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 ココン第一目の夜は、蚊が出て困りました。<br /> 持ってきた蚊取り線香を使いましたが、何の効き目もありません。<br /> 煙を蚊のすぐ下まで持ってきても、蚊はびくりともしません。<br /> 100円ショップの蚊取り線香でした。<br /> カンボジアの逞しい蚊には、100円ショップでは太刀打ちできません。<br /> ココンの町、2日目となります。

新境地を求めてカンボジア その4 ココン・一夜明けて

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2010/11/08 - 2010/11/21

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旅行記グループ 新境地を求めてカンボジア

1

49

motogen

motogenさん

 ココン第一目の夜は、蚊が出て困りました。
 持ってきた蚊取り線香を使いましたが、何の効き目もありません。
 煙を蚊のすぐ下まで持ってきても、蚊はびくりともしません。
 100円ショップの蚊取り線香でした。
 カンボジアの逞しい蚊には、100円ショップでは太刀打ちできません。
 ココンの町、2日目となります。

同行者
一人旅
交通手段
自転車 徒歩
  •  6時に目が覚めてしまった。<br /> 目の前の市場は、こんな早くにもう賑わっている。<br /> 通りにもバイクや人の姿がある。<br /> ココンは太陽と共に活動が始まり、太陽と共に眠りにつく健康な町なんだ。

     6時に目が覚めてしまった。
     目の前の市場は、こんな早くにもう賑わっている。
     通りにもバイクや人の姿がある。
     ココンは太陽と共に活動が始まり、太陽と共に眠りにつく健康な町なんだ。

  •  市場の賑わいを横目に自転車にまたがり、ふらりと入り江まで出かけてみた。<br /> (赤い印が今のゲストハウス、緑の印がこれから引越しするゲストハウス。) <br /> (地図には飛行場がありますが、ただの荒れた広場で、飛行場とは思えないようなものでした。)

     市場の賑わいを横目に自転車にまたがり、ふらりと入り江まで出かけてみた。
     (赤い印が今のゲストハウス、緑の印がこれから引越しするゲストハウス。)
     (地図には飛行場がありますが、ただの荒れた広場で、飛行場とは思えないようなものでした。)

  •  橋の見える入り江の道には、もうたくさんのバイクが集まっていた。

     橋の見える入り江の道には、もうたくさんのバイクが集まっていた。

  •  何艘もの小舟が大きな袋を積んできて、次々とそれを降ろされている。<br /> 岸辺で待っているお兄ちゃんやおばちゃんが、その袋をバイクに積んでどこかに運んでいく。<br /> なかにはバイクの前にも後にも横にもハンドルにもと、よくもこんなに乗せられとかと思うほど、ぎっしりと荷物を満載させて、景気よくエンジンをうならせて走り去っていくおばちゃんもいて、見ている私の方がはらはらしてしまう。

     何艘もの小舟が大きな袋を積んできて、次々とそれを降ろされている。
     岸辺で待っているお兄ちゃんやおばちゃんが、その袋をバイクに積んでどこかに運んでいく。
     なかにはバイクの前にも後にも横にもハンドルにもと、よくもこんなに乗せられとかと思うほど、ぎっしりと荷物を満載させて、景気よくエンジンをうならせて走り去っていくおばちゃんもいて、見ている私の方がはらはらしてしまう。

  •  袋の中身は野菜や穀物らしい。<br /> 付近の農民から仕入れてきて、露天商や屋台のおばちゃんが買っていくのだろうか。<br /> それとももう買主は決まっていて、買主の元に運んでいくのだろうか。<br /> ここで現金の取引はなかったはず。<br /> う〜ん、何だかわからない・・・

     袋の中身は野菜や穀物らしい。
     付近の農民から仕入れてきて、露天商や屋台のおばちゃんが買っていくのだろうか。
     それとももう買主は決まっていて、買主の元に運んでいくのだろうか。
     ここで現金の取引はなかったはず。
     う〜ん、何だかわからない・・・

  •  英語もだめ。<br /> タイ語もだめ。<br /> そうなるとボディランゲージしかないが、これまた難しい。<br /> あなた、これ、もって行く、どこ?<br /> ????<br />  

     英語もだめ。
     タイ語もだめ。
     そうなるとボディランゲージしかないが、これまた難しい。
     あなた、これ、もって行く、どこ?
     ????
      

