2015/12/15 - 2015/12/17
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chekimanさん
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タイ旅行6日目、トレッキング3日目。
この日のトレッキングは午前中で終了し、その後は温泉で一休みしてから、チャイニーズビレッジへ行った。
この旅行記は、あの日と今の出来事で構成されている。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
-
トレッキングの最終日が始まった。
-
昨日の夕食を食べたテーブルへ行くとフランス人一家のガイドがいた。
「コーヒーを飲むか?」
「エレファントコーヒーが飲みたい。」
「ここにあるのはネスカフェだけだよ。」
インドネシアではジャコウネコ、ベトナムではイタチ、ここタイでは象の糞から集めたコーヒーが飲めるらしかった。 -
ガイドのごく自然な誘いが嬉しかった。
僕はこの場所に馴染んでいると感じた。
ネスカフェは自分で淹れた。
この場所で飲むネスカフェはとても美味しかった。 -
調理場を覗くと準備中だったので朝の散策に出かけた。
-
犬が先導するので着いて行った。
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犬は畑に入っていく。
-
パイナップル畑だった。
-
眼下に民家の庭先があったのでカメラを向けたら見つかってしまった。
大きな声で挨拶をして手を振った。
手を振り返してくれたので、シャッターを押した。 -
昨日のおばさんの家でお土産を買った。
彼女が肩に掛けているショルダーバックだ。
買い物の後、一緒に写真を撮っていたら、宿の主人が朝食が出来たと呼びに来た。
小さな村では僕が何処にいるのか、直ぐに判るらしい。
昨日と同じくおまけにバナナを貰って別れた。 -
朝食は調理場の一角でガイド仲間たちと一緒に食べた。
ちっちゃいイスに腰掛けて、ちっちゃい丸テーブルを皆で囲んで食べた。
男が調理した家庭料理。
味は覚えていないが、お腹が一杯になるまで食べた。 -
宿でもお土産を買った。
お土産を買う理由は、自分の為でもあるが、宿の人たちにも喜んで欲しいからだった。 -
そして、アカ族の村を出発した。
目的地は、トレッキングの出発地となったエレファントビレッジ。
そこで、2泊3日のトレッキングは終了となる。
その後は温泉とチャイニーズ・ビレッジによって、ツアーの全行程が終了する。 -
村も見おさめ。
-
分かれ道があっても道標は無かった。
でも、ガイドは迷わず歩いて行く。 -
道が無い所も進んだ。
胸の高さ程の草を掻き分け足を進めた。
あの時は必死だったので写真は無い。 -
疲れてきた時はおばさんに貰ったバナナを食べた。
-
普段の週末はハイキングに出かけることが多い。
高尾山や奥多摩の低山だ。
今の2月の時期は東京でも雪が降る。
雪が降ると山には行かない。
2月中旬になると花粉の季節だ。
花粉が無くなるまで山には行かない。 -
今年の2月は別の理由で山には行けない。
骨折した右腕では山に行くことは出来ない。 -
右肘頭骨折の手術の1週間後にギブスが取れた。
その一週間後にガーゼが取れた。
ガーゼが取れた3日後の今は、右肘には絆創膏が1枚貼ってあるだけになった。
右肘にはメスが入った痕がクエスチョンマークのように残っていた。
見ていると痛そうだ。
見ていなくても、時々、自己主張をするようにチリチリと痛んだ。 -
1日の内の最大の試練は満員電車だった。
会社の最寄り駅から2駅は出入り口付近に留まるしかない。
比較的すいている車両を選んでいるが、隣の人との空間は数センチしかない。
隣の人よ、そんなに動かないでくれ。
あなたの腕が僕の右腕に当たると痛いんだ!
