古代のロマンに浸る

2015/11/23 - 2015/11/23

　東京を早朝の新幹線で発ち、JR桜井線の長柄駅から三輪駅まで桜井に向かって山の辺の道を歩きました。
大和盆地東側の山裾にそって、集落、古墳、神社仏閣を見ながらの散策です。田園風景の中のあぜ道やうっそうとした森林の山道など変化にとんだウオーキングを楽しみました。路面も石畳、アスファルト舗装、泥道と多彩で、道幅も人一人がやっと通行できるところが大部分でした。旅のガイドブックによると、これがかっては飛鳥から平城京へ向かう幹線道路、さしづめいまなら東京大阪間の国道1号線というところでしょうか、ロマンを秘めた古道を体験して驚きました。
　見どころは、鈴なりの大和柿とミカン畑が広がる田園風景、崇神天皇をはじめとした古代貴人の墳墓、自衛のため周囲に濠をめぐらした集落、いまなお賑わっている長泉寺や大神神社などでした。
　万歩計では27000歩、5時間の行程でした。時折小雨がぱらつくなか、写真を撮りながら歩きました。その日泊ったのは、長谷寺門前の温泉宿です。８０歳を超えた老人がたどり着いた時、仲居さんが歳を間違えたのか、びっくりしていました。私もまだまだ、日本の名所旧跡を楽しめるなと満足しました。

エリア 桜井・三輪・山の辺の道(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

長柄から柳本へ向かう途中にある大和柿の畑

長さ300メートルもある景行天皇の前方後円墳の拝所

萱生環濠集落…自衛のため濠をめぐらした昔の集落

本堂のある境内から見た長泉寺の楼門

　大神神社拝殿、ご神体は背後の三輪山