2015/12/12 - 2015/12/20
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chekimanさん
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楽しかった、9日間のタイ旅行!
美味しい料理を食べた。
美しい風景や絶景を見た。
大自然を満喫した。
旅行の途中でリラックスしている時があった。
ごく自然にタイ人と会話をして、笑い合った。
英語だったのか、タイ語だったのか、日本語だったのか?
言葉を越えて、僕たちは会話をしていた。
山岳民族の村にホームステイをした。
その村には、ごく普通の生活があった。
今回の旅行では、チェキで160枚の写真を撮った。
160人以上に向き合い、ありがとうと言われ、笑顔に出会った。
タイは「微笑みの国」と言われているが、僕には「満面の笑みの国」だった。
そんなタイを振り返る旅行記は東京の代々木から始まる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
-
出発の8日前、代々木のタイ料理屋には、いつものスタッフが居た。
「来週からチェンライに行くんだ。トレッキングで山岳民族の村にホームステイしたり、プーチーファーで雲海を見るんだ。」
「バンコクは最終日の乗り継ぎ時間の合い間に寄るだけだから、夜遊びは出来ないな。」 -
出発の7日前、駅の北口にあるタイ料理屋に初めて入った。
ご飯はカオニャオにした。
陽気な女将さん
「チェンライは寒いわよ。」
ユニクロのダウンジャケットを持っていくことにしよう。
ラオス出身のウエートレス
「農村での一週間のホームステイは楽しかったわよ。」
山岳民族の村でのホームステイへの期待が膨らむ。 -
出発の前日、駅の南口のタイ料理屋に入った。
タイ北部の名物、カオソーイを注文した。
タイのイーサン出身のコック
「チェンライは、サイウアとカントーゥが美味しいですよ。」
プーケット出身の女性には、カメラのシャッターを押す時の掛け声を教えて貰った。
この店は3度目だったが、お店のスタッフとおしゃべりをしたのは、初めてだった。
驚いたことに、彼は僕が初めて来店した時のことを覚えていて、
「ここに座っていたでしょう。」
とテーブルを指差した。 -
出発の日、羽田空港に向かう。
これまでの旅行だったら、出発日の数日前から不安になる。
空港からホテルまで無事に着けるだろうか?
街から街への移動は無事にできるか?
飛行機の乗り継ぎに間に合わなかったらどうしよう?
この不安は家から、最寄り駅まで妻に送って貰う時にピークになる。
でも、今回は、不安など微塵も無い、旅行への期待だけに満ちた出発だった。 -
羽田空港に向かう電車の中で、チェキの予備電池を用意しなかったことを思い出した。
改札口を出た所にあったラオックスの中国系店員に尋ねたが置いていなかった。
その隣のセブンイレブンにも無い。
2代目チェキは1年前のベトナム旅行でデビューをして、インドネシア旅行も経験している。
そろそろ、電池が無くなる時期だった。 -
インフォメーションがあった。
「電池を置いているお店を探しているのですが?」
「特殊な電池なんですか?」
「チェキで使うCR2なんですが?」
「電池を扱っている店に在庫を確認するので、しばらくお待ち下さい。」
彼のおかげで電池を手に入れることが出来た。
お礼を言ったら謙遜をしていた。
空いているセキリティチェックを探して、ウロウロしていたら空港の女性職員に
「パスポートコントロールですか?」
と声を掛けられた。
彼女の質問の意味は理解できなかったが、親切心は伝わってきた。
羽田空港のホスピタリティの高さに感心をした。
日本人らしい、丁寧でスマートな対応だ。
2020年オリンピックの日本の玄関は羽田空港になるだろう。 -
乗り継ぎのバンコクの空港に到着した僕は飛行機での出来事を思い出していた。
飛行機に搭乗すると既に隣の席には30代の女性が座っていた。
「こんにちは」
と挨拶をしたが返事は無かった。
昼間のフライトだと隣の人が気になってしまう。
長時間隣どうしなのに一言も話しをしないのは不自然では無いか?
トイレに行きたいが、遠慮しているのでは無いか?
