2015/06/02 - 2015/06/03
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ミズ旅撮る人さん
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2015年5〜6月にかけて、東欧ルーマニアとブルガリアを訪れました。
6では、ルーマニア最後の訪問地、首都ブカレストを観光します。
ブカレストはルーマニアの前身ワラキアの首都でした。
これまでのトランシルヴァニアとは違った歴史を持つ地域です。
「バルカン(半島)の小パリ」と呼ばれた市内には、意匠を凝らした美しい建物が並んでいたそうですが、社会主義となった20世紀に破壊されました。
現在では、破壊を免れた「小パリ」時代の古い建物と、社会主義時代のやたらと巨大な建物が混在する大都市となっています。
どちらの建物もブカレストを物語る貴重な遺産であり、他の都市では見られない風景です。
ブカレストを代表する建物と言えば「国民の館」でしょうが、つまらない建物なので、社会主義を象徴する巨大な建物として、この写真を表紙にしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ブカレストに北側から入ってくるとこの凱旋門が出迎えてくれます。
1919年に第一次世界大戦の勝利を記念して建てられました。この時、ルーマニアは史上最大の領土を獲得します。
当初木造に漆喰を塗ったものだったのが、1930年に改築されました。
2015年も修復工事をしているようで、この姿です。
ここから先の市内に続く通りはパリのシャンゼリゼを模して整備された大きな通りですが、繁華街ではなく、緑溢れるゆったりとした通りになっています。凱旋門 史跡・遺跡
-
凱旋門からまっすぐ勝利広場(Piata Victoriei)に向かうと、左手に博物館が2棟並んで建っています。
先に見えるのは「農民博物館」ですが、木立が茂ってよく見えません。
1996、97年に欧州を代表する博物館として表彰された、内容の充実した博物館だそうです。
写真は、その隣の「国立自然史博物館」です。
2011年にリニューアルしたそうなので、とても綺麗です。
正面の蜘蛛の垂れ幕は現在の展示の看板です。(会期2015.2.26〜7.5) -
ロマナ広場(Piata Romana)です。ブカレスト中心部の入口です。
この広場は大きなロータリーになっていて、そのロータリーを巨大な建物が取り囲んでいます。
ここで観光客は、ブカレストという町の最大の特徴を目の当たりにするのです。とにかく建物が大きい。
日本から飛行機で最初に到着するのがブカレストですが、私達は町中に入ることなく北を目指してしまったので、それまでのゆったりとした田園風景とのギャップに隔世の感があります。 -
とにかく巨大です。社会主義国家が権力の象徴として、大きな建物で威圧しようとしたのがよくわかります。
デザインは無機質で、硬く、冷たい感じのものとなっていて、心の中まで冷え込みそう。
ロータリーの中心は大きな駐車場になっています。 -
ロマナ広場で、おもしろいバイクを見つけました。
よほど好きなんでしょうね。女性ライダーでしょうか。ライダーの方も見たかったな。 -
国立美術館です。共和国宮殿の一部が美術館になっています。
入館料は15R(450円)と安いのですが、カメラ代が100R(3,000円)。
建物自体が宮殿なので、とても美しい上に展示品も充実しているようですが、ちょっと覚悟が必要な値段です。 -
国立美術館の向かいにあるカロル大学図書館とカロル1世像です。
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カロル1世は、ワラキア公国とモルドヴァ公国が統合してルーマニア公国を作り、後に王国となった時、ドイツのホーエンツォレルン家から迎えた国王です。
-
旧共産党本部です。
1989年のルーマニア革命の折、独裁者チャウシェスク大統領が、この屋上からヘリに乗って脱出を図りました。 -
国立美術館の隣にあるクレツレスク教会です。
目の前に旧共産党本部があるとは信じられない佇まいです。 -
クレツレスク教会の入口の天井です。
正教会らしくフレスコ画で埋め尽くされています。
今まで見たものより暗い感じがするのは、気のせいでしょうか? -
壁画部分はパネル形式になっていて、それぞれ下部に説明書きが添えられています。
-
入って右上辺りには、アダムとイブの説話も描かれていました。
この教会は18世紀の創建で、フレスコ画もその当時のものです。
教会の内部は撮影禁止なので、写真はここまでです。 -
クレツレスク教会の正面です。背後に旧共産党本部が見えます。
教会側面の室外機が味気ないですが、仕方がないのでしょう。
目立たない設置方法を教えてあげたい・・
ブカレストはトランシルヴァニアとは違って大陸性気候となり、四季があります。
夏は日本より湿度は低いものの、最高気温が30度を越えるので、内部は暑くなるのでしょう。 -
アテネ音楽堂(Ateneul Roman)です。革命広場の隣にあります。
