2003/07/10 - 2003/07/14
259位(同エリア565件中)
けんいちさん
けんいちの1人旅です。
昨年の3,000キロドライブですっかり北海道が気に入ってしまい、今年もベストシーズンに最果ての利尻・礼文島を訪れました。豊かな自然と絶景に出会い、究極に美味いエゾバフンウニに感動しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー タクシー JALグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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あいにくの天気の中、羽田空港から新千歳空港に飛び立ちます。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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初めての新千歳空港なのですが・・・勘違いしていました。新千歳と千歳(丘珠)空港を混同していて、札幌からこんなに遠いところだと現地で気づきました(^-^;
雨の道央自動車道を走り札幌市内を目指します。新千歳空港 空港
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今回の旅の目的地は利尻・礼文島なのですが、初日は札幌周辺をドライブです。まず二条市場をお散歩です。あちらこちらのお店から「カニあるよ!」の声が掛かります。そんな中、魚屋の奥にあるお店でお寿司をいただきました。
二条市場 市場・商店街
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札幌の奥座敷・定山渓(じょうざんけい)温泉にやってきました。温泉街にはホテルが立ち並びます。
定山渓ビューホテル 宿・ホテル
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近くに立ち寄り湯を探したところ豊平峡温泉という日帰り入浴施設を見つけたので入ってみます。広くて静かな露天風呂は独占状態です。思わず長湯してしまいました。
豊平峡温泉 温泉
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雨脚が強くなってきました。次に有名な登別温泉を目指します。お湯が沸く大湯沼を散策し、湯気がモウモウと立ち上る地獄谷を見学します。夏だというのに寒いです。早く温泉に入りたい!
登別温泉 温泉
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大湯沼
大湯沼 自然・景勝地
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青鬼さん
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冷え切った体を温めるため共同浴場に入ります。白濁のお湯はとても温まります。硫化水素の香りも強くこれぞ温泉!という湯質でした。
さぎりの湯 -
空が暗くなりかけたころ札幌に帰ります。雨はさらに強くなり、対向車からの水しぶきと格闘しながら運転します。ラジオでは北海道に大雨洪水注意報が発令されているとのことでした。
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今日は札幌で一泊・・・ではなく、これから特急・利尻に乗ります。寝台車で夜のうちに移動し、朝には稚内に着こうという作戦です。23時に札幌駅を出発しました。
札幌駅 駅
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2日目です。
朝6時、日本最北端の駅・稚内駅に到着です。稚内駅 駅
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駅から歩いて5分ほどでフェリーのりばです。ツアーの観光客がたくさんいます。
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せっかくなのでデッキに座ります。北海道本土を離れ、まず初めに利尻島に乗り込みます。
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観光客が投げるお菓子を目当てに多くのカモメがフェリーを追いかけてきます。
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2時間ほどの船旅で利尻島・鴛泊(おしどまり)港フェリーターミナルに到着です。
鴛泊港 乗り物
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フェリーのりば前でレンタカーを借ります。今日は16時の便で礼文島に渡りますので、それまで島内をドライブです。
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霧雨が降る中ドライブします。
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まずは鷲泊港からほど近い姫沼です。天気が良ければ水面に利尻富士を映して素晴らしい景色が見られるはずなのですが、今日は全く山が見えません。
姫沼 自然・景勝地
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夕陽が綺麗に見えるという夕日ヶ丘展望台です。急な階段をちょっと息を切らせながら歩いていきます。傍らには綺麗な花が咲いています。
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ここも天気が良ければ目の前に大きな利尻富士が見えるところなのですが、残念ながら雲の中です。
夕日ヶ丘展望台 名所・史跡
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帽子のような島が浮かんでいます。
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オタトマリ沼です。多くの観光客がいました。
オタトマリ沼 自然・景勝地
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オタトマリ沼のそばには何軒かお土産やさんなどのお店がありますが、その中の利尻亀一に入ります。まだ10時半ですがウニ丼をいただきます。
・・・なんて美味いんだぁ!!!!
甘味・磯の風味・旨み、いままで食べてきたウニとは比較にならない美味しさです。観光客のおばちゃん達の「美味しそうね」視線を受けながらも、そんなのお構いなしでイッキに平らげました。エゾバフンウニってこんなにも美味しいものなのですね(^-^)/利尻亀一 グルメ・レストラン
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利尻島で行くところはすべて行ったので、残りの時間は温泉で過ごすことにしました。露天風呂につかりながらボンヤリ考えることは・・・「ウニ美味しかったなぁ」(^-^;
利尻富士温泉利尻富士温泉 温泉
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富士野園地
富士野園地 自然・景勝地
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レンタカーを鷲泊港に返却し、礼文島へのフェリーが出る沓形(くつがた)港にバスで向かいます。礼文島行のフェリーは空いていました。礼文島・香深(かぶか)港には50分ほどで到着しました。
沓形港フェリーターミナル 乗り物
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今日の宿にはバスで向かいます。古い建物で人の気配がありません。中に入ると女将さんが出てきて一言「あれ?今日だっけ??忘れてた!(笑)」
礼文島はこの日どこも満室で、この宿でどうにか予約が取れたのに・・・どうする?!と思いましたが、
「まぁどうぞ上がってください。ごめ~ん、明日はちゃんとご飯作るから、今日は近くの食堂で食べてきて」
この旅館は女将さんの気分次第で営業しているようで、「気分が良くないときはお客さんが一人もいなくても満室にしちゃうの」と笑っていました。ということで今日は宿泊客がおらずこの旅館は私一人で占有することになりました。
近くの食堂は地元の人向けで、期待していた海鮮類は全くなく、トンカツ定食になってしまいました(ー ー;)
免田旅館 -
3日目です。
今日は礼文島のトレッキングコース「愛とロマンの8時間(4時間)コース」を歩きます。
女将さんからは「雨だからバスツアーにしたほうがいい」と言われましたが、せっかくここまで来てバスで回るだけではあまりにも残念です。強行して歩きたいと思います。
すると「じゃあ濡れるのを覚悟して行けるところまで行ってきな。帰ってきたらすぐにお風呂沸かすから」とオニギリを作って送り出してくれました。バスに乗り島の北端であるスコトン岬に向かいます。
≪6:55≫ -
バスに乗り20分ほどでスコトン岬に到着です。海の向こうに薄っすらトド島が見えます。一緒にバスに乗ってきた人はみな登山の装備をしています。自分は靴以外普段着です。ちょっと甘いですかね(^-^;
≪7:20≫スコトン岬 自然・景勝地
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霧雨の中、愛とロマンの8時間(4時間)コースのスタートです。
≪7:44≫ -
鮑古丹(あわびこたん)と呼ばれる海岸を右手に見ながら歩いていきます。霧が濃くて見通しはよくありません。
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それでも道端には様々な花が咲いています。花の島と呼ばれる礼文島らしい風景です。
レブンシオガマ -
チシマフロウ
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エゾカンゾウ
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ゴロタ岬に到着です。ここはとても行きたかったところでした。天気が良ければ鮑古丹の海岸線とその向こうにスコトン岬が見える絶景に出会えるからです。しかし今日は真っ白で何も見えません、残念です。
≪8:28≫ゴロタ岬 自然・景勝地
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ゴロタ岬からは階段を急降下です。雨で道はグチャグチャです。
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港町・鉄府(てっぷ)を通り過ぎていきます。
≪9:36≫ -
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エメラルドグリーンの澄海(すかい)岬が眼下に現れます。太陽の光にキラキラしていてとても綺麗でした。
澄海岬 自然・景勝地
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澄海岬をベストショットで見られる展望台にやってきました。ここだけはクルマで来られることもあって何台もの観光バスが停まっていました。
≪9:58≫澄海岬 自然・景勝地
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ここでちょっと一息つきます。お店でタコ唐揚げをいただきます。
ここ澄海岬が「4時間コース」と「8時間コース」の分かれ道です。4時間コースであればここで終了となります。 -
もちろん8時間コースにチャレンジです。さらに南下を続けます。澄海岬から先は急な登りが待っていました。道も細く荒れていて草をかき分けて歩いていきます。海も見えなくなり霧も濃く、ただただ前に進むのみです。
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召国までは単調な道で退屈でしたが、そこを過ぎると道幅50cmしかない山の斜面を歩いたり、その斜面が土砂崩れで道が無くなっていて、勢いをつけて走り抜けたりとスリル満点の道のりです。
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山から流れる川を発見です。冷たい水で顔を洗い飲んでも美味しい水でした。
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砂すべりと呼ばれるところに来ました。今まで歩いてきた道や海など360度のパノラマビューを見ることができます。
≪12:14≫ -
その名のとおりここからは砂地を滑るように降りていきます。イッキに海岸まで走って下りました。
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砂すべりを下り終えると、波が打ち寄せる断崖絶壁のところに来ました。・・・道がありません。地図を見てみると「波が高いときは通行できない場合があります」との注意書きがありました。つまり断崖絶壁の岩に張り付くように歩いていくようです。落ちたら海ですよ(^-^;
≪12:31≫ -
断崖絶壁をクリアした後はゴツゴツした岩が連なる海岸を歩いていきます。昆布が岩の間にビッシリと詰まっています。この海にはいいダシが出ていそうです^_^;
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【宇遠内(うえんない)】の民家が見えてきました。
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漁師の家が数軒あるだけの小さいな集落です。1軒だけ食堂がありましたがカップラーメンしかありませんでした。ここには車道はなく船でしか辿り着けないので、そのようなものしか出せないのでしょう。
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さあゴールまであと少しです。しかし最後にきて厳しい島横断の山越えが待っていました。その途中でお昼ご飯にします。女将さんが「わたし昔の人間だから、三角のオニギリできないのよ」と言って渡してくれたまんまる大きいオニギリを頬張ります。
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そしてとうとうゴールに到着です。25キロを走破しました。8時間コースを6時間半で制覇です。
≪13:56≫ -
海岸線のバス通りまで歩いていきます。途中で一緒になった男性と一緒にバス停まで行きます。バスが来るまで1時間はあるので、ビールをコンビニで買い込んで乾杯しました。
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宿に帰りお風呂を済ませてお待ちかねの夕食です。女将さんは「昨日のお詫びね」と生ウニ、蒸しウニ、甘エビ、生イカ、生ホタテ、カニ、etc・・・・と礼文オールスターズを並べてくれました。
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女将さんは「ウニはね、こうやって食べるのよ」と、ウニに醤油とワサビを入れてかき回し、それをご飯の上に流し込みます。
・・・うはぁ?うんめぇ?!!!
あまりに美味しいので勝手に笑いがこみ上げてきます。女将さんの「こんなの東京じゃ食べられないでしょ?」の言葉に、「もう、もう、もう・・」と返す言葉も出てきません(^-^;
さっき獲ってきたばかりという甘エビは驚くほど甘く、最高に贅沢な夕食となりました。ごちそうさまでした!(^-^)/ -
4日目です。
今日は島の南側を歩いてみたいと思います。港行のシャトルバスでしたが、礼文林道の入り口で降ろしてもらいました。礼文林道を南下します。風がとても強いです。 -
レブンウスユキソウ群生地にやってきました。いままで全く人がいなかったのに、ここには多くの観光客がいました。
レブンウスユキ草群生地 自然・景勝地
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レブンウスユキソウ
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礼文林道を歩き終えたあとは元地(もとち)に向かいます。
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桃岩はたしかに桃の形ですね。
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元地の一番端に地蔵岩が聳えています。高さ50メートルもあるようです。パックリ岩が割れています。
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トド肉を売っていたので食べてみます。去年の羅臼に引き続きここでもトド肉を食べたという証明書がもらえました。
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観光バスでやってくる人が砂浜でメノウを一生懸命探しています。これはと思う石をお土産屋に持っていって確認してもらうようですが、どれもハズレのようでした(^-^;
11時半だったので女将さんのオニギリを海を見ながら食べていると、地元の子供が寄ってきて「まだ12時じゃないよ」と注意されました(^-^; -
桃岩展望台に登ります。
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頂上には10分ほどで辿り着きました。期待していた利尻富士は・・・やはり雲の中です。それでも諦めきれず少し待っていましたが、天気は悪くなる一方でした。
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強風が吹く中、さすがにもう無理だと諦め展望台を降りることにします。階段を降りながら最後に名残惜しく振り返ると・・・雲の隙間から利尻富士の一部の輪郭が見えてるじゃないですか!
