2014/01/18 - 2014/01/19
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ブランメル伊達さん
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過去の旅行を思い出しつつ整理,作成した回顧録兼備忘録.
作成中に再発見もあり,再訪のきっかけになるやも.
毎冬恒例の京都の非公開文化財特別公開「京の冬の旅」.2014年は第48回だった.
2011年,2012年に続き3回目の公開にあわせた入京となる.
京の冬の旅の特別公開は拝観料\600,10:00〜16:00(一部例外あり).
この年の京の冬の旅は訪問済箇所が多かったので,未訪問重文を何件か含めての旅とした.
初日は妙心寺・仁和寺・龍安寺に続き北野から二条城へ.
2日目,朝起きると街は雪化粧.それなら雪の金閣だ!ということで3年ぶりに鹿苑寺拝観.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
市バス50系統で千本中立売から二条城前まで移動.
4回目の訪問,未見の重文もあったので時間をかけて周ってみた.
開城時間8:45〜16:00,入城料\600,年末年始休城(1・7・8・12月毎火曜も).
写真は入城口の東大手門.
1662年建造,櫓門,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
イチオシ
二条城二の丸御殿唐門.二の丸御殿の正門.
1615〜26年頃の建造,四脚門,切妻造,前後軒唐破風付,檜皮葺,国重要文化財. -
二条城二の丸御殿築地(東).唐門に続く築地塀.
1615〜26年頃の建造,東側廻り延長五十四間,西側折廻り延長十九間,本瓦葺,国重要文化財.
修復直後だったので綺麗だった. -
二条城二の丸御殿遠侍及び車寄.
唐門の奥,正面に建つ玄関に相当する車寄.ここより御殿観覧が始まる.最初は遠侍,登城した大名の控えの間である.
1615〜26年頃の建造,国宝.
遠待:木造一重,入母屋造,本瓦葺.
車寄:木造一重,入母屋造,正面唐破風造,檜皮葺.
内部は残念ながらすべて撮影禁止. -
二条城二の丸御殿式台.遠待に続く建物.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国宝.
老中と大名の対面所「式台の間」,老中の執務室「老中の間」があった. -
二条城二の丸御殿大広間.式台に続く建物.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国宝.
徳川慶喜が朝廷に政権を返上すること(大政奉還)を発表した場所. -
二条城二の丸御殿蘇鉄の間.大広間と黒書院を結ぶ廊下のような建物.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国宝.
面する庭園には蘇鉄が植えられている. -
二条城二の丸御殿蘇鉄の間の前の蘇鉄.
冬囲いされている. -
イチオシ
二条城二の丸御殿黒書院.蘇鉄の間の奥に位置する.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国宝.
将軍と親藩・譜代大名の対面所があった. -
二条城二の丸御殿白書院.二の丸御殿の最奥に位置する.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国宝.
御座の間とも呼ばれ,将軍の居間・寝室だった場所. -
二の丸から本丸へ移動,内堀を渡ると本丸櫓門がある.
本丸の正門である.
1626年建造,櫓門,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城本丸御殿御常御殿.
1849年建造,木造平屋建一部2階建,西面入母屋造,東面寄棟造,二階部寄棟造,桟瓦葺,国重要文化財.
現存の本丸御殿は元々,御所北の旧桂宮邸の建物で明治時代に移築されたものであり,徳川家とは関係が無い.徳川時代の建物は維新後に撤去されたそうだ.
耐震不足が判明しているが補強も困難な模様.なんとか保存に努めて欲しいものだ. -
二条城本丸御殿御書院.御常御殿の北側の建物.
1790年頃の建造,木造一重,入母屋造,桟瓦葺,国重要文化財.
塀に囲まれ屋根しか覗えない.元離宮二条城 名所・史跡
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二条城本丸御殿玄関.御書院の西側に建つ.
1847年建造,木造一重,入母屋造,桟瓦葺,車寄(唐破風造,銅板葺)付,国重要文化財.元離宮二条城 名所・史跡
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二条城本丸御殿台所及び雁の間.玄関の東側,御書院の北側に建つ.
塀と石垣に囲われ屋根しか見えない.
1847年建造,木造一重,切妻造,桟瓦葺,国重要文化財.元離宮二条城 名所・史跡
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再度内堀を渡り本丸の西側に出る.
二条城土蔵(北)(米蔵).3棟ある米蔵のひとつ.
内堀北西角に建つ.西北土蔵との表記も.
1615〜26年頃の建造,土蔵造一重,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城土蔵(南)(米蔵).3棟ある米蔵のひとつ.
内堀南西角に建つ.西南土蔵との表記も.
1615〜26年頃の建造,土蔵造一重,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城南中仕切門.
内堀南外側の敷地を東西に分ける門.
1615〜26年頃の建造,一間門,招造庇付,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城桃山門.本丸と二の丸の間の通路の南端に建つ.
1615〜26年頃の建造,五間一戸,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城鳴子門.本丸と二の丸の間の通路の北端,桃山門の反対側に建つ.
1615〜26年頃の建造,脇戸付一間門,木造一重,切妻造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城清流園内七石庭.北仕切門前にある枯山水庭園.
賀茂川や高野川などで採石された銘石・加茂七石(八瀬真黒石・鞍馬石・畑石・糸掛石・紅加茂石・紫貴船石・畚下石)が使われている. -
二条城北中仕切門.
内堀北外側の敷地を東西に分ける門.
1615〜26年頃の建造,一間門,招造庇付,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城清流園.
城内北側に1964〜65年に作られた庭園,江戸初期の豪商・角倉了以の屋敷から譲り受けた庭石約800個もある.奥の建物は茶室「和楽庵」. -
二条城土蔵(米蔵).3棟ある米蔵のひとつ.
二の丸御殿の北側に位置する.
1615〜26年頃の建造,土蔵造一重,門番所付,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城二の丸御殿台所.遠待・車寄の北側に位置する.
通常公開されておらず全体が撮影できる箇所はない.
ただ多くのイベントが催されており,そちらに参加すると観ることができる模様.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
二条城二の丸御殿御清所.遠待・車寄と台所の間に建つ.
写真塀奥の屋根がそれである.料理を配膳する場所.
こちらも通常非公開.
1615〜26年頃の建造,木造一重,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財. -
城外へ出て外堀周りを散策を見てみる.
二条城東南隅櫓.堀川通りに面する城域の東南角にある隅櫓.
1615〜26年頃の建造,木造二重二階櫓,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財.
北側(右側)に続く多聞塀(延長41.9m,本瓦葺)も単独で重文指定されている.
南側(左側)は隅櫓の附指定. -
二条陣屋(小川家住宅)
二条城外周散策から南側ですこし外れて旧家へ.
小川家は米両替商だが,京都町奉行所や京都所司代などの役所が近くにあったため,これらの役所を訪れる大名の宿舎も兼ねるようになった.
主屋と土蔵2棟が江戸後期の建造で国重要文化財に指定されている.
見学は時間予約制である.いずれそのうち訪問したい.二条陣屋 名所・史跡
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二条城外周散策に戻る.
二条城西南隅櫓.城域の南西角にある隅櫓.
1615〜26年頃の建造,木造二重二階櫓,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財.
二条城の櫓は創建当時は4棟あったが火災焼失し現存は2棟(東南及び西南)となっている. -
二条城西門.西北土蔵の真西くらいに位置する.城域西側唯一の門.
1615〜26年頃の建造,埋門,本瓦葺,国重要文化財.
非常時に土砂などで埋めて塞ぐことを想定して構築された埋門で城内側からは立入禁止区域があり近づけない.外堀に架かる橋が撤去され門としては使用されていない. -
二条城最後は北大手門.城域北側,竹屋町通りに面し,一般客の通行には使用されていない(職員通用門のようだ).
1615〜26年頃の建造,櫓門,入母屋造,本瓦葺,国重要文化財.
初日はここまで.堀川丸太町よりバスで五条堀川のホテルへ.
結構な筋肉痛になっていた. -
2日目,目覚めて外を見ると吹雪!
出かける頃には止んでいたが,初の雪の洛中ということに.
宿泊ホテルから徒歩でわずかの西本願寺界隈からスタート.
最初は西本願寺の東方200m程の西洞院通りに面する薮内家.
茶道家元の住宅,敷地内には国重要文化財の茶室燕庵(1831年頃の建造)がある.通常非公開. -
イチオシ
西本願寺の境内へ.境内拝観自由(書院などは非公開).
写真は本堂の阿弥陀堂,本尊阿弥陀如来像を安置.
1760年建造,木造一重,入母屋造,背面縋破風付葺下し,向拝三間付,本瓦葺,国宝(訪問当時は重文).西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会
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本願寺大師堂.阿弥陀堂南側に建つ.
親鸞聖人木造と歴代門主の御影を安置.
1636年建造,木造一重,入母屋造,向拝三間付,本瓦葺,国宝(訪問時は重文).西本願寺(お西さん) 寺・神社・教会
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本願寺書院.法要時等内部が公開される.
2012年11月に拝観した.
国宝の黒書院・伝廊・白書院・対面所・北能舞台,重文の玄関・浪之間・虎之間・太鼓之間・南能舞台がある.
写真の塀の奥手前真ん中の屋根が南能舞台,右奥の屋根が白書院・対面所. -
イチオシ
本願寺唐門.書院南側に建つ.境内側から撮影.
桃山時代の建造,四脚門,前後唐破風造側面入母屋,檜皮葺,国宝.
伏見城からの移築とされている. -
続いて西本願寺の南に隣接する龍谷大学の大宮キャンパスへ.
こちらには4棟の国重文がある.
写真正門は重文の本館の附指定,1879(M12)年建造,石造.龍谷大学大宮学舎 名所・史跡
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龍谷大学大宮学舎本館.正門奥正面に建つ.
1879(M12)年建造,木造石貼2階建,桟瓦葺,国重要文化財.龍谷大学大宮学舎 名所・史跡
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龍谷大学大宮学舎北黌.正門入って右側,敷地北側に建つ.
1879(M12)年建造,木造2階建,桟瓦葺,国重要文化財.
本館共々一般公開はしていない.外観のみ見学可能.
ただし守衛がいるので長時間ゆっくり見たい場合はひと声掛けるのがよろしいかと.龍谷大学大宮学舎 名所・史跡
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龍谷大学大宮学舎南黌.正門入って左側,敷地南側に建つ.
1879(M12)年建造,木造2階建,桟瓦葺,国重要文化財.
北黌と共に現役校舎として使用中だった(たぶん今も).龍谷大学大宮学舎 名所・史跡
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龍谷大学大宮学舎旧守衛所.正門入ってすぐの左側に建つ.
1879年建造,煉瓦造平屋建,桟瓦葺,国重要文化財.
対面には現守衛所がある.龍谷大学大宮学舎 名所・史跡
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七条堀川から市バス9系統で四条堀川へ.
綾小路通りを東進し西洞院通りと新町通りの間にある杉本家住宅へ.
四条烏丸で呉服商「奈良屋」を営んでいた杉本家.
写真主屋は1870(M3)年建造,店舗部及び居室部からなる.
木造2階建,切妻造,桟瓦葺,国重要文化財.
他に蔵3棟(大蔵・隅蔵・中蔵)が国重文.
年に3回一般公開が行われている.杉本家住宅 名所・史跡
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四条西洞院から市バス12系統で堀川中立売まで移動.
油小路通と中立売通との交差点西南角にある旧京都中央電話局西陣分局舎へ.
1921(T10)年建造,鉄筋コンクリート造及び木造3階建,国重要文化財.
現在はベンチャー企業支援施設として使用されている. -
徒歩で一条戻橋へ.
平安京造営の際,一条大路に堀川を渡る橋として架橋されたもの.数代に渡り架け替えられているが場所は変わらないとのこと.平安中期以降は堀川右岸から右京にかけて衰退が著しかったことから,堀川(戻橋)を渡ることに特別の意味が生じ,さまざまな伝承や風習が生まれることとなった.
