。
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ランチを抜いたうえにかなりの距離を歩いたので、
まだ明るいですがディナーすることに。
暗くなってくると一人でレストランへは入りづらくなりますし
これはスカダルリヤというエリアです。
セルビア伝統料理が食べられるレストランが集まっていますぜひ夕食はこのストリート沿いでセルビア伝統料理を! by aquamarine_324さんスカダルリヤ 散歩・街歩き
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何の顔だろう?
ぜひ夕食はこのストリート沿いでセルビア伝統料理を! by aquamarine_324さんスカダルリヤ 散歩・街歩き
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客引きにあった店に素直に入ってみました。
他の店が混んできても全然お客さんが来なかったので、ハズレクジを引いたようですが、そんなに悪いとは思いませんでした。
まずはセルビア・ビール。
しかし蒸留酒のラキヤを勧められ、一番アルコール度数が低いものをサーブしてもらうことを条件にオーダー。
それでもかなり強くて、すぐに酔っ払いました。
店員の反応は「アルコール度数が高い?こんなの全然高くないぞ!」スカダルリヤ沿いのホテル併設レストラン by aquamarine_324さんトラベリング アクター 地元の料理
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メインはセルビア伝統料理を食べたいと申し出たら
ポークのグリルを勧められたので、それで。
イスラム圏では豚肉は食べられませんが、セルビアは養豚が盛んなのだそうです。
メイン+セルビアビール+ラキヤで1,410ディナール(1,500円ぐらい)
ランチを抜いているので、全然OKです!!スカダルリヤ沿いのホテル併設レストラン by aquamarine_324さんトラベリング アクター 地元の料理
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日が暮れたスカダルリヤは
なかなか良い雰囲気です。
この時間帯に来て一人で入れる店を探すのはハードルが高いので
やっぱり明るいうちに入ってしまって正解でした。ぜひ夕食はこのストリート沿いでセルビア伝統料理を! by aquamarine_324さんスカダルリヤ 散歩・街歩き
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ホテル・モスクワもライトアップされています。
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落書きだらけの地下通路も
そんなに怖い感じはせず。 -
ホステル付近のライトアップされた建物
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同じくホステル付近にて。
これは国会議事堂ですね -
ホステルを通り過ぎてそのまま南下し、スラヴィヤ広場までやってきました。
広場と言っても、単なる大きなロータリーです。
空港行きのバスはここから出ます。 -
お目当ては、この聖サヴァ教会。
ライトアップされた夜に訪れるのがオススメだというクチコミを読んでいたので、その通りにしました。
東方正教の教会としては世界最大なのだそうです。
外観はこれだけ立派なのに、なぜか中はずっと工事中。サグラダ・ファミリアのような手の込んだ建物ではないように見えるのですが。ライトアップされた教会は必見 by aquamarine_324さん聖サヴァ大聖堂 城・宮殿
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教会前は噴水広場になっています。
夜ですが市民の憩いの場になっていました。
ホステルへ戻って横になると、疲れとラキヤの酔いで知らないうちに爆睡していました。
もっとも、目の前が大通りで夜もひっきりなしに車が通るので、朝の4時ぐらいには起こされましたが。。 -
【旅行8日目(最終日):9/23(水)】
手探りでベオグラードまで無事辿り着いたバルカン周遊の旅も遂に最終日です。
幸い、天気は晴れ。
ホステルが入っている建物が面しているクネズ・ミロシュ通り、別名「空爆通り」を5分ぐらい歩くと… -
NATOに空爆された跡が無残にそのまま残っています。
取り壊そうにも危なくて取り壊せないのか、それとも敢えて残しているのか。
すぐ目の前を何事もないかのように車が通り過ぎ、人が歩いていくのが不思議な感じさえします。
―国連は、セルビア人勢力の指導者カラジッチを戦犯として糾弾し、(中略)…欧米先進国はNATO(北大西洋条約機構)による多国籍軍の投入に踏み切る。と言っても、それはまずセルビア人勢力に対する空爆という形を取った。いわゆる「空爆通り」 by aquamarine_324さんクネズ ミロシュ通り 旧市街・古い町並み
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― 一九九九年三月。アメリカとNATOの爆撃機は、ついにベオグラード市に襲いかかった。爆撃機の操縦士たちは、トルコ軍の兵士のように、「白い都」の美しさに魅了されて戦意を喪失することはなかった。
