2015/08/12 - 2015/08/16
72位(同エリア180件中)
チロステさん
「招かれる旅」の3日目。あまり知らていない黄山市とその周辺を満喫し、いよいよあの世界遺産黄山に登ります。この旅のハイライトと言っていいでしょう。しかし私は極度の高所恐怖症。前もって怖い場所には連れて行ってくれるなと伝えてありましたが、この山の存在そのものがなかなかの怖さと言っていいでしょう。
昨日に続いて、シュエさんとコナンくんにナビゲートしてもらいます。二人いた事で、運転の辛さなどが軽減できたので、正直二人いてくれて助かりました。黄山経験者である二人がいてくれて心強いのですが、よくまたのこの山に登ろうと思ったのか、正直不思議です。それくらい普段運動不足の私には辛かったです。でも、それ以上の達成感がありました。絶対一人では登りきれなかった山。一人旅をメインとする私には大きな経験でありました。
シュエさん……知人女性の彼氏。日本に留学予定。
コナンくん……発音がたまたま探偵漫画のコナンと一緒。シュエさんの従兄弟。
8/12 新千歳→成田→杭州
8/13 杭州→黄山(高速バス)
8/14 黄山→上海(寝台列車泊)
8/15 上海泊
8/16 上海→成田→新千歳
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
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5:30 いよいよ黄山に出発です。この夜も宿泊するシュエさん達の部屋にカバンを置いてスタートです。
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6:15 鉱山には3つの入口があります。私たちは太平口という最北のルートから入ることになります。結果、効率的に名所をまわることができました。
黄山 史跡・遺跡
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黄山は中国を代表する山岳景勝地で、奇松、怪石、雲海、温泉の「四絶」が「黄山の四絶」と呼ばれ有名です。
「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」
「天下の名勝、黄山に集まる」
などと言われ、まさに「仙境」。黄山に立ち並ぶ山々は氷河期に氷河や風雨による岩石の浸食が1億年にわたって繰り返され、現在のような断崖絶壁の景観ができあがったようです。 -
ここで入山のチケット?的なものを買いました。しかし、これをいつ提出したかはわかりません。とにかく220元です。
ここで、おやつを購入。私はオレオとスニッカーズを買いました。
「杖を持つといい」と言われ断りましたが、強く推され両手分買ってもらいました。後でわかったのですが、これが本当に助かった。 -
ロープウェイの入口までのバスがあるのですが、待ち時間がもったいないのか、徒歩で松谷庵を登ります。
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6:55 ロープウェイのお金を払います。80元。これからもそうでですが、この山は何かとお金がかかります。
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このロープウェイは厳重な手荷物検査があります。
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松谷庵駅→丹露駅
7:11 いよいよロープウェイに乗り込みます。なんだか雨模様です。 -
登ったところのホテルで、身支度をしていよいよ出発です。日本から持ってきたポンチョが役に立ちましたが、ゼブラ柄で相当目立ちます。
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太平索道から光明頂を目指します。
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天気が悪くて景色なんてあったもんじゃありませんが、凄いところに来ているんだということはよくわかります。全く下界が見えません。
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8:38 黄山で最も有名であろう飛来石に到着です。怖いですが、近寄ってみました。霧で見えませんが、足を踏み外したら命はありません。
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写真におさめるも、霧が濃いです。
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幻想的な景色が続きますが、この時はかなりバテてきています。自分一人だったら、飛来石を見た段階できっと帰っていたと思います。
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9:10 最初のチェックポイントといえる、光明頂です。奥に見えるボール型のは電波塔です。
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ようやく雨もおさまってきたので、一眼レフを出せました。下界がようやく見渡せます。
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10:25 その後もずんずん進みます。目指すは蓮花峰(1864m)。
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10:42 スニッカーズで休憩です。
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蓮花峰に到着。足元が滑るところを登ると絶景が広がります。
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次の目的地は玉屏楼です。
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死ぬーっていうようなところを越えながら力を振り絞ります。
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12:00 黄山名物「迎客松」です。黄山玉屏楼に着きました。よりいい撮影スポットは有料のようですが、必要ありません。
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お昼ご飯はここに入っているレストラン。ビュッフェ方式で120元。黄山価格で高いです。
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疲れすぎて食欲がないので、申し訳ないですが、ほとんど食べませんでした。しかも、食事中にうとうとしてしまうほど満身創痍です。運転もしていないのに情けない。彼らは20代前半だから体力があるってことにしておきましょう。
