2015/06/07 - 2015/06/10
235位(同エリア600件中)
jokaさん
旅行二日目後半戦
礼文島初日。
午前中に桃岩展望台コースを歩いてその日本離れした風景に心を打たれ、さらに礼文島一の人気店で“ほっけのちゃんちゃん焼”&“エゾバフンウニ丼”という目もくらむような豪華かつ美味な昼食に胃袋を掴まれたわたし。
すっかり心は満たされているもののまだ12時前。
まだまだ1日は長い!ということで目指すは礼文林道コースからの礼文滝コース。
今回の礼文島でのメインイベントは明日のロングトレッキングコースで、今日はあくまで肩慣らし程度……のはずだったのですが、この礼文滝コースが素晴らしかった♪
間違いなくこれまでわたしが経験した中で1,2を争う絶景です!!!
礼文島を訪れてここを歩かないなんて、どうかしてるぜ(゚д゚)!
香深に戻ってからは、温泉入って名物ペンションでの名物コース料理。
ふぅ〜濃い一日だった(^^♪
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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『炉ばた ちどり』での大満足の昼食を終え、本日の宿泊先『ペンションうーにー』の送迎車“うーにー号”で次なる目的地へと送ってもらいます。
礼文島滞在中の二日間、“うーにー号”というか『うーにー』のオーナー夫妻にはほんとにお世話になりました。 -
ありがとう“うーにー号”。
現在まだお昼前。11時40分です。 -
ここが礼文林道コースの入り口。
香深から歩けば30分ほどです。 -
ここからも見える利尻富士。
もはや礼文島の一部と言っても過言ではない。 -
この辺りはかつて大規模な山火事ではげ山となり、樹木を回復するために造林地として計画的に植林されています。
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12時10分、レブンウスユキソウ群生地に着きました。
が、花にさほど興味のないわたしは、レブンウスユキソウがどんな花か、旅行記を書いている今になってもわかっていなかったりします…… -
これかな?
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はたまたこれかな?
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これ、じゃないよね…
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12時35分、礼文滝コースの分岐点へ着きました。
ここで曲がらずに礼文林道コースをそのまま直進すると、ウエンナイ分岐を経て島の東岸中央部の香深井まで行けるのですが、一年前の大雨の影響で現在ここからウエンナイ分岐までの区間が通行禁止になっています。
ネットで調べればすぐわかる情報なのですが、なぜか下調べの段階で見落としており、ペンションに予約を入れた際オーナーから教えてもらって初めて気づきました。 -
最初は島の至る所で見かけるササ地をひたすら進みます。
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変化に乏しいうえに視界も悪いのでササ地は苦手です。
20分ほどひたすら笹をかき分けて進むと… -
急に別世界!
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谷あいをかわいらしい小川が走ってるし♪
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写メではわかりにくいけれど、ここはかなりの急斜面。
谷底から吹く風も強く、目深にかぶった帽子をあやうく飛ばされかけました。
つづら折りの道を慎重に降りていきます。 -
ここが天国への入り口。
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谷あいを流れる小川に沿って歩いていきます。
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とても日本の景色とは思えない。
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が、曇天なのも相まって写真写り悪いな…
はっきり言ってこの写メではここの魅力の十分の一も伝えきれていません。
「礼文島 ハイジの谷」で検索すると、この谷の魅力をバッチリ伝えてくれる写真が見つかるので、ぜひぜひご覧になってください!
この風景を見るためだけにでも礼文に来る価値があります。 -
晴れていたらどれだけ素晴らしいのでしょうか?
翌日、宿のご主人にこの時の感動を興奮気味に話したら、
「よかったでしょう。あの谷は“ハイジの谷”と呼ばれているんですよ。わたしもあそこが一番だと思います。」
との返事でした。
“ハイジの谷”か。たしかにピッタリのネーミングだ…… -
足元には小さな花があちこちに咲いています。
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いつまでもずっと歩いていたいなあ♪
この道だったら10時間歩いても退屈しない自信がある! -
海が近づいてきました。
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小川の終点です。
プール代わりにしてカモメたちが行水していました。 -
海だっ♪
時間にして約20分の天国散策でした。 -
おっ!
