2015/06/08 - 2015/06/15
374位(同エリア984件中)
ぽっぽさん
四川省の名所である九寨溝、黄龍、楽山、峨眉山、加えて三国志の有名な孔明を祭った武候祠にも立ち寄る、効率良しかつコンパクトなツアーに参加。
このツアーに参加した主な理由は、九寨溝の領内におけるチケット有効期限の変更と、中国人の観光客増大による混雑をいかに潜り抜けられるかということ。
諸手配費用と時間を計算したら、ツアーのほうが安かった。
雨が多く天気が不安定とされるこの時期、ツアー代金はグッと下がっているから。
自由時間は制限されるけれど混雑回避と手数料をかんがみると、今回は個人旅行ではなくツアーを選択して大正解。
ツアー参加の気楽旅の記録。
※文章がまとまらないので、日付を分けてUPです。
1日目:成田 → 成都
2日目:成都 → 松藩 → 九寨溝
3日目:九寨溝
4日目:九寨溝 → 黄龍
5日目:黄龍 → 都江堰 → 武候祠 → 成都
6日目:成都 → 楽山 → 峨眉山
7日目:峨眉山 → 成都
8日目:成都 → 成田
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
ANAの直行便で夕方に成田から成都へ向けて出発。
混雑もなく、もちろん機内はオール日本語でくつろいだ状態で、その日のうちに到着。
真新しい空港はとても綺麗。
入国手続きの列は、空いていたため自国、他国の列分けなく、少ない列に並んで良しとのこと。
並んでいると、入国審査官の前になにやら4つのボタンがある。
そして、私の前を並ぶ中国人の人々が、そのボタンを押してからパスポートを受け取って去っていく。
「ヤバい、中国語分からん」
漢字だからといって、安心してはいけない。
意味が違うこともあるし、特別な単語だったら絶対読めない。
横の列を見ると、いかにもビジネスマンのお兄さんが。
「あれ、あの人ボタン押してないぞ?」
どうやら、押しても押さなくても良いらしい。
おっかなびっくり、自分の番がやってきて、パスポートを提出。
チェックしている間に、ボタンを見る。
横には液晶があって、そこに4つのボタンの説明が。
そこには何と「入国審査におけるあなたの評価は?」
上からとても良い、良い、普通、悪いでボタンが配置されている。
審査官の態度や仕事具合を加味してボタンを押すらしい。
私のところのお兄さんは、スピィディーだったので、良いのボタンを押してみた。
入国審査からいきなり面白い。
※勝手に自身がこう納得しただけなので、詳細な訳は異なります。
都市部を少しだけ離れたところにあるホテルに到着。
すでに23時を過ぎており、機内食が夕食だったため、飲み物も満足に買ってない中、ガイドが交渉するとホテルが1Fにある売店を開けてくれた。
商魂たくましいと言えばそれまでだけれど、それでもホテルプライスではなく、親切料金で感動した。
さらに、売店のお姉さんが日本語ペラペラで買い物もスムーズ。
あとで気がついたけれど、このホテルで日本語はなせるスタッフって、売店のお姉さんだけだったな。FuRong Leading Hotel Chengdu (芙蓉麗庭酒店) ホテル
-
8Fに用意されたツインに泊まる。
まずクローゼットを開けて目に飛び込んできた、火災時の緊急用具。
絵がリアルすぎ。
確かに、分かりやすくていいのだけれど。
どうやら各階によってドライヤーが違うことが判明。
上の階になればなるほど、ランクアップの部屋が近くなるので、スタンダードでも設備が良くなる、らしい? -
朝、ホテルの部屋から見えた風景。
手前と奥で、明らかに「一昔」と「近代」の開発部分の一線が引かれているのが分かる。 -
ホテルでの朝食後、少し早めの出発。
平日なので、朝の渋滞を予測してのこと。
成都の中心部は、時間がたつにつれて、通勤渋滞が目立ってくる。
北京や重慶程ではないにしても、成都も大都会に変わりない。
この渋滞を横目に、都市部を離れて北上開始。 -
途中、トイレ休憩のために、日本で言うところの道の駅に停車。
駐車場の一角で、果物や木の実を売っている農家の人々がいた。
当然全て中国語。
「ここで話されている言葉は成都語ですよ」とガイドに言われ、北京語でも広東語でもない「成都語…?」にポカンとする。
成都語なるものがあることを、初めて聞きました。
結局はどの中国語を話されても分からないことに違いはない。 -
ガイドさんが買って分けてくれたもの。
スモモとサクランボ。
もちろん、洗ってから食べます。
味は日本のものと全く変わらない。 -
そんなこんなで、このツアー最初の観光場所である桃坪羌寨に到着。
この村はこの地の民族の集落の様子を再現した場所で、民族衣装をまとった女性たちがダンスでお出迎えしてくれる。 -
門をくぐると、この村の英雄の像が目に入る。
この手の像を良く見かけるのだけれど、何でできているのだろう?
