2014/11/28 - 2014/11/30
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koalaさん
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紅葉を見に、談山神社に行きたくて計画した旅行の2日目です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
-
すっかり歩き疲れたので、目の前のホテルにチェックインしました。
お部屋は3階でしたが、ちょうど目の前が十三重塔になっていい景色。
「多武峰(とうのみね)観光ホテル」といって、名前はホテルなんですが、
昭和の旅館のにおいがぷんぷん。
私が子供の頃は、今のようなお洒落なホテルなどあまりなくて、
こんな感じの旅館だったんですよ〜。 -
私たちの部屋担当の仲居さんが決まっていて、
お部屋のお茶を持ってきてくださるのも、食事の時間を聞くのも、
食事の際、説明したり、お肉を焼いてくださるのもその仲居さん。
特に子供時代などは、高級な旅館など全く縁がなかったので、
上品な仲居さんではなくて、親しみやすいおばちゃん風の仲居さん。
タイムスリップしたみたいで、懐かしい雰囲気でした。
子どもの頃に旅行して泊まったのは、ほとんどが父の会社の保養所だったので、
保養所以外に泊まること自体が珍しく、記憶に残っていたのでしょう。
どこの場所だったのかは全く記憶にないんですが。(笑)
部屋からの景色。
こうやって見るとやはりかなり落葉していますね。 -
ライトアップを見に行こうと思ったのですが、お風呂に入ったら、
疲れが出てきたのと、部屋からもライトアップがそこそこ見えるので、
チェックイン後は、部屋でグダグダと過ごしました。
夕食の雰囲気も昭和でした。
夕食は「義経鍋」というシンプルなお料理で、
この形は義経の刀のつばをモチーフにしているのだとか。
真ん中がお鍋で、周囲は焼き肉ができます。
ちょっと笑っちゃったけど、やってみると、これはなかなかナイスです。
余分な脂は六面ある焼きプレートのそれぞれの受け皿に落ちるし、
鍋と焼き肉を交互にも食べられるし。
この画像で焼いているのは、鴨とイノシシとウズラのモモ肉。
仲居さんが焼いてくれました。
この感じも懐かしかったです。 -
お肉を焼きながら、地元には猟師さんがいますのでとおっしゃる。(笑)
これだけ山に囲まれているのですから、鴨もイノシシも獲れることでしょうと言うと、
昔はキジなんかもよくお出ししたんですよとおっしゃる。
今はキジ肉でなく、豚肉と牛肉が出てました。
鴨もイノシシもウズラのモモ肉もとても美味でした。
食べ始めてから写したので、ちょっと減ってます。(笑)
お料理はシンプルで、目の前にはポン酢とこのホテル自慢との焼き肉のたれ。
いろんなお味の料理が次々と出るのに慣れちゃっていたので、
ここは違うんだねえと話しながら、写っていないけど、ビールで乾杯。
この盛り皿というかお膳というのか、これも年代を感じますね。
この間、母の夢を見たばかりなので、おかあさん、昔こんな感じの旅館があったよね、
あれはどこだったのか覚えてる?と心の中で話しかけたけど、
当然ですが、返事はありませんでした。(返事があったらびっくりです。)
お風呂も、昔の大浴場という感じのお風呂でした。想像通り! -
翌朝、ホテルの5階から撮影しました。
雨が降ったりやんだりで、すこしけぶっていますがきれいでした。 -
朝食会場のテラスから撮りました。
なにしろ紅葉の名所、談山神社の目の前という立地条件は素晴らしいです。 -
聖林寺は、宿泊したホテルを出て、大神神社に行く途中にある小さなお寺です。
このお寺に、国宝の十一面観音像があるとのことで寄りました。
廃仏毀釈を免れるために、大神神社の神宮寺に置かれていた
十一面観音像をかくまっていただいたという事情があったそうで、
言い伝えによると、仏像など捨ててしまえと、道端に打ち捨てられた像を
このお寺の住職さんがそれでは私がお世話しましょうと持ち帰った・・・そうです。
信心深い人が多かったであろう奈良の地で、本当に?
それにしてはきれいだしと、帰宅してから調べたら、
やはり道端に投げ捨てられていたわけではなさそうな気がするような
情報もいくつか読みましたので、私は違うんじゃないかと思います。
いろんな説があるみたいですね。
ところで、その十一面観音様を拝見しに伺ったわけですが、
本堂に入ってすぐのご本尊様にびっくりしました。
・・・でかい!
