2015/05/31 - 2015/06/02
73位(同エリア242件中)
ミズ旅撮る人さん
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3は、シナイアの観光を終えて、ブラショフ市内を散策します。
ブラショフでは2連泊しました。初日に中心部の徒歩観光をし、翌日はシギショアラとビエルタンへの
日帰り観光をしました。その後、再びフリーで、町の反対側にあるスケイ地区へ散策に出掛けました。
どちらも同じブラショフなので、一緒に掲載します。
中世の町並みが残る町として人気の町、ブラショフ。日の長い時期でもあり、町の中を歩き回りました。
メインストリートのレプブリチ通りは、道幅の半分をカフェが占める歩行者天国で、
マクドナルドなどのファストフードから、気軽なレストランまで、初めての観光客でも食事場所には困りません。
ブランド店はないけれど、ウィンドーショッピングは楽しめます。
「黒の教会」と歴史博物館以外取り立てて目立った建物はないけれど、街並み自体が楽しいです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
シナイア観光を終え、トランシルヴァニア地方の都市ブラショフに入って来ました。
バスが信号待ちをしています。信号機の上の赤い数字は信号が変わるまでの秒数を表示しています。青の時はちゃんと青字に変わります。
その横の標識に注目。一番上は横断歩道あり。
真ん中は?結構見かける標識なのですが、何を意味しているのかわかりません。交差点?
その下は?交差点の優先方向を示しているのではないかと思います。でも、信号があるのに?
つくづく外国で運転するなんて無理だと思います。 -
3階部分がスグラフィート技法で描かれた建物。トランシルヴァニア大学です。
最高級ホテル「アロ・パレス」の隣の隣にあります。ブラショフでもここでしか見ませんでした。
北側からエロルロイ通りに入る所にあるので、何度も見ました。
スグラフィート技法は、イタリア・ドイツなどで流行した家のファサードなどに用いる装飾で、対照的な色の漆喰を二層にして塗り、表面を書き落として絵を描きます。
チェコのプラハ城のそばにあるシュバルツェンベルク宮殿や、チェスキークルムロフの城などに使われています。
どちらも「中欧クリスマス」シリーズの中で写真を掲載しています。興味がありましたら、どうぞ。 -
「黒の教会」。
元々はちゃんとした名前がある筈ですが、1689年、戦火に焼かれて外壁が黒くなったことから、こう呼ばれています。
現在は、修復がなされて、黒さを感じることはありません。黒の教会 寺院・教会
-
「黒の教会」が面しているジェオルジェ・バリツィウ(George Baritiu)通りです。
こちらの方が、地元向けの店が多いようです。 -
「黒の教会」の正面入り口の扉に描かれた木彫です。
なんとなく仏様のようで、気に入りました。 -
教会の中は撮影禁止なので、外に出てからの写真だけです。
この教会には、ルーマニア最大のパイプオルガンがあり、6〜9月はコンサートも開かれます。
残念ながら一日違いで、開催日に当たりませんでした。 -
ヨハネス・ホンテルス像。教会の角に立っています。
トランシルヴァニアのルターと呼ばれる宗教家です。
1993年に生誕450年を記念する切手が発行されています。
「黒の教会」の隣の通りの名前にもなっています。 -
時計の大写しです。とても綺麗な色彩の時計盤です。
おじさんばかりなのが今ひとつ。
ルーマニアの時計は、正確さをあまり気にしないのでしょうか。
ここも2分ほど遅れています。 -
「黒の教会」の北西側に面しているジェオルジェ・バリツィウ通りです。
南西に向かって、緑の多く見えるところまで行き、左に曲がって100mほど歩くとかつての町の中心との境であるスケイ門があります。
詳しくは、後ほど。 -
ジェオルジェ・バリツィウ通りを北東方向へ歩いています。
正面の丘の上にブラショフ砦が見えます。
ガイドブックでは、まったく名前さえ載っていなかったので、ノーマークでした。