名前の通り、古代ギリシャの神殿を思わせる外観。丸屋根の窓には竪琴の飾りが嵌めこまれていて、音楽堂らしいです。アテネ音楽堂 劇場・ホール・ショー
-
オデオン劇場。ここで日本の狂言も演じられたそうです。
-
カピトル(Capitol)ホテル。これは「小パリ」時代の建物でしょう。
この辺りは中心部なので、レンタサイクルで観光して周れそう。Capitol Hotel ホテル
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古い建物に大きな看板。これが中心部の特徴です。
1階は「MEGA IMAGE」というスーパーです。 -
市内にはトロリーバスも走っています。トラムと地下鉄もあるので、路線図があればフリータイムの足回りが格段に良くなります。
トラムの前面向かって右のライトのところにあるのが「ratb」という公共交通機関のマークで、地下鉄以外を管轄します。
地下鉄は独自の会社が運営し、乗車券は別ですが、ratbとの共通券もあります。 -
ブカレスト大学です。正面玄関にたくさんの学生がいます。
しかも、外国の大学の卒業式でよく見る四方に張り出した帽子と黒いガウン、それに水色の肩掛けをしている学生が半分くらいいます。
まさか本当に卒業式? -
たまに戸建ての家もあります。
この家はすべての窓に飾り格子がついていました。 -
自由大通りを南下して「国民の館」が見えて来ました。
1983年にチャウシェスク大統領が1,500億円を投じて建設した宮殿。
部屋数は3千を越え、一部はツアー形式で見学できます。
ガイドの聞きかじりに寄ると、一辺の長さが260mもあるそうで、呆れるほどの長さ・大きさと言うしかありません。 -
内部は純金の天井・壁・窓枠などという、バカげた造りの浪費の限りを尽くしたもので出来ています。
現在は、一部は政党の事務所として使用していたり、コンサートにも使われているようですが、こんな無計画で巨大な建物を使いこなすのが難しい状態です。
あまり裕福でない国の税金から1,500億円もの資金を出して、ほとんど個人のためにだけに造られました。
国民の生活は困窮し、当然の帰結として革命が起こり、大統領は共産党本部の屋上から逃亡せざるを得ませんでした。
その後、捕らえられ、わずか1時間に満たない臨時軍法会議で処刑が決定し、即、銃殺刑に処せられました。
任に当たった兵士は5人でしたが、警備に当たっていた兵士も同時に発砲し、遺体からは100発以上の銃弾が見つかったそうです。
この一連の模様は、世界中に発信されました。国民の館 史跡・遺跡
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国民の館の前にある憲法広場「PiaTa Constitutiei」です。この周辺にある巨大なアパートは共産党員の家でした。
この広場を含む国民の館の全周約3kmでブカレスト・リンクという公道レースを企画したことがあります。2011年の予定でしたが、FIA(国際自動車連盟)の規定を満たせないことと、資金不足から断念しています。 -
憲法広場から統一大通りを東へ行くと、統一広場に出ます。
ご覧のような一大繁華街で、ブカレストに4路線ある地下鉄のうち3路線までが、ここを通ります。
中央に噴水があるのですが、左側に虹が出来ていました。
ショッピングモールの左端の音符には「ストラディヴァリウス」と書かれています。日本なら「ヤマハ」でしょうか。統一広場 (ウニリイ広場) 広場・公園
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統一広場から西を見ると、国民の館が見えます。約1km離れていてもこの大きさです。
この広場には今、英語が溢れています。
民主主義各国の企業の看板が、かつての共産主義の建物の上に君臨しています。
ルーマニアの都市で、マクドナルド・ケンタッキーを探すのに苦労することはありません。
地元の有力企業がないだけにこうした外資があっという間に広がりました。
それでもルーマニアの経済は貧困の域を脱しません。
高齢者の中には、共産主義の時代の方が最低限の生活は保障されたとして、昔の方がよかったと言う人も多いとか。
この国は今後どうなって行くのでしょうか。
まだまだこれから変化して行く国であることは間違いありません。変化の中で、古き良き物が多く失われないことを祈ります。 -
「Spitalul Clinic Coltea」聖コルテア病院です。
ブカレスト博物館のお向かいにあります。
大きな病院で、敷地内に立派なコルテア教会を持っています。
庭の銅像がコルテアさんなのでしょう。
写真の左端に教会がちょっぴり写っています。 -
奥の変わった赤い屋根の建物が国立劇場です。
左の地下に降りるエスカレータが地下鉄駅「Universitate」の入口です。
この交差点のどこにでも入口があります。国立劇場 劇場・ホール・ショー
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なかなかインパクトのある看板です。
「I KISSED MARILYN」と書いてあるので、マリリン・モンローなのでしょうか?(ファンに怒られそう)
コカ・コーラの看板でした。 -