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Take Off!!
ここいらのカモメの間で流行ってるようで、次から次へと飛び立っていました。 -
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浜辺に下りてみました。
300km先にロシアの大地があるはずですが… -
礼文滝
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山の上からハイジの谷を通ってずーっと流れてきた川が
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ここで力尽きる…
あと5mなんとかならないものか…… -
波乗りかもめ
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バシャーン!
明らかに波乗りの技量に差があるのがおもしろい。 -
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おやっ?
海岸の端に見えてるあれって… -
いやいや、きっとそうだよ!
礼文島のトレッキングコースの下調べの最中に、昔の写真をネット上で見たことある。 -
ほら、やっぱり!
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残ってたんだ!すごい……
かつて礼文島には“愛とロマンの8時間コース”という名物トレッキングコースがありました。
島の最北端スコトン岬を早朝に出発して、島の西岸のゴロタ岬、澄海岬、アマナ海岸、宇遠内、そしてここ礼文滝を通って、1kmほど南の地蔵岩まで約8時間かけて歩くというもの。特に宇遠内から地蔵岩までは、海岸の絶壁にしがみつくようにして道なき道を進むというクレイジーなコースでした。
にもかかわらず(だからこそ?)男女問わず若者に大人気で、出発地点のスコトン岬行の早朝のバス便は大混雑だったといいます。
しかし、特に終盤の海岸沿いで事故が多発したため1998年に宇遠内より先のコースが現在の礼文林道経由に変更され、宇遠内以南のコースは通行禁止となったのです。
またそれに伴いコース名も“8時間コース”という素っ気のないものに変わりました。
そう、それ以来礼文島から愛とロマンが失われてしまったのだ(゚д゚)!
これは当時のコースの残骸。
足場のおぼつかない岩の上に板を渡して、岸壁に張った綱を持って進んだんですよ!
まさにこの板の上を進む当時の若者たちの写真を見たことがあったのでピンときました。 -
ぐらぐらする板の上に乗ってみた。
なんだか血が騒ぐ……
もう少し先まで行ってみたい気もするけれど、これ以上進むとスイッチが入っちゃいそうなので引き返すことにしました。 -
熱覚ましに流木に腰かけてしばらくボーっとしてみる。
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なんとも落ち着く場所でした。
きりがないのでそろそろ帰りましょう。 -
こうして見るとけっこう急な斜面。
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足元が崩れやすいので気を付けて登ります。
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名残惜しいけどさようなら!
今度は快晴の日に来るから。 -
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桃岩展望台コースの花はすでに盛りを過ぎているように見えましたが、この辺りではまだこれからという感じがします。
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14時40分、礼文滝コースの入り口まで戻ってきました。
礼文滝コースは海に向かって緩やかに下り続けているため、行きよりも帰りの方が時間がかかるらしいのですが、特に急いだわけでもないのに行きよりも10分以上早く戻ってこられたのが不思議…
ハイジの谷と海岸でエネルギーチャージされたのかな? -
計画初期には宇遠内分岐までの通行禁止を知らなかったため、礼文滝コースのあと香深井まで歩いて、そこからバスで香深に帰るつもりでした。
仕方ないので礼文林道コースを引き返します。
同じ道を歩くのはあんまり好きじゃないけど…… -
レブンウスユキソウ群生地まで戻ってきました。
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斜面上のこの細い道の両側が群生地。
わたしの場合、どんなに美しいものでも、人の手によって手厚く保護され過ぎて本来の姿を失っているとあまり興味を惹かれません。生き物に限らず例えば仏像にしても、博物館や宝物館で大事に展示されているものよりも、寺で人前に置かれ、現役で信者から信仰を受けているものの方がはるかに魅力的に感じられます。
緊急避難としての保護の大切さは重々承知したうえで、こうした群生地システムにあまり興味が持てないのもそこに原因があるような気がしないでもない。 -
利尻富士登山も決行しとけばよかったかな?