行っていたら、さぞや眺めがよかったことでしょう。 -
ブラショフの観光の中心地スファトゥルイ広場です。
教会のような建物は、1420年に建てられた旧市庁舎で、現在は歴史博物館になっています。
入館料自体は安いのですが(7R)、カメラ(25R)やビデオ(35R)料金は高額に設定されているのが、ルーマニアの特徴です。
すべてダメの日本よりはいいのですが、あちこちで払っていると、なかなかしんどいです。スファトゥルイ広場 広場・公園
-
スファトゥルイ広場から歴史博物館の反対側を見ると、トゥンパ山が見えます。
中央を上下に刈り込んだ場所はロープウェイで、展望台からの眺めがいいようです。
行きたかったのですが、ツアーで町に戻って来ると営業時間が終わっていて、登ることが出来ませんでした。
日没が夜9時頃だというのに、6時で終了です。朝は10時からで、商売熱心とは言えないです。
「働きすぎないこと」が大事なんですね。
トゥンパ山の右手には「BRASOV(ブラショフ)」の文字が緑に浮かび上がります。
この文字は、この周辺からよく見えるので、方向を見失いそうになったら目印になります。 -
日曜日の午後ということもあって、スファトゥルイ広場はすごい人です。
ブラショフの町があるトランシルヴァニア地方は、ザクセン人と呼ばれるドイツ人が造りました。
ルーマニアに併合されたのは、1918年第1次世界大戦が終結し、最大国土を保有した「大ルーマニア」時代からのことです。
それ以前は、南部のワラキア公国と東部のモルドヴァ公国が合併してルーマニア公国となり、オスマン・トルコから独立して王国になった部分だけでした。
ルーマニア併合以前のトランシルヴァニアはハンガリーの国土でした。
(ウィキペディアの「ルーマニアの歴史」では、激しく変わったルーマニアの国土をわかりやすい図で紹介しています。) -
多くの人で賑わう広場には、カートが置かれていて、子供たちが自由に乗り回しています。
日本のようにロープで囲まれた中をぐるぐる回るだけなのではなく、
広場中走り回っています。
ちょっと危ないと思うこともあるのですが、子供の自由を尊重しているというのでしょうか、みんなお構いなしです。 -
スファトゥルイ広場から北東に伸びる通りが一番の繁華街レプブリチ通りです。
通りはケンタッキー(KFC)の前辺りから始まります。 -
スファトゥルイ広場から「黒の教会」も見えます。
ドイツ風の街並みの残るブラショフの旧市街は、町全体がれんが色の屋根で統一され、色とりどりの壁が明るく綺麗です。
南欧の国々の猥雑さがなく、ゴミがまったくない清潔さには感嘆させられます。
日本より余程きれいです。 -
さあ、ブラショフ一(いち)の繁華街レプブリチ通りを歩きましょう。
通りが始まると同時に、いきなりオープンカフェが道を占領しています。
これが全長の半分くらいは続くのですから、その規模は大したものです。
いい気候になり、外で過ごしたい人が国民の大多数なのだとわかります。
なにしろ農村部に行っても、家の前や庭に人々がたくさんいますから。
そして何より、自分たちが昼食を摂る場合でも、一旦入ったレストランから必ず外のテラスに誘導されるのです。
外で食べるのは当たり前なんですね。 -
どこまでも続くパラソル。そこに設置されている椅子は、戸外に使うとは思えないほど立派なソファだったりします。
人々がどれだけ、この場所を重視しているかが分かります。 -
ルーマニアでは、看板を点滅させることは禁じられています。
唯一、薬屋だけがイルミネーションを許されているので、こんな十字架の電光看板があります。
看板の点滅が禁止されているのは、昔の香港でもそうでした。今は解禁になっています。
中国返還前の香港啓徳(カイタック)空港は九龍地区にあって、九龍半島の中心街の真上を飛行機が往来していました。
世界でも危ない空港として有名で、街中ですぐ頭の上を国際線が飛んでいるのを見られるスリリングな町でした。
航空機の着陸誘導灯(一般のビルの屋上に設置)を識別しやすくするため、香港名物の巨大な看板はイルミネーションの点滅を禁止されていました。
ちなみに建物も空港に近づくにつれ、低く制限されていました。 -
ドイツ風の街並みとは言いますが、私は原型はドイツであっても、ここの建物の装飾は優美でドイツとはまた違った味わいがあると思うのです。
-
通りのわき道は、簡素で人通りも殆どありません。
それでも一軒の飲食店があるようです。
こういうお店の方が観光客向けでなくて、隠れた名店かもしれません。
壁には落書きが随分ありますが、路上の綺麗さはさすがです。 -
路上のアイスクリーム屋さんには、行列が出来ていました。
-
角の建物はステキな円形の張り出しになっていました。
「BANCA TRANSILVANIA(トランシルヴァニア銀行)」です。 -
レプブリチ通りの終点には立派な建物があります。
残念ながら何の建物か分からないのですが、国旗やEUの旗などが掲揚されているので、公共の建物だと思われます。 -
交差点を渡った所に郵便局があります。
ホルンのマークが郵便局を示すのはヨーロッパはどこも同じです。 -
ホテルにチェックインして夕食後、ホテルの窓から夕焼けが見えました。
20時54分、ようやく日没です。 -
ホテル前の新市庁舎です。時計が21時5分前を示しています。
これでは子供に早く寝ましょうと言っても無理ですね。 -
1時間後の写真です。ようやく夜になりました。
-
翌朝の散歩の際、新市庁舎の前で、見つけました。
花壇の絵柄はブラショフ近郊の世界遺産「要塞教会」を描いていると思われます。
「トランシルヴァニアの要塞教会群」として登録されており、中世の他民族からの侵略が激しかった時代に建てられました。
堅固な要塞としての特徴を色濃く持つ教会が、いくつかの村落に点在しています。
この日は、そのひとつであるビエルタン要塞教会へ行きます。
その話は、この次の旅行記で掲載します。 -
もうひとつ、新市庁舎前にあるのが、この像「ロムルスとレムス」です。
ローマを建設した伝説の双子の話です。
王位簒奪者の叔父に、赤ん坊の頃に捨てられ、狼の乳で成長した後、叔父を殺して祖父の手に王冠を戻しました。
自分たちは別に都市を建設しようとしましたが、兄弟で争い、兄が弟を殺してローマを建設しました。
BC(紀元前)753年の話だとされています。
ルーマニアは、AD(紀元後)106年から271年の間、ローマ帝国に支配されました。
そのため、古代ローマの遺跡が数多く出土します。
「ロムルスとレムス」の像が、なぜ新市庁舎前に置かれるのかわかりませんが、同じ物が首都ブカレストの旧市街の東の端にもあります。 -
朝の出発がゆっくりなので、近くのスーパーに行ってみました。
レプブリチ通りの終点を右に曲がって、150m程でしょうか。
交差点の角に「Star」と書かれた4階建ての建物があります。
地上階は百貨店で、
月〜木9:30〜20:30、
金・土9:30〜21:30、
日10:00〜18:00の営業です。 -
Starの隣には小さな市場がありました。
写真では花屋だけですが、他に果物屋と八百屋もありました。
まだ、開店準備中というところです。
夜も日没の21時ころまでやっていました。 -
Starの建物に沿って左に曲がり、角を右に曲がると地下にスーパーマーケット「BILLA」があります。
BILLAは、ヨーロッパでよく見かけるスーパーで、食品が主ですが、日用品なども売っていて、旅行中は重宝します。
営業時間は、月〜土が7〜22時、日曜が8〜22時です。
地図のマーカーをStarの建物のBILLAの入り口に立てておきました。 -
専用のかごを持って買い物をしたら、左端に写っているレジに行き、ベルトコンベアに商品を並べます。
レジの人はチェックが済むと容赦なく横に流すので、急いで袋に入れます。
マイバッグは必携です。
もし持っていなかったらレジで申告すると有料のレジ袋をくれます。大抵はクレジットカードも使えます。 -
柿は、ヨーロッパでも「Kaki」です。
スイスのバーゼルでも「Kaki」表示と英語の「persimmon」とが併記されていました。
