2015/03/19 - 2015/03/19
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kyucyanさん
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タイで一番高い山はドイインタノン2565メートルで、これは誰しもが認めるところですが、さてチェンライで一番高い山となると、「はてな?」と思う人も多いようです。
ネットで検索しても、プーチーファだ、ドイチャンだ、ファーメーカムだ、いや何処其処だと、どうも今一ハッキリしません。
何事も几帳面な性格で、物事の真理をハッキリさせないと気が済まない自分は、この問題の決着を自力でつけることにしました。
嫁をはじめ、周りの方々は私の事を、「どうでも良い事は几帳面」、、「大事な事はズボラ」と言う人もいるようですが、それは自慢ではありませんが当たっています。
さて本題ですが、どのような方法で、山の高さを検証したら良いのでしょう。
まずある程度信頼?できる文献を探し、それを元に事実を検証することにしました。
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_mountains_in_Thailand
この Wikipediaの、かなり信頼できない資料によると、チェンライで一番高い山は、チェンライ、チェンマイ、ランパーンの県境にある「Doi Mae Tho」2031メートルと言うことに成ります。
二番目Doi Chang 1720メートル、三番目はDoi Mot1700メートルと成っていますが、二番目と三番目は「かなり疑わしい」と感じます。
これを確かめるには、正確な高度(標高)計を持って実際にその山に登るしかありませんが、現在は手抜きで調べる良い方法があります。
正確さと誤差を考慮した上で、グーグルアースの右下に記載される標高の数字で、ある程度の標高を掴むことが可能です。
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具体的な方法としては、
1、Doi Mae Thoをグーグルで検索し、続いて地図をクリックします。(有名な地名の場合はグーグルアースで直接検索)
https://www.google.co.jp/maps/place/Mae+Tho,+Khun+Chae+National+Park,+Mae+Chedi+Mai,+Wiang+Pa+Pao+District,+Chiang+Rai+57260+%E3%82%BF%E3%82%A4/@19.0207134,99.4108047,13z/data=!3m1!4b1!4m2!3m1!1s0x30d9edcaafcf25cb:0xbae256f5c6e0f1da
2、グーグルマップにDoi Mae Thの位置が表示されます。
3、グーグルアースを立ち上げ同じ位置を探しますが、点線の県境や国道、地名等を基準にすれば早く探せると思います。(有名な山や地名はグーグルアース左上の検索で自動的に位置が表示されます)
4、アースの同じ位置を確認したら、山部分を拡大します。
5、手のひらマークを山部分に合わせると、右下の標高数字が目まぐるしく変化するのが判ります。
6、一番高そうな標高数字の部分が推定されれば、地図表示を最大付近まで拡大します。
7、改めて一番高い標高を探しますが、一番高い数字が「山の最高標高」と言うことになります。
この方法で、チェンライ、チェンマイ、ランパーンの県境にあるDoi Mae Thの高さを調べましたが標高2007m(記載は2031m)でチェンライ唯一の2000メートル以上であり、チェンライ標高No1でほぼ間違いないでしょう。
第2位は、ドイファメーカムが上記測定で1820メートルで、これも、ほぼ決まりではないかなと思います。
問題はチェンライの第3位は何処の山ということになりますが、ここは混戦模様でDoi Mot1700m、Doi Sam Sao1662m、プーチィファ1628m?等々ハッキリしません。
チェンライ標高第三位の山は一体、チェンライ県の何処にあるのでしょう? -
この為、チェンライの山岳部の標高をアースでしらみつぶしに探した結果、驚くことに1747メートルの見知らぬ山が見つかりました。(興奮している)
上記Wikipediaの、Doi Mot1700m、Doi Sam Sao1662m、プーチィファ1628mを遥かに?凌ぐ1747メートルの名も無い??山です。
この新発見の?山を見つけ、「どうでも良い事は几帳面」な私は、早速次の日に山の標高調査をすることに決めました。
明日の準備をソワソワしながらする自分を見ながら嫁は、疑いのまなこで言いました。
「山での野宿は絶対駄目よ」。
過去二回、バイクトラブルで止む無く野宿になり、大騒ぎになった事を、未だに根に持ってます。
