2015/12/15 - 2015/12/17
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chekimanさん
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タイ旅行5日目、トレッキング2日目。
暗闇が恐怖を蘇らせる夜。
豚の気配と鶏の鳴き声で起こされる夜。
頭上には満天の星。
ラフ村の一夜が明けた。
今日の予定はアカ族の村まで歩くこと。
たった、それだけ。
これは、たったそれだけの物語。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
-
ラフ村の朝の散策。
-
この日も楽しくて充実した1日だった。
だけど、今の僕は現実の世界に負けているのかも知れない。
あの日の気持ちを思い出そうとするが、僕の右腕がそれを邪魔する。
この旅行記の大半のコメントは単調だ。
コメントが思い付かない写真もある。
そんな写真には現実の世界で感じたことを書こうと思う。 -
舗装された道路。
旅行者の僕としては残念な道路。
ここが秘境では無いことを証明する道路。 -
この村には電気が来ていない。
あるのは太陽光パネルによる電灯だけ。
電気が来たらこの村はどうなるのだろうか?
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、パソコン・・・・・
この村の人には何が必要なのだろうか?
この村に産業がなかったら、電気代を払う為に出稼ぎに行くのだろうか?
電気製品を買う為に働くのだろうか?
自分にとって本当に必要な物は何だろう。 -
車が停まっていた。
-
移動販売のようだ。
-
昨日の夕食のお肉はここで調達していたのかも知れない。
-
魚まで売っている。
改めて思う。
僕が行ける所には秘境なんて無い。
この村の人たちにとって必要なものは、観光客の無責任な感傷なんかでは無い。
街まで通じている舗装道路が必要だった。 -
朝食はパンと卵料理。
食事の途中でガイドの奥さんが来て、お土産を売りを始めた。
僕は何点かを買った。
僕はユニクロのダウンジャケットをプレゼントした。
朝晩は冷え込むと訊いていたがジャケットを着るほどでは無かった。
奥さんはその場でダウンジャケットを羽織って、軽くて暖かいと喜んでくれた。
僕としてはガイドへのチップ代わりのつもりだった。
チップを貰って、その場で満面の笑みをされたら複雑な気持ちになるが、プレゼントを喜んで貰えたのは嬉しかった。 -
トイレとシャワールーム。
-
心配していたトイレは実に簡単だった。
旅をしていると技術的な問題にぶち当ることがある。
僕にとって数年来の懸案はこのトイレだった。
このトイレが僕の行動範囲を制限していた。
この問題をクリアした今、次のステップに進むことが出来る。 -
昨日の夜、ガイドがパチンコで鳥を狙っていた森。
暗闇が怖くて足を進めることが出来なかった森。 -
9時50分頃にラフ村を出発した。
さよならラフ村、僕はいつかここに戻って来る。 -
今夜の宿、アカ族の村を目指す。
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ランチはバンブー料理。
その竹を調達するガイド。 -
11時過ぎにランチの場所に着いた。
滝の水を取りに行くのが僕の仕事だった。 -
火の準備から始まる。
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バナナの葉っぱがまな板代わり。
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具材を竹に詰めていく。
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火に掛ける。
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現実の世界1
ギブスが取れたら何でも出来ると思っていた。
重いものを持ったり、手を付いたりは出来ないが右腕は自由に動くものと思っていた。
先生がハサミでザクザク包帯を切って行く。
8日振りに見た右腕は作り物みたいだった。
血の通っていないゾンビの腕のようだ。
そして、肘は曲がらなかった。 -
現実の世界2
先生の診察を受けながら、ラーメンを食べに行くことは無理だと思った。
週末に遊びに行くことは無理だと思った。
僕の右腕の直っていなかった。 -
現実の世界3
肘を曲げると痛みが走る。
肘をひねっても痛い。
リハビリの担当の先生は学校を出たての若い女性だった。
40歳位の男性の先生が僕の右腕を見て、リハビリの計画を説明する。
男性先生が説明している相手は、僕に対しては2割、女性先生に対しては8割だった。
女性先生は熱心にメモを取っている。
僕はこの先生が担当で良かったと思っている。
経験なんて必要ない。
男は女性の前ではカッコつけるものだ。
僕だって例外ではない。
この動かない右腕を先生と一緒に治していこう。
何かリハビリが楽しくなって来た。 -
葉っぱで作った指輪。
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ごはんに付けるおかずを作る。
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つぶして混ぜる。
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完成間近。
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竹のスプーンにバナナの皿。
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手前から、野菜スープ、炊きたてのご飯、鶏肉の串焼き。
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食事が終わる頃、タイ人のガイドに連れられたドイツ人がランチを食べ始めた。
彼らはお弁当。
ガイドは、誇らしげに言った。
「ラフ族のバンブー料理は美味しかったろ?」 -
トレッキングの再開。
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現実の世界4
右肘を骨折してから髪の毛を切った。
良く言えばブルーハーツ時代の甲本のようにも見える髪型だ。
僕は8年振りに理髪店に行った。
理髪店ではマスターとおしゃべりしながら、散髪は進んだ。
僕は10分で1,000円カットの店に通っていると話した。
マスターは当然のごとく1,000円カットの店に行ったことが無いという。
興味津々で質問してくる。
1,000円カットの店では、おしゃべりしながらカットする理髪師はいませんよと話したら驚いていた。 -
滝で休憩。
-
