２０１５GW　今年も南ドイツとアルザスとチロル　【１７】コルマールからの帰りは歩いて国境越え！

2015/04/29 - 2015/04/29

コルマール街歩きと美術鑑賞を終え、フライブルクへ戻ります。
帰りはバスでブライザッハまで、そこから電車でフライブルクへ、
というのが当初からの予定でした。
ほぼそのとおりのルートではありますが、ふと思い立ちちょっとプラン変更。
なかなか楽しい帰路でした。

以下が旅程。●印がこの旅行記です。

　４月２５日（土）　福岡〜成田〜フランクフルト〜ヘッペンハイム
　４月２６日（日）　ヘッペンハイム〜マウルブロン〜ヴァインハイム〜ヘッペンハイム
　４月２７日（月）　ヘッペンハイム〜エスリンゲン〜カルフ〜ヘッペンハイム
　４月２８日（火）　ヘッペンハイム〜シュパイアー〜ブライザッハ〜フライブルク
●４月２９日（水）　フライブルク〜ミュールーズ〜コルマール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜ブライザッハ〜フライブルク
　４月３０日（木）　フライブルク〜ティティゼー〜ドナウエッシンゲン〜メーアスブルク
　５月　１日（金）　メーアスブルク〜ユーバーリンゲン〜ラドルフツェル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜コンスタンツ〜メーアスブルク
　５月　２日（土）　メーアスブルク〜リンダウ〜インスブルック
　５月　３日（日）　インスブルック
　５月　４日（月）　インスブルック〜ミュンヘン〜フライジング〜ミュンヘン
　５月　５日（火）　ミュンヘン〜エッタール〜オーバーアマガウ〜ミュンヘン
　５月　６日（水）　ミュンヘン〜レーゲンスブルク〜ニュルンベルク
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜ニュルンベルク〜ヴュルツブルク
　５月　７日（木）　ヴュルツブルク〜フランクフルト〜イトシュタイン〜マインツ〜フランクフルト
　５月　８日（金）　フランクフルト〜マールブルク〜フランクフルト空港から帰国便
　５月　９日（土）　羽田〜福岡

エリア ドイツ

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

コルマール散策を終えフライブルクへ戻ります。
シアターのバス停から１５：４６発の１０７６番に乗車。
先ほどドミニカン教会へ入る前に確認に来たバス停です。
ブライザッハ方面へは「Ｇ乗り場」から乗る旨、frau.himmelさんのご旅行記で
拝見していたのでスムーズでした！
この場を借りてお礼申し上げます。

バスがやって来ました。

乗客は少なく車内は広々。

コルマールで買ったブレッツェルの形の揚げドーナツを食べつつ車窓を楽しみます。

このバスも、午前中のミュールハイムからミュールーズへのバス同様、
こういう市街地を抜け・・・

のどかな景色の中を疾走し、

途中の小さな街の小さな道路も疾走し、

とにかく飛ばす、飛ばす！

クネジェルのドライバーさんは皆さんかなりのドライブテクニックをお持ちのようです。

そうこうするうちに、こちらを通過。
フランス王ルイ１４世が建築家ヴォーバンに命じてつくらせた
「ヌフ・ブリザック」（新しいブライザッハ）。

バスの中からなので一瞬にして通過してしまいましたが、
古来からドイツとフランスの条奪の対象であったこのライン川一帯が
１７世紀にひと度フランス領になったにもかかわらず、１８世紀初頭に
神聖ローマ帝国に返還されたため、ルイ１４世が新しいブライザッハとして
建設させた星型の堡塁。

その形を確認することは叶いませんでしたが。
２００８年に世界遺産に登録されています。
（以上、「ペーターのドイツ鉄道旅行案内」より。）

そこからほどなくしてこちらでバスを下車。
バス停の撮影を忘れておりましたが「Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｒｈｅｉｎ」という名の
停留所。
そばにはこの辺りの説明板が多数ありました。
コルマールからここまで運賃は４．０５ユーロ。

さて！ライン川河畔へ降りて行きます。
ご年配のカップルが手をつないでお散歩中。いいですね。

そして対岸を望むと・・・

そこには前日訪ねたブライザッハの大聖堂がそびえます。

更にズーム。
前日、あの大聖堂まで上った時、「対岸からこちらを眺めてみたいなー」と
ふと思ったのですが、コルマールからの帰り道にそれが実現できるじゃないか！と
思い立ち、実行してみた次第。