いわゆる「空爆通り」 by aquamarine_324さんクネズ ミロシュ通り 旧市街・古い町並み
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空爆跡のすぐ近くにて撮影。
誰なのかはわかりませんでした。 -
やはりベオグラードは緑が多いな〜という印象。
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出発までの数時間の過ごし方はいろいろ考えました。
ちょっと離れたユーゴスラヴィア歴史博物館までバスに乗って行ってみようかとか、サヴァ川を渡ったノヴィ・ベオグラードへ行ってみようかとか―。
しかし、ちょっと遠出するには時間が中途半端で、帰りのフライトに乗り遅れようものなら大変なので、敢えて何もせずゆっくりすることにしました。
朝9時過ぎのクネズ・ミハイロ通りは、ほとんど人通りもなく閑散としています。 -
雰囲気が良さげだったカフェに席を取り
カプチーノを飲みながら『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』をもう一度読みました。
本に出てくる場所が、すぐそこにある、という不思議な感覚で。 -
最後に訪れたのは、フレスコ美術館でした。
クネズ・ミハイロ通りからちょっと外れにあります。
無料で入れました。コソヴォへ行かねば見られない中世絵画のレプリカがベオグラードで見られる by aquamarine_324さんフレスコ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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本当はノヴィ・ベオグラードの現代美術館へ行ってみたかったですが、
こちらのほうが文化的価値の高い絵画が揃っているようです。コソヴォへ行かねば見られない中世絵画のレプリカがベオグラードで見られる by aquamarine_324さんフレスコ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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パッと見た感じから表現が難しい独特な絵です。
感想は『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』から拝借。以下は20世紀以降の絵画を見ての米原万里さんのコメントですが、このフレスコ画にも、本質的には同じようなことがいえると思います。
―ヨーロッパ的な絵画の技法が、トルコや、おそらくそれ以前にこの地域に生息した東洋系諸民族の造形伝統と融合している。いや、融合なんてものではない。衝突したり、絡み合ったりして、作品という枠に収まりきれないような生命力をみなぎらせている。
私が惹かれてやまないプラハ時代のヤースナの絵を特徴づけていた大胆な、破天荒ともいえる構成力と瑞々しい色彩感覚は、この地域の民族特有のものだったのだ。コソヴォへ行かねば見られない中世絵画のレプリカがベオグラードで見られる by aquamarine_324さんフレスコ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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長かったような短かったようなバルカン周遊も、これで全行程が終了です。
ホステルのお姉さんにお礼を言って荷物を受け取り、スラヴィヤ広場から空港バスに乗車。
新しいバスもあるようですが、私が乗ったのはあいにくオンボロの年季が入ったバスでした。本数多く使いやすい by aquamarine_324さん空港シャトルバス(ベオグラード) バス系
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バスはサヴァ川を渡り、新市街のノヴィ・ベオグラードへ入ります。
本当はこちらも歩いてみたかったです。
最後に、旅行記のタイトルに使わせてもらった箇所を引用します。
―息を呑んだ。絶景とは、こういう風景を指し示す言葉だったのだ。サヴァ河とドナウ河が交わってできる鋭角的な陸地部分が崩れかかった城壁に囲まれていた。城壁の向こうに旧市街の建物群が並び、その背後に起伏に富む街並みが息づいてきた。さらに、その向こうには、のどかな農村地帯が広がっている。
「トルコ軍が街のあまりの美しさに戦意を喪失して引き上げていった気持ちが分かってきた。きっと、あの対岸から濃霧に包まれた城壁を見て、『白い都!』と叫んだんだね」
(『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』より) -
だいたい30分ぐらいでニコラ・テスラ・ベオグラード空港へ到着。
いつも、ゴールの空港に到着するとたまらなく寂しくなりますが、今回は、あまり寂しさはありませんでした。無事ここまで辿り着けてホッとしたのが正直なところ。
そして、やりたいことはまぁ一通りできたかなという満足感もありました。
ベオグラード13:25(LH1407)→フランクフルト15:20
これにて、バルカン周遊旅行記は完結!!