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15時15分、礼文林道コース入り口。
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ここからは舗装路を歩いて本日のお宿を目指します。
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20分弱歩いたところでこの看板を発見!
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心臓破りの丘…
そういや車中でオーナーが言ってたな。
「どのトレッキングコースよりうちの前の坂の方がキツイよ」って…… -
着きました!
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本日のお宿“ペンション うーにー”さんです。
人見知りな性格のため、実は人生初ペンションだったりします。
ちょっと緊張しますね。 -
いきなり大量のうーにースリッパのお出迎え。
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おおっ!
これがペンションのフロントか。
大学のサークルで合宿したら楽しそう。
フロント脇にはお土産物コーナーが。
このうち半分ぐらいはうーにーグッズです!
個人経営の宿泊施設でこれだけのオリジナルグッズがあるのも珍しいのでは? -
おおっ!
これがペンションの部屋か。
壁紙がファンシーだね。 -
おおっ、これが……以下省略
クローゼットもどことなくファンシー。
わたしの想像の中のペンションのイメージにピッタリだ! -
ここにもうーにー。
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あちらにもうーにー。
時間までソファでごろごろ。 -
ペンションうーにーでは、1日に何度かフェリーターミナルのすぐそばにある温泉施設『うすゆきの湯』まで無料で送迎してくれます。
この時間の送迎車の利用はわたし一人。なんだか申し訳ありません… -
現在16時半。
お迎えは1時間後の17時半です。 -
ペンションのフロントで『うすゆきの湯』の入浴券が割引で購入できます。
当然わたしも買いました。明日の分と合わせて2枚。
濡れても平気なタオル用のバッグも貸してくれます。 -
浴室の大きな窓からは利尻富士の雄姿が目の前!
特に露天風呂からの眺めは最高でした♪ -
この時間だとまだ利用者も少なくて快適♪快適♪
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ロビーには礼文島グッズが絶賛販売中。
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風呂上がりに近くの商店まで。
夕食の際も飲み物の持ち込み自由と聞いたので、夕食用のビールと寝酒を買いに来ました。 -
18時半から夕食開始。
食堂での一斉開始の食事は気づまりかな、とすこし心配していたけど別に気にするほどのことでもありませんでした。 -
まずはオードブル。
当然ながら魚介尽くし。 -
みそスープ
しみじみ美味い… -
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タコと白身魚の刺身&うに(エゾバフンウニとムラサキウニ)
魚の名前は失念!歯ごたえがよくて美味しかったことだけ覚えてる。
なにせ3か月も前のことなので… -
ご飯の上にまんべんなくワサビをのっけて
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どーーん!
たしか手前がエゾバフンウニ。むこうがムラサキウニ。だったはず…
単体だとわかりづらいけど、こうして食べ比べるとエゾバフンウニの濃厚さが際立ちますね(^^♪ -
焼酎をロックでオーダー。
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ここにもうーにー。
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かれいのフライ
身が厚くてホクホク♪
すでにお腹いっぱいです。 -
ぬかほっけ
新鮮なホッケを糠につけたもの。
礼文島伝統の味なんですって。知らなかった…
ここのぬかほっけは生で食べられるほど新鮮そのもの。旨かった〜
焼酎がグイグイ進みます♪ -
オリジナルうーにー
もはや料理名がなんの説明にもなっていませんけど…
うーにー風クリームコロッケです。 -
パカッ!
脳天かち割ったみたいでちょっと複雑な気持ち… -
最後は甘さ控えめ、大人味のチーズケーキで締め。
料理と給仕をオーナー夫妻二人で行うためお二人はかなり忙しそうでしたが、サーブするときにテーブルごとにちゃんと料理の説明をしてくれたり、近くを通るときにはなんやかや声をかけてくれたりと、しっかりとおもてなししようとしているのが好印象。
ごちそうさまでした(^^♪ -
食後に明日のトレッキングコースについてあれこれ質問させてもらったのですが、オリジナルの地図をくれて親身になって説明していただけました。
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明日も早いので11時前には就寝です。
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