イギリス人女性の2人組を連れていたガイド。
彼らとは今晩の宿が一緒だった。 -
途中で村に立ち寄った。
この村の名前は覚えていない。 -
日本人が住んでいるらしかったが、この日は留守だった。
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保育園らしき場所。
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チェキは使わなかった。
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どうやって声を掛けたのか覚えていない。
だけど、子どもたちは順番に顔を出してきた。 -
ガイドの知り合いの家で休憩。
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20代の兄妹がいたが僕との会話は無かった。
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コミュニケーションの取り方を考えてみる。
入院中にお世話になった看護師は、みんな明るかった。
右腕のことを考えるとネガティブになる状況だったが、看護師につられて気持は前向きになっていた。
旅先でも使えそうだけど、看護師並みの明るさを見に付けるのは至難の業だと思う。 -
村の雑貨屋でジュースを買った。
-
この時もガイドとお店の人の輪に入らず、店先で一人ジュースを飲んでいた。
僕のコミュニケーションは、チェキを使わず、旅の指さしが無いとお手上げだった。 -
村を後にして、今晩の宿になるアカ族の村へ向かう。
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車が通れる道を進む。
-
現実の世界4
腕を骨折してから外出はストレスになっている。
前から走って来る人がいれば、思わず立ち停まってしまう。
エスカレーターではベルトに捕まり歩かない。
だけど、一人乗り用で後ろの人からのプレッシャーを感じた時は歩き始めてしまう。
電車の中では、どうか押さないでくれと祈っている。
レジでは品物を片手でリュックに閉まっていると次の人の籠が目の前に現れる。
都会の生活はせわしないと思う。
人々にもっとゆとりがあれば、もっと幸せな世の中になると思う。 -
山道に入る。
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歩きにくいが、こういう道の方が楽しい。
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ジャングルを歩く。
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芥子を栽培していた頃の金三角を想像しながら歩く。
徒歩で、タイ、ラオス、ビルマ、そして中国を行き来していた頃を・・・・・ -
もうすぐだ。
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午後の3時、お祭りで使うブランコがお出迎え。
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この村にも舗装された道路があった。
電線もある。 -
今日の宿。
正面が部屋で、右には自分専用のシャワールーム兼トイレ。 -
部屋の前にある共有スペース。
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向かいの村が見える。
夜になるとこの村からゲストを歓迎する歌が聞こえてきた。 -
トイレにはお尻用のミニシャワーがあった。
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ここが寝室。
寝心地は抜群!
部屋の中には電灯は無いから、ヘッドランプは必須。 -
村の散策を開始すると、直ぐにおみやげ売りのおばあさんに出会う。
ミサンガを買うとお祈りしながら手首に巻いてくれた。
チェキのお礼にバナナを貰った。 -
写真を撮る相手を探しながら村の散策をする。
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昔ながらの家。
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この家族もホームステイをしていた。
-
女の子たちにカメラを向けると家の中に逃げ込んだ。
しばらく、するとそっと顔を出す。
僕がカメラを向けると、さっと引っ込む。
何度かそんなことを繰り返していたら犬に吠えられてしまった。 -
犬の吠え声に気が付いたお母さんが女の子たちに写真に撮られるよう促した。
チェキを理解した子どもたちは僕の味方になった。 -
女の子たちが友だちを連れてくる。
-
この後、子どもたちの撮影が始まった。
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コマ回し。
僕もやってみたが全然ダメだった。 -
これは見ているだけ。
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この村にいた外国人は、イギリス人の女性2人とフランス人家族と僕の6人だった。
イギリス人の部屋は僕の部屋の向かいだった。 -
料理をしている所にお邪魔した。
この宿は自炊らしくガイドが料理をしていた。 -
滝であったチェンマイのガイド。
連絡先を訊かなかったことを悔やんでいる。 -
これは別料金で頼んだ鶏のバーベキュー。
-
一番右にいるのがフランス人のガイド。
彼だけは調理に参加していなかったので、僕の相手をして貰った。 -
6時過ぎだが、あたりはすっかり夜だった。
テーブルの片隅では兄妹たちが勉強している。
僕はフランス人一家のガイドとビールを飲んでいた。
彼に例の質問をした。
旅行5日目の彼の答えは47歳だった。
実年齢の50歳に近づいてきた。 -
彼が日本語で今夜の料理を何て言うのか訊いてきた。
手前から、ごはん、スープ、野菜炒め、次も野菜炒め、その次も野菜炒め。 -
新鮮な鶏肉はジューシーで美味しかった。
このテーブルで過ごした時間のことを良く覚えている。
冷えたビールを飲んで気分が良くなっていた。
彼との会話はスムーズに進んでいる。
お兄さんから年少の子が勉強を教わっている。
僕がこの場所にいることに違和感が無い。
僕はこの空間に溶け込んでいた。 -
アカ族のダンスをしているというので見に行ったが、遅れて行ったのでダンスは終盤だった。
フランス人家族は輪の中に入っていた。 -
ダンスが終わり記念撮影の時間。
この村は観光地化を目指しているようだ。 -
この村にはテレビがあった。
現金収入があればテレビを買えて電気代も払える。
ラフ村やアカ村に道路があろうが電気があろうが僕には関係ない。
僕にとって必要な物は何なのか?