運転手さん、急停車はしないでくれ。
取り返しのつかないことになってしまうから。
7分間の試練に耐えながら、僕は電車に乗っている。 -
リハビリの道のりは長い。
ギブスを取った当日、初めてのリハビリを行った。
机の上に置いた右腕を肘を机に付けたまま曲げて行く。
右手で右肩に触れるのが完治だとしたら、右肘は60度しか曲がらなかった。
一週間後、75度まで曲がった。
だけど、顔を洗うことも、箸を口に持って行くことも出来ない。
いつ、直るのかと先生に質問しても、個人差があるからと、はっきり答えてくれない。 -
今日と明日は休日だ。
右肘を曲げるリハビリの合間にこの旅行記を書いている。
だから、旅行の思い出よりも、この右腕に関する事の方が筆が(キーボードが)進む。 -
旅行記に戻ることにする。
トレッキングの終盤は、エレファント・トレッキングのコースに合流した。
所々に落ちている象の糞を踏まないように歩く。 -
結局、象の糞から集めたコーヒーは、飲むことが出来なかった。
ホテルに戻ってから相談するとゴールデントライアングルで飲めるとのことだった。
調べると、ゴールデントライアングルにある高級ホテルだけで提供していた。
そのホテルはオールインワンで、食事や観光も宿泊料金に含まれていた。
宿泊者以外がそのホテルを訪問するのは難しいようだった。
(写真はゴムの木。) -
3日間のトレッキングがもう直ぐ終わる。
-
自然の中を歩くのは気分が良かった。
汗だくになって辿り着いた村で浴びたシャワーは気持ち良かった。
ラフ村で飲んだ冷たいコーラは美味しかった。
村でのチェキの人気は凄まじかった。
村での食事はお腹一杯食べた。 -
今朝の朝日新聞に女子高生の投稿が掲載されていた。
年末にラフ族の村に滞在し、村の人たちの温かさに触れた。
という内容だった。
「絶対にもう一度この村に来たい。」17歳の女子高生と同じように50歳になる僕は思った。 -
トレッキングの出発地となったエレファント・ビレッジに到着した。
-
昼食の時間。
-
この日でタイ旅行2日目から続いていた現地ツアーが終わる。
明日と明後日の帰国日はフリータイムだった。
帰国日はバンコクでお寺巡りとカオサンに行くことに決めていた。
問題は明日だった。 -
旅行前に考えていた第一候補は、チェンライ郊外にある
Wat Phrarhat Doi Tung
だった。
ここは標高2000mにあるお寺で、ミャンマーの山並みが見えるという。
だけど、明日の天気は悪いらしい。
眺望が期待できないから、別の所にしよう。 -
あの日に戻ることにする。
この食堂はガイドに連れて来て貰ったが注文したものは自分で選んだ。
だけど、味は覚えていない。
美味しかったのか?
不味かったのか?
テーブルにあるのは調味料、ナンプラー、酢、砂糖、唐辛子。
東京のタイ料理屋にも必ず置いてある。
僕は必ずこの4種類の調味料をスープに入れて、味をアレンジする。
だけど、いまだに判らない。
調味料を入れて、美味しくなったのか?
不味くなったのか?
美味しい調味料の配分を誰かに教えて欲しい。 -
そういえば、タイから帰国後、タイ料理屋に行っていない。
タイから帰って来たばかりの時は、本場の安くて美味しいタイ料理の余韻が強くて行く気にならなかった。
その内に、骨折をして行けなくなった。
今は左手でスプーンやフォークだったら使いこなせる。
あとは、気持ちの問題だけだ。
彼らに明るい気持ちで会える自信が付いたら、行って見よう。 -
タイ北部はコーヒーの産地でもある。
象の糞から集めたコーヒーを飲みたかった。
この店でも置いてあるか訊いてみたが、当然のごとく無かった。 -
食事の後は温泉へ。
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玉子も売っていた。
-
これが温泉の源。
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僕が入ったのはここ。
温水プールみたいな感じだった。 -
現地でチャーターした車でチャイニーズ・ビレッジへ向かう。
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山道をぐんぐん登り到着した。
-
茶畑が綺麗だ。
-
明日は何処に行こうか?