この柿の産地はどこなんでしょうね。
値札の右上にある「TVA」は付加価値税のことで、ルーマニアでは通常24%課税されています。
但し、食品などは軽減されており、この柿の税率は9%のようです。 -
下段のチョコレート「HEIDI」のパッケージが可愛くて写真を撮りました。
「HEIDI」はスイスのチョコレートブランドで、ヘイディーと読みますが、「アルプスの少女ハイジ」のハイジと同じです。ルーマニアに工場があるそうです。
「HEIDI」の板チョコの裏面を見ると、英語・ハンガリー・ブルガリア・チェコ・スロヴァキア・ルーマニアの各言語で原材料名が書かれていました。
多言語というものを実感します。
ここで、私は警備員に撮影を止められました。スーパー内は撮影禁止のようです。 -
BILLAで購入したルーマニアワインです。
「コトナリはモルダビア・ワインの聖地といえる。
今日、Grasa de Cotonariはルーマニア・ワインの王様といえる。
味はクリーミーでしかも蜂蜜とアーモンドの香りがするから不思議ではないか。」
と、ルーマニア政府観光局のHPに書いてあったので、同じものを探して買って来ました。
日本では輸入ワインになるので、2千円以上するワインがここでは千円以下。
ルーマニアワインは、19世紀にはヨーロッパで高く評価されていましたが、
第2次世界大戦以後社会主義国となり、流通がなくなってしまったため日本では殆ど知られていないのです。 -
シギショアラとビエルタンへの日帰り観光を終え、再びブラショフに戻って来ました。
この後は夕食の付かないフリータイム。18時にホテルを出て、散策開始です。
前日同様、ロープウェイも博物館も営業を終えた後。さて、どこに行くか。
ブラショフには観光名所があまりありません。こうなったら日が暮れるのが遅いのをいいことに、町の反対側にあるスケイ地区まで行くしかない。
写真大好き、寄り道大好きの私が目的地である聖ニコラエ教会に辿り着くのは何時でしょう?
レプブリチ通りをスファトゥルイ広場に向かって歩きます。
レプブリチ通りは、こちらの端がマクドナルドで、広場側の端がケンタッキーです。 -
レプブリチ通りには、何軒かの両替「EXCHANGE」があります。
路上で声を掛けられて両替するのは違反であり、偽警官に付け入れられる元でもありますので、こうした場所を利用した方が良いでしょう。
レート以外に手数料がいくら掛かるのか確認してください。
こうした繁華街の場合は、交換率はよくないことが多いです。 -
「Casa Albert」という看板。中を見たかったです。
Casaということはホテルかな?
手前の看板にはBistroの文字もあります。
ホームメイドパスタとも書いてあって、ちょっと心惹かれます。 -
ピザ17R(510円)、パスタ18R(540円)サラダ14R(420円)安いです。
しかもルーマニアは量が多い。
食べるところに困ったら、ここに来ようとチェック。 -
「Sensation Cafe Design」ロゴも可愛い。
センセーションカフェ。わざわざ英語なところが今時の店なのかな? -
この屋台、名物クルトゥーシ・カラーチ(KURTOS KALACS)を売っています。
私がこれを初めて食べたのは、スロヴァキアのクリスマスマーケットでした。
お昼は現地で自由というツアーで、屋台のウインナーに飽きて困っていた時に、見つけたのです。
太い心棒にパン生地を伸ばして巻きつけたお菓子で、スロヴァキアでは、トッピングが選べました。
焼きたての生地を粉砂糖やシナモンの入ったバットに入れて転がしてくれます。 -
クルトゥーシ・カラーチです。長さは30cmはあります。
スロヴァキアのものより長めです。熱々なので、道端でつまみ始めます。
1本10R。ちょっと観光地値段かな? -
とても凝った装飾の二階です。
窓の間に金槌が描かれ、ゴールデンハンマーと書かれています。
どういう由来なのでしょうか。 -
ゴールデンハンマーの隣も彫刻がユニークです。
様式に統一感がないのは、国民性でしょうか。 -