標高が表示されるガーミンGPS2台、スマホオフラインナビ、そして万一野宿用に食料、ライター等々を準備して明日に備えます。
夜は、遠足を翌日に控えた小学生のように、ワクワクしてよく眠れませんでした(笑い) -
8時半ころ我が家を出発しましたが、旧刑務所前、土曜の歩行者天国の通りは多くの女子大生で賑わっていました。
旧刑務所前には、職業系のテクニカル大学があります。 -
時計塔の前を通り過ぎ、1211号線に入ります。
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今日の煙害も酷いですが、このまま4月末までバイクに乗らない訳には行きません。
今日の山は1500メートル以上なので、「煙害も雲の下かな」と、この時は楽観していました。 -
チェンライ郊外のお気に入りの池で一休みと、バイクの点検や山間に入る心構えの準備をします。
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途中で桜の花のような木が散見されますが、花びらが桜とは違います。
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この黄色い花(モクレン系?)も各所で見掛けますが、満開だと実に綺麗で、つい見とれてしまいます。
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途中のとある小川で、蜆の成育の調査をしました。
5年ほど前発見した秘密の場所ですが、取れるときは1時間で数キロ取れます。
去年は雨が多いせいか全く取れませんでした。
チェンライ近郊には、他にも蜆の繁殖場所が数箇所ありますが、本蜆(山蜆)でなく台湾蜆です。
ホイ(貝)・サーイ(砂)の名の通り、砂地で水の澄んだ所で生育します。
台湾シジミは食味は劣りますが、一応蜆は蜆です。 -
かなりの大粒のシジミもあり、今年の生育は良さそうなので、後日家族と潮干狩りでなく、蜆狩りをしたいと思います。
雨が降り始める前までが蜆取りの盛期になります。 -
本日のルートです。
出発は8時半、帰宅は夕方5時。
走行距離180キロ、未舗装は約40キロ位でした。
ドイチャン〜メースアイ間は、3年前は工事中でしたが、今回全面舗装完了してました。 -
左がドイチャン方面、右が見知らぬ山方面分岐点です。
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この付近から標高は1000mを超えますが、標高が上るほど煙害は少しも良くならず悪化の一途です。
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見知らぬ山に約5キロ程と思われる山岳民族の村ですが、数百戸の比較的大きな村です。
村の標高は1150m位です。 -
村を外れると見知らぬ山は2〜3キロ程で近い筈なんですが、煙害で周りが良く見えないのです。
登ってきた道が下にかすかに見えますが、一体どうしたもんでしょう。 -
あちこち探し回り、仕方なく山の畑の作業小屋で昼飯にしました。
作業小屋には、新品の鉈(ナタ)や作業道具が置きっ放しですが、泥棒が少ない感じです。 -
この作業小屋の標高は1237mで見知らぬ山は1747mですから
この位置から500メートルも高い山が見えない訳がありません。 -
煙害の中に霞む山は、ここから500m近く高いようですが、ガーミンの標高数字を見ながら、あちらこちらの山道を探し回りました。
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山の頂上近くの畑の作業道は道幅が狭く、片側は殆ど崖です。
おまけに乾燥し過ぎた砂状の道はかなり滑りやすく、落ちたら、それきりかもしれません。
谷の道を再び登った先に、うっすらと高い山が見えます。 -
あちゃらの山、こちゃらの山と探し回り結局、CHAPHUNPEE FOREST PARK1503mの展望台に辿り着きました。
ここからなら、1747mの山頂まで2キロ位でしょうか。
細い獣道の尾根伝いの道が、山頂まで続いているようで健脚の方なら
2時間位で山頂まで行けるかも知れませんが、全く定かではありません。
写真は1500m以上にある山岳民族の村と思われ、山の尾根に点在する家々は「天空の村」の名に相応しい感じがします。 -
もし、自分が実際に山頂まで登り、標高1747mが事実とすれば、チェンライの山、標高第3位は、この見知らぬ山に、ほぼ、間違いないと感じました。
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標高1503mのCHAPHUNPEE FOREST PARKの展望台。
先月初めなら、雄大な山の景色が望めた筈なんですが、今日は、まるで、何も、ゼンゼン、完璧に見えません。
煙害の場合は、標高が上がるほど、さらに悪化するのを実感しました。 -
