2015/04/27 - 2015/04/27
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ハッピーねこさん
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エスリンゲンからカルフへ向かいます。
それが出発時に小さなトラブル。
ちょっと焦りましたが、予定より少し遅れてたどり着いたカルフは黒い森に抱かれた小さな美しい街でした。
訪ねて本当によかった!
以下が旅程。●印がこの旅行記です。
4月25日(土) 福岡〜成田〜フランクフルト〜ヘッペンハイム
4月26日(日) ヘッペンハイム〜マウルブロン〜ヴァインハイム〜ヘッペンハイム
●4月27日(月) ヘッペンハイム〜エスリンゲン〜カルフ〜ヘッペンハイム
4月28日(火) ヘッペンハイム〜シュパイアー〜ブライザッハ〜フライブルク
4月29日(水) フライブルク〜ミュールーズ〜コルマール
〜ブライザッハ〜フライブルク
4月30日(木) フライブルク〜ティティゼー〜ドナウエッシンゲン〜メーアスブルク
5月 1日(金) メーアスブルク〜ユーバーリンゲン〜ラドルフツェル
〜コンスタンツ〜メーアスブルク
5月 2日(土) メーアスブルク〜リンダウ〜インスブルック
5月 3日(日) インスブルック
5月 4日(月) インスブルック〜ミュンヘン〜フライジング〜ミュンヘン
5月 5日(火) ミュンヘン〜エッタール〜オーバーアマガウ〜ミュンヘン
5月 6日(水) ミュンヘン〜レーゲンスブルク〜ニュルンベルク
〜ニュルンベルク〜ヴュルツブルク
5月 7日(木) ヴュルツブルク〜フランクフルト〜イトシュタイン〜マインツ〜フランクフルト
5月 8日(金) フランクフルト〜マールブルク〜フランクフルト空港から帰国便
5月 9日(土) 羽田〜福岡
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
エスリンゲンからシュトュットガルト経由で次の街カルフへ。
まずは12:41発のRBに乗車の予定でした。
ホームへ行くと調べたとおりの列車の表示。ほっと一安心して周囲を眺めて写真なぞ
撮りながら、ふと電光掲示に目をやると、「今日はこの列車は運行しません」との文字。
「へ?さっきまで普通に、もうじき列車が来るみたいに表示されてたよね?」
狐につままれた気分で、でも、とにかくこのホームにじっとしていてもカルフへは
行けないぞ!と動き出す。
とにかく慌てて焦って、どうやってこのホームにたどり着いたのかあまり記憶がありませんが、
たまたま20分ほど遅れていたこの列車でシュトュットガルトへ行けそうです。 -
そしてシュトュットガルトに到着。
乗る予定にしていたこの列車、発車時刻は過ぎていますが表示はそのまま。
ひょっとしてこれも遅れている??
ということは予定の列車でカルフへ行ける・・・? -
と淡い期待をしたのも束の間。
しばらくすると次の列車の表示が・・・。
あー!ぬか喜び・・・! -
とはいえ行けないわけではないので、早めに列車に乗り込んで昼食用に
エスリンゲンで買ったパンを。
チーズパン、なかなか美味しかったです。 -
やがて13:30発車。
またものどかな景色の中を列車は走ります。 -
前日マウルブロンの往復時に乗り降りしたミュールアッカー駅を通って、
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30分ほどで乗り換えのプフォルツハイム駅に到着。
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ほどなくやってきたカルフ行き列車は窓の大きなワイドビュー!
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ここで2つめのパンを。
たしかミートソースが入ったパイでした。
これも美味でしたが結構なボリュームで、お腹がいっぱいに。 -
列車は黒い森を抜けながら時折こういう小川と並走して、とっても気持ちのいい30分ほどの旅でした。
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そして到着!カルフです。
時刻は14:50頃。 -
カルフ駅は高い位置にあり、エレベーターを利用して街へ下ります。
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外へ出て目の前にあるのがこのマルクト橋。
ここを渡るとすぐに街の中心です。 -
左手(南側)にはニコラウス橋。
あとで行きますよー! -
右手の駐車場建物の壁にはこの街を描いた大きな絵がかかっていました。
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そこをまっすぐ進むとたくさんの木組みの建物が!
工事中のクレーンなどが見えているのが残念ですが、少し先を右に曲がれば
もうそこはマルクト広場です。 -
ここのマルクト広場も坂に面しています。
坂の下から見て、左手にはラートハウス。その先には教会の塔が。 -
右手にヘッセの生家があったのに、何故だか写真が残っていないのです。
このプレートだけ写したのかしら?
でも、トラベラーの皆さんがアップしてらっしゃるものとは違っている・・・。 -
そしてまた何故だかマルクト広場の全景も写しておらず・・・。
後悔しきりです。 -
広場から延びる小さなガッセ。
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味わいがあります。ピンクの花、何の花だろう?
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坂を少し上って、こちらへお邪魔してみます。
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市教会「ペーター&パウル教会」。
一番古い記録は13世紀とあります。 -
シンプルで整然とした内部。
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内陣も凜とした美しさ。
ステンドグラスも天井もきれいですね。 -
振り返ると立派なパイプオルガン。
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存在感のある六角形の石柱。よく見ると文字が刻まれています。
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外へ出たらこんな案内板が。
「Hermann Hesse Weg」ヘルマン・ヘッセの小道。 -
イチオシ
そこから見下ろすマルクト広場。
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反対側の坂の上の方にも立派な木組みが建ち並びます。
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坂の奥の方にはこんな看板。
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路地の奥には黒い森が迫ります。
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この辺りは木組みではないけれど可愛らしいお宅がたくさん。
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広場を振り返ると教会の塔が。
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こちらでちょっと一休みします。
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ヘッセが晩年を過ごした南スイスの村、モンタニョーラの名の付いた
カフェ。 -
明るく素朴な店内。
お店のスタッフもとても感じのいい女性でした。 -
窓の外にはマルクト広場の景色が広がります。
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お天気がよく暑いくらいだったので冷えたオレンジジュースを。
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壁に刻まれた言葉はヘッセのもの?