中国共産党に敗れ、ゴールデントライアングルに逃れてきた国民党の人たちが作った街、メーサローンもいいな。
ここまで来たからには、ゴールデントライアングルにも行きたい。
両方行くことにしようか? -
ホテルに戻って相談するとメーサローンとゴールデントライアングルの両方に行くのは無謀だと言われた。
結局、ゴールデントライアングルに行くことにした。 -
この村ではガイドと別行動となった。
僕は写真を撮らせてくれる人々を求めて村を散策した。 -
いたいた。
-
ここにもいた。
でも、子どもたちは簡単に写真を撮らせてくれない。
カメラを向けると家の中に隠れてしまう。 -
ようやく。
-
竹の橋の向こうにある小屋の人たちに挨拶をして、村の散策は終了した。
-
チェンナイ市内へ戻った。
-
チェンナイ市内でガイドと別れた。
「これから村に戻るの?」
「ああ、オートバイで1時間ぐらいさ。」
(えっ、そうなの。あんなに山道を歩いたのにたった1時間で帰れちゃうんだ。)
僕の心の声だった。 -
チャンライに戻って、真っ先に行ったのが山岳民族博物館。
-
日本語のビデオを見て復習。
-
この機織りの実演をしていた女性にトレッキングの感想を話そうとしたが英語が出てこなくて悲しくなってしまった。
-
山岳民族博物館の後は、Jトラベルに寄ったが閉まっていた。
プーチーファーとトレッキングのツアーのお礼を言いたかったが叶わなかった。 -
次に寄ったのはドラックストア。
英語でのど飴を探していると言ったら、日本語の返事が返ってきた。 -
そして、ナイトバザールへ。
-
妻へのお土産にリックを買った。
デザインは面白かったが、片掛けの部分が細くで実用的では無いらしい。
1度しか使っている所を見たことが無い。 -
ここでは、中指を立てているパンクなTシャツを買った。
今日も風呂上がりに着ているから気に入って貰えたみたいだ。 -
ここでは食事をしなかった。
今日の夕食はプーチーファーのガイドに勧められた市場で調達すると決めていた。 -
竹で出来たコップを自分用に買った。
でも、まだ、1度も使っていない。
骨折してから、アルコールは口にしていない。 -
ここで財布を買った。
最初の言い値の半分以下になった。
タイは端数ぐらいしか値切ることは出来ないとガイドから訊いていただけに、吹っかけられた僕はイライラしてしまった。 -
ここでも妻へのお土産を買った。
ここのTシャツも、気に入って貰えた。 -
お土産の購入を終わり市場を目指す。
遠くに見えるのは街のシンボルの時計塔。 -
チェンライではナックナカラホテルに泊まった。
僕が口コミで重要にしているのが、「フレンドリー」というフレーズだ。
だから、ホテルのスタッフは明るくてフレンドリーな人が多い。 -
(刻一刻、色が変わっていく時計塔はタイ人の人気だった。)
ホテルのスタッフと仲良くなるコツを纏めてみた。
1.お勧めのレストラン、観光地への行き方など何でも相談する。
2.抹茶味のキットカットをプレゼントする。
3.当然、チェキの写真をプレゼントする。
4.外出で鍵を返す時は、「これからマッサージに行って来るよ。」などと一声掛ける。
5.帰ってきたら、「気持良かった。」などと感想を言う。 -
(市場に到着。これは北部名物のソーセージ。)
ナックナカラホテルにもお気に入りのスタッフがいた。
このホテルには3回チェックインしたが、2回目と3回目のチェックインでは、彼女は手を振って迎えてくれた。
そして、部屋まで案内してくれた。 -
「チェンライは寒いわ。そっちはどう?」
彼女からは今でも、連絡が来る。
「骨折しちゃった。」
と言いたかったけど、英語を使いこなすのが面倒だったので、
「東京は雪が降るぐらい寒いよ。」
と返信をしていた。 -
ビールとおつまみを手に入れた僕はホテルに戻った。
そして、彼女にあの魔法のフレーズを言った。
Can you help me? -
彼女はそれだけで察してくれ、閉店していたレストランに皿とフォークのセットを取りに行った。
-
チップの習慣のない国では枕銭を置くことは無い。
でも、こんな風に散らかした時は奮発する。
食事の後、彼女に消せる蛍光ペンをプレゼントしてから、ホテルの向かいにあるマッサージ屋へ行った。
ここでも、3日前にマッサージをしてくれた女性が手を振って迎えてくれた。
僕を迎えてくれる人たちがいる街、それがチェンライだった。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- fuzzさん 2016/02/09 09:18:34
- エレファントコーヒー
- chekimanさん、おはようございます。
なんだか、掲示板ではお馴染みの「まむーとさん」が先に書かれてましたが
エレファントコーヒー、実は私は初耳です。
インドネシアで、じゃこうねこのコーヒーは飲みましたが、イタチも知りません。
昨日、グルメ番組でみたら、じゃこうねこのコーヒー、一杯3500円と。
これ、インドネシアでツアーのみなさんが、こぞって買っていたんですよ。
なるほど。安かったんだ。確か一袋1000円だか1500円だったと。
タイは10年近く前に行ったとき「若い時に来たかった」とすごく思いました。
ビジネスチャンスが転がっているからです。その時は美容院をここで開いたら
儲かると思いました。皆さんのヘアスタイルが同じだしあか抜けなくて。
今、chekimanさんの旅行記を呼んで思ったのは、エレファントコーヒー屋です。
名前だけ聞いたことがあっても、ナカナカ探せないんですよね。だったら
ここにもビジネスチャンスが転がっていると考えました。でもですね、
そう思っていてもアクションは起こせないし起こさないです。想像だけの
世界で、どう商品を集めるか・・どうやって市場に広めていこうかと考える
だけで終わりますが、それも楽しいです。今は、今の生活がとても気に入って
それを崩したくないので、私にビジネスチャンスはないです(笑)
chekimanさんがこの旅行記を書いていた週末、カメラを購入しました。
チェキではないのですよ。見ては来ましたけど。おっきいね。軽いけど。
可愛いパステルカラーで気に入りましたが、今回買ったのは2個持ちの
カメラの1つが望遠をすると黒く影が映るので修理をお願いしようとしたら
修理代が8500円からと言われて、新しいカメラを買いました。毎回2個カメラを
持って旅行に出かけます。さすがにチェキまで持てないのです・・・
それはchekimanさんの専売特許と言う訳で、お任せします(笑)
fuzz
- chekimanさん からの返信 2016/02/09 20:34:24
- 古くなったカメラの活用方法!
