2015/04/03 - 2015/04/13
126位(同エリア172件中)
ぽっぽさん
日本では桜の季節に、パキスタンの北部に位置するフンザへ満開の杏の花を求めて。
イスラマバードからひたすら北上する、わけではなくて、途中に8000mの山を眺めたり、山々に囲まれた砂丘に寄ったり、歴史的建造物に足を運んだり、日本と縁の深い地元小学校を訪問したりと、道中を満喫しながら、桃源郷フンザを目指してのツアーに参加してきました。
※書きたいことがスッキリまとまらなかったなかったので、日付を分けてUP。
1日目:成田 → イスラマバード
2日目:イスラマバード → べシャム
3日目:べシャム → シガール
4日目:シガール
5日目:シガール → カリマバード
6日目:カリマバード ⇔ グルミット
7日目:カリマバード
8日目:カリマバード → チラス
9日目:チラス → べシャム
10日目:ベシャム → タキシラ → イスラマバード(→ 機内泊)
11日目:成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
3泊したホテルを後にして、向かったのは長谷川メモリアルスクール。
ウルタル峰をすぐ傍に望むことのできるこの学校は、登山最中に亡くなった登山家、長谷川恒男さんの意思を奥様が形にしたもの。
申し訳ないことに、このツアーに参加するまで存在を知らなかった。
きっとこの学校のように、人と人とをつないでできた絆の形が、世界各国に沢山あるのだろう。 -
他にも多くの人々の支援があって、学校が設立された。
その記念プレート。 -
-
グランドからは長谷川さんが亡くなったウルタル峰が望める。
このウルタル峰が見える位置に、学校を建てたのだそうだ。 -
子供たちの笑顔に満ちた歓迎を受けて、しばし校内見学に。
校長先生が案内してくれました。
基本はガイドさんが通訳してくれますが、自分にもわかりやすい英語で説明してくれるので、聞き取りのできる方はそのまま聞くのがベスト。 -
幼稚園から高校までの教育を受けることができ、すべての授業が英語で行われている。
教材も全て英語で、母国語は記されていない。
入学には試験が必要、国内でも難関の狭くて厳しい門とこと。
小学3年生の教室を見学させてもらったが、いやはや、日本の中学校英語が既にそこにあった。
学校内ですれ違う子供たちみんなが、流暢に英語で話しかけてくるのも納得。 -
日本企業が寄付したパソコンルームもあり、ここは高校生が学ぶのだという。
教材を見ると、パソコンの組み立て・仕組みから学ぶようで、かなり本格的。 -
案内してくださった校長先生の話では、先生方も連日新しいことを学ぶために必死なのだという。
先生というのは、どこに行っても大変な職業だということは世界共通らしい。
母国語ではない英語の勉強、さらに予習復習、塾と、ここの子供たちの日常の勉強はかなりハードだ。 -
学校の見学を終え、お隣にある郵便局へ。
記念に絵葉書をここから投函する。
1週間程度で到着するということだが、3日後には日本に帰国するので、自分のほうが到着が早い。
これもやっぱり旅の記念。 -
ポスト。
-
せっかくなので、少しだけ散歩を予定に組み込んで最後のフンザの風景を楽しむことに。
-
何度も説明を受けたけれど、やっぱり覚えられなかった山々。。
-
フンザの子供たちの共通点はとても明るくフレンドリーだということ。
大体はこちらからお願いするところを、「写真撮ってくれる?」と話しかけてくれるので、喜んで撮影する。
荷物になるからとインスタントカメラを持ってこなかったことに激しく後悔した。
撮った写真を見せると、笑って「ありがとう」と言ってくれる。
撮影のお礼にキャンディーやお菓子を渡すと、さらに喜んでくれる。 -
こちらは子ヤギを抱えた少年。
隣のお父さん(お兄さん?)もフレンドリーだった。 -
走ってきたのでカメラを向けるとサングラスをされる。
恥ずかしいので照れ隠しかと思いきや、どうやらサングラス姿を撮影してほしかったらしく、このポーズ。 -