僕にとって大事なことは何か?
怪我をしている僕にはそれを考える方が重要だった。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- tomyさん 2016/02/02 10:06:51
- あか族
- イコーとよびます。
イコーは山岳民族のなかでも評判がよくなく金のためならなんでもする評価です。民族としての誇りがありません。
ちなみに私の妻はムスー(ラフー)です。
- chekimanさん からの返信 2016/02/02 19:25:12
- Re: あか族
- tomyさん、こんばんは
アカ族の村は1泊しかしていないので、そういうことは気が付きませんでした。
僕には良い印象しか残っていません。
ラフ族の村も良かったです。
chekiman
-
- fuzzさん 2016/02/01 18:01:17
- タイの便所
- こんちは。
おかげんいかがっすか?
って、旅行記を読めば分かりますけど(^ω^)
チェキで撮った写真ならチップの代わりになろうかと思うのですが
ユニクロのダウンですか。考えましたね。私も毎年1着は買ってるので
今や室内着にまで格下げされたダウンを来てパソコンの前に座ってます。
岩手は寒いんですよ。室内で薄手のダウンを着てる毎日です。
チップに差し上げたダウンは新品じゃないですよね?
どっちにしても太っ腹〜!!
タイの便所。
私は日本の昔の便所が、小学校時代の旧校舎の便所が人生で一番恐怖でした。
母の実家の便所は、私の小さい頃は家の外にあり電気もなくて、泊まりに行くと
夜は懐中電灯を持って用を足しに行きました(笑)どんな田舎や。
私も昨年、足の小指を骨折した時、前から走って来る人や込み合う場所が
とても怖かったです。10月まで足を引きずって歩いていたのですが、
外に出るのが嫌で、元々引きこもりタイプの私はこれ幸いとばかりに外出を
しなくなりました(笑)今は仕方なく買い物や歯科に行くときだけ外出してます。
オラにとって必要なモノか。これは考えても浮かんでこない。
でも「大事な事」って、昨年の病院通いの経験で、真っ先に「健康」と言ってしまおう。
- chekimanさん からの返信 2016/02/01 21:36:01
- 大切なことは目に見えない。
- fuzzさん、こんばんは
先週から三角巾を外して、見た目が普通になってしまったので世間の荒波に揉まれている所です。
家の中が一番だと思います。
ユニクロのダウンはリュックに隙間を作りたかったこともありましたが、奥さんのニーズとマッチしてヒットでした。
プレゼントはあげる喜びと貰う喜びが素直に出るのがいいですね。
もちろん、ダウンは僕のお古です。
ラフ村に着くまでは、豚が処理するようなトイレを想像していたので、清潔なトイレを見た時はホッとしたのですが、右手で桶、左手で、というのが本当に心配でした。
あれっ、ここがタイだったらお尻が拭けないですね。
やっばり、大事な事は、健康と希望です。
箸を使えるようになって、ラーメンを食べることが今の希望です。
怪我をすると幸せの許容範囲が広がりますよね。
chekiman
-
- まむーとさん 2016/01/31 20:07:59
- バンブー料理
- chekiman さん、こんばんは!
腕の具合はどうですか?
リハビリは大変そうですが、楽しそうな感じもしますね♪
雰囲気が伝わって来ました。
バンブー料理のその様子や生活もとても素敵でした。
ほのぼのしてますね。
満天の星も気になります!
あぁ、いいなぁ♪
- まむーとさん からの返信 2016/01/31 20:10:23
- 間違って送信
- 途中で送信してしまいました。
現実と旅行を織りまぜた、旅行記おもしろいですね。
私は、いろんな一年の支払いが重なる2月の現実です。
- chekimanさん からの返信 2016/01/31 21:14:19
- 現実に負けないで!
- まむーとさん、こんばんは
腕の方は順調に回復しています。(^-^)
日増しにというより、時間増し毎に良くなっているような気がしています。
リハビリの先生たちも褒め上手なんで調子に乗ってしまいそうです。
バンブー料理はラフ族の凄さを目の当たりにしました。
鍋、皿、まな板、スプーン、コップ.......
そんな物は無くても、竹とバナナの葉っぱがあれば美味しい料理が作れる。
山岳民族の凄さです。
今はまだ、旅の思い出よりも現実の方が重いみたいです。
現実の話も面白いと言ってもらい嬉しいです。
chekiman
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