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ここから戻るのですが、下り坂ばかりではない事を登ってきた私は十分わかっています。体だけでなく、気も重いです。
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奥に見える、急な階段を登らなければなりません。
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しっかし、息を飲むくらいの絶景です。
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最初は邪魔になるだけかと思いましたが、この杖には感謝です。軽い木でできています。最後はかなり愛着が湧いていましたが、登山が終わるとシュエさんがあっさり捨てました。まあ、持って帰ってもしゃあないですがね。
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魚の頭だか、魚の口に例えられた岩です。せっかく説明してくれたのですが、こんなんばっかりで、帰国したら忘れてしまいました。
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14:40 帰る頃には霧もすっかり晴れました。しかし、このちょっと前から足に異変が。左足の右膝上内側の筋肉が取れそうな感じ。もちろん筋肉が取れるんだから、めちゃめちゃ痛いです。肉離れとはよく言ったもんです。
翌日、その部分を見るとソフボールくらいの大きさに腫れあがり内出血をおこして2週間くらい取れませんでした。 -
15:05 私はクエン酸を補給しながら歩きます。シュエさんらは私に合わせて休憩を細かく取りながら進んでくれました。あの有名な岩も午前中より霧が晴れしっかり反り勃っている感じです。
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15:35 残り100mでも休まなければならないほど、筋肉が取れそうになりながら、登山は終了。貴重な体験ができました。
ロープウェイで下山します。またお金を取られます。けっこうエグいくらいお金がかかります。80元。 -
ロープウェイからの景色は日本では絶対見られないような景色で、それだけでもいいんじゃないかって思える程です。絶対登ったほうがいいんですけどね。
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16:05 松谷駅に戻りました。ここから車の停めてあるところに移動します。帰りはバスです。5元。コナンくんが出してくれました。
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16:11 バスを降りてここからここからホテルに戻ります。私は後部座席でウトウト。ドライバーの体力に感服です。
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ホテルに戻ってシャワーを借ります。これが嬉しかった。汚いまま寝台列車に乗れませんもんね。
シャワーから上がると、またもや嬉しいお土産が。かなり大きなお茶をいただきました。私も、お土産を渡して、きゃりバッグのスペースが空いたと思ったらより大きな贈り物をいただきました。気前が良すぎてびっくりするやら、恐縮するやら。 -
17:30 ホテルのレストランで夕食です。疲れていて空腹ってほどでもなかったですが、さすがにあまり食べていなかっただけに、けっこう食が進みました。冷たいオレンジジュースが飲めたのが嬉しかったです。
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この卵とトマトのスープが絶品。疲れた身体を生き返らせてくれます。
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忘れないために店名を撮ったんですが全く読めません。
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18:40 荷物をまとめホテルを出発です。ここからかなり離れた黄山駅までまた送ってもらうことになります。銀行のATMでは意外とJCBが使え、2000元おろしました。
また車内で仮眠をとらせてもらいます。
20:00 黄山北駅に到着。すごい綺麗です。すごく人がいません。 -
ほんと、すごく綺麗で、すごく人がいません。春節にもなると人があふれるのでしょうか。
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ネットで予約したチケットを発券してもらっています。しかし、ここで気付いたのですが、北京方面の列車しかありません。正しくは黄山北駅ではなく黄山駅でした。
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20:40 今度は無事に黄山駅に到着。あれ?使い込まれすぎていて、ぶっちゃけ汚いです。黄山北駅はおろかバスターミナルよりも汚い印象です。
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20:49 みんなに感謝を伝え、お別れ。ここまで王様のような日々から一転一人にさせられると寂しくなります。
2階に行って待合室に。手前の椅子の塗装が剥がれているのは、空調から水が漏れているせいです。ここから22時17分迄待たないとなりません。
定時には、人があふれるほどでした。15分ほど遅れて列車が到着です。 -
写真のピントがずれまくっていますが、私は「硬座」と「臥座」の意味を間違えて、左に走ってしまいます。めっちゃ長い列車です。
もうひとつの誤算は、これが始発列車でないこと。勝手に決め付けていました。ものの2分くらいしか止まっていない印象です。逆に走った私は、「とにかく乗れ」と乗務員に乗せられます。
ここから10両くらい私は前方に移動します。道に寝ている人にキャリーバックをぶつけながら、危ない外国人を演じ突き進みます。寝台車以外は本当に汚くゴミが散らかっています。それだけに、寝台車に着いた時はホッとしました。
そこからまた4両くらい進み、私の寝台車へ。係員に私の席を案内してもらうと、知らん奴が寝ています。もちろん全員知らないんですが。係員に思いっきり足を叩かれて起こされていました。
ようやく自分の場所で落ち着けたのは23時をまわった頃でした。一人になってからこのバタバタ。先が思いやれます。いや、もっと思いやらねばならなかったんです。
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