最後の最後まで、本当に良い天気。
結局、雨具の出番は一度もなかった。 -
名残惜しいけれどカリマバードを離れて、この日の目的地であるチラスへ移動開始。
-
往路でも立ち寄ったラカポシのビューポイント。
行きはトイレ休憩とお茶休憩だったけれど、復路ではここでランチタイム。 -
-
3日前は見えなかったラカポシの頂上も、この日は快晴でくっきりハッキリ見えた。
ただし、3日前にはまだ咲いていた花は、散っていた。
これから季節はどんどん雪解けにむかい、このすぐ側を流れる川となるそうだ。 -
頂上拡大。
雪の厚み、凄いです。 -
昼食も終わり、再び南下開始。
-
しばらくして気になる看板を発見。
シルクロード、と書いてあるも、道など見えない。
私の中ではすっかりイメージはドラマ西遊記の砂漠を歩く三蔵法師御一行の姿。
「どれが道?」と聞くと、「山肌に見える黒い線だ」と言われる。 -
山肌にある、一見ただの黒い線。
幅は1mあるかないか、馬やラクダをひきつれて、昔の人々はあれを歩いたらしい。
ガードレールなんてあるわけない、落ちたら谷底へ。
対向で誰かやってきたらすれ違はないといけないが、、、想像したくない。
昔の人々の学問にかける思いと、命を掛けた国々の交易に、ひたすら頭が下がる。 -
側面から見たら、こんな感じ。
-
そんなこんなでバスは順調に走りギルギットを過ぎて、再び気になる看板発見。
もうそろそろで三大山脈ジャンクションポイントが見えてくる。 -
三大山脈ジャンクションポイントの説明が書かれた看板。
後ろには見晴らし台が設置されている。 -
ヒマラヤ山系の西端領域、カラコルム山系、ヒンドゥークシュ山系の3つの山系がインダス川とギルギット川の合流地点で一堂に会している地質学的境界とのこと。
地質学素人の私でも分かりやすいように地形図がある。 -
皆が触って擦れたのだろう、皮の合流地点であるところの色の剥げた場所は現在地ではないそうで、実際の現在地はもう少し右側。
指を指している位置が現在地。
騙されてはいけない。。 -
実際の見た目はこんな感じ。
-
-
-
地質学上の重要ポイントの見学終了後、まだまだ南下する。
ナンガパルバットを視界に焼き付けるために再度停車。
今回の旅で、ヒマラヤ山系の高い山はこれがこれが見納めになる。 -
相変わらず、良い天気。
今回の旅では結局、ナンガパルバットに関して言えば、全てのタイミングで文句なく頂上が見えている。
「この時期、本当に見えないんですよ!」と力説する添乗員と現地ガイドの言葉の真実味が(良い意味で)薄い。 -
「あと少しでホテルに到着」と言う手前で、何やら人々が道路脇に並んで洗物をしている姿を発見。
聞けば温泉が出ているらしく、ちょっと途中下車して触りに行ってみる。
これがかなりの熱湯なのだが、皆お構いなくザブザブ洗っていた。 -
途中のプチ崖崩れもよけてトラブルもなく本日分の南下が終了、無事ホテルに到着して日程消化。
ホテルのロビーで一息ついてから晩御飯へ。
ツアーも終盤、さすがに疲れが、、、見える?
むしろ、まだまだ元気かも。 -
このホテル、まずびっくりなのは、鍵。
一人部屋は離れの棟にあり、長い廊下を抜けて階段を下りて、連れて行かれたドアには手のひら大の南京錠!
「カギは部屋についてますから」と部屋番号だけ告げられて鍵が渡されないなと思ったら、こういうことだった。
当然、重い。。 -
とはいえ、中はとても快適。
水回りが新調されていて、バストイレが新しくて、透明なお湯も大量に出てくる。
明日も移動。
集合時間を確認して早々と寝る。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ぽっぽさんの関連旅行記
フンザ(パキスタン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安
504円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
38