意味は・・・すいません、勉強不足です。 -
イチオシ
カフェの前にはこんな泉。
奥の木組みといい雰囲気を醸し出しています。 -
立派な木組みだこと。
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表紙にもしたこの1枚。
右奥にちらりとそびえるのは何の塔だったんだろう?
写真を見て気が付きました。 -
カフェ・モンタニューラの並びにあるのはこちら。
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「ヘルマン・ヘッセ博物館」。
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博物館前のポストガッセからビアガッセへ歩きます。
途中のかわいいブレッツェルの看板。 -
レーダー通りへ出ました。
いろいろなショップの並ぶ賑やかな通りです。 -
これまた立派な木組みだー!
1Fはカフェだったかな。 -
レーダー通りは、駅からマルクト橋を渡った通りに合流します。
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道を渡るとマルクト通り。
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ここも可愛らしい通りです。
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古そうな屋根が素敵。
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ここも小さな路地を覗くと奥には黒い森。
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少し歩くとここにたどり着きました。
ヘルマン・ヘッセ広場。 -
広場中心には小さな泉。
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ヘッセの肖像が埋め込まれています。
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先へ進むとナゴルト川へ出ます。
こちらは駅の方。 -
反対側には小さな中州がありました。
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そして、このニコラウス橋の上に立つのが、
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ヘルマン・ヘッセ等身大の像。
優しいお顔をしてらっしゃいます。
1877年、当時のドイツ帝国ヴュルテンベルク王国の、ここカルフで生まれ、
14歳で難関のマウルブロン神学校に入学するも半年で脱走。
そう、前日に訪ねたあのマウルブロンです。
その後、自殺未遂を図って精神科に入院したり、別のギムナジウムに入るもまた退学したり、
本屋の見習いも3日で辞めたり・・・様々な職に就きながら経験を織り交ぜた執筆をしたといいます。 -
その像のすぐ傍にあるのが「ニコラウスカペレ」。
午前中に訪ねたエスリンゲンにも、同じ名前で同じように橋の上に立つ
小さなカペレがありました。 -
1400年頃の創設。
この街で最も重要なランドマークと書かれています。 -
少年時代のヘッセはよくこのナゴルト川で釣りを楽しんだとか。
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川べりを歩いたりもしたのでしょうか。
ノーベル文学賞やゲーテ賞を受賞し、ここカルフの名誉市民となるも、
人生の半分を南スイスのモンテニョーラ村で過ごしそこで生涯を閉じた彼。
故郷は忘れ難かったことでしょう。 -
橋を先へ進むと角には立派なホテル。そこのこれまた立派な看板です。
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壁にはヘッセのレリーフが埋め込まれていました。
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来た道を振り返ると、ヘッセイ像とニコラウスカペレ、そしてヘルマン・ヘッセ広場。
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今一度ヘッセ像を。
その眼には何が映っているのでしょう。
愛したこの生まれ故郷の風景を飽きることなく見つめているのでしょうね。 -
列車までまだ少し時間があるので川べりへ下りてみることに。
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駅の方の通りもよく見えます。
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下から見上げるニコラウス橋とカペレ。
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イチオシ
川べりからマルクト橋へ上がって、そろそろ駅へ向かいます。
このあたりは2011年に訪ねたテュービンゲンを彷彿とさせる雰囲気です。
そこもまたヘッセが本屋店員として働いた街でした。 -
さて、ではエレベーターで上がって駅へ。
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駅ホームからカルフの街を見納めます。
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マルクト広場付近。
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少し上には森が迫り、
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たくさんの木組みが立ち並ぶ美しい街でした。
訪ねて本当によかった! -
しばらくすると列車がやってきました。
16:34発のRBです。 -
列車は黒い森を抜けて乗り換え駅プフォルツハイムへ。
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行きと同じく30分程で到着。
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乗り換え時間が25分ほどあったので駅の外へ出てみました。
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駅前には立派な建物。ホテルだったかしら?
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駅舎はガラス張り。
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中には鉄道模型がありました。
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駅構内。
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次はカールスルーエまで。
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このIREで向かいます。
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25分ほどでカールスルーエ。
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そこからICEでマンハイムまで。
コンパートメントにお邪魔しました。 -
前日も乗り換えで立ち寄ったマンハイム中央駅。
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この日も20分ほど時間があったのでここでカフェラテを。
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この駅地下で夕食を調達するのもいいかなー、とあたりを物色。
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アジアンフードもありました。
が、お昼の2つのパンでまだお腹が空かず・・・。 -
そのままヘッペンハイムへ帰るとします。
乗車したのは前日行けなかったベンスハイム行きのRBでした。 -
19:20頃、ヘッペンハイムに到着。
カルフから3回も乗り換えて3時間近くかけて帰ってきました。
でも、ドイツ鉄道での移動って、時間を感じさせないから不思議です。
街の中心まで行くのもちょっと億劫で、お腹もあまり空いていないので
ドイツ3日めの夜は夕食抜きで早めに休みました。
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旅行記グループ 2015年春 南ドイツ・アルザス・チロル【1】丘街道~シュヴァルツバルト~フライブルク~アルザス
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