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思わず小走りで展望台に戻ると、みるみるうちに利尻富士にかかっていた雲が晴れ、海に浮かぶ素晴らしい姿を見せてくれました。周りの観光客も歓喜の声を上げています。それもそのはずここ数日は天気が悪く、みんな残念な思いをしていたのでしょう。礼文島に来て良かったと心から思える瞬間でした。
桃岩展望台 (桃岩) 名所・史跡
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歩いて香深港フェリーターミナルまで戻ってきました。お昼ご飯はホッケのちゃんちゃん焼きをいただきます。網の上で焼くホッケに、ネギ味噌を乗せて焼けた身と混ぜながらいただきます。ビールにも合ってとても美味しかったです(^-^)
ちどり炉ばた ちどり グルメ・レストラン
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これで3日間の礼文島滞在も終了です。フェリーで北海道本土に戻ります。現実の世界に戻されるような気がして寂しい気持ちになりました。
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稚内へ向かう満員のフェリーの中は、テレビで放映されている大相撲・夏場所で盛り上がっていました。そして結びの一番は「朝青龍vs高見盛」です。
横綱と人気者の取り組みにみんなテレビに釘付けです。はっけよ~い、のこったぁ!なんと高見盛が朝青龍を寄り切りで勝つ大金星です。すると船内のあちらこちらから凄まじい拍手が沸き起こり、大歓声がこだましました。テレビの中では座布団が舞う中、この船もまるで国技館にいるような感覚になりました。
鳥肌が立ついい一番を見せてもらいました(^-^) -
船内が落ち着きを取り戻したころ稚内港フェリーターミナルに到着です。
稚内港フェリーターミナル 乗り物
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北防波堤ドーム
稚内港北防波堤ドーム 名所・史跡
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タクシーで日本最北端の温泉に行きます。閉館時間までゆったりしました。
稚内温泉・童夢 -
ふたたび稚内まで戻り、「ラーメンは北に行くほどうまい」と大きく書かれた看板のラーメン屋さんで夕ご飯です。やっぱり北海道といえば味噌ラーメンですね。
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5日目です。
朝イチバンで宗谷岬に行く予定でしたが、時間的に都合のよいバスが無く断念しました。仕方なく稚内駅周辺をブラブラお散歩です。駅の裏手には「最北端の線路」の看板があり、線路がそこで終わっていました。この線路が鹿児島までつながっていると思うと不思議な感じです。 -
バスで稚内空港に行きます。とても小さな空港でした。プロペラ機で丘珠空港に飛びます。
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丘珠空港でレンタカーに乗り込み道央・道東自動車道を走り夕張方面に向かいます。札幌の空は晴れていて真っ青な空が広がっていました。これぞ北海道です。
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南富良野・幾寅駅近くのお店でお昼ご飯です。高倉健さんお気に入りという「ぽっぽやカレー」をいただきます。
なんぷていなんぷてい グルメ・レストラン
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ここ幾寅駅は高倉健さん・広末涼子さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地になったところです。
幾寅駅 駅
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セットがそのまま残されていました。
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幾寅駅のホーム
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道の駅でとても美味しい富良野メロンを買い、新千歳空港に向かいます。
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綺麗な夕陽に照れされて道東自動車道を走ります。もうこれで北海道もおしまいかと思うと寂しくなります。
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新千歳空港ではお土産を買い、羽田空港に向かって飛び立ちました。
今回の利尻・礼文島では、素晴らしい自然とあまりにも美味しいグルメを堪能できました。残念ながらあまりいいお天気では無かったので、いつか再訪したいですね。それにしもエゾバフンウニの味は忘れられません(^-^)
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