2014/10/07 - 2014/10/14
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コゲメシ☆徘徊録さん
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亀次朗であります。
2014年10月岩手県須川高原温泉に湯治に出かける計画を立てました。
須川高原温泉は東北新幹線一関駅から路線バスで1時間半の山奥の一軒宿です。
今回は須川温泉に向かうまでの準備の記録です
一日に二往復しか走っていない路線バスに乗るのにいかに効率よく旅を進めるのか、お読みいただければ幸いです。
前進基地としたのは一関駅前のビジネスホテルです。
厳美渓や平泉への宿泊先とお考えの皆さんにも使えるホテルですね。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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さて、自家用車もレンタカーも使わないで須川高原を目指すとなると路線バスに頼らねばなりません。一関駅前からの路線バスは一日二本だけです。この二本のバスの発車時間に合わせて東京出発時間が決まってしまいます。
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一関駅朝09時10分の路線バスに乗る為には東京駅朝06時04分の「やまびこ41号」に乗らなければなりません。でも、午後14時40分の一関発の路線バスでは殆ど丸一日日程が潰れてしまいます。やはり朝09時10分の路線バスに乗りたい処です。
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では、前日に一関まで行ってしまうと言うのはいかがでしょう。
以前、天童温泉に行くのに山形駅前のビジネスホテルに泊ったのと同じパターンです。幸いJR「びゅう」のパッケージに一関駅前のビジネスホテルの企画パッケージがありました。 -
東京から一関までJR単純往復の運賃(特急券含む)は2万6千円位です。JR「びゅう」の宿泊付きパッケージでは、前日晩の宿代込みでほぼ同額ですから比較検討してみてください。例えば、前日午後7時頃東京を出発する新幹線に乗れば一関には午後9時頃到着します。チェックイン後ひと風呂浴びて一杯ひっかけて翌朝までゆっくりしてください。もう少し早い新幹線で一関に入れれば路地裏居酒屋探訪も可能でしょう。
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お帰りの日は須川高原朝09時の路線バスなら一関到着午前10時半頃。一関の造り酒屋を見物してお昼を食べてからでも明るいうちに東京に戻れます。
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最終日に須川高原でゆっくり散策やお風呂を楽しんでから帰るなら午後のバスになります。午後15時に須川高原を出発するバスで一関到着午後16時30分。大体1時間に一本のペースで新幹線が走っていますから慌てなくても大丈夫。但し自宅到着が夜遅くなります。翌日の仕事との兼ね合いで帰りの時間を決めてください。
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さて、まずは前進基地となった一関市内のホテルから。
東京から一関までJR単純往復の運賃(特急券含む)は2万5400円です。JR「びゅう」の宿泊付きパッケージでは、前日晩の宿代込みで2万6700円です。勿論パッケージツアーですから、電車に乗り遅れても補償が無かったりとか、出発後の払い戻し不可とかリスクはつきものですが覚悟があれば充分メリットの多い企画キップです。パッケージで使われているのは「蔵ホテル」という名のビジネスホテルでした。 -
お部屋はこんな感じのシングルルーム。大きなソファがあります。これってきっとエキストラベッドになるんでしょうね。
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標準的なユニットバストイレ。一泊だけの老人一人旅ですから、これで充分です。
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部屋着はジャージ風。館内はこれで歩いてもOK.。朝ごはんの食堂にもこれで行きました。
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空っぽの冷蔵庫に簡単な給茶セット。さて、夕ごはんはどうしようかな。
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防臭防かびスプレー完備。必要にして充分なお部屋です。さて、荷物を置いて野菜や卵の買い出しに向かいましょう。その前にこの蔵ホテルのサービスについて紹介します。
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JR「びゅう」の新幹線+お宿のパッケージで使われているのは「蔵ホテル」という名のビジネスホテルです。チェックインの時にフロントのおねいさんから5枚のチケットを頂きました。どんな特典があるのでしょう。せっかく頂いた無料チケット。使わないなんってもったいないでしょう。
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まずは「大浴場」チケット。ビジネスホテルですが大浴場が完備されています。入り口の扉の暗証番号を押して入るんだそうです。他所者が知らん顔して入らないように毎日暗証番号を変えているのね。
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意外や広々としたお風呂がありました。お部屋のユニットバスなんかよりずっといいですね。
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脱衣場には無料のランドリー完備。お仕事で出張の皆さんにも有り難い設備です。
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「ありが十割そば」チケット。一階にあるレストランで夕方お蕎麦が頂けるようです。
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ほうほう、ここのお店でお蕎麦が頂けるんですね。
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大きめのご飯茶碗程の大きさの丼に入った冷たいお蕎麦を頂きました。食の細った老人にはこれで充分な夕ごはんになりました(うそ)
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「DRINK TICKET」も一枚。お蕎麦を頂いた蕎麦屋さんで好きな飲み物が一杯頂けます。もちろん無料です。
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それでは無料券を使って500円のお水を一杯頂きましょうか。ロックグラスになみなみとお芋の水を頂きました。さあ元気が湧いてきました。ちょっとお出かけしてきましょう。(中略)
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(中略)ちょっとばっかし夜のお散歩を楽しんで蔵ホテルに戻ってきました。残りのチケットは二枚あります。一枚は明日の朝ごはんだから別として、もう一枚が気になります。「美味しいお酒と素敵な時間」というチケット。一体何なんでしょう?「蔵のBAR EBISU」とあります。
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泊った部屋の真下に別棟になった蔵がありました。
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ここが「蔵のBAR EBISU」なんですね。宿泊客限定のBarだなんってビジネスホテルには珍しい設備です。ここもジャージー風部屋着で行ってもOKです。
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明るいうちに下見してみました。いい感じではありませんか。
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夜になるとかがり火を焚いて、なかなかの雰囲気です。
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うっお洒落な雰囲気。今更ですが、ジャージー風部屋着で来てしまった事を後悔してしまいます。ゆったりとした雰囲気で女性バーテンダーとおしゃべりが楽しめます。ここでも無料チケットで怪しいお水を一杯。だらしなく追加で香りの良いお水をもう二杯。明日は朝のバスで須川高原に向かわねばなりません。そろそろ寝ましょう。お休みなさい。
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最後の一枚は翌朝の朝食券です。今日からは質素な自炊湯治生活が始まります。しっかり食べておきましょう。
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ビジネスホテルのサービス朝食にしては充分な朝ごはん。和洋ともに品数も量も充分です。何よりも全ての料理が温かく出来たてだったのが嬉しかったです。
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さて、物語は「紅葉の須川温泉湯治旅」に進むのですが、その前に一関市内で自炊湯治の食料調達をせねばなりません。蔵ホテルにチェックインした亀次朗は一関の街を彷徨します。お昼ごはんに立ち寄ったお店と軽く一杯ひっかけた居酒屋さんも紹介しましょう。
まずは、一関駅前の大きな商店街にあるお魚屋さんです。地元のおねいさんから「大きな蔵作りだから直ぐ分かるわよ」と教えて頂きました。成る程、立派な蔵造りのお店です。でもほんまに魚屋さんなんでしょうか? -
中に入ってみました。ううむ、ほんまに魚屋さんです。お聴きした処、一関は昔っから三陸海岸からの鮮魚類の集積地だったそうです。かつては水運で、その後鉄道で消費地に運ばれていたんだそうです。
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いい魚が揃っていそうです。自炊湯治に秋刀魚の塩焼きだなんっていいじゃありませんか。
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お願いしてお手洗いをお借りして、お店の奥に入ってみたら、奥にはもう1つ土蔵の入り口のようながっしりした門がありました。ここは一体何なんでしょう?
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近づいてみたら入り口にこんな看板。
石持ち焼き定食980円。。。。
えええええっ
ここで食べられるんですか!魚屋さんの入り口には、そんな事一切書いてありません。えらい処に来てしまいました。こうなったら突入あるのみです。 -
奥の蔵に入ってみました。天井の高い大きな蔵です。がっしりとして落ち着いた雰囲気です。
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靴を脱いで畳敷きのテーブル席。四人用のテーブルが10卓程。ここで宴会なんて楽しそうです。
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昼夜ともに営業されています。昼のおまかせコース3240円。ううむ。。。興味はあるものの、ちょっと手が出ません
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でも、お昼なら各種定食があるようです。この金額なら貧乏湯治の爺ぃでも何とかなりそうです。
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開サバ焼定食880円にしてみました。
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たっぷりと脂の乗った鯖の半身。肉厚で見かけ以上にボリュームたっぷり。
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本日のサービス品もずく酢。新鮮で太いもずくを頂きます。
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お汁にも手抜かりはありません。大ぶりなハマグリが二個。思いがけなく美味しいお昼ごはんになりました。
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この話は須川高原に向かう前日の一関市内徘徊の一こまであります。自炊湯治のお買い物も済ませたし、思いがけなくも美味しい焼き鯖定食をお昼に頂いたので腹ごなしに見知らぬ街をブラ歩き。まだまだ明るい日差しの残っている午後四時です。住宅街の一角の小さな蔵造りの居酒屋さんが仕込み支度を始めていました。
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爺ぃの直感に訴えるものを感じました。きっとこの店なら美味しい日本酒にありつけそうです。
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駅前繁華街から外れた閑静な住宅地に一軒だけ居酒屋さんの看板が出ています。うん、良さそうです。
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ホテルに戻って買い出しの食料をリュックに仕舞います。お風呂に入って暫く休憩。日が傾くのを待って再出陣。早くも行燈に火が燈っていました。
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蔵の一階は半分が厨房。蔵の中心線に長いカウンターが奥まで伸びています。カウンターの一番奥に案内されて入り口側を望むとこんな感じ。眼の前で大将が新鮮な魚をさばきながら常連さん達と談笑しています。どうやら二階は宴会用の座敷になっているようです。
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まずは一献。地元一関の銘酒が並んでいます。病み上がり老人はささやかに一合だけ頂きましょう。
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久し振りにゆったりと過ごせそうです。退院して一年半。須川高原湯治計画を思い立ってからでも半年近くが経っています。ようやく明日、念願の須川に向かう夕べのひと時。一人祝杯をあげましょう。
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「いい秋刀魚が入ったよ」大将が自慢げに勧めてくれます。じゃ刺身で頂きましょうか。つやつやと光る肌。鮮やかな身は赤く締まっています。そんなに沢山は呑めない体です。ゆっくりと味わって頂きましょう。
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秋の初めの茗荷の天麩羅。大好物です。自炊湯治では天麩羅など望めませんからいっちょ奮発しました。思いがけなく美味しい日本酒と秋の味覚を味わえた一関の楽しい夜でした。
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「お客さん、初めてだね」
ええ、明日から須川に登るんです
「ああ、今頃は紅葉が見頃だよ。ゆっくりしてきなさい」
この呑み屋で過ごしたのはホンの短い時間でしたし、お店の大将や女将さんとは少しだけしか話できませんでした。でもゆったりと心に残る時間を過ごせました。
さあ、明日からいよいよ須川高原温泉の自炊湯治の旅が始まります。
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