・・・石で出来てる!
・・・お顔もでかい!
お顔は古代的、原始的と言ってもいいような素朴さと柔和さのお顔です。
こんな仏像を見るのは初めて!
お地蔵様みたい!
そういえば、お寺に入る前に、安産のお寺というような字を見ました。
これは昔の人の安産祈願にぴったりかもしれないと思いました。
撮影禁止なので、見たい方はこの公式HPをご覧ください。
http://www.shorinji-temple.jp/delivery/
このご本尊は、子安延命地蔵さま。
そう、「お地蔵様みたい」じゃなくて、本物のお地蔵様なのでした。
あまりに大きいので、多分本堂を作る前にこの像がここにあって、
後で建物を作ったんだよね、とオットと小声でおしゃべり。
帰りに機会があったので伺うと、やはりそうとのこと。
このお地蔵様、二十トンもあるそうです。 -
この階段を上がって、十一面観音様にお会いしに行きます。
山寺なので、階段の横の景色は山です。(笑) -
この中に十一面観音様がいらっしゃいました。
撮影不可なので、入り口だけ。
見たい方はやはり下の公式HPでご覧ください。
http://www.shorinji-temple.jp/about/about04.html
とても優美な美しい観音様でした。
この観音様は、後ろの、光を表す光背の大部分は失われているそうです。
ヒノキで作り直すのはあまりに費用がかかりすぎるが、
光背は再現して差し上げたいという志で話し合いをしていたところ、
西陣織で復元してはどうかということになったとのこと。
私たちが行ったのは、その西陣織の復元図の展示を明日までしているという時でした。
大きなお寺で、よくご寄進をお願いしますとありますよね。
瓦にお名前を入れます、一口三〇〇〇円、とか。
いつもごめんなさいとスルーしております。
しかし、今回は、西陣織で光背を再現して差し上げたいというアイデアに驚き、
これも何かのご縁と一口千円の寄付を二口だけですが寄付してきました。
寄付すると、その光背の西陣織の裏面に、名前が載るのだとか。
オットが子供の名前にしておこうよというので、長男・長女の名前を書いてきました。
多分行くことのない小さな山のお寺にいらっしゃる観音様の、
光背の後ろに子どもたちの名前が入ってる、私の字で。ちょっと面白いです。
(寄付用紙の署名がそのままコピーでのるそうです -
次に行ったのは、大神神社です。
小雨が降っていましたが、それもまたしっとりとしていい感じでした。
こちらの神社のご神体は、三輪山です。
日本最古の神社と言われています。
大国主神(おおくにぬしのおおかみ)が国造りを完成させるため、
自らの幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)を
大物主神(おおものぬしのかみ)の御名前で、
三輪山に鎮め祀ったのが始まりとのことです。 -
鳥居をアップしてみます。
あれ?日本はイザナギとイザナミが作ったのでは?と思いましたが、
作ったのはイザナギ・イザナミでも、日本人が住めるようにしたのは
大国主神だったというのを別のサイトで読みました。 -
神社は階段がつきもの。
階段を上り下りする脚力を保ちたいです。 -
ご神木にご挨拶してきました。
触れなくなっているのがいいと感じました。
触ることができるようになっていると、つい触りたくなるのが凡人の常。
木は傷み、それを嫌なことと感じているかもしれません。(怪しい?)
