2015/10/05 - 2015/10/05
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たびたびさん
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松江の観光と言えば、松江城に武家屋敷、小泉八雲の塩見縄手。最近は松江歴史館というビッグな施設もできたので、この辺りを歩くともうそれで手一杯。島根県立美術館から宍道湖の夕陽をみれれば出来過ぎくらいといった感じでしょうか。そして、それ以上となると、むしろ、松江以外に目が向いて、出雲大社や足立美術館、鬼太郎ロードか大根島に足を延ばすということになるのが一般的な傾向でしょう。
私も似たようなもので、松江のマイナースポットはこれまでほとんど回れていない。
そして、昔暮らしていたことがあったこともあって、あちこち知っているつもりになっているだけで、行ったことがあっても記憶があいまい。やっぱりどこかで思い切って回らないとその記憶も消えてしまうと気になっていました。ということで、今回はレンタサイクルを使って、そんなもやもやを解消することに。やっぱりこれだと威力抜群。これまで懸案だったいくつかのスポットも回れて、やっと気分がすっきりしました。
で、ついでに言わせてもらうと、松江というか出雲地方のいいところは自慢できる時代を二つ持っていること。一つは出雲風土記の神代の時代で、もう一つは松平不昧公に象徴される松江藩の時代。これに尼子も入れたいところなんですが、今につながるものという意味ではちょっと無理があるかもしれません。最近、松江城が国宝になりましたが、地元にとってはとても喜ばしいこと。松江の文化や歴史全体にまでお墨付きを得たようで、なんとも言えない納得感。この気持ちは地元の人じゃないと分からないかもしれません。
まあ、それはともかく。また忙しい一日の始まりです。
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松江駅の周辺でレンタサイクルを探したら、駅レンタカーがやっているというので訪ねました。電動の自転車はありませんが、それでも十分でしょう。市内の地図も用意されていて、基本的な機能も備えていたので、これは助かります。
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まず向かったのは風土記の丘なのですが、
松江市内から風土記の丘に向かう国道432号線沿いの開けた場所で、大庭鶏塚古墳というのを発見しました。三段に土塁が積みあがったような形をしている一辺が約40mの見事な方墳。
名前が変わっていますが、正月に金の鶏が鳴くという妙な伝承があるようです。 -
そのはす向かいを、少し入ったところにある山代二子塚は、これも古墳時代後期に属する前方後方墳。
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全長94m、後方部の高さ9.5mという小山のような大きさがあります。
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イチオシ
全体が芝生で覆われていて、てっぺんに立つと周囲は見晴らしもいいし、古墳であることを忘れてしまいそうな気持ち良さです。なるほどこんな保存の仕方もありましたかって感じですね。
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少し進んで、これは山代郷正倉跡。
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「出雲国風土記」にも記載されているという国指定史跡。奈良時代、税であった米をここに保管していたそうです。保管していた倉庫の跡があって、それなりの規模だったことも窺えるのですが、復元された建物もあって公園のように整備されています。
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その近所には浄音寺というのがありまして、ここは神魂神社の神宮寺だそうですが、今は無住の寺。
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出雲観音霊場24番と書いてありましたが、いずれにしても鎌倉時代の作の木造十一面観音立像が見どころ。拝観希望の場合は近くのお宅に頼むようですが、お堂の中に観音像の写真があって、それを拝むことでもまあまあ足りるかと思います。
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さて、風土記の丘にやってきました。ここまでの道はちょっとアップダウンもあって、ちょっと苦労しました。やっぱり、楽々と言った道ではありませんね。
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風土記の丘の前に、その奥にある出雲かんべの里に寄ってみます。
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ここは、いくつかの施設があるのですが、この工芸館が中心的な施設だと思います。
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籐工芸 、木工、機織り、陶芸、和紙てまりの5つの工房があって、実際に作業をしている姿を見ながら、作品にも触れることができる。
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地元の伝統工芸だと思いますが、新たな作風にも挑戦したりしていて、
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ショップとは違う楽しみ方ができると思います。
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イチオシ
出雲かんべの里民話館という施設は、敷地の一番奥。
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目立たない施設にも思えたのですが、小泉八雲の耳なし芳一のジオラマ動画や
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語り部の語る昔話を聞けたり、意外に充実した内容。ここまで揃っていればもう十分。出雲のほっこりした空気に触れたような気がしました。
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ここまで来たら神魂神社もすぐなので、さらにそっちを回りましょう。
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少し石段を上がって、この上ですね。ごろんごろんとした石の石段です。