  •  市場に戻った。<br /> 野菜や魚がはしはしと並べられ、ぞくぞくとお客がやってくる。<br /> 小舟で運ばれてきたさっきの野菜も、きっとこの中に入っているはずだ。

     市場に戻った。
     野菜や魚がはしはしと並べられ、ぞくぞくとお客がやってくる。
     小舟で運ばれてきたさっきの野菜も、きっとこの中に入っているはずだ。

  •  この市場は朝が勝負なんだ。<br /> 午後になれば大部分が閉店し、一部の店だけが売れ残ったものを細々と売っているだけで、午後も遅くなれば市場全体が空き家になってしまう。<br /> 昨日の午後は、市場は半分終わっていたのだ。

     この市場は朝が勝負なんだ。
     午後になれば大部分が閉店し、一部の店だけが売れ残ったものを細々と売っているだけで、午後も遅くなれば市場全体が空き家になってしまう。
     昨日の午後は、市場は半分終わっていたのだ。

  •  お母さんのすぐ近くで、お母さんを見てゆらりゆらり。<br /> 大きくなったらお母さんのように、働き者になれるかな。<br /> 子どもは働いていません。<br /> その必要はないようです。

     お母さんのすぐ近くで、お母さんを見てゆらりゆらり。
     大きくなったらお母さんのように、働き者になれるかな。
     子どもは働いていません。
     その必要はないようです。

  •  ばたばた暴れているが、足をしばられているので逃げられません。<br /> そのうち、足は焼かれ、とさかも焼かれ、身体はバラバラにされてしまうだろう。<br /> 網の袋の中には巨大なカエル。

     ばたばた暴れているが、足をしばられているので逃げられません。
     そのうち、足は焼かれ、とさかも焼かれ、身体はバラバラにされてしまうだろう。
     網の袋の中には巨大なカエル。

  •  今朝は、即食べれるものも売られていた。<br /> 食べている人の後ろに回って、のぞいてみる。<br /> お母さんは麺、子どもはお母さんのどんぶりから、別の皿に分けてもらっていた。<br /> どんぶりに変なものが浮いてるね。<br /> もしかしたら鳥の足?

     今朝は、即食べれるものも売られていた。
     食べている人の後ろに回って、のぞいてみる。
     お母さんは麺、子どもはお母さんのどんぶりから、別の皿に分けてもらっていた。
     どんぶりに変なものが浮いてるね。
     もしかしたら鳥の足?

  •  こっちの方々はおかゆらしい。<br /> これなら私も大丈夫。<br /> 

     こっちの方々はおかゆらしい。
     これなら私も大丈夫。
     

  •  「ここに座りなよ・・・」と多分言ってくれている。<br /> 「このコーヒー、美味いぞ。」とも。<br /> これ、同じ、同じ・・<br /> ボディランゲージで充分通じる。<br /> お言葉に甘えて向かいに座り、おかゆとコーヒーを注文しました。<br /> 「サーティ・バーツ」<br /> 請求額は英語だった。<br /> 安い!!

     「ここに座りなよ・・・」と多分言ってくれている。
     「このコーヒー、美味いぞ。」とも。
     これ、同じ、同じ・・
     ボディランゲージで充分通じる。
     お言葉に甘えて向かいに座り、おかゆとコーヒーを注文しました。
     「サーティ・バーツ」
     請求額は英語だった。
     安い!!

