イスタンブールで20時間のトランジット 猫と昼食

2014/12/16 - 2014/12/17

トルコ航空を利用してブエノスアイレスから東京まで一時帰国。トランジットでイスタンブールに1泊することになりました。トルコ航空のトランジット客には、接続時間に応じて無料の市内ツアーが用意されていて食事もつくみたいだし、時差もあるし長旅なのでラクでいいかなと思ってたんですが、ぜひ訪れてみたい場所がイスタンブールとバリ島だったので、あこがれの場所を自分の足で歩かないでどうする、と気合を入れ直して行程を組みました。

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ

夜の９時半にイスタンブールに到着。入国審査が拍子抜けするくらいスムーズで、大きなスーツケースは直接東京まで運ばれるので、あれよあれよという間に空港を出て、両替をして、電車のトークンもまあ問題なく買えて、３駅先の駅前にあるコジャシナンホテルにチェックイン。ホテルを探すのに少し迷ったけど、飛行機を降りてから１時間足らずでホテルの部屋にいました。小さいけど居心地のいいホテルでした。

Kocasinan Hotel ホテル

翌朝。ホテルの朝食の紅茶（トルコチャイ）が非常に美味しくて、機嫌よく出発、チェックアウトを済ませて荷物をフロントに預け、ホテルを出ます。これはホテルのある駅前の風景。付近にはホテルが多いのですが、地元の人達の街、という雰囲気でした。曇ってるのが残念だけど冬はこんなかんじだろうから仕方ないか。

限られたトランジットの時間、見どころの多いイスタンブールをどのように回ろうか考えて、とにかく最初にガラタ橋まで行って、徐々に来た道を引き返しつつ見られるだけ見よう、と意気込んだのですが、美味しくてついホテルの紅茶を飲み過ぎたのがまずかったのか、電車からトラムに乗り換えて移動中にお腹が.. -_-;　エマージェンシー！ということで最寄りの University 駅で降りて、ちょうどインフォメーションセンターがあったので公共トイレの場所を訪ねて事なきを得る。というわけで予定を変更して近くにあったグランバザールから。

グランド バザール 市場

グランバザールには朝９時ころ着いたので、中の店はようやく開店準備を始めたところ。観光客もほとんどいませんでした。ぜひ紅茶を、と思ってある店に入ったのですが、こういうベタな観光地のトルコ人って押しが強くてけっこうしつこいし、値段もきっと観光者向けなので、地元のスーパーとかのほうがよかったかなと買ってからちょっと後悔。それでもお菓子やらランプやら食器やらを眺めてるだけで雰囲気は十分に楽しめました。

グランバザールを出て、ブルーモスクなどのある広場を目指します。トラムが走ってるけど歩くことにしました。街角のジューススタンド。店頭のディスプレイがアジアのものともヨーロッパのものとも違うので、イスタンブール、来てよかったとテンションが上がります。

トラムととあるモスク。歴史と現代。にしてもピンクって..

プレッツェルのスタンド。おいしそう（けどお腹が..）。

トルコ語わかんなーい　┐(´ー｀)┌。

ブルーモスクに到着。美しい..。晴れてればよかったなーとほんとに思う。時々雨がぱらつく空模様でした。気温は10℃をちょっと下回るくらい。

スルタン アフメト モスク 寺院・教会

ふりかえればアヤソフィア。イスタンブールすごすぎ。時間を気にして、ブルーモスクもアヤソフィアも中には入らずじまい。次回はきっと、ぜひ。

アヤソフィア 寺院・教会

続いて地下宮殿へ。同僚のルッファ先生にぜひとも行って写真を撮って送ってくれと言われたので忠実に実行する律儀なさとうさん。入場料20リラってかなり強気な値段設定だね。ここも午前中だったのでそれほど人も多くなくゆっくりまわれてたくさん写真を撮れました。

イスタンブル地下宮殿 城・宮殿

貯水池には鯉みたいな大きな魚がたくさんいます。

ときどき写真の順番待ち。ヨーロッパ風の若者３人組。

地下宮殿を出てもう一度ブルーモスクを仰ぐ広場へ。ハマムがあるんだ。行ってみたいかと言われるとそうでもない。毛むくじゃらのトルコおやじに身体をゴリゴリされるイメージが.. -_-;

ガラタ橋を目指して、トラムを使わずなおも歩くことに。こういうなにげない地元のおみやげ屋なんかも雰囲気があって好き。

とあるレストランの前にて。イスタンブール、けっこうあちこちに猫がいます。

国立考古学博物館のエントランス。遠足なのか子どもたちがたくさんいました。

お役所っぽい建物。これも西洋とも東洋とも違うスタイル。

軍か警察関係の施設でしょうか。屋根がヘルメット風です。

こちらのおみやげ屋にもヘルメット風の屋根が。

トルコ語わかんなーい　┐(´ー｀)┌　Part 2。けど左からグレープフルーツ、オレンジ、ザクロのはず。

建築の足場も独特です。有名なモスクももちろんいいけど、路地歩きも楽しいイスタンブール。かえすがえすも天気が曇っているのが残念です。

ブルーモスク前の広場からトラム軌道沿いをゆっくりと歩いてようやく金角湾が見えてきました。水際に大きな車道があるので近づきながら徐々に海が見えてくるという感覚ではありませんが、ガラタ橋に近づくにつれて空がだんだんひらけてきました。湾にに出ると見晴らし抜群。憧れのイスタンブールに来た、という実感がわきました。

対岸の新市街を望みます。時間があれば足を伸ばしたいところですが、これも次回きっと。ぜひ。

モスクが幾重にも重なる景色に見とれてしまいました。右隅のおじさんもトルコ感盛り上げに一役買ってくれました。晴れの日や夕暮れ時だったらさらにきれいだろうなと思います。

ガラタ橋といえば釣り人。何の魚かよくわかりませんがのぞいてみるとちらほら釣れています。

ガラタ橋 建造物

このごちゃごちゃ感もトルコらしい。どこを撮ってもどこかにモスクが映ります。

橋の袂の売店。提供はほぼコカコーラボトラーズ。日本のコンビニみたいに多種多様な飲料が売ってるところってないですよね。

大きな車道をはさんでガラタ橋とイェニ・ジャーミィ前の広場を結ぶ地下道。両側の店の品揃えがブエノスアイレスのノミの市と似たようなかんじです。

地下歩道を渡りきったところ。北京でも天安門広場前で同じようなアングルの写真とったことあるなあ。冬なのでみんな服装が黒っぽいです。

イェニ・ジャーミィ脇にある市場。奥までは入りませんでした。ここで色々つまみながら昼食という手もありましたが、あとでレストランを探すことにしました。

市場の左脇にある花や野菜の種屋。

イェニ・ジャーミィも大きくて立派なモスクでした。中に入れるのか確かめませんでしたが、地元の人達が続々と礼拝に訪れていたので自分は遠慮して前庭にしばしたたずんで出てきました。

イェニ ジャーミィ 寺院・教会

旧市街のガラタ橋付近は安宿から高級ホテル、レストランも多く人も多いのでちょっと歩きづらかったです。

お昼になりそろそろ時間が気になってきたので引き返していきます。トルコの典型的なお菓子の高級バージョン。真剣にディスプレイしています。

ふたたびトラム軌道沿いの路地に入ったところで似たようなオープンテラスタイプのレストランがいくつかあったのですが、雰囲気と丁寧な客引きにつらてこの店に。ちょっと寒かったけど外の席についてボイラーを全開にしてもらいました。快適。店員さんのおすすめの魚料理と、ガス入りのミネラルウォーターを注文。

店員さんが魚料理をすすめる理由がわかった気が.. -_-　海外ではノミや病気が気になって野良犬や野良猫には触らないようにしているのですが、ここまで人懐っこいと..。いっしょにならんで美味しくいただきました。

もう十分あげたはずだよ。そんな目で見ないでおくれ。

食事も終わって、トラムと電車を乗り継いでアタキョイ駅に戻ってきました。駅のドーナツ屋さんもおいしそうですがお腹いっぱい。この右隣りにコーヒーと紅茶を売っているお店があったので紅茶を、と思ったのですが、言葉が通じなくて買えませんでした。

歩道橋から眺める駅の対面。ホテルがこの中にあるんだけど大きな看板等がなくとても見つけにくい。

Kocasinan Hotel ホテル

アタキョイ駅前の歩道橋から。何の変哲もない郊外の車道です。旧市街の観光地を出ると、トラムからの眺めはとたんに単調になります。アパートなんかの建物は質素で共産主義っぽいイメージ。冬らしい曇りがちの空模様と相まって、こんな冬が長く続くなら住むのはちょっとしんどそうかな、と思いました。

ホテルでスーツケースをピックアップして、再びアタキョイ駅から電車に乗って空港へ向かいます。最後にネコが見送ってくれました。空港駅について空港への地下道沿いにスーパーがあったので缶入の紅茶を買うことが出来ました。グランバザールでは20トルコリラだったのにこのスーパーでは半額でした。これからまた10数時間のフライトで東京に帰ります。