そんな不安定な気持ちがフライトの間、続くのが嫌だったので、最初に挨拶をしてスッキリしよう考えていたのだ。
でも、挨拶を無視されたことで彼女の存在は僕から消えた。
僕は気兼ねすること無くレベッカのアルバムを聴きながら眠りに落ちることが出来た。 -
飛行機が滑走路に到着してから、30分後には国内線ターミナルに着いていた。
乗り継ぎは余裕を見て3時間取っていた為、長い待ち時間が始まった。 -
僕は待ち時間の間、今回の旅の計画を振り返った。
3年前から行きたい国の上位にあったのはミャンマーだった。
当時は軍事政権の時代で、今ほど注目されていなかった。
旅行会社のツアーに申し込みをしたが、一緒に行く予定だった相棒が行けなくなりキャンセルをした。
その後、ミャンマーは民主化の道を進むことになり、外国からの投資が進み、旅行客も増えた。
ホテルの値段も上がり、ツアー料金も値上げをした。
ツアーでは料金が高すぎる。
個人手配旅行は、まだ、難しそうだ。
次の旅行先も旅がしやすい国にしておこう。 -
タイに魅了されている人は大勢いる。
僕が好きな角田光代もその一人だ。
タイは前から気になっていたが、5〜6年前にタイを舞台にした日本映画を見てから、タイへのイメージが悪くなり、タイ旅行には二の足を踏んでいた。
でも、そのイメージも薄れてきており、何より本場のタイ料理を食べてみたい。
そろそろタイに行って見よう。
ちなみに、1バーツは約3.6円。
僕は円高の頃に買ったドル札で両替をしたので、この旅行では1バーツを約3円で計算した。
そして、両替所にも中国語の漢字があった。
この旅行でも、中国人のツアー客は大勢おり、タイ人から「ニーハオ」と挨拶されたこともあった。
そんな時は、「こんにちは」と返事をした。 -
旅行先をタイに決めた僕は、まずはバンコク往復のチケットを購入した。
渋滞と大気汚染のイメージがあるバンコクには興味が無い。
せいぜいバンコクは一泊でいいだろう。
さて、何処に行こうか?
タイレストランのスタッフがイーサン出身だった。
イーサンを最初に考えたが観光地としては少し地味だった。
北部でトレッキングをしようか。
北部にはトレッキングが盛んな地域が沢山あった。
ネットで検索をするとチェンライのツアー会社が現れた。
日本人女性が経営に携わっている J.Trael Service だった。 -
2泊3日自然満喫トレッキングツアー
1泊のツアーに参加したお客さんが物足りなくて、もっとトレッキングしたいという要望に答えて生まれたツアーらしい。
僕も思い残しがあると、もう一度どというタイプだった。
タイでのトレッキングは、そう簡単にはもう一度とはいかないので、このツアーに決めた。 -
ガイドブックで、チェンライを読むとプーチーファーが載っていた。
標高1600mの崖からラオスに広がる雲海からのサンライズを眺めるらしい。
ジャワ島のブロモ山で雲海を見てから、雲海への興味は続いている。
トレッキングを申し込んだツアー会社でも、1泊ツアーを催行している。
これにも申し込みをした。 -
マクドナルドで北海道サーモンバーガーを食べながら、回想は続く。
僕の休暇は9日間だった。
日本とタイの移動に3日間、トレッキングに3日間、プーチーファーに2日間、残りの1日はチェンライ観光に当てよう。
日本への帰国日は乗り継ぎの時間にバンコクの観光をしよう。
今回の旅行のプランが決まった。
2015/12/12
10:45 羽田空港発
15:50 スワンナプーム空港着
18:50 スワンナプーム空港発
20:10 チュンライ空港着
ナック・ナカラ・ホテル泊
2015/12/13 プーチーファーのゲストハウス泊
2015/12/14 ナック・ナカラ・ホテル泊
2015/12/15 ラフ族の村でホームステイ
2015/12/16 アカ族の村でホームステイ
2015/12/17、18 ナック・ナカラ・ホテル泊
2015/12/19
10:20 チュンライ空港発
11:40 スワンナプーム空港着
23:15 スワンナプーム空港発
2015/12/20
06:55 羽田空港着 -
日本ではハンバーガーのチェーン店には殆ど行かないが、海外の空港では落ち着ける空間があるので入ってしまう。
マクドナルドで時間を潰しながら、回想は続く。
個人手配旅行だと移動の手段や必要になる英語の勉強、観光地の情報収集など、事前にやることがある。
今回は空港からホテルへの送迎も旅行会社へ依頼したので不安材料が一つも無い。
気持ちに余裕があった僕は、一冊の本を読んだ。
中国人の作家が書いた「ゴールデントライアングル秘史」。
ゴールデントライアングルについては、麻薬の生産地であることぐらいしか知らなかった。
この本を読んで、日中戦争で日本と戦った蒋介石率いる国民党が、日本の敗戦後に毛沢東率いる共産党との内戦に敗れ、主力は台湾へ撤退、一部の部隊はゴールデントライアングルへ逃げたことを知った。
ケシは山岳民族が栽培を行い、それの運搬などに国民党が拘っていたらしい。
今回の旅行では山岳民族の村にホームステイをして、国民党のゆかりの地にも訪問することになっていた。
本の舞台に自分の身を置き、過去の出来事を想像する。
ツアー参加だったから、本を読む時間が出来た。
ツアーは旅行を楽しむことに専念できる。
ツアーの利点を実感した。 -
この自動販売機で水を買った。
羽田空港で買ったミネラルウォーターは未開封のまま国内ターミナルのセキュリティチェックで没収されていた。
僕は没収されていくミネラルウォーターに小さく手を振り、バイバイと呟いた。
それを見ていた係の人が笑っていたので、没収されたことに悔しさは無かった。 -
3時間の待ち時間も、考えごとをしたり、パーツとドルと円の換算表を作ったり、4トラベルをチェックしたりしていたら、チェンライ行き飛行機の搭乗時間がきた。
ここから僕の本当のタイ旅行記が始まる。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- まむーとさん 2015/12/29 11:03:47
- 序章からワクワク読んでます!
