2015/06/12 - 2015/06/19
108位(同エリア478件中)
icyfireさん
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シルクロードの青の都サマルカンドを後にして、向かうは土色の街並みが美しいオアシス都市ブハラ。
事前の期待度はサマルカンドが圧倒的だったのだけど、ブハラのカラーン・モスク(そしてカラーン・ミナレットとミル・アラブ・マドラサ)は、人工物としては久しぶりに震えを覚えるほど感動する場所だった。日差しが圧倒的に強いので、時間帯を変えて訪れると巨大なイスラム建築の表情も違って見える。
そして、裏通りを歩けば素朴な市場で地元の方々と楽しく会話して果物を買ったり、子供たちに絡まれて写真をせがまれたりする。旧市街の小さい町を何度も行き来して、その度に楽しい出会いがあったと思う。ゆったりと、それでいて充実した、あるべきバケーションができる場所ですね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 航空会社
- ウズベキスタン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは予約していた宿にチェックイン。町の中心にあるラビハウスという池に至近で便利なロケーションのRustam & Zukhra。英語の堪能な母娘で切り盛りしている宿です。ブハラはサマルカンドに比べて乾燥しているので中庭に緑はありませんが、中庭は食堂スペースになっていてリーズナブルで美味しいディナーも食べられます。清潔だし気が利くし、この宿もとてもよかったです。ウズベキスタン、バックパッカー向けのB&Bのレベルがとても高い国ですね。
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で、チェックイン後散策開始。しかし、午後4時を回って西日の強くなったブハラは灼熱 & 強烈な日差しでマドラサなどはタイルがテカってしまって写真がうまく撮れない。もちろん逆光では真っ暗。
これ、一応ラビハウスの周囲にあるナディール・ディヴァン・ベキ・マドラサ。偶像を描くことが禁じられるイスラム美術にあって、人の顔が堂々と描かれている有名なマドラサです。が、テカってます。 -
これが町の中心の池、ラビハウス。まあ、これ自体は何でもないですが、この周囲にマドラサやモスク、宿がかなり集中しているのでブハラ観光の拠点です。
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暑さと西日にめげずにブハラ観光のハイライトであるカラーン・ミナレットとカラーン・モスクのところまで来ました。しかし、逆光なのでモスクに入ってもこれでは仕方ない。入場料8,000スムなので、翌日入ることにしてここは撤退。実際にはチケットは2日間有効で、その間何度でも入場できるのですが、それを知るのは翌日。
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しかし、カラーン・モスクと向かい合うミル・アラブ・マドラサにはしっかり光が当たっています。テカってますが。
このマドラサ、ソ連時代もイスラム教育を続けた唯一のマドラサということで、今でも当然教育が続けられている現役の神学校です。(という知識はこの時点ではなし。後日、タシケントに戻った時に観光したクカルダシュ・マドラサの先生に教えてもらいました。)
知識はなかったのですが、雰囲気が違うのは感じていました。サマルカンドのレギスタン広場のマドラサより、私はこのミル・アラブ・マドラサから感じる真面目でまっすぐな雰囲気の方が好きでした。 -
ミル・アラブ・マドラサの細部拡大。美しい。
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同じく細部拡大。
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カラーン・ミナレットも拡大。
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タイル装飾だけでなく、煉瓦でも繊細な模様が描かれています。デリーのクトゥブ・ミナールの大胆でパワフルなイメージとは異なり、ある意味女性的かもしれません。
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今日はモスクには入りません。でも、アーチから眺める中庭越しのモスクは結構神秘的。
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暑いので宿に向けてゆっくり戻ります。その途中にあるタキ・ザルカロン。通りの交差点に屋根をつけたバザールをタキと言うようです。中は中近東のバザールっぽい雰囲気です。が、売っているものの多くはお土産。一部はブハラ特産の手作りハサミや金工品などがありますが、予算的に私は通り過ぎるのみ。
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マドラサも多いです。これはアブドゥルアジズ・ハン・マドラサ。色彩が豊かですね。
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それと向かい合うウルグベク・マドラサ。中央アジア最古の神学校ということで、同名のサマルカンドのマドラサより歴史があります。
まあ、ブハラの旧市街は比較的狭いので、これらのマドラサの前は何度も通ります。
そして、夕食は宿泊しているRustam & Zukharaでいただきました。US$5でパン、サラダにメインが付きます。メニューは毎日変わります。この日のメインはディムラマという煮込み料理で、かなりボリュームあって美味しかったです。なお、パン(ナン)は都市ごとに違いがあります。サマルカンドのナンはツルツル表面で中はモッチリ。ボリューム最強で味も噛むほどに深い。ヒワはやや薄くて固めで、サクッとした食感。ブハラはその中間という感じで、ちぎって食べるとふわっとしている感じでした。 -
翌日は早朝から散策。気温の低い早朝に、観光名所ではない裏道を行くのがお勧めです。現地の方々の飾りない暮らしぶりに触れることができます。まあ、日中は気温が40℃近くなるので、皆さん戸外に出てこないですからね。現地の方々と触れ合いたいなら朝がよいでしょう。
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お掃除していたおばさん。こんなところを日本人が歩いているなんて珍しい、って感じで声をかけてくれました。そして、朝市の場所も教えてくれました。とても気さくで笑顔が素敵です。
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ラビハウスから見て南西方向に裏道を行った先にあるバザール。午前の比較的早い時間だけやっているようで、朝市ですね。小規模ですが、野菜や果物の種類が豊富でした。