- fuzzさん、こんばんは
考える、想像する、妄想する。
腕を骨折してから通勤電車でスマートフォンが使え無くなったので、僕が毎日、やっていることです。
想像することは楽しいですよね。
エレファントコーヒーは、アマゾンで8,000円/35グラムで売っています。
一杯当たり4,000円とすると手を出しづらいですよね。
でも、ゴールデントライアングルの高級リゾート アマンタラホテルでメコン川を眺めるテラスだったら、高くても飲んでいたと思います。
その場所で飲むから、美味しさが何倍にもなるものがあると思っています。
アカ族の村で飲んだネスカフェが美味しかったように.........
ということで、インドではチャイとラッシーにチャレンジして下さいね。
僕はお腹を壊すのが怖くて、避けてしまったので後悔しています。
チェキデビューはお預けですね。
カメラに関しては温めているアイディアがあります。
古くなって使っていないカメラを旅先へ持っていって、現地の子供たちに貸すんです。
子供たちがどんな写真を撮るのか興味があります。
アカ族の村でちょっとだけ、試したのですが、面白い写真が撮れました。
期間限定で公開しますので、このメッセージを読み終わったら寄って下さいね。
chekiman
-
- まむーとさん 2016/02/08 15:22:49
- パンクな奥さん♪
- chekiman さん、こんにちは(*^^*)
旅行記を読ませてもらった後は、良い音楽を聞いた後のような気分です。
人々との交流、パンクな奥さんと情に厚いchekiman さんご夫婦。
東京の事→私は東京はちょっと怖い。。
私は子どもが3人なんですが、もし誰かと結婚をするなら先ずここに旅行したら?と思いました。
相手の価値観がすごくわかりそうです。
ジャコウネコ、イタチ、象、いろんなコーヒーがあるんですね。
私がもらったイタチコーヒーは冷凍庫に眠っています。
たぶんにせ物だとおもいます。
ファミマのコーヒーに、何かのフレーバーを入れた時、そっくりで気が付きました!
腕はまだご不自由かとおもいます。
お大事にしてください。
通勤のドキドキ!ヒヤヒヤしました。
- chekimanさん からの返信 2016/02/08 19:48:58
- パンクな旦那でありたい!
- まむーとさん、こんばんは
旅行記を褒めて頂きありがとうございます。
嬉しいです。
確かに女房はパンクかもしれませんが、普段の僕は情に厚い男では無いです。
無口でぶっすとした男です。
だけど、旅先では人が変わったように知らない人にも話しかけますし、笑顔を絶やさなくなります。
旅先での自分が、本当の自分であって欲しいと思っています。
恋人とあの村に行くのは、リスクの高い賭けですね。
好き、嫌いがはっきり分かれると思いますし、嫌いとなった場合のフォローが難しそうです。
一人旅は、自分の内面を見つめ直す良い機会だと思いますが、恋人が一緒だと彼女に楽しんで貰うことを優先して気疲れしそうです。
だけど、あの村で一緒に楽しむことが出来たら、その人は一生大切にした方がいいでしょうね。
まむーとさんとのコルピアク談義が無かったら、象のコーヒーも興味を持たなかっと思います。
象のコーヒーの感想を伝えられなかったのは残念です。
腕の方は1週間単位で見れば良くなっているという感じです。
タイ旅行記は後2話で完結するので、闘怪我日記は未完に終わりそうです。
chekiman
- まむーとさん からの返信 2016/02/08 20:40:47
- 繋がり
- ジャコウネコ→イタチ→象と、話が繋がるのが面白いもんですね!
4トラに出会うまでは、旅行話に広がりも繋がりもなく寂しいもんでした。
旅行の話が出来るのは嬉しいもんです。
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