木のエネルギーが欲しいから触りたくなる・・・
でも、ご神木ほどの木のエネルギーは、触らなくても、
礼儀正しくご挨拶するだけでもきっと降り注いでいるのではないでしょうか。
「お会いできて嬉しいです」と合掌して心の中でご挨拶してきました。
これ、声に出したらきっと怪しすぎますよね。(爆) -
幸魂 奇魂 守給 幸給
(さきみたま くしみたま まもりたまえ さきはえたまえ)
ぜひこの言葉を3回唱えてみてくださいね。
神様の言葉だそうですよ。
そう書かれた立札がありました。
ご神体は三輪山、ご祭神は大物主大神ということで
本殿はなく、代わりに拝殿がありました。
こちらが拝殿です。
この奥に三つ鳥居があり、特別拝観期間には見られるらしいです。
その三つ鳥居から三輪山を拝むようになっているとか。 -
市岐嶋姫神社 赤い鳥居があでやかです。
女性の神様を祀っているというのは華やかなものですね。 -
お隣の狭井(さい)神社です。
この神社にある、狭井という井戸から神水が出て、
その水を飲むと、いろいろな病気が治るという言い伝えがあり、
「くすり水」と呼ばれているそうです。
私もペットボトルでいただいてきました -
昔は禁止でしたが、今は三輪山に登ることが出来ます。
しかし、ご神体なのですから、観光気分で登るのは失礼なことです。
いつか登りたいなと思いました。
HPから、詳しい禁止事項などの記載を転載しておきます。
~ 遵 守 事 項 ~
①襷(三輪山参拝証)を首に掛けて登ること
②タバコをはじめ、火気は絶対に使用しないこと(火気厳禁)
③カメラ類などを持って入らないこと(撮影禁止)
④草木・キノコ・鳥獣・土石類を持って帰らないこと
⑤お供え物・ゴミは放置せず、必ず持ち帰ること
⑥飲食をしないこと(登拝に際しての水分補給を除く)
【登拝の受付について】 ※狭井神社にて必ず受付の上、登拝して下さい
○受付時間 午前9時から午後2時まで
○下山報告 午後4時までに下山完了すること(※登下山には普通2~3時間ほど要します)
○入山初穂料 1人 300円 -
次に向かったのは法隆寺です。
ここは南大門です。
ここから入ることはできません。
入り口は左側に作ってありました。 -
中門です。
画像だけ見ていると空いているようですが、高校の修学旅行の団体さんもいて、
なかなか賑わっていた法隆寺でした。
私が小学校の時の修学旅行でも、ここに来たっけ。
小学生にはピンと来ない奈良の良さ。
でも、たとえピンとこなくても、子供時代に出かけておくというのもいいことかと思います。
騒いでるからうるさいけどね。
私もきっとうるさい修学旅行生だったことでありましょう。
嬉しそうな修学旅行生の団体さんのすきを見て写真撮影してきました。(笑) -
門から五重塔が見えるのがいい感じです。
-
日本最古の五重塔と、世界最古の木造建築、金堂。
すっと五重塔に目が行きますが、金堂もしみじみ美しい建物です。
中に仏像が安置されていますが、非公開らしいものもありました。
特に調べないで行った法隆寺ですが、奈良のお寺って、
驚くほどの美術品の宝庫なんですよ。
昨年奈良に行ったときは、ボランティア観光ガイドさんを頼んだのですが、
今回は時間が全く読めなくて断念していました。
しかし、やはりお願いしておけばよかったと後悔しました。
次回行く時はお願いしようと思います。 -
五重の塔
-
金堂
奈良のお寺はそれぞれが広大な敷地なので、
建物だけでも見ごたえがあります。 -
どうもこういう眺めが好きで、すぐこんな写真を撮ってしまいます。
-
向う側に見える紅葉がきれいです。
-
夢殿です。
実はここに素晴らしい仏像があって、一週間前まで一般公開されていたそうです。
以前どこかで、ここに聖徳太子が、沐浴して身を清められてからお入りになり、
禅の瞑想に入られたというような話を読んで、そう思い込んでいましたが、
どうもそれは伝説のようなものなのか、実は高僧が聖徳太子を偲んで建てたそうです。
やはり観光ボランティアガイドさんにお聞きしながら歩くのがよかったわ〜。 -
境内の建物をつなぐ道がこの広さです。
少しわかりにくいですが、左上に白いテントがあるの、見えますか?
これ、お土産屋さんなんですよ。境内でいいんだ・・ってびっくりしました。
法隆寺ゆかりのありがたいものを売る売店ではなくて、
これは着ないでしょう?的な仏像の描いてあるTシャツとか、
可愛い孫に買っていくのかな?的な鹿のポシェットとか、そんなお土産。
鹿で思いだしましたが、修学旅行の高校生が数人、五重塔の前で、
「鹿、いねーし!」と話し合ってました。
奈良中に鹿がいたら、奈良の農業は壊滅するよ・・・ -
通り道の紅葉が見ごろできれいでした。
法隆寺の画像をたくさん載せましたが、他のお寺や神社もそうですけど、
撮影不可の仏像などの美術品の量が、どこも半端ではなく、
ここでお伝えできない魅力がいっぱいの奈良です。 -
玄米菜食のお店がありまして、そこでランチをいただきました。
これに後から玄米もちの焼いたのがきて、それもとても美味しかったです。
続きは2日目午後の旅行記に続きます。
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