- chekiman さん、こんにちは♪
年末ですが、そんなに寒くないので実感が湧かない今年の年末です。
chekiman さんの旅行記が始まり、また楽しみな連載を待つ楽しみが出来ました。
飛行機の隣の女性は、綺麗な方なんでしょうか?自意識過剰なのか?狭い席で居心地悪くないんか?と驚きました。
今年はfuzz さんと三角関係でしたが♪来年は
四角関係、五角関係になったりして♪
ちなみに私はドクダミです(^○^)
今年は楽しみが多い年になり、ありがとうございました!
続きの旅行記を待ってまーす!
まむーと
- chekimanさん からの返信 2015/12/29 19:20:26
- 超大作になるかも................なんちゃって
- まむーとさん、こんばんは
僕の方は3年振りに日本で過ごすお正月です。
注文したおせちが今日届いたので、摘み食いをしながらの年越しになりそうです。
女性の容姿は普通でした。
ガイドブックを読むことも無く、優先搭乗のはずなのに3人席の真ん中、存在感を消している。
想像したのは、駐在員の奥さんが、日本に心配事を残しながら、バンコクへ向かう姿でした。
実はこの女性は伏せんのつもりだったんです。
復路は深夜便で逆に僕のテンションは低かったんですが、隣がネパール人の女性で、日本へ行くのが楽しみで仕方ないという感じだったんです。
彼女のリクライニングシートを倒す手伝いをしてから、会話が始まったんですけど、容姿とは関係無く可愛らしい人でした。
最終章で紹介しますね。
他人から見るとたわいのないエピソードかも知れませんが、そういうことを喜んでくれるまむーとさんは、僕にとって大切な人です。
来年はもっともっと人と人が繋がる年になるといいですね。
来年もよろしくお願いします。
chekiman
-
- fuzzさん 2015/12/28 09:26:37
- 年末
- chekimanさん、おはようございます。
いよいよ今年も残すところ三日となってしまいました。
なのにダラダラと過ごしております。
今年はchekimanさんの旅行記で楽しませて頂きました〜(*^▽^*)
まむーとさんからも私の掲示板に書き込みがありましたが、
chekimanさんつながりで、まむーとさんとも知り合えました。
ありがとうございました。
タイ旅行記、楽しみにしてます〜(*^▽^*)
ではでは良いお年を〜
fuzz
- chekimanさん からの返信 2015/12/28 20:09:11
- コープン.カップ
- fuzzさん、こんばんは
fuzzさんに背中を押されて初めた旅行記でしたが、面白いですね。
実生活では、僕の旅行の思い出なんて誰も関心持ってくれません。
とっておきの写真を見せているはずなのに、感想は........
旅行をすると、珍しいものを見て、美味しいものや変わったものを食べて、人の笑顔に接して、人に助けられて、チェキの写真やお菓子をプレゼントすれば喜ばれて、新しい友達が出来て、楽しい時があれば、悲しく寂しい時もある。
旅行をする度に、そういう沢山の思い出が誰にも聞いて貰えずに僕の中に蓄積されていました。
それを吐きだすことが出来るのが、4トラベルの旅行記です。
旅行記を初めてから、心の中はスッキリしています。
改めて感謝します。
chekiman
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