この橋でフランスとドイツが結ばれています。

では、上に戻ってこの橋を、即ち国境を越えます。
大聖堂が見える方をと、向かって左側（北側）を歩くことにしました。
右手にはフランス国旗がはためいています。

左手、ライン川の北の眺めです。
ラインはこちらへ流れ流れて北海まで。

反対の南側。川堰があります。
川をさかのぼれば、南のバーゼルでほぼ直角に左（東）へ折れて、ドイツと
スイスの国境を成し、その先はボーデン湖です。

実はこの橋、大きなトラックなどが通ると結構揺れるのです。
高いところは平気ですし、こんな頑丈な橋が壊れる訳はないのですが、
渡り終わるまではちょっとドキドキしました。
この辺りまで来て、ほっと一安心。

橋の右側にはドイツ入国を示す標識が。

橋のたもと辺りからは緑のむこうに大聖堂が見えました。

渡り終わるとライン川の表示。
グーグルマップで見ると、この橋は「Ｒｈｅｉｎｂｒｕｃｋｅ」。
そのままの名前ですね。
対岸で降りたバス停の名「Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｒｈｅｉｎ」も同様の意味。

道なりに歩くと左手にはまた大聖堂。手前にはぶどう畑！

おそらくこのまま東へ歩けばブライザッハ駅へ辿り着くはず。
ぶどう畑を左に見ながら進みます。

まだまだ若いぶどうの木。
美味しいワインになってね。

畑の石垣のところどころに設置された案内板。
格言のようなものが書かれているようですが・・・

これは日本語のことわざ？
「観察をしなければ、境界はない」・・・？
うーん、うまくはまる格言が思いつきません。
どなたかお助けを。

ぶどう畑の終わりには・・・

こんなかわいい塔がありました。

その先からも大聖堂が拝めました。

更に進むと、右手にグリーンの壁の建物。これは・・・・

やはり前日に見かけたものでした。
その先にＭｕｌｌｅｒのあるあの広場。
ここまで来れば駅はすぐそこです。

道を右に折れてまっすぐ歩くと、なになに？５月９日はゼクトの日？？
なんと魅力的な！

そこから駅はすぐでした。
停まっているのは、私がコルマールから橋の手前まで乗ってきたバスでしょう。
コルマールへ折り返すのですね。

ホームへ入ります。

１７：３９ブライザッハ発の列車でフライブルクへ。

３０分ほどで到着。

ただいまー！

一旦ホテルへ戻りひと休み。
ミュールーズ、コルマール、ブライザッハとよく歩いたので、ちょっと疲れが。
夕食は近場で済ますことに。
コロンビ公園前にはこのメルセデスの散水車がいて、道路に水をじゃんじゃん
流していました。
何かあったのかしら？？

夕暮れのコロンビ公園。
ぶどう畑がいい雰囲気です。

奥の方でくつろぐ若者たち。

さて、では夕食へ。ホテル近くのイタリアンレストラン。
時刻は１９：３０頃。街灯も灯ってきました。

お天気がいいので外で。気持ちいい！

まずはもちろんビールをいただいて。

たっぷりのグリーンサラダ。

メインはシンプルにカルボナーラを。
ポーションもちょうど良く、美味しくいただきました。

大聖堂の塔を遠目に眺めてフライブルク２日目も終了。

ホテルへ帰ります。

１階の奥には小さなお庭。
ここで簡単なドリンクもいただけたようですが、お腹がいっぱい。

これまた小さな談話室もありました。
なかなか快適なお宿でした。

この旅行記へのコメント （2）

• frau.himmelさん 2015/08/31 16:03:05

  同じことをしました・笑

  ハッピーねこさん、こんにちは。
  
  コルマールからの帰り道、フランス側でバスを降りて歩いて国境越えをなさったのですね。
  考えることは同じで、なんだか笑ってしまいました。
  私たちは、反対にドイツ側から国境を越えてフランスに入ったのです。
  ブライザッハ駅からライン川に向かい、ライン川の橋の上で国境のマークを見つけたときはもう嬉しくて。
  なにぶんにもあの日は猛烈な暑さ、すぐ引き返しました。
  
  旅にもそういう遊び心を盛り込むとより楽しくなりますね。
  
  あそうそう、私の名前が突然に出てきたのでびっくりしました。
  私の旅行記がお役に立ったのでしたら、うれしいです。
  
  himmel

  ハッピーねこさん からの返信 2015/08/31 23:02:13

  そうだったのですかー！？

  himmelさん、こんばんは。
  メッセージをありがとうございます。
  himmelさんと旦那さまもあの橋を渡られたのですね！
  なんとうれしい偶然！
  交通量も多く、結構揺れませんでしたか？
  
  そして、そうです、事前ご承諾も得ずお名前を出してしまい失礼しました。
  あのバス停情報は本当に助かりました。
  改めましてお礼申し上げます。
  
  himmelさんのブライザッハ記を楽しみにさせていただきます。
  
  ハッピーねこ