海と空と城と！瀬戸内スペシャル周遊4日間 ⑩

2015/05/27 - 2015/05/30

結婚20周年の時に、トラピックスのツアーで、沖縄の島めぐりをした。
海外でさえ個人旅行で行く私が、初めての団体ツアーの旅。
この時の食事がひどくて、私はブチ切れて、「もう、絶対にツアーには参加しない！」って、宣言したのだけど・・・・
あれから、10年。今回のツアーのテレビ番組を見て、なかなか魅力的になっていて、10年も経ったから、きっと、ツアーも昔と違ってよくなってるのかな？って思い、申し込むことに。
さて、人生2度目のツアー・・・・・団体行動の苦手な私が、楽しめるのでしょうか？

徳島県→兵庫県→鳥取県→岡山県を、3泊4日で巡る旅。

エリア 赤穂(兵庫)

兵庫県赤穂市（あこうし）にやってきました。
赤穂市といえば、赤穂浪士ですよね。

播州赤穂駅で、いったんバスを停車させたと思ったら、そこで、赤穂のボランティアガイドのおじさんが乗ってきました。70歳くらいの方かな。
その方が、赤穂の歴史などを説明してくれるのですが、とっても、わかりやすく、話が面白いの。このガイドさんのお陰で、1時間15分、なかなか楽しい赤穂市滞在となりました。

まずは、駐車場でバスを降りて、みんなで、炎天下のなか、古い民家のある通りを歩きます。
見えてきたのは、花岳寺（かがくじ）。

初代 播磨赤穂藩主 浅野長直が、浅野家の菩提寺として建立。浅野長直は、浅野内匠頭(浅野 長矩)のおじいちゃん。

花岳寺には、浅野内匠頭長矩公、大石内蔵助、大石主税の他赤穂義士45人の墓があります。

花岳寺の山門。

この門はもともとは赤穂城の門でした。
この門は、明治6年に取り壊されることになっていましたが、
当時の花岳寺の住職であった仙珪和尚が「昔のものをわざわざ壊すのはもったいない。」　　と判断し、金6両で買ったのがこの門です。現在は赤穂市指定文化財となっています。

正面に見えるは本堂。
手前にある松は、二代目大石なごりの松。

本堂の中の、虎の天井絵がすごいの。

ガイドさんの話をきいて、感動と驚いたことの記憶だけはあるんだけど、旅から3カ月以上経った今、すっかり忘れてしまった。
旅から帰ったら、すぐに旅行記アップしないとだめね。

寺のあとは、城跡に徒歩で向かいます。

行く前には、城もなく、城跡なんか見て楽しいのかしら？って思ったけれど、ガイドさんの説明があったので、来て良かった！って思えました。
これが、個人できて、何も説明がなかったら、まったく面白くなかったと思います。
ガイドさんがいるのは、ツアーの良いところですね

復元された、赤穂城本丸門　

赤穂城は浅野長直が慶安元年（1648）から13年をかけて築いた変形輪郭式の平城です。
廃城令で建物は壊され昭和56年まで現赤穂高校がありました。残った石垣と濠から城を復元する作業が現在も続いています。

天守台が残っています。でも、ここに天守閣が建てられることはなかったそうです。
五層の天守を計画していましたが、余りにも立派になりすぎるので、徳川家の遠慮もありやめたとか。建てるお金もなかったみたい。ということで、台のみ・・・なんだか、切ないわね。

で、城は、コンクリートで、当時の建物の間取りを原寸で地面に再現しています。
本丸門の復元だけで、すごくお金がかかったので、城まで復元するおかなはなかったのだって。だから、平面（笑）
現代の今も、なんだか切ない。
想像力で、城を想像しましょう。とても広いのは確か。

この庭園は、発掘調査後、整備により復元されたもの。昔と同じだそうです。
私にはよくわからないけど、この庭は、なんかすごいらしい・・・・全然、説明できなくてすみません。

今となっては、全然、説明できてないけど、私はガイドさんから説明をうけた・・・・面白かった（笑）

寺みて、城みて、そして、神社へ歩いて移動。

石神社は、赤穂事件において討ち入りをした赤穂浪士を祀る神社。　
赤穂事件以来、赤穂浪士を旧赤穂城内の大石邸内に、小さな祠が設けられ密かに祀られていたけれど、明治になって、あらためて「大石神社」として、創建することが政府から許可されたそう。

一番最初に行った花岳寺では、赤穂浪士の墓があるわけだけど、ここでは、赤穂浪士を祀ってる・・・・寺と神社では、どう違うのかしらね？花岳寺と大石神社とは、徒歩ですぐだけど、
仲はいいのかな？（笑）

大石神社の神門まで、四十七義士の像が並んでいます。

昔、『忠臣蔵1/47』ってドラマで、木村拓哉君が、堀部安兵衛の役をやったんだよね。
赤穂浪士の中で、赤穂事件の前に人を斬ったことがあるのは、堀部安兵衛だけでした。
なので、堀部安兵衛は、討ち入りでは、リーダー格に。

この方は、大石主税さん。

こんな感じで、ずら〜っとね。

この方が、大石内蔵助さん
像の下には、寄付者の名前が書いてあるけれど、子孫の方も多い。

今回、赤穂市の寺と城跡と神社を徒歩で回ったけど、私たちのツアー以外どこも観光客ゼロ。
神社本殿前のこの人々は、すべて、同じツアーの方々です。
赤穂市は、ふるさと納税、なにあるのかな？って調べてみたら、何もやってなかった。
まったくやる気なし？
赤穂城の復元を完成させるためにも、もうちょっと頑張ったほうがいいんじゃない？
こんな歴史あるステキな場所があるのに、勿体ないよ。

大石神社で、一番、面白かったのは、「一文字流し」

嫌なことは、水に流すのですよ〜〜
自分にとって嫌なことや忘れてしまいたいことを「一文字」で表し用紙に書きます。
その紙を水鉢につけると、その悩みが消えていくように、紙が無くなっていくというもの。

私はね・・・・脂

まだ、効き目はないみたい（笑）