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アンズとスモモに興味を持ったので、売り子のおばさんに声をかける。
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適当に合わせて10数個取ったら秤で重さを計ってくれて、1,500スムでした。おばちゃん、笑うとかわいいのに写真となると硬くなってしまうタイプでした。
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フルーツの入ったビニール袋片手にしばし散策。ホント、朝の散策はお勧めです。涼しいし、現地の方とふれ合うチャンスですから。
7時過ぎに宿で朝食を取りました。ここの朝食も豪華で、やはり数種類のパンとチーズ、自家製ジャム、卵やソーセージ。写真撮らずにがっついてしまいましたが。ウズベキスタンの場合、下手なホテルよりも質の高いB&Bの方が絶対にお得だと思います。 -
朝食後、少ししてから午前の散策に出ます。太陽の光の方向を見ながら名所を撮影。宿から20秒の位置にあるナディール・ディバン・ベキ・マドラサのタイルの模様も今日はクッキリ。
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ここではこの日、結婚式が行われていました。中庭はレストランとしても使われるようで、日本からのツアーのディナーでも利用されることがあるようです。まあ、私は建築美を楽しむだけですけど。
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旧市街の名所は一通り回るつもりなので、まずは一番西側に離れたイスマイール・サマーニー廟に向かいました。9世紀から10世紀の建築で、モンゴル軍による破壊を免れたブハラ最古の建築遺産の1つです。
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この霊廟はタイルは使われていないのですが、煉瓦の模様がとても繊細。煉瓦の積み方を工夫して模様を作っているのが面白いです。
なお、既に暑いです。 -
少し中心部に戻った位置にある、チャシュマ・アイユブも訪問。元々はこの中に霊験あらたかな泉が湧き出しているらしいですが、中には入れず。外から見ると素朴で可愛い建物です。
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その直ぐ近くにあるバラハウズ・モスクへ。ちょっと変わっていて、石造りを基本としながら正面は20本の大きな木の柱が並んだデザインです。柱には彫刻があって、当時のデザインとしてはアバンギャルドだったのではないかと想像。
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中東部分と天井は色も付いていて、なかなか格好いいです。変り種モスクですが、ブハラの青い空に意外と合いますね。
実はこのアバンギャルド(?)な建築様式は、この後訪れたヒワのお城でも見ることができました。 -
既に灼熱感が出ていますが、町の中心部に向かって戻ります。これはアルク城です。アルクというのは城砦という意味らしいです。
中の見学もできますが、外観で満足。 -
なお、城壁は結構格好いいです。シルクロードの砂漠を旅してきてこのお城が出てきたら感動したでしょうね。
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そしてカラーン・ミナレットとモスクに移動。午前中は東からの光が巨大建築を照らします。
なんかですね、この場所に来ると空気が違うように感じるのですよ。意外なほど観光客が少なくて静かなのも手伝って、本当にタイムスリップしたというか、異世界に来た感覚になりました。 -
この時間、カラーン・モスクと対面するミル・アラブ・マドラサは逆光で影になってしまいます。
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時間帯としてはこの写真を撮ったのは午後遅くですが、Googleのサービスでパノラマ化された写真を最初にアップします。ミル・アラブ・マドラサ、カラーン・ミナレット、カラーン・モスクの位置関係と規模感が大体わかると思うので。カラーン・モスクは約1ヘクタールの面積を占めているそうです。
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さあ、入場料を払ってカラーン・モスクの中庭に進みましょう。
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門をくぐって大きな長方形の中庭に入ると、正面に木が植わっています。その先にモスク。モスクの直前には廟のような小さい建物。中庭の両側は石の柱で支えられた回廊。回廊の中央にはファザードを持った門。かつては(今でも?)1万人規模の礼拝が行われたとか。東からの陽射しがモスクを照らします。
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木のところからモスクを正面に見た図。なぜかほとんど他に観光客がいないので、静寂の中、強い日光と青い空の下で神秘的な空間でした。息をのむというか、圧倒される空間です。
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日の当たっている方の回廊。
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モスクを脇から。この空間の持つ雰囲気のせいで、暑いのに空気が冷たいような気がする。
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モスクのドームを拡大。サマルカンドの主要建築物に劣らないタイル装飾の美。
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ドームの中から中庭を振り返った図。カラーンミナレットが見えます。
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ドーム脇から入り口を振り返った図。中庭の規模間が伝わりますかね。規模もですが、暑いのに冷たい、ある意味恐怖というか戦慄を覚えるような緊張感が張り詰めた空間のイメージが伝わるでしょうか。美しすぎて怖いのか、左右対称の人工的イスラム建築のデザインがそのような感情を引き起こすのか。
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逆側から。逆光ながらカラーンミナレットが視界に入ります。
