
2015/11/21 - 2015/11/21
2530位(同エリア7192件中)
旅遊de美食散歩さん
- 旅遊de美食散歩さんTOP
- 旅行記216冊
- クチコミ43件
- Q&A回答4件
- 226,566アクセス
- フォロワー18人
満鉄総裁山本条太郎氏の別邸として大正7年に建築された邸宅である
『旧山本条太郎邸』。
敷地の広大さと、ほぼ現存するという建物の素晴らしさに惚れ惚れしました。
維持していくのは本当に大変でしょうが、まさか鎌倉の一等地にこんな広大な敷地をもつお屋敷が今でもあったとは、知りませんでした・・・。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
-
湘南邸園文化祭の一環で、『旧山本条太郎邸』を見学する機会がありました。長谷寺からちょっと奥まったところにある邸宅は、現在神霊教の所有となっています。
こちらがその入口。 -
林のような木立が続いて、その奥に邸宅があるのですがとにかく広いっ!!!なんと敷地面積5000坪!!!!
-
邸内は素晴らしい紅葉でした♪
-
ここからお屋敷へと入ります。
-
邸宅の入り口。表千家出入りの数寄屋大工の手により上質な材を使った数寄屋建築だそうです。
-
今日は、別荘文化史研究家の島本先生と東海大学の小沢朝江教授による講演があり、大変な人気。
-
大広間が講演の場所でしたが、ここからは庭園が素晴らしくよくみえました。ちゃんと座った時の目線で設計されてるからなんですって!!!座った位置でよくみえるように、目の位置はガラス、上は曇りガラスで作られているそう。
-
小沢教授はテレビでもみたことありましたが、お話の内容が大変わかりやすくて面白い講演でした♪
-
大広間の欄間は、表千家残月亭の「踊り桐」の写しなんだとか。
-
丁寧で繊細な様子がみてとれます。
-
大広間は数寄屋づくりで、天井は浮造りを施した玉杢という天井板なんだそうです。
こういった天井の模様は、ひと手間かけることで木目を美しく見せることができるのだそう。数寄屋造りとは、手が込んでるのに普通にみえるのが特徴なんだとか。 -
こちらは「下地窓」。茶室に基づいているのだとか。
-
照明には遊び心でこんな意匠も♪本物じゃないです、飾りです!笑
-
調査によってでてきた棟札。これで上棟年月日と設計、施工者が判明したのですって!!
-
時代によって、ふすまの柄が違うそうです。
-
テレビドラマとかでも参考にされるのだとか。
-
お茶室へとつづく階段。
-
こちらはお茶室。明るく開放的なお茶室でした。
-
この天井がまた見事でした!!
-
なんとも可愛らしい障子の模様♪
-
こちらは居間。大広間と違ってこちらは書院造。角柱や角材をつかって、確かに雰囲気は数寄屋造りの柔らかさと比べてカクカクと硬い感じ。
-
天井板も桐柾目の天井です。
-
大広間から庭におりることができました。
-
屋根が丸みをおびててとても面白い。お寺でよく使われる建築方法だとかいってました。
-
庭の石は、古社寺の礎石を庭石に転用してるそうです。面白い!!
-
庭からの眺めはまた格別!
-
海を見下ろすこの景色、いや〜絶景かな絶景かな♪
-
建物を全体的に外から眺めることができないのが残念ですが、敷地の崖線に合わせて建物を配置してるのだそうです。
-
そして40メートルの高低差を生かして、どこからでも素晴らしい眺望を見ることができるように設計されてるそうですよ。すごいですね!!
滅多にみることのできない、素晴らしい建築を堪能することができました♪
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
8
29