自由奔放な色使い。そういえば、髪の毛を特に女性が結構すごい赤に染めています。
明るいえんじ色というのでしょうか。さすがに日本では見ない色です。
ルーマニアには黒海沿岸のわずかな部分しか海がありません。こちらの人は、海じゃなくても、こういう格好をするんでしょうね。
ルーマニアは、第2次世界大戦までブルガリアと沿岸地方の領地の奪い合いが続きました。
今回、この2カ国を同時に旅行するので、私はどちらの区別もつかない状態でしたし、勝手にお隣同士は仲良しと思っていたのです。しかし、かなり昔から領土の奪い合いはあって、両国同士で実際に戦争をした人は現在も生きているのです。
隣のユーゴスラヴィアが最近まで内戦を続け、国が分裂したのは他人事ではないのです。
バルカン半島は資源が豊富なだけに紛争の耐えない地域でした。 -
スファトゥルイ広場までやって来ました。
ステージが出来ていて、なにやら民族舞踊のようなものをやっていました。 -
スファトゥルイ広場では、昨日は子供たちがカートに乗って遊んでいましたが、今日の子はもっと大きなカートに跨っていました。
ペダルもないけれど、動くの? -
広場からトゥンパ山方面に曲がってみました。
珍しくアーケードがあります。 -
アーケードが切れて、少し先に歩くとポアルタ・スケイ(スケイ門)通りに出ます。
そこを右に、南西方向へ歩きます。進行方向に目指すスケイ門が見えます。
まるで、街並みに蓋をしたような門です。かつては、この門の内側が中心地でした。
ザクセン人たちがブラショフの町を造った時、以前からここに住んでいたルーマニア人は追い出されて、このスケイ門から中には入れなかったそうです。 -
ポアルタ・スケイ(Poarta Schei)通りのカフェです。
なんとも味わい深い趣のカフェ。覗いてみたくなります。 -
繁華街の綺麗に修復された街並みとは違う、古いくたびれた建物の向こうに「黒の教会」の塔が見えます。
高さ約65mだそうで、さすがにこうして見ると高いです。 -
夕日なので、日影が暗くなって来ました。
スケイ門通りの、今歩いて来た方向を見ています。
ヨーロッパの古い街は駐車場がないので、どうしてもこのように路上駐車になってしまいます。
それにしても、整然と並んでいます。ラテン系の人の割には、綺麗好きです。
手前の車はSUZUKIです。結構、日本車は見かけました。
とうに日本では生産中止になった古い車の宝庫でもあります。 -
そして、またまた面白いものを見つけてしまったのです。
この路地、通ってみたくなりませんか?
いや〜、明るいっていいなあ。暗かったら歩けません。 -
「STRADA SFORII」スフォリイ通り。
穴場発見と思ったら、こんな立派な看板が付いていました。
中世ブラショフの都市計画で出来た、ヨーロッパで最も狭い通りの一つ。幅1.32m、長さ83m。
なんだ、結構有名な通りだったんだ。 -
ほら、向こうからも同じように路地が気になる人が歩いて来た。
それにしても、トゥンパ山の「BURASOV」は絶好の位置にありますね。 -
スフォリイ路地を抜けて、チェルブルイ通りに出ました。
近くには市内観光のツアー一行がいて、これからスフォリイ通りを歩くのかな?
緑色の家にスフォリイ通りの入口にあったのと同じステッカーが貼ってあります。
「HISTORIC MONUMENT(歴史的建造物)」どういう家なのかなあ。 -
少し行くと、またまたおもしろいもの発見。
窓の周りの飾りは可愛くて新しいのに、窓自体はほとんど潰されていて、真ん中には聖人の図なのか、ちょっと妙な絵が彫られています。
どういう建物なのでしょう?教会にしてはちょっと変・・・
調べてみたら、シナゴーグ(ユダヤ教会)でした。 -
チェルブルイ通りを南西に歩くと、城壁の端に着いて左右に道が分かれます。
左のトゥンパ山方面に向かうと要塞博物館があります。
もうとっくに閉まっている時間なので、右手に行くのですが、城壁の向こうが気になります。 -
城壁の向こうには、斜塔がありました。
正面の塔がなんとなく、斜めになっていませんか?