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イチオシ
ほー、これが国宝の本殿ですか。
本殿は、現存する日本最古の大社造り。 -
ちなみに、出雲神話の核心は国譲り。スサノオの息子である大国主が、国土を天孫ニニギに譲る条件として、天にそびえる神社を建立させることを約束させるのですが、まさにその建物を想起させる姿。ある意味、出雲大社よりインパクトのある姿にも思えました。
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そして、少し戻って、これが八雲立つ風土記の丘。
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この辺り一帯は、出雲国風土記に書かれたくにびき神話ゆかりの地で、古墳時代の遺跡、多くの古墳が分布しています。
ちなみに、くにびき神話は、オオクニヌシノミコトの国譲りの前提となる物語。新羅ほか四つの国の余った土地を引いてきてくっつけたのが島根半島という物語です。 -
建物は屋上が展望台になっていて、上がってみましたが、
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この景色が神話にゆかりの深い場所だといわれても、なかなかそうはならない。残念ながら、私にとっても想像力の限界を超えているような気がします。
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風土記の丘の中央に建つ資料館ですが、
これがメインの施設です。 -
付近の遺跡から発掘された埴輪などを展示していて、
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目を見張るような大型の埴輪はありませんが、
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驚くのはその質の高さ。
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芸術的というか、グロテスクなところがまったくなくて、軽やかな作風はとても心地よい。
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一重の目の表現などにも、かなりはっきりとした美意識を感じます。
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イチオシ
そして、イチオシはこれ。後ろを振り返った鹿のリアルな造形は、ハッとするほどの出来栄えですよね。今の目線で見ても驚くような、豊かな感性があふれていると思います。
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さて、松江市内中心部に戻ってきまして。
松江市内中心部を流れる大橋川には四つの橋が架かっていますが、くにびき大橋は、一番東の橋。松江駅からそのまま北に向かうとこの橋を渡ることになります。交通量が多くて、風情があるというような橋ではありませんが、松江市内の大動脈を担っている活気を味わうべき橋でしょう。 -
その大橋川は、宍道湖から松江市の中心部を通って中海へと流れ込む全長7.6キロの川。四つの橋が架かっていて、その眺めも観光客にとっては美しい眺めなのですが、中海に近づくにしたがって田園地帯を流れる運河のような静かな景観に変わって行く。私的にはその眺めもけっこうお勧めです。
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松江大橋は、大橋川に架かる四つの橋のうち、一番西、宍道湖に近い橋。堀尾吉晴が月山富田城から松江城に移った際、築城の資材を運搬するために造られたということ。
ほか、島根大学の恒例行事、寒中水泳のスタート地点はこの橋のたもとなんだそうです。 -
で、お昼を予定したなにわ本店は、その松江大橋のたもと。川に面した場所なので大橋川から宍道湖を眺められるという絶好のロケーションです。郷土料理のランチをいただきました。目立つほどの派手さはありませんが、地元の心尽くしと言った繊細な味わいが楽しめました。
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そのまま、県庁の中にある竹島資料室へ。
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竹島は日韓関係にとって大きな政治的問題とはなっているのですが、
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資料室はそんなギスギスした情勢とは無縁の穏やかな雰囲気。至って普通に竹島が良い漁場であったことなどを説明していました。帰りに係りの人から資料館の名前入りペンももらいました。
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松江市の観光案内所だと松江駅前の案内所が一番知られていると思いますが、松江城に近いエリアだとこの県庁隣りにあるタウンプラザしまねになるでしょう。
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そして、ここは松江だけじゃなくて、島根全県下の情報が揃っているので、そうした利用方法がいいのかなと思います。
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この辺りには、観光スポットが集中しているので、それもこの機会にチェックします。
カラコロ工房は、旧日銀松江支店ビルを修復してリニューアルしたもの。 -
工芸館という内容で、ガラス、めのう、銀、陶芸、古布、木工と作品が並びます。
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一方で地下には旧日銀時代の金庫室も残っていて、自由に見学が可能です。
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これは京橋商店街の入口です。
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風流堂 京橋店は、カラコロ工房から川を渡って、京町通りに入るの入口の角。松江市内には、お菓子の老舗がいくつかあるのですが、ここもよく知られたお店です。
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店内に入ると、お菓子の種類が半端なく多いんですが、