  •  この市場での主流は、タイ・バーツのようで、みんなバーツで払っている。<br /> タイはすぐそばだし、タイ人はやってくるし、バーツの方が安心なんだろう。<br /> ここではタイは先進国だ。

     この市場での主流は、タイ・バーツのようで、みんなバーツで払っている。
     タイはすぐそばだし、タイ人はやってくるし、バーツの方が安心なんだろう。
     ここではタイは先進国だ。

  •  私設両替所を発見。<br /> それも市場の中にあった。<br /> ガラスケースの中に現金がぎっしり並んでいる。<br /> ココンの治安は良いらしい。<br /> 円も交換可能だった。

     私設両替所を発見。
     それも市場の中にあった。
     ガラスケースの中に現金がぎっしり並んでいる。
     ココンの治安は良いらしい。
     円も交換可能だった。

  •  欧米人の経営するゲストハウスに荷物を運び込んだ。<br /> 『The Dugout Hotel』の看板が出ている。<br /> 『Bar&Restaurante』とも書いてある。<br /> 部屋にはエアコン、TVに冷蔵庫までついていた。<br /> 中庭には小さな小さなプール。<br /> これで400バーツ。 (ここでもタイ・バーツでした。)

     欧米人の経営するゲストハウスに荷物を運び込んだ。
     『The Dugout Hotel』の看板が出ている。
     『Bar&Restaurante』とも書いてある。
     部屋にはエアコン、TVに冷蔵庫までついていた。
     中庭には小さな小さなプール。
     これで400バーツ。 (ここでもタイ・バーツでした。)

  •  レストランは洋食中心で、洋食苦手の私には用はないが、客は多くない。<br /> オーナーはデンマーク人で、見るからに優しそうでもの静かな紳士だ。<br /> テーブルや床の掃除をしていて、いつも暇そうで、英語で話しかけてくれる。<br /> 分かりやすい発音で喋ってくれるが、私にはほとんど理解できない。<br />  すみません。

     レストランは洋食中心で、洋食苦手の私には用はないが、客は多くない。
     オーナーはデンマーク人で、見るからに優しそうでもの静かな紳士だ。
     テーブルや床の掃除をしていて、いつも暇そうで、英語で話しかけてくれる。
     分かりやすい発音で喋ってくれるが、私にはほとんど理解できない。
    すみません。

  •  お湯はしっかり出ました。<br /> ベッドにゴキブリはいませんでした。<br /> エアコンも正常に機能しました。<br /> それだけでもう充分満足です。

     お湯はしっかり出ました。
     ベッドにゴキブリはいませんでした。
     エアコンも正常に機能しました。
     それだけでもう充分満足です。

  •  プールは小さくて、旅館の大浴場ほどの大きさ。

     プールは小さくて、旅館の大浴場ほどの大きさ。

  •  再び自転車で入り江沿いの通りに出掛けてみた。<br /> 早朝と違って大勢の人がぞろぞろと歩いていて、バイクが走り回っていた。<br /> みんなが目指しているのは、国境に続くココン橋の方だ。<br /> 私も自転車を走らせてみる。<br /> 橋の北側は公園になっていて、ブラスバンドの演奏が響き渡り、若い男女が粋な制服姿で迎えてくれた。<br /> ボランティアの若者たちだった。

     再び自転車で入り江沿いの通りに出掛けてみた。
     早朝と違って大勢の人がぞろぞろと歩いていて、バイクが走り回っていた。
     みんなが目指しているのは、国境に続くココン橋の方だ。
     私も自転車を走らせてみる。
     橋の北側は公園になっていて、ブラスバンドの演奏が響き渡り、若い男女が粋な制服姿で迎えてくれた。
     ボランティアの若者たちだった。