ここまで来て何も見えないとは、しゃくに障るので記念撮影をして気を、紛れさせます。
今回は無理をすると嫁に怒られますので、残念ですが、1500m地点で大人しく撤退することにしました。 -
CHAPHUNPEE FOREST PARKの管理棟ですが、誰もいませんでした。
山の名前や、山頂まで行けるのか、時間はどの位か詳しく聞きたかったのですが、残念です。
展望台へはここから脇の小道を登ります。 -
本日の標高グラフです。
残念ながら今日は1747mの見知らぬ山の頂上に立つ事は出来ませんでした。
苦労したほうが、次回が楽しみです(負け惜しみ) -
帰り道は100戸位の少数民族の村を一回りしました。
標高は1300mの村で天空の村のロマンを感じさせますが、電気も来ています。 -
村の全景を撮っていると、人なつこい子供が話しかけて来ました。
タイ語も話せるようで、学校にも行っているようでした。
十数年前は、高所に住む山岳民族の、かなりの子供が、学校には行けない環境で育っていました。 -
今回始めての川渡り、水量が少なく迫力はありません。
昔、川渡りに失敗して、バイク水没、携帯電話とデジカメをお釈迦にしてしまいました。 -
Mae Suai のダム湖に到着しました。
帰るついでに正面の霞んでいる岩山の中腹にあるらしい洞窟Tam Mae Suaiに寄ってから帰ることにしました。
場所はMae Suaiの118号線7イレブンの脇道に入り、道なりに進むとMae Suaiダムに出ますが、その手前ワットの脇道を5キロ?ほど入った岩山の中腹にあります。
車でも入れますが、Uターンできる駐車場所を探してください。 -
この岩山の裏手に洞窟があるようです。
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洞窟の入り口に到着です・
訪れる人も少なく、現在は廃墟状態のような感じです。 -
階段を数分上ると立派な仏殿?がありました。
タイでは洞窟は神聖な所で、多くの洞窟でお宮(寺)が併設されています。 -
ご本尊に、家内安全、無事故をお祈りします。
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洞窟の入り口は、ここらしいですが、人一人がやっと入れる位です。
懐中電灯が無いので、スマホとガーミンを最大輝度にして中に入りました。
聞いた話では、昔は洞窟専属の案内人がいて、中はかなり奥まで入れるような話でした。 -
中は当然、真っ暗ですが、数分すると目がだんだん慣れて来て、スマホの明かりでも、何とか見えるようになってきます。
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一人で洞窟探検は過去数回ありますが、やはり不安は隠しきれません。
怖いもの見たさで中に入るものの、直ぐに出たくなります。 -
中は鍾乳石もあり、かなり奥まで行けるようですが、昔ラオス国境近くの洞窟で怖い目にあったので、そろそろ引き返します。
たとえ懐中電灯があっても、洞内は道が入り組んで道に迷います。
見知らぬ洞窟で道に迷うと恐怖が先に立ち、パニック状態に陥ります。 -
中々、鄙びた廃墟みたいな、感じのよい洞窟でした。
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坊さんの寝具のホコリの具合から、数週間前まで寝泊りしている感じでした。
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さて長い階段を下り、帰宅の途に着きます。
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今回の走行は7時間程でしたが、走行記録が表示可能で保存も出来るMy Tracksを試してみました。
バックに入れたままで写真のように、走行ログが一部途切れるものの、概ね合格点でした。
既に、お金を出してまで、カーナビや地図を買う時代は終わったのかも知れません。
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=37806977
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=37728250
その後も色々なオフライン地図や、ナビゲーションのアプリを試しましたが、操作が複雑なアプリは、爺の能力では扱いきれません。
当分は上記 二つのMy TracksとGPS Navigation & Maps Sygiを使っていくつもりです。
輝度が足りない、堅牢性が不安、バッテリーが持たない等々、解決すべき課題も多いですが、少しづつ解決していきたいと思います。
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