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若草が人気なんですが、
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ここは、日本三大銘菓の一つに敬意を表して、山川を購入。若草と同様、いわゆる「不昧公御好み」の茶菓子です。
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イチオシ
カラコロ広場は、京橋川ほとり。松江堀川遊覧船の船着き場の近くに整備された小さな広場です。川を挟んで向かい側に建つカラコロ工房などを眺めながら、一服するベンチもあって、ここ自体がどうこうではなく、まあ、休憩所として使える場所だと思います。
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カラコロ広場から京町通りに抜ける小路沿いに据えられたカラコロ大黒。てっきりカラコロ広場の目立つ場所に鎮座していると思ったので、けっこう探してしまいました。これも、出雲大社にあやかった縁結びの神様といったところでしょう。
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京店通りは、カラコロ広場から川と反対側に出た通り。古い商店街のような気もするし、今風の観光客に合わせたような街作りもしているような。どっちの要素も持った通りだと思います。
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ハートのパワーストーンは、京店通りの石畳。きれいなピンク色の石がはめ込まれているのですが、小さいし遠くから見て分かるものではないので、自分で見つけるのはかなり難しいでしょう。通りのお店の人に聞いて、やっと見つけました。
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もう一つありましたが、このなかなか見つけにくいところも人気の秘密かもしれません。
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似たような感じですが、ハートの石畳というのもあって、それは、京店通りから京橋川の方に入った脇道。ハートのパワーストーンと並んで、この辺りでは隠れた人気スポットです。
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ハートのパワーストーンは石がはめ込まれていましたが、こちらは、敷石に小さなハートが削りだされているもの。ちょっと渋い演出です。
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風月堂は、カラコロ広場と同じ並び。
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京橋川沿いに建つ、見るからに老舗風の和菓子屋さんです。
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種類は限られるのですが、小麦色でまん丸の大きなお饅頭があまりにも美しいじゃないですか。迷わずそれをいただきました。本当に食べるのがおしいような美しさ。ただ、食べると白餡と火がよく通った皮のコラボはよくある懐かしい普通の味。見た目からしてなにか奇抜な味を期待してしまいましたが、そこはそうではありませんでした。
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松江はお菓子処として有名なのでメジャーな和菓子屋さんは多いのですが、一方のこの向月庵は知る人ぞ知るの小さな茶菓子専門の名店です。
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店の奥がすぐに工房で、今そこで作ってますといった雰囲気がいいですねえ。
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つつましく柔らかな色彩の生菓子をいただきまして、しばらくは眺めて楽しませてもらいました。
みたらし団子も気になったのですが、躊躇しているうちに売り切れてしまって、惜しいことをしてしまいました。 -
ここから宍道湖の北側。松江しんじ湖温泉の方に移動します。
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イチオシ
千鳥南公園は、松江しんじ湖温泉の宍道湖沿い。
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堤防からは松江大橋の方を眺めるといつも見慣れた松江とは違った感じの景色が眺められると思います。公園自体はさほど広くはありませんが、剪定が行き届いた松が美しいです。
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宍道湖の北側からの眺め。嫁が島や県立美術館が見えています。
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宍道湖しじみ館は、松江しんじ湖温泉の市街ではよく目立つ建物。
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お土産物屋さんと一緒になっていますが、
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けっこう広いスペースを取って日本一の宍道湖のしじみについて、
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その生態やしじみの種類などを総合的に学べる施設となっています。
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福田屋は、しんじ湖温泉街の一角。松江で柚餅子って、名物にはなっていないと思いますが、柚餅子の専門店という、ある意味ちょっと潔いお店。
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しかし、専門店だけに求肥のキレの良さは印象的。バラでも売ってくれるので、散歩のついでにいかがでしょうか。
なるほど、この一角の雰囲気は確認できたと思います。 -
そして、今日のハイライトの一つがここ月照寺。
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松江藩主松平家の菩堤寺なんですが、それにしては意外に街の真ん中にあるので便利がいいですね。
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正面に迎賓館のような建物があって、
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これはありがたい。
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取りあえずここで休憩させてもらいましょう。
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庭を眺めながら、ほっと一息。一服です。
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これは広間の道具ですが、螺鈿の台。それ自体は大名好みのように思いますが、上に湯呑を置いた組み合わせが軽快な印象を与えます。面白いです。
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イチオシ
境内には、歴代藩主の墓所があって、
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参道が奥に向かって続きます。
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墓は、初代直政から九代斉貴まで。
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それぞれの墓は
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技術を凝らした廟門もあって、
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まるで競い合っているような感じ。
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これは不昧公の墓の門で、小林如泥の作だと思います。
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墓は、それぞれ適当な距離を置いて、
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建っているので
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最低限の独立性が保たれています。
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大名家の墓地だと歴代藩主の墓が並んでいるようなものも少なくないんですが、
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ここはそうしたことはしていません。
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イチオシ
最後にあるこの亀の像は名物といってもいいもの。東照宮はじめ、徳川氏は儒教を信奉していますから、これもその象徴です。
なお、境内入口には宝物殿があって、美術館のよう。歴代藩主の遺品も美しく展示されていますので、これも必見です。 -
塩見縄手の方にやってきました。この辺りにも、ちょっと気になる場所が残っています。
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ただ、その前に久しぶりに小泉八雲記念館も行ってみますか。
小泉八雲の足跡を紹介していましたが、八雲はギリシャで生まれなんですね。その後は、父の国、アイルランドへ移り、両親が離婚すると、父方の大叔母のもとへ。さらに、その後渡米して、日本へ来るということですから、日本に来る前にもあちこち渡り歩いた感がありますね。
そうして、各地の多様な知識と経験があってのうえで、日本に興味を抱いてもらったことを思うと、いっそう感謝の気持ちが湧いてくるようでした。 -
ここからは、マイナースポット編です。
桐岳寺は、あまり観光スポットという場所ではないと思いますが、行ってみると参道の脇の松の並木がとってもきれいに整備されていて、ちょっと目を奪われてしまいました。 -
ちょうど、庭師の方が来られて剪定中でしたが、これはかなり大事に手入れされていると思います。
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田原神社は、山の手の方の住宅地に上がった場所。鳥居が立派だなあと思ったのですが、
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実は、そこから山の上に上っていく石段や
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その石段の上部に建つ楼門の風情がまたいい。
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小泉八雲が好んで散策したというのですが、その気持ちもよく分かるような気がしました。
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島根大学旧奥谷宿舎は、旧制松江高等学校の外国人宿舎。大正時代の建築で、急勾配の三角屋根をもつ木造2階建て。国の登録有形文化財にも登録されています。
ウィルヘルム・プラーゲ博士、フリッツ・カルシュ博士といった人が暮らしていたそうです。松江に来た外国人教師は、小泉八雲だけではありません。 -
カネモリ醤油は、赤いベンガラの外観が特徴的。かなりの歴史を感じます。
そして、こちらのウリは木桶醤油。ステンレス製のタンクで発酵させる現代の製法に対して、ここでは百年以上使われて来た木桶の中で2〜3年かけて醸造されるのだそう。 -
いつまでも伝えて行ってもらいたいものです。がんばってくださ〜い。
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千手院は、真言宗の寺。松江城を築く際、本丸の鬼門封じとして、この地に移されたようです。
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境内に入ると、樹齢200年以上といわれる枝垂桜。
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奥の方には市内を一望できるベンチのある展望所もあって、ちょっと面白いです。
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明々庵は、松平不昧ゆかりの茶室を有する施設。
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ここから正面に見る松江城が知られていますが、その眺めは階段を上がってすぐの場所。ここはまだ有料の場所ではありません。
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奥の有料スペースには、待合から路地庭園に茶室がコンパクトに配されています。
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延段を辿って
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茶室の入口。
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半分は藁ぶき屋根のままですね。
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イチオシ
離れた場所から見ると、いい具合に周囲の緑と調和していて、この眺めも最高です。
新しくできた方の建物では大勢の外国の観光客が抹茶を飲んでいました。抹茶は今日はもう終わりましたと言っていましたが、そういうことだったんですね。納得です。 -
再びお堀のところに出てきて、今度は城内へ。
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城山稲荷神社は、小泉八雲がよく散歩で訪れていたという松江城のお堀の中に建つ神社。
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よくいろんなパンフレットなどに、
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ここの境内にあるきつねの置物の写真が出ていて、けっこう風情があるなあと思っていましたが、
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実際にはそこまでの数はないし普通かと思います。
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松江護国神社は、松江城址。城山稲荷神社の辺りから立派な参道を上って行くと、それが松江護国神社でした。島根県内には護国神社が二つあって、こちらは旧出雲国、隠岐国出身の英霊2万2千余柱を祀っているということです。
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これは県庁側に降りてきたところ。
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堀尾吉晴公の像は、県庁側から松江城に入る入口広場。松江城を築城したことで知られます。
もともとは豊臣政権で、三中老の1人だったのですが、その後、家康に接近。関ヶ原の戦いでは東軍について生き延び、息子の忠氏が出雲富田24万石に移封されたことによって、こちらとの縁ができました。 -
松江城内の興雲閣の隣りに何か神社があるなあと思ったら、それが松江神社でした。御祭神は松平直政(松平初代藩主)、堀尾吉晴(松江開府の祖)、松平治郷(不昧)(第七代藩主)に徳川家康というラインナップですが、いかんせん、観光客はほとんど訪れることはないと思います。
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興雲閣は、明治36年に明治天皇行幸の際の御宿所として建設された迎賓館。
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建物は擬洋風建築でそれなりの規模もあるし見応えはあるのですが、
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一方で、松江郷土館という看板の割に展示品はほとんどなし。ちょっと寂しいと思いました。
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しかし、松江歴史館もできたし、松江としてはそれで十分でしょう。
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最後に城内の松をチェックして、松江城はおしまい。ここから、松江駅に向かって帰ります。
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宍道湖大橋を渡る際に目に入るのは、山陰合同銀行本店の高層ビル。
松江市内では珍しい高層ビルなので、ひときわ目を引く存在です。この最上階に展望フロアがあるのですが、宍道湖を一望できるロケーション。これも銀行の地域貢献のひとつということでしょう。 -
橋を渡り切ると松江湖畔公園。
宍道湖畔にあって、島根県立美術館や嫁ヶ島などを望む公園。松江を訪れた観光客は、宍道湖と宍道湖畔の美しい松の景色にまず目を奪われると思いますが、それはたぶんこの松江湖畔公園辺りの景色だと思います。夕暮れ時の散歩とか。是非、お勧めです。 -
向かいに見える嫁ヶ島は、どちらかと言えば単調な風景になりがちな宍道湖のアクセントといったところでしょう。姑にいじめられた嫁が湖で水死した際に水神が浮き上がらせたとする伝説もあるようです。
なお、夕陽のテラスから見る嫁ヶ島が有名ですが、島根県立美術館の方からも十分美しい姿を見ることができます。 -
彩雲堂の本店は、松江湖畔公園から松江駅に向かう大通り沿い。松江市街の中心部ではないので、何でこんなところにあるのかなあという感じなのですが、本店だけに、雰囲気は抜群です。
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イチオシ
和菓子どころ松江を代表する有名店。代表銘菓は、山川または若草ですが、求肥が優しい山川の方が地元では好まれていると思います。
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松江駅を出てすぐの場所にあるのが松江国際観光案内所。松江市内の観光に向かう際は、まずここに立ち寄るのがいいでしょう。松江市内の観光スポットは、広いエリアに点在しているし、市街中心部に入ってしまうと県庁横のタウンプラザくらいしか案内所はありませんので、ご注意を。
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これで、怒涛のような島根の旅は終了。出雲空港から東京に帰ります。
ところで、出雲空港連絡バスは、途中バイパスを通って行くのですが、このバイパスは高台を走っていて、宍道湖の周辺がよく見える。今回はもう暗かったので関係ありませんが、出雲空港に向かう際は、できれば進行方向に向かって右側に席を取ることをお勧めします。 眺めがいいですので。
以上でおしまい。お疲れ様でした。
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