残念ながら現代的な橋のため,これといった感想は無い.一条戻橋 名所・史跡
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さらに徒歩で有名パワースポット晴明神社へ.こちらは初参拝.
非観光シーズンの雪の朝ということでほとんど参拝者無し.晴明神社 寺・神社・教会
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晴明神社拝殿.
帰りがけに観光バスが2台ほどやってきた.
この後,一条戻橋・晴明神社前から市バス12系統で金閣寺前までバス移動.
朝の雪模様を見て雪の金閣を見ようと思いつき予定に無い鹿苑寺へ向かう.晴明神社 寺・神社・教会
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イチオシ
鹿苑寺金閣.雪の金閣だ.
金閣は通算4回目.
ここは非観光シーズンお構いなしの人の多さ.
そして雪化粧したことにより更なる拝観者の増加が.
皆考えることは一緒なんだな.鹿苑寺(金閣寺) 寺・神社・教会
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雪の金閣もう1枚.
拝観時間9:00〜17:00,拝観料\400,無休.
翌年の同時期にも雪に遭い,その際は銀閣に行った.
雪の京都はいいもんだ.鹿苑寺(金閣寺) 寺・神社・教会
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金閣寺道から市バス12系統で天神公園前までバス移動.寺之内寺町の本法寺(2015年1月に内部拝観したのでここでは省略)境内を通り,裏千家住宅へ.
千利休の孫の宗旦が隠居所として今日庵を建てたのが始まりである裏千家住宅.茶室今日庵を含む住宅が国の重要文化財に指定されている.非公開.
所在は上京区小川通寺之内上る本法寺前町. -
表千家住宅.千利休を祖とする表千家.今日庵の南側にある.
表千家の裏にできた分家なので裏千家になったのだとか.
利休像を祀る茶室祖堂(不審庵)が重文指定.非公開。 -
表・裏千家の東側にある妙顕寺へ.所在は上京区寺之内通新町西入妙顕寺前町.
1321年日蓮の遺命により創建された日蓮宗寺院.本尊は三宝尊.
拝観時間10:00〜16:00,拝観料\300(庭園).
京の冬の旅での特別公開対象箇所3.
写真は表門,1846年建造,高麗門,本瓦葺,京都府指定文化財.妙顕寺 寺・神社・教会
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妙顕寺三菩薩堂.
1804年建造,木造一重,入母屋造,正面向拝三間付,背面向拝一間付,銅板葺
,京都府指定文化財.妙顕寺 寺・神社・教会
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妙顕寺尊神堂(礼堂).
安産や子供の神,鬼子母神を祀る.
入母屋造,向拝付,桟瓦葺.
「鬼子母神」の扁額も見える.鬼子母神堂が接続する.妙顕寺 寺・神社・教会
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妙顕寺本堂.
1830年建造,木造一重,入母屋造,正面向拝三間付,背面向拝三間付,本瓦葺,京都府指定文化財.妙顕寺 寺・神社・教会
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妙顕寺庫裏.冬の旅の拝観受付となっていた.
妙顕寺 寺・神社・教会
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妙顕寺龍華飛翔の庭.客殿(府指定文化財)前の庭園.
雪が融け始める直前だった.
奥には勅使門と本堂.妙顕寺 寺・神社・教会
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イチオシ
妙顕寺光琳曲水の庭.
尾形光琳の屏風絵を元にして作られた庭園.
写真の赤松の樹齢は400年.
川の流れを表す白砂の華やかさが目玉だが雪化粧してよくわからなかった.妙顕寺 寺・神社・教会
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妙顕寺孟宗竹林の坪庭.
五角形の珍しい中庭,竹が植えられている.
光琳曲水の庭の松・梅と合わせて松竹梅が揃う.
奥の宝物庫には尾形光琳筆「寿老松竹梅三幅対」があり公開されていた.妙顕寺 寺・神社・教会
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