ゲオルゲ・マゲル将軍通りの地下鉄Piata Romana(ロマナ広場)駅付近です。
多くの路線のバス停もあるので人がたくさん立っています。
地下鉄の入口は左端の「M」マークの横にエスカレータがあります。
広場にたくさん丸いものが置いてあるので、足元が危ないなあと思って撮った一枚でした。 -
通りの真中になぜか時計が立っていました。
「ブカレスト」と銘打ってあります。
時刻は正確でした。 -
CEC(ルーマニア貯蓄)銀行の本店です。この前でバスを降りて、旧市街へと入ります。
本来、行程には旧市街の観光は入っていませんでした。
しかし、夕食のレストランが旧市街の中にあることと、おそらく時間に余裕があったからでしょう、急遽、旧市街観光が実現しました。ルーマニア貯蓄銀行 建造物
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CEC銀行の本店正面の時計部分です。
「預金」とか「経済」などの単語が見えます。さすがに銀行。
どうやら創建当時から銀行だったようです。 -
銀行のお向かいには、国立歴史博物館があります。
博物館の背後に旧市街は広がります。
私達は、写真手前のスタヴロポレオス通りから入って行きます。ルーマニア国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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スタヴロポレオス教会。
スタヴロポレオス通りに入って100m程行った右側に、ひょこっと現れます。
周りの雰囲気とまったく違う空間がそこにあります。スタヴロポレオス教会 寺院・教会
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ルーマニア正教会の中で、これほど優美な外観を持っている教会は初めて見ました。
全体を覆う植物文様や、柱を取り巻く彫刻。
1724年創建というので、修復されているのだと思いますが、それにしても美しい装飾に包まれています。 -
スタヴロポレオス教会のクーポラの天井画です。
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壁には騎士の姿をした聖人でしょうか?
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この教会は、ワラキアで発展したビザンツ様式と混合して出来たブルンコヴァネスク様式を持つ、ブカレスト最古の教会のひとつです。
壁といい、アーチといい、とにかく聖画で埋まっていない部分がないのが正教会の特徴です。
ここまで徹底するのがすごいとひたすら感心。 -
正教会の造りの最も重要な部分が、イコノスタシスと呼ばれる「聖障(せいしょう)」です。
中央の「王門」には、キリストとマリアのイコンを配し、左右の南門・北門には、ガブリエルとミハイルを配するのが通例です。
門は通常閉められていて、特別な礼拝などの時に解放します。
中には「聖所」があり、磔刑像などが納められています。 -
イコノスタシスの上にある聖画です。
この質と量に圧倒されます。 -
スタヴロポレオス教会の後ろには女性修道院があります。
この俗世間そのものといった旧市街の中にあって、修道院で修行なんて出来るのでしょうか。 -
17:45。修道女がなにやら手に持って歩いて来ました。
左手に長い板を持ち、右手の木槌で叩きながら教会の周りを歩いて行きます。
夕方のお勤めの時間を知らせているのだそうです。 -
ブカレストのマンホールの蓋です。
なかなか格好いいので嬉しいです。 -
清浄の地から、いきなり世俗のど真ん中です。
旧市街は再開発されて、古い町並みを現代の飲食店が席巻(せっけん)していました。 -
教会を出て、夕食のレストランの予約時間まで、1時間フリータイムとなりました。
旧市街散策はしてみたかったので、嬉しいのですが、いきなり現地に連れて行かれて、ここで1時間過ごせと言われても、地図もなくてどこに何があるのかわかりません。
せめて、ブカレストに着く前に言っておいてくれれば、どこを目指すか決めておけたのに。
そうしたら、旧王宮跡とクルテア・ヴェケ教会にも行かれたのに。
古い隊商宿を改築したレストランなども覗けたのに。
すごく不満でした。 -
教会のあったスタヴロポレオス通りを東に歩いてSmardan通りにぶつかって、右(南)に下ります。
どこを見ても飲食店で、1箇所だけ土産物店がありました。
どんどん下るとシェラリ通りにぶつかって終わります。
その角にこの店がありました。激しいコスチュームの顔出し記念写真です。
写真左側が、今歩いて来たSmardan通りで、右側がV字で曲がるシェラリ通りです。 -
今度は、シェラリ通りを北上します。
ここも飲食店ばかりが並びます。 -
シェラリ通りがライプツィガー通りにぶつかって終わるところです。
突き当たって左に行くとレストランに戻ってしまうので、右に行ってみます。 -
ライプツィガー通りはそれまでの飲食店づくめの通りとは違い、物販店が並びます。
中でもおもしろいのが、ウェディングドレス屋さんです。
なