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昨年、李克強中国首相がタイを訪れ、中国の高速鉄道を展示説明しました。<br />その会場は、エアポートレールリンクARLマッカサン駅のようです。<br /><br />今回、ARLマッカサン駅に行き、中国の鉄道展示会場を見ました。<br />高速鉄道の模型と説明パネルが置いてありましたが、会場内にいたのは私と警備員だけでした。<br />広い展示会場だけが、目につきました。

エアポートレールリンクARLマッカサン駅で中国の鉄道展示会場を見て来ました。

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2015/05/23 - 2015/06/06

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さいたまさん

昨年、李克強中国首相がタイを訪れ、中国の高速鉄道を展示説明しました。
その会場は、エアポートレールリンクARLマッカサン駅のようです。

今回、ARLマッカサン駅に行き、中国の鉄道展示会場を見ました。
高速鉄道の模型と説明パネルが置いてありましたが、会場内にいたのは私と警備員だけでした。
広い展示会場だけが、目につきました。

旅行の満足度
3.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

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  • タイの軍事政権は、高速鉄道を建設することとしました。<br />しかし、2兆4千億バーツにのぼる建設経費を工面できませんので、中国の支援に期待しています。<br />当面、タイ東北部のラオス国境のノンカイから、マプタプット(ラヨーン県)に至る経路について、中国と協定を締結しました。

    タイの軍事政権は、高速鉄道を建設することとしました。
    しかし、2兆4千億バーツにのぼる建設経費を工面できませんので、中国の支援に期待しています。
    当面、タイ東北部のラオス国境のノンカイから、マプタプット(ラヨーン県)に至る経路について、中国と協定を締結しました。

  • 7月5日朝のNHKニュースで、タイの高速鉄道が、年内工事開始とのニュースが報道されました。<br />ノンカイとラヨーン(マプタプット)の間の区間です。<br /><br />合意されなかった部分が、本当の問題なのです。

    7月5日朝のNHKニュースで、タイの高速鉄道が、年内工事開始とのニュースが報道されました。
    ノンカイとラヨーン(マプタプット)の間の区間です。

    合意されなかった部分が、本当の問題なのです。

  • NHKのニュースで、高速鉄道の年内着工で合意した旨の報道が流れました。<br /><br />現地報道では、タイ側の支援依頼に対して、中国が、設計、建設そして運営をも担当するとの条件を出したと報じられています。<br /><br />他国に、主要な鉄道の運営権を委ねることに対して、タイから異論が出るのは当然だと思われます。<br /><br />他国の資金を活用したとしても、バンコクのBTSやMRTが、バンコク都やタイの公団により運営されているように、新たな鉄道も、タイの意思決定のもとに運営されることが不可欠です。<br /><br />1970年代末の通貨危機のおり、工事が中断・放棄されたホープウェル計画の轍を踏まぬよう注意を要します。

    NHKのニュースで、高速鉄道の年内着工で合意した旨の報道が流れました。

    現地報道では、タイ側の支援依頼に対して、中国が、設計、建設そして運営をも担当するとの条件を出したと報じられています。

    他国に、主要な鉄道の運営権を委ねることに対して、タイから異論が出るのは当然だと思われます。

    他国の資金を活用したとしても、バンコクのBTSやMRTが、バンコク都やタイの公団により運営されているように、新たな鉄道も、タイの意思決定のもとに運営されることが不可欠です。

    1970年代末の通貨危機のおり、工事が中断・放棄されたホープウェル計画の轍を踏まぬよう注意を要します。

  • 中国は、中国の昆明からシンガポールまでの縦貫鉄道を目指しています。<br /><br />ラオスとは、既に建設に関する合意が済んでいます。<br />中国のレール幅の1.435mに合わせる計画です。<br />建設に必要な人員約2万人は、中国から来る中国人と言われています。<br />アンゴラの鉄道建設では、約4万人の中国人が工事に従事したそうですが、その後は、アンゴラに40万人の中国人が住み着いたと言われています。<br />現在のタイでも、中国系の勢力が強い状況を見ると、将来は、どうなるのでしょうか。

    中国は、中国の昆明からシンガポールまでの縦貫鉄道を目指しています。

    ラオスとは、既に建設に関する合意が済んでいます。
    中国のレール幅の1.435mに合わせる計画です。
    建設に必要な人員約2万人は、中国から来る中国人と言われています。
    アンゴラの鉄道建設では、約4万人の中国人が工事に従事したそうですが、その後は、アンゴラに40万人の中国人が住み着いたと言われています。
    現在のタイでも、中国系の勢力が強い状況を見ると、将来は、どうなるのでしょうか。

  • ラオスの鉄道建設の予定経路です。<br />山岳地帯なのでトンネルが多くなり、約70億ドルの経費がかかそうです。<br />ラオスのGDPの90%に匹敵しますが、中国が建設経費を支援し、ラオスは鉱物資源で返済する予定だそうです。<br />中国の支援には、アンゴラの場合は、原油で返済、ミャンマーの場合は、電力と天然ガスで返済する計画です。<br />アンゴラの原油返済の例では、中国は、国際価格の1/3の価格で原油を手に入れているとのことです。

    ラオスの鉄道建設の予定経路です。
    山岳地帯なのでトンネルが多くなり、約70億ドルの経費がかかそうです。
    ラオスのGDPの90%に匹敵しますが、中国が建設経費を支援し、ラオスは鉱物資源で返済する予定だそうです。
    中国の支援には、アンゴラの場合は、原油で返済、ミャンマーの場合は、電力と天然ガスで返済する計画です。
    アンゴラの原油返済の例では、中国は、国際価格の1/3の価格で原油を手に入れているとのことです。

  • 中国の説明パネルの地図です。<br />中国の目指すところは、シンガポールまでの縦貫鉄道です。

    中国の説明パネルの地図です。
    中国の目指すところは、シンガポールまでの縦貫鉄道です。

  • マッカサン駅に展示された高速鉄道の模型です。<br />後方に説明のためのパネルが立てられています。<br />中国の高速鉄道の車両名は、「和諧号」です。

    マッカサン駅に展示された高速鉄道の模型です。
    後方に説明のためのパネルが立てられています。
    中国の高速鉄道の車両名は、「和諧号」です。

  • 中国の高速鉄道の技術は、日本の新幹線技術を使っています。<br />中国は、中国の独自の技術として、国際特許を申請しました。

    中国の高速鉄道の技術は、日本の新幹線技術を使っています。
    中国は、中国の独自の技術として、国際特許を申請しました。

  • 中国の高速鉄道 和諧号の模型です。

    中国の高速鉄道 和諧号の模型です。

  • 展示パネルの説明の写真です。

    展示パネルの説明の写真です。

  • 広い展示場には、誰もいません。<br /><br />警備員と撮影している私だけです。

    広い展示場には、誰もいません。

    警備員と撮影している私だけです。

  • 中国国内での高速鉄道の発達状況を示すパネルです。

    中国国内での高速鉄道の発達状況を示すパネルです。

  • 高速鉄道の総延長の数字を挙げ、各国との比較をしています。

    高速鉄道の総延長の数字を挙げ、各国との比較をしています。

  • 中国の列車管制室の様子を紹介しています。

    中国の列車管制室の様子を紹介しています。

  • タイの高速鉄道の経路を提案しています。

    タイの高速鉄道の経路を提案しています。

  • 提案されている路線は、バンコクから南にも伸びています。<br /><br />

    提案されている路線は、バンコクから南にも伸びています。

  • バンコクから南にも伸びている経路で注目すべきは、クラ地峡付近です。<br />アンダマン海側の西側にも伸びています。<br /><br />マラッカ海峡を米国に握られている現状を打破して、インド洋に自由に出たいと思っています。<br /><br />昆明からインド洋に出るため、ミャンマーへ支援を続ける理由も、その一つです。

    バンコクから南にも伸びている経路で注目すべきは、クラ地峡付近です。
    アンダマン海側の西側にも伸びています。

    マラッカ海峡を米国に握られている現状を打破して、インド洋に自由に出たいと思っています。

    昆明からインド洋に出るため、ミャンマーへ支援を続ける理由も、その一つです。

  • クラ地峡におけるクラ運河構想も、また出てきました。

    クラ地峡におけるクラ運河構想も、また出てきました。

  • バンコクからカンボジア方向にも伸びています。<br /><br />ラヨーン(マプタプット)からカンボジアに、海岸沿いにも伸びています。

    バンコクからカンボジア方向にも伸びています。

    ラヨーン(マプタプット)からカンボジアに、海岸沿いにも伸びています。

  • カンボジアのプノンペンからホーチミンにまでも伸びています。

    カンボジアのプノンペンからホーチミンにまでも伸びています。

  • ラオス国境のノンカイからバンコクに至る経路を提案しています。

    ラオス国境のノンカイからバンコクに至る経路を提案しています。

  • 北京駅を紹介しています。

    北京駅を紹介しています。

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