さて、ここには意外な物がありました。 -
陸上競技場です。それも立派なスタンド付き。
近くに学校があるので、そこの運動場かもしれません。 -
チェルブルイ通りが陸上競技場で突き当たって、右に曲がるとすぐに元のスケイ門通りに出ます。
通りの左手を見るとすぐ目の前にスケイ門があります。
ようやく第一の目的地に到着・・・しないのです。スケイ門 建造物
-
門の手前右側に小さな公園があります。ここに入って行きます。
ガイドブックには載っていない第2の門があるはずです。 -
エカテリーナ門です。確か、スケイ門より立派な装飾があるはずなのですが・・・
取り敢えずくぐってみます。 -
エカテリーナ門をくぐって振り返ると、なるほど立派です。表側だけが立派なんですね。
門の説明看板によると、1559年に当時の市長により建設。
スケイ地区と中心街とを繋ぐ唯一の経路でした。
1828年にようやく開かれ、1955年一部が修復されました。
2007年からこのような状態で公開されています。
「Poarta Ecaterinei」は英語でキャサリン門です。
エカテリーナの方がずっといい感じがします。 -
エカテリーナ門の前は、大きな運動場でした。校舎も見えます。
手前のバスケで、ちょうどパスを出したところを狙いました。
ボールは、校舎の3階辺りです。わかりますか?
ザクセン人に長い間差別されて来た人々の住んだスケイ地区は、暗いイメージがあったのですが、いきなりとても健康的で明るい光景に出会いました。 -
運動場の隣には、なかなか洒落た建物が建っていました。
寮か何かでしょうか。 -
スケイ門の前のStrada Prunduluiプランドゥルイ通りを南西に歩いて行きます。
ここら辺はもうスケイ地区です。観光地と違って普通の家が建ち並んでいます。 -
子供用のサイドカー(後ろにあるけど)を付けた自転車を漕ぐお父さん。
19時過ぎ。これからお迎えかな?
ヨーロッパでは、こうして自転車で子供を幼稚園に送り迎えするお父さんをよく見掛けます。 -
道路は緩やかにカーブしています。道路上の駐車場には、みごとによく並んだ車がいっぱい。
それにしても、よく整備されていて、雑多な感じがまったくありません。 -
トゥンパ山からの斜面を石畳が降りて来ます。
石畳は濡れると滑るので、直せばいいのにと思うのですが、門外漢の余計なお世話ですね、きっと。 -
いよいよ目的地直前です。聖ニコラエ教会のある統一広場ピアッツァ・ウニリイに到着です。
なぜか警官がいます。 -
統一広場に面した建物の中で最も立派なのに、何かわからないんです。
-
ルーマニア料理のレストラン、Casa Pomaneascaカサ・ロムネアスカから、珍しく灰色の法衣を着た聖職者が二人と一般人が二人、出て来ました。
-
カサ・ロムネアスカの前には、東屋があります。
-
中はフレスコ画がびっしり。よく見ると天井付近の絵には顔があるのに、立って手の届く範囲には顔がありません。後で、塗られたのかもしれません。
-
ここが最終目的地、聖ニコラエ教会です。ニコラエはルーマニア語なので、ニコラス、ニコライとも言います。統一教会に面して門があります。
18時にホテルを出て、現在19時30分。いや〜遠かった。よく寄り道したので、まっすぐすんなり歩いた場合の倍の時間が掛かったと思います。
でも、それでは街歩きの楽しみがありません。
さすがに夕暮れになってしまったけれど、存分に堪能しました。聖ニコラ教会 寺院・教会
-
門を入ると、塀にスケッチ画のような絵が描かれています。
この周辺の描いたもののようで、なかなかいい感じです。 -
教会の前には屋根(?)つきの十字架が立っています。
-
聖ニコラエ教会です。
開館時間は8〜18時なので、もう中に入ることは出来ません。
この時計も止まっているのか、現在時刻と全然違います。 -
聖ニコラエ教会の敷地の、向かって左側に学校博物館が建っています。
1760年に建築されたルーマニア最古の学校です。 -
聖ニコラエ教会の裏手です。裏門があります。