  •  たくさんの屋台が並び、交通整理をしている警察官やガードマンもいて、それはまるでお祭り騒ぎのまっ最中だった。<br /> <br />

     たくさんの屋台が並び、交通整理をしている警察官やガードマンもいて、それはまるでお祭り騒ぎのまっ最中だった。
     

  •  いったい何のお祭りだ。<br /> みんなの視線は海に注がれている。<br /> 

     いったい何のお祭りだ。
     みんなの視線は海に注がれている。
     

  •  海の上には赤や青、黄色や緑色のユニホームを身につけた男たちが、気勢を上げてロングボートを漕いでいる。<br /> 一艘に20人くらいは乗っているようだ。<br /> 乗員はそれぞれが長いオールを持ち、一糸乱れぬ統一された動きで、ザパーン、ザパーンと水を蹴っていく。

     海の上には赤や青、黄色や緑色のユニホームを身につけた男たちが、気勢を上げてロングボートを漕いでいる。
     一艘に20人くらいは乗っているようだ。
     乗員はそれぞれが長いオールを持ち、一糸乱れぬ統一された動きで、ザパーン、ザパーンと水を蹴っていく。

  •  堤防では女性や子どもたちが、ボートの動きに合わせて歓声を上げ、手足を振って、さながらチアリーダーのような踊りを繰り返している。<br /> 地域対向ボートレース大会なのかも知れない。<br /> それにしても女性はなんとはつらつとして強いこと。<br /> 男達の応援はみみっちく、女達の足元にも及ばない。

     堤防では女性や子どもたちが、ボートの動きに合わせて歓声を上げ、手足を振って、さながらチアリーダーのような踊りを繰り返している。
     地域対向ボートレース大会なのかも知れない。
     それにしても女性はなんとはつらつとして強いこと。
     男達の応援はみみっちく、女達の足元にも及ばない。

  •  入り江を見渡す一番よい場所には大きなテントが張られ、その中には来賓や役員たちが座っている。<br /> スピーカーは、ひっきりなしに音楽とがなり声を放っている。<br /> 出場チームの紹介や、レースの様子を刻々とアナウンスしているようだ。

     入り江を見渡す一番よい場所には大きなテントが張られ、その中には来賓や役員たちが座っている。
     スピーカーは、ひっきりなしに音楽とがなり声を放っている。
     出場チームの紹介や、レースの様子を刻々とアナウンスしているようだ。

  •  1レースは3〜4チームで競われているのだが、チームはたくさんあって、何度も何度もレースは繰り返される。<br /> 1つのレースが終わるごとに、歓声とため息が観客席を包み込む。<br /> 勝者は海の上で気勢をあげ、岸辺にやってくると、応援団が気が狂ったかのように、踊り狂う。

     1レースは3〜4チームで競われているのだが、チームはたくさんあって、何度も何度もレースは繰り返される。
     1つのレースが終わるごとに、歓声とため息が観客席を包み込む。
     勝者は海の上で気勢をあげ、岸辺にやってくると、応援団が気が狂ったかのように、踊り狂う。

  •  みんなの活気が私にも移り、揚げパンやパイナップル、アイスクリームや焼き鳥を食べながら、大会が終わる昼過ぎまでその場で楽しんでいた。<br /> 屋台で売っていた「胡麻入り揚げパン」は極上の味だった。<br /> 一つ買って食べるとその美味さが忘れられず、再度その屋台に戻って買って食べた。<br /> しかし三度目に行くと、パンはすっかり売り切れていて、屋台は片付けが始まっていた。

     みんなの活気が私にも移り、揚げパンやパイナップル、アイスクリームや焼き鳥を食べながら、大会が終わる昼過ぎまでその場で楽しんでいた。
     屋台で売っていた「胡麻入り揚げパン」は極上の味だった。
     一つ買って食べるとその美味さが忘れられず、再度その屋台に戻って買って食べた。
     しかし三度目に行くと、パンはすっかり売り切れていて、屋台は片付けが始まっていた。

  •  これはサトウキビのジュース屋台。<br /> 甘いけど、ちょっと生くさい香りがする。<br /> 私は子どもの頃、これを直接かじって育ったのだ。<br /> これが子どもの貴重ておやつだったのです。

     これはサトウキビのジュース屋台。
     甘いけど、ちょっと生くさい香りがする。
     私は子どもの頃、これを直接かじって育ったのだ。
     これが子どもの貴重ておやつだったのです。

  •  ココンの町は本当に小さい町だった。<br /> 東西に走っても、南北に走っても、すぐに町の外れに到達してしまう。<br /> 半日でほとんどの通りを制覇してしまった。<br /> 近代的な工場やオフィスはなく、大きな商店さえない町だった。<br /> そんな町なのに、周囲と調和してないお洒落なホテルや、派手な高級クラブ風の建物があるのです。

     ココンの町は本当に小さい町だった。
     東西に走っても、南北に走っても、すぐに町の外れに到達してしまう。
     半日でほとんどの通りを制覇してしまった。
     近代的な工場やオフィスはなく、大きな商店さえない町だった。
     そんな町なのに、周囲と調和してないお洒落なホテルや、派手な高級クラブ風の建物があるのです。

  •  そんな高級そうなホテルをのぞいて料金を確かめようと思ったが、お金持ちご用達のホテルのような気がしておじけづき、やめた。<br /> 国境の近くだから、お金持ちのタイ人がふらっと遊びに来る町かなと思った。<br /> タイ南の国境の町に、お金持ちマレーシア人が買物に来たり、ふらりと遊びに来るように。

     そんな高級そうなホテルをのぞいて料金を確かめようと思ったが、お金持ちご用達のホテルのような気がしておじけづき、やめた。
     国境の近くだから、お金持ちのタイ人がふらっと遊びに来る町かなと思った。
     タイ南の国境の町に、お金持ちマレーシア人が買物に来たり、ふらりと遊びに来るように。

  •  探してみるとそんなホテルがけっこうあった。<br /> だいたいが入り江の見える場所にある。<br /> ホテルの中にはナイトクラブもあるようだ。<br /><br /> 明日はシアヌークヴィルに移ろう。<br /> バスの看板が出ている店でチケットを買った。<br /> 500バーツ札を出すと、25000リエルのお釣りがきた。<br /> チケットはいくらだったのか?<br /> バスはどこから出ているんだと聞くと、ここからバイタクに乗ればよいと言われた。<br />  (調べると25000リエルは230バーツだった。)

     探してみるとそんなホテルがけっこうあった。
     だいたいが入り江の見える場所にある。
     ホテルの中にはナイトクラブもあるようだ。

     明日はシアヌークヴィルに移ろう。
     バスの看板が出ている店でチケットを買った。
     500バーツ札を出すと、25000リエルのお釣りがきた。
     チケットはいくらだったのか?
     バスはどこから出ているんだと聞くと、ここからバイタクに乗ればよいと言われた。
     (調べると25000リエルは230バーツだった。)

  •  再び昨日の隠れ村(?)に行ってみた。<br /> 家の前には人影は見えなかった。

     再び昨日の隠れ村(?)に行ってみた。
     家の前には人影は見えなかった。

  •  小さな子供たちが遊んでいる姿が見えるだけだ。<br /> 痩せた牛がつながれていた。<br /> 子牛もいて、親と同様に痩せていた。

     小さな子供たちが遊んでいる姿が見えるだけだ。
     痩せた牛がつながれていた。
     子牛もいて、親と同様に痩せていた。

  •  牛がつながれているひもを、子供たちが引っ張っている。<br /> 子どもの力では牛はなかなか動かない。<br /> 見るからに可愛らしい子供たちだ。<br /> カメラを向けると、それに気づいた子どもたちが私の周りに集まってきた。

     牛がつながれているひもを、子供たちが引っ張っている。
     子どもの力では牛はなかなか動かない。
     見るからに可愛らしい子供たちだ。
     カメラを向けると、それに気づいた子どもたちが私の周りに集まってきた。