ぱっと見では素焼に見えるけれど、それってとっても手間なんだが。。 -
2008年の四川大地震でいくつかの棟は倒壊したために、全体的に家は新しく建てたものが多く、格子や門構えの彫刻が可愛らしい。
吊るされているはトウモロコシと唐辛子、冬の厳しい地域ならではの保存食。 -
露店で売っているお土産。
この時はここに並んでいる牛のぬいぐるみが何なのかさっぱり分からず、「何で牛?いや、ごついヤギ??」とずっと思っていた。
これから先、何度もお目にかかる、そしておいしく胃の中に納まるヤクという牛の一種。
チベットではメジャーな動物。
そう、ここはチベット文化の少数民族の村だった。 -
窓の格子や柱の彫刻にもヤクの飾りが。
柳の隙間からチラリと見えるそれが、とても可愛い。 -
午前の予定を消化して、お昼ご飯のレストランに移動。
-
昼御飯は当然中華。
一人旅のつらいところは、中華の円卓を消化できないところ。
中国ツアーの最大の利点の一つは料理にあり、と思う。
地域的には四川省なので、赤い料理を想像したのだけれど、出てきたものは意外と普通。
むしろ辛くない。
聞けば、日本人向けに味付けを変えてもらっているとのこと。 -
レストランのトイレの入り口に飾ってあったパンダの刺繍。
さすがは四川省、パンダのおひざ元。
うーん、目が本気でちょっと怖い、かな。 -
再びバスに乗り込んで、午後の見学地である松藩へ向う。
途中で見えてくる、九寨溝や黄龍の色彩美しい大看板。
見つけるたびに、テンションが上がる。
九寨溝も黄龍も、中国国内では人気の観光地。 -
途中、毛の長い牛が目の前を横切る。
「さっきのお土産の牛!」
ヤクはこの地域では家畜として多く飼われている。
黒いのがスタンダードで食用に、白は珍しく観光地に写真撮影目的で飼われているとのこと。
背中に乗って写真撮影も可能で、1回10元(この時で約200円)。
獣臭いが凄いんで、覚悟して乗ってください。 -
丁寧に残りの距離を示す看板が、一定距離で現れる。
行先と距離だけじゃなくて、写真や絵が一緒にある。
見つけるといろいろ違っていて面白い。 -
こちらは写真入りお洒落なもの。
-
本日午後の観光土地である松藩へ到着。
付近の街頭が凄く凝っていて、町の古い景観に馴染んでいる。
できれば点いてるのが見たかった。 -
松藩は古くから王朝と辺境の交易路の中心地として栄えた、城壁に囲まれた町。
王様と公主の巨大像の後ろにある門をくぐると、古い町並みの風景が現れる。
2200mの高地とあって、比較的涼しい。松州古城 (松藩古城) 旧市街・古い町並み
-
よく積んだな、と思う煉瓦でできた城門。
歩行者のみ、と聞いていたのだけれど、凄い勢いで馬車だのタクシーだのが走り抜けていく。
基本は人が避ける。
人がいてもブレーキを踏まないので、気をつけて端を歩く。 -
門をくぐると食べ物、民族衣装、民芸品を売るお店が並ぶ。
-
-
こういう絵のタッチを見ると、「おぉ」と思ってしまう。
希望するなら、コスプレしたおじさんとか、歩いててほしい。。 -
中心部に屋根つきの橋、古松橋がある。
中をくぐって天井を見上げると、綺麗な模様が描かれている。 -
両サイドには物語に沿った絵が描かれている。
修復物だろうけれど、見る価値はあり。 -
一番のにぎわい通り。
石の基礎に木の柱の造り、伝統的な造りと、伝統的な飾りで雰囲気がとても良い。
その下の道では、車のクラクションだったり、自転車のベルだったりが遠慮なく響き渡る。
これもいかにも中国っぽい。 -
バス乗り場に戻ると、大きな声が3つも4つも聞こえてくる。
見れば、ヤクの肉やパンを売りにオバサンたちが来ていた。
これもガイドさんが買って分けてくれたが
「味、しないでしょう?」
とニッコリ。
塩が全く効いていない、ただのパン。
「えー、ハズレか?」と思ったら、味のしない理由を教えてくれた。
ヤクの肉をはじめとするおかずに濃い味が付いているので、パンは無味なんだそうだ。
実地の学習体験、ありがとう。 -
松藩の見学を終えて、バスは九寨溝へ。
この日は九寨溝にあるホテルに泊まって、明日の朝一で九寨溝へ向かう予定。
バスから見えたのは畑と、建設途中の橋げた。
高速道路の建設かと思いきや、鉄道の建設だった。
これができると、成都から九寨溝まで鉄道で、もっと手軽に短時間で行けるようになるとのこと。 -
今度は黄龍の看板。
とにかく目立つし、デカイ。 -
海抜3000Mで育った牛はおいしいぞ、という宣伝か、、、?
確かに串焼きは美味しかった。 -
そう思っていたら、タイムリーにヤクが放牧、お食事中。
放たれているのは、ほぼ黒いヤクだった、白いのは見当たらなかった。 -
辺り一帯は畑が広がる。
のどかな道を、バスはひたすら北上する。 -
途中、チベット系の寺院を何度か見かけた。
チベット系の少数民族が点在しているこの地域では、部族によって少しずつ寺の形も異なるとのこと。 -
-
高地であり、湿気があり、バスの内部との温度差のため、窓ガラスが容赦なく曇る。
それだけ高地にいるということがよく分かる。
そして、九寨溝に近づくにつれ観光バスが増加する。
裏を返せば、それだけ人が沢山いるということ。
さすがは人気観光地。 -
九寨溝の繁華街。
九寨溝のイメージとはすごく異なる景観に、まず目を奪われる。
巨大な人の像、とても気になる。
ホテルが離れていたので確かめることはできなかった。 -
無事に九寨溝のホテルに到着。
「今日は到着、早かった」と思ったけれど、すでに19時過ぎている。
まだまだ明るいのだが、時差のない中国の基準は北京。
かなり西に位置するが、ここに適応されるのは北京時間。
翌日の九寨溝散策のため、この日は早めに就寝する。
何の事件もなく、2日目終了。Qianhe International Hotel ホテル
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