門から左右に延びた壁は、建物になっていて、住居なのかは不明ですが、使われているようです。 -
裏側から見た聖ニコラエ教会です。壁画の一部が残っています。
-
聖ニコラスはサンタクロースのことです。
そう聞くと、なんだか親しみが湧いてきます。
この左手に、日本風に言うなら鐘付き堂があります。塔の上でないのは珍しいです。 -
教会の一角に墓地がありました。
学校博物館の隣にも至ってオープンな墓地がありましたが、こちらは随分と厳重です。
キリスト教は復活が第一ですから、原則土葬です。
でも、諸事情があって最近ではレンタルのお墓も増えて来ているのだそうです。 -
教会の開かない扉。細かい細工がすばらしいです。
ここは、カメラ・ビデオの撮影禁止です。 -
色鮮やかなバラが咲いていました。芝生の緑にすごくよく映えます。
さあ、ホテルに帰りましょう。 -
統一広場です。特に何もない、ただの広場でした。
地図だけでは、やはり想像が付かないですね。 -
来た道を帰るのではおもしろくないので、並行して走る1本隣の道を歩きます。
Strada Bailorバイロル通りです。
一方通行のやや狭い道ですが、歩道と車道が明確に分かれているので安心です。 -
歩道は途中から自転車道路が出来ます。歩道は石畳で、自転車道は舗装です。
歩行者が自転車道を歩いたからと言っても、仕方がないと思います。 -
ひょっこり丘の上に何か見えました。
どうやら「白い塔Turnul Alb」のようです。
結構あちこちの高台にいろいろある街だったんですね。
ちょっと離れて「黒の塔」もあったようです。 -
シナゴーグです。先ほどは正面の建物の向こう側を右手に向かって歩いて行きました。
-
スケイ門通りをずっと真っ直ぐ歩いていくと、Star(スーパー)に着く筈です。
駐車車輌の向こうに、可愛い女の子の絵を見つけました。
ビアホールなのでしょうか。
彼女は結構たくましそうです。 -
左右の家の壁がくっついている割には、屋根の段差が激しく食い違います。
目立つ赤い家は薬屋さんのネオンが付いています。
その前にはバス停があります。統一広場からスケイ門方面にはバスが通っていました。
ここまで一気にバスで帰って来られたら楽だったのに。
ガイドブックにはブラショフの町の交通についてはおろか、地図にバス停の表示もありません。 -
ミカエル・エイスス通り(STR.MICHAEL WEISS)と合流する角には可愛い果物屋さんがありました。
-
夕日が当たって尚一層赤くなった建物を過ぎると、ようやくStarの建物が見えて来ました。
夕食になるものと、飲み物の調達に、もう一度BILLAに寄ります。では、また明日。
次回は、町全体が世界遺産のシギショアラと同じく世界遺産のビエルタン要塞教会を掲載します。 -
おまけ:ブラショフを離れる日の朝、ホテルの前の郵便局に行きました。
営業開始が8時で、既に10分前から玄関前に10人ほどの列が出来ていました。
中は広いホールになっていて、窓口が周りをぐるっと取り囲んでいます。
開店直後だからか、すべての窓口のカーテンが閉まっていて、どこに並んだらいいのかわかりません。
写真は、右側の窓口ですが、左もまったく同じに見えます。 -
人々は左右に分かれて一つの窓口に並び始めました。
どうやら右側は小包のようです。
左の窓口に行って、エアメールの切手を購入しました。
ついでに、切手帳を見せてもらい、絵柄の気に入ったものを何枚か購入しました。
写真は、真ん中のホールです。
右の赤いポストにエアメールを投函します。
これは、1週間後に帰宅した時には既に自宅に届いていました。 -
これらが、その切手です。
花と時計のシリーズになっていたので、喜んで買いました。
日本で切手として使えなくても、封緘(ふうかん)代わりに使ってもいいし、シールとしても使えます。
旅先の安価で手軽な記念です。
50BANI(15円)〜4.5RON(135円)です。
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