  •  なんと人懐こい子供たちだろう。<br /> 会ったばかりの『変なおじさん』を怪しまず、顔中笑顔にしてはしゃぎ回る。<br /> 知らないおじさんに近づいてはだめだよ・・・と親から注意されていないんだろう。

     なんと人懐こい子供たちだろう。
     会ったばかりの『変なおじさん』を怪しまず、顔中笑顔にしてはしゃぎ回る。
     知らないおじさんに近づいてはだめだよ・・・と親から注意されていないんだろう。

  •  昨日いた、幼児の姿は見えなかった。<br /> この子たちは昨日はいなかった。<br /> はて、どうなっているんだろう。

     昨日いた、幼児の姿は見えなかった。
     この子たちは昨日はいなかった。
     はて、どうなっているんだろう。

  •  気がつくと、少し離れた家の前で、女性がぼんやり何かを飲んでいた。<br /> 私を見ても何の反応もしない。

     気がつくと、少し離れた家の前で、女性がぼんやり何かを飲んでいた。
     私を見ても何の反応もしない。

  •  昨日の女性が家の中から出てきた。<br /> 子どもたちのはしゃぎ声が聞こえたんだろう。<br /> 今日はパジャマではなく、大きな布を身体に巻きつけていた。<br /> まるで風呂上りのよう。<br /> こんな姿で現れるとドギマギしてしまうが、カンボジアではこれが普通?<br /> 勇気を出して話しかけてみた。<br /> 英語は全く通じなかった。<br /> 身振り手振りで多少のコミュニケーションがとれるくらいだった。<br /> よそ者の私を警戒をしたり、追い出そうとする様子もなく、穏やかな表情のままだった。

     昨日の女性が家の中から出てきた。
     子どもたちのはしゃぎ声が聞こえたんだろう。
     今日はパジャマではなく、大きな布を身体に巻きつけていた。
     まるで風呂上りのよう。
     こんな姿で現れるとドギマギしてしまうが、カンボジアではこれが普通?
     勇気を出して話しかけてみた。
     英語は全く通じなかった。
     身振り手振りで多少のコミュニケーションがとれるくらいだった。
     よそ者の私を警戒をしたり、追い出そうとする様子もなく、穏やかな表情のままだった。

  •  軒下にはマットレスの上で眠り込んでいる女性もいた。<br /> みんなの声が聞こえているはずなのに、ずっと眠ったままだった。<br /> 不可解な村だった。

     軒下にはマットレスの上で眠り込んでいる女性もいた。
     みんなの声が聞こえているはずなのに、ずっと眠ったままだった。
     不可解な村だった。

  •  相変わらず子どもたちは無邪気で、私のぶらぶらする方についてくる。<br /> 子どもたちを引き連れて、周辺をお散歩した。

     相変わらず子どもたちは無邪気で、私のぶらぶらする方についてくる。
     子どもたちを引き連れて、周辺をお散歩した。

  •  この牛、どうするんだろう。<br /> 育てて食べるのか?<br /> 田畑を耕す農耕の働き手にするのか?<br /> やせすぎて、どう見ても哀れな牛でした。<br /> 草はあるのにどうして太らない?

     この牛、どうするんだろう。
     育てて食べるのか?
     田畑を耕す農耕の働き手にするのか?
     やせすぎて、どう見ても哀れな牛でした。
     草はあるのにどうして太らない?

  •  ちょっと年上の子どもがボールを持って現れ、でこぼこだらけの広場でサッカーをすることになった。<br /> サッカーといっても単にボールを取り合うだけ。<br /> 私も参加してみた。<br /> ボールを蹴るなんて久しぶりだが、いくら短い足とはいえ、まだ子どもには負けていない。<br /> だが、子どもの素早いこと素早いこと、みんなの笑い者になってしまいました。<br /> 年寄りには過酷なカンボジアの暑さです。<br /><br /> しかしこの村は、本物の『隠れ村』なんだろうか???<br /> がせねたか?

     ちょっと年上の子どもがボールを持って現れ、でこぼこだらけの広場でサッカーをすることになった。
     サッカーといっても単にボールを取り合うだけ。
     私も参加してみた。
     ボールを蹴るなんて久しぶりだが、いくら短い足とはいえ、まだ子どもには負けていない。
     だが、子どもの素早いこと素早いこと、みんなの笑い者になってしまいました。
     年寄りには過酷なカンボジアの暑さです。

     しかしこの村は、本物の『隠れ村』なんだろうか???
     がせねたか?

  •  夕方になり、町に帰ってくるとここにも子どもたちが遊んでいた。 <br /> 道路の赤土を集めてお団子作り、おままごと。<br /> 車もバイクもあまり通らない道だから、遊んでいても平気だ。

     夕方になり、町に帰ってくるとここにも子どもたちが遊んでいた。
     道路の赤土を集めてお団子作り、おままごと。
     車もバイクもあまり通らない道だから、遊んでいても平気だ。

  •  上半身裸の子。<br /> パジャマ姿の子。<br /> 地べたにべったり座って泥んこを錬る男の子。<br /> 3人で井戸端話か、女の子。<br /> 

     上半身裸の子。
     パジャマ姿の子。
     地べたにべったり座って泥んこを錬る男の子。
     3人で井戸端話か、女の子。
     

  •  夜になると相変わらず真っ暗になる町だった。<br /> ぽつりぽつりと大衆食堂は営業しているが、日が沈むと屋台はいなくなり、行き交う人も少なくなってしまう。<br /> 遊び歩く人の姿は消えて、みんな自分の家をめざす。<br /> そうなる前に何か食べないと、腹をすかして寝ることになってしまう。<br /> 急いで昨日の店に飛び込んだ。

     夜になると相変わらず真っ暗になる町だった。
     ぽつりぽつりと大衆食堂は営業しているが、日が沈むと屋台はいなくなり、行き交う人も少なくなってしまう。
     遊び歩く人の姿は消えて、みんな自分の家をめざす。
     そうなる前に何か食べないと、腹をすかして寝ることになってしまう。
     急いで昨日の店に飛び込んだ。

  •  カメラの目は明るく見えますが、肉眼では真っ暗同然です。<br /> 1m先の道路の状態が見えません。<br /> 道路はどこもかも真っ黒です。

     カメラの目は明るく見えますが、肉眼では真っ暗同然です。
     1m先の道路の状態が見えません。
     道路はどこもかも真っ黒です。

  •  そんな夜の闇の中に1台のバスが到着。<br /> お客がぞろぞろ降りてきた。<br /> 中国人?<br /> 韓国人?<br /> 団体客のようだが、すぐにみんなどこかに消えてしまった。<br /> 高級ホテルからの迎えがあったのかも知れない。<br /> あっという間の出来事だった。

     そんな夜の闇の中に1台のバスが到着。
     お客がぞろぞろ降りてきた。
     中国人?
     韓国人?
     団体客のようだが、すぐにみんなどこかに消えてしまった。
     高級ホテルからの迎えがあったのかも知れない。
     あっという間の出来事だった。

  •  団体客の姿がなくなると、町はさらにひっそりとし、道路にはバイクの灯りだけとなりました。

     団体客の姿がなくなると、町はさらにひっそりとし、道路にはバイクの灯りだけとなりました。

  •  これ以上ここで観察していても意味がない。<br /> 寝ることにしましょう。<br /> 今夜は快適に眠れるといいなぁ。

     これ以上ここで観察していても意味がない。
     寝ることにしましょう。
     今夜は快適に眠れるといいなぁ。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • trat baldさん 2015/12/24 09:09:39
    一応、小型旅客機(30〜50人)が着くそうです、、、、、
    国内だけなら滑走路だけで済むからね、、、フィリッピンでもそうだったし。
    ココンとハートレーク&クロンヤイの海上交通は今だに健在です、人間や魚や物品を税関や検疫無しに運びます、勿論パスポート関係なし(^o^)

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