フランクフルト経由で日本へ戻ります出発ゲート前に荷物検査がある構造に注意 by aquamarine_324さんベオグラード ニコラテスラ空港 (BEG) 空港
-
【おまけ】
フランクフルトでは4時間ほどトランジットがありました。
初日にアップルワインを飲んでビールを我慢したため、空港で飲むのは割高だとわかっていながらも、ドイツビールを飲むことに。
そういえば丁度オクトーバーフェストが始まったような時期でした。SENSE OF TASTE カフェ
-
【おまけ】
ソーセージとプレッツェル付き。
ザワークラフトがあれば十分でしたが、そんなみみっちい注文の仕方ができるようなお店ではなかったです。。苦笑
フランクフルト19:20(JL408)→成田翌13:40
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
(完)SENSE OF TASTE カフェ
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この旅行記へのコメント (7)
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- のまどさん 2016/06/08 05:42:40
- 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
- aquamarine_324さん、初めまして。
来月ベオグラード行きを考えていて、「ようこそ、バルカンへ・・・」というタイトルに惹かれて読み耽ってしまいました。
私も米原万里のファンで、時々旅行記に引用しています。と言っても、文章がうる覚えな記憶にしかないので、aquamarine_324さんの引用を読んでこんなことを書いていたんだと思い返すことができました。彼女の小説・エッセイは色々読んだのですが、嘘つきアーニャが傑作だと思います。中でも「白い都のヤスミンカ」を読んで私もベオグラードに行きたいと思いました。
バルカン半島の西側は未だに戦禍の跡が残るので、色々と考えさせられます。その一方で、そんなに遠くない戦争なのに風化しつつあるというのは遺憾ですね。
東欧はどこも変化が著しいのでとても興味深いです。米原氏は確かベオグラードに到着する前にルーマニアとポーランドで人種差別を受けたと書いていたと思いますが、私個人はそういう思いをしたことはないので、時代は変わったのかなと思います。
色々と本を読まれているようで、旅行記が面白いです。キルギス・ウズベキスタン旅行も非常に興味深いので、また拝読するのを楽しみにしています。
長文、失礼しました。
- aquamarine_324さん からの返信 2016/06/09 20:56:41
- RE: 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
- のまどさん
こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。
嘘つきアーニャ以外もいろいろ読みましたが、やはりこれが傑作だと思います。
ベオグラードはあまり何もない町ですが、治安は悪くなく、交差点で地図を見ていると、親切に道を教えてくれる人もいました。
この本がお好きであれば、行って損はないと確信できます。
ちなみに、先月のGWはブカレストへ行ってきました。
治安が悪いと不評な町で、嘘つきアーニャでもご指摘の通り悪く書かれていますが、あれから約20年が経ち、私は野良犬には一匹も会いませんでしたし、旧市街はキレイでしたし、空港も近代的になっていました。
ブカレストの旅の記録も、当然の如く「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」から引用して書きますので、宜しければお読みください。
ベオグラードはヤスミンカでしたが、今回は、本のタイトル通り、アーニャの話です。
aquamarine_324
-
- akikoさん 2016/02/12 13:30:42
- 「白い都」ベオグラード
- aquamarine_324さん
サラエボからベオグラードまで一気に読ませていただきました。
aquamarineさんは米原万里さんの「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」というエッセイを読まれた上での旅行だったのですね。
旅行記の中でいくつか引用されていて、私も気になり調べてみました。その本は、実際、米原万里さんがプラハのソビエト学校で出会った3人の友達に30数年後に会いに行くというノン・フィクションの話で・・・
友人の一人の父親がチトーの戦友、後に旧ユーゴスラヴィア最後の大統領ディズダレーヴィッチとなる方だったのだそうですね。大変興味深いお話で、私も読んでみたくなりました。旧ユーゴの内戦については、民族浄化も含めて、誰が被害者、加害者と簡単に論じることができないほど奥が深いもので・・・セルビア=悪で、NATO軍の空爆というのも一方的な見方なのかもしれないと気づきました。
ベオグラードにはたくさん見どころがあるようですが、特にサヴァ川とドナウ川の交差するところが見える丘に立った時は、特別な思いを持たれたのではないですか?そこは、"対岸から濃霧に包まれた城壁を見て、『白い都!』と叫びオスマン・トルコ軍が街のあまりの美しさに戦意を喪失して引き上げていった"という場所だったのですね。
私は何も考えずにサラエボを訪れたのですが、aquamarineさんの旅行記を読ませてもらって、もっと調べてから訪れればよかったと思いました。
akiko
- 旅図鑑さん からの返信 2016/02/12 23:43:56
- Re: 「白い都」ベオグラード
- はじめまして。旅図鑑という旅行記を書いている者です。
ベオグラードは夜しかいなかったので、明るい明るい時間も訪れてみたいなぁと常々思っていましたら、すてきな旅行記に出会いました。
陸路で旅をしたいバルカン半島ですが、難民問題でややこしいのかぁと思い、再訪計画がなかなかできません。
デナールも5000くらいあるので、なんとかしょうか
- 旅図鑑さん からの返信 2016/02/12 23:45:51
- Re: 「白い都」ベオグラード
- ごめんなさい。投稿ボタンを謝って押してしまったようです。
続きです。
なんとかしようと思っていますが。
夏のコトルも行きたいですし。
ありがとうございました🎵
- aquamarine_324さん からの返信 2016/02/15 09:17:56
- RE: 「白い都」ベオグラード
- akikoさん
お返事が遅くなりました。
そして訪問&投票ありがとうございます。
記載いただいている通り、米原万里さんはプラハのソビエト学校に通っていた時期があり、しつこいほど(苦笑)引用した本は、そこで出会った友人を訪ねに行くノンフィクションです。
私がこの本の存在を知ったのは、2012年冬にプラハを訪れるとき、プラハと名の付く本で面白そうなものを片っ端から検索したときに引っ掛かったからです(Amazonのレビューも5点ばかりで凄いことになってます)。
この本はプラハの記述がメインではありませんが、読み始めると引き込まれるように最後まで読み切ってしまい、いつかはここへ行ってみたいなぁと、読み終わった時から思っていました。
ちなみに米原万里さんの本はこのノンフィクションを皮切りに次から次へと読むようになりましたが、私は一番最初に読んだ『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』が一番の傑作であろうと思っています。
カレメグダンの丘に立った時は、そうですね、特別な思いがありました。
何も知らなければ、景色がキレイなただの丘ですが(それでも十分良いのですが)、何か知っていると同じものでも違って見えるということはありますよね。
敢えて何も知らない状態でフラットに行くのも、それはそれで良いことだと思っています。変な先入観が入らないので、その街のありのままの姿が見えると思いますし。
私の場合は、テーマを決めて旅をするタイプであるのと、仕事をしながらでは最大でも1週間前後が精いっぱいなので、短期間で少しでもいろんなものを見て吸収して帰ってこようと思うと、事前に下調べしていこうという考え方になりますが。
aquamarine_324
- aquamarine_324さん からの返信 2016/02/15 09:23:41
- RE: Re: 「白い都」ベオグラード
- 旅図鑑さん
お返事が遅くなりました。
ご訪問だけでなく投票&コメントにフォローまでしていただきありがとうございます。
私が旅行したのは昨年9月で、まさに難民がバルカン半島を通過してハンガリーやオーストリア方面へ抜けていこうとする時期でした。
ベオグラードから帰国した夜のニュースで、セルビアとハンガリー国境地帯で難民が足止めを食らっていると報じられていましたが、私はその場所からまさに目と鼻の先にいました。
ですので、確かに今は時期がいいとはいえませんが、旅行すること自体はできるのではなかろうかと思います。
私も今回行けなかった国を訪れる機会をいつか作りたいと思っています。具体的にはアルバニア、マケドニア、コソヴォですね。これに加えてギリシャやトルコをくっつけたいですが、特に後者が危険な状態にあり、しばらく様子を見るつもりです。
aquamarine_324
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