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回廊からの眺め。
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感動覚めやらぬ状況ですが、既に1時間近く見学しているので出ることにします。入口のところでチケット販売をしている方に聞いたら、8,000スムのチケットは2日間有効でその何度来てもいいとのこと。光が逆になる午後に戻ってくることにして、モスクを後にします。
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少し歩き始めたところでサッカーをしていた子供につかまる。
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ブハラの子供たちも人懐っこい感じでした。この少年、とても元気なのに写真となると硬くなるのはバザールのおばさんと同じタイプ。
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昼食はラビハウスから東の方に少し行った所にある食堂で、マンティ(蒸し餃子)を食べました。蜂蜜のビンの様な物に入っているのはお茶です。1個1,000スム+お茶とパンが別に1,000スムというリーズナブルなお値段。サワークリームのようなソースがなかなか美味しいです。
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食堂で相席になった方。タシケント在住でギターのような民族楽器の奏者ということでした。言葉は通じないのに何故か話が盛り上がった(矛盾)。
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そして午後1時半頃、日がやや西に傾いたのを確認してカラーン・モスクに向かいます。朝とは違って、ミル・アラブ・マドラサも逆光ではないのでちゃんと写ります。
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カラーン・モスクから中庭をカラーン・ミナレット方向に(西から東に)見た図。モスクの直ぐ手前に置かれた廟のようなものが全体のバランスを取っていて、とても美しい。
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なぜか午後も観光客がいないので、静寂と灼熱の太陽とどこまでも続く真っ青な空の下で、カラーン・モスクの鳥肌が立つような冷たい美しさを堪能。
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中庭の入り口近く、中庭を縦に見た時に手前に写った廟と相対する位置にある木が面白い。左右対称のイスラム建築で、この木だけが非対称。
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午前と同じ構図。光の方向が違うのでこちらの方が綺麗に撮れますね。雰囲気は同じです。冷たく、怖いです。
カラーン・モスク、私にとっては本当に久しぶりに感動した建物です。大自然の作り出す景観ではなく、人工物でこんなに感動したのはいつ以来だろう。インドのエローラ、あるいはアンコールワット、メキシコのパレンケに匹敵するかそれを凌ぐ強烈な印象でした。 -
そしてこれは午後遅くにカラーン・モスクを再訪した時のもの。西日が強くてこのような表情に。写真としては午前10時から午後2時半くらいまでの間が一番綺麗にとれると思います。太陽の位置によって対象を変える必要はありますが。
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最後に、近くの食堂のルーフに上がらせてもらって最初のパノラマ写真に仕上がったものを撮りました。
その食堂の近くで遊んでいた子供たち。既にこの若さでポートレート用の決め表情を持っている。 -
ブハラの猫ちゃん。ウズベキスタンの町には結構猫ちゃんがいました。
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最後に、ラビハウスより東側にあるチョール・ミナールを訪問。4つの塔という名の通りの形状。このチョール・ミナールに至る道は安宿や食堂が幾つかあって、バックパッカーにとっては使い勝手がよさそうでした。
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この日の夕食も宿で、同じ日本人の方と取りました。この方は翌日タシケントに戻られて帰国されるご予定で、ウズベク最後の夜でした。
夕食後、町を少し散策しました。観光名所の周りは簡単にライトアップされていました。カラーン・モスクにも行きましたが、当然閉まっていました。そして、昼にも増して怖い雰囲気でした。 -
翌朝も前日と同じバザールで果物を調達。この日はチェリーとアンズにしました。チェリーは酸味が利いていて私は好きな味。でも苦手な人もいるかも。このおじさんから買いました。
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さて、この日はヒワへの移動日。6〜7時間を乗り合いタクシーで行きます。宿にお願いして信頼できる運転手を紹介してもらいました。料金はUS$20。灼熱の太陽が容赦なく照りつける中、長い移動の始まりです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ペコリーノさん 2015/08/05 22:31:43
- 言葉はわからなくても…
- icyfireさん、はじめまして。
あこがれの地、ウズベキスタンのブルーの世界。旅行記で楽しませて頂いています。
言葉はわからなくても会話で盛り上がるって、わかります。
私も以前、ドイツのフライブルクのレストランで、フランス語(多分)を話すおじいさん2人と、英語しかわからない私とで、結構楽しく話しましたから…
素敵な写真の数々に、日本の暑さも忘れて引き込まれて行きます。
いつかは…行ってみたい場所の一つです。
ペコリーノ
- icyfireさん からの返信 2015/08/06 07:08:48
- RE: 言葉はわからなくても…
- ペコリーノさん
コメントありがとうございます。
ウズベキスタンはイスラム建築も素晴らしいですが、人が観光資源と言ってもよいくら皆さん親切で親しみやすかったです。個人的には、欧米先進国以外に初めて個人旅行をする方々にとって、トルコと並んで旅行しやすい国なのではないかと思っています。
ぜひ機会を見つけて行ってみて下さい。サマルカンドブルーの町を歩くのも現地の方と交流するのも、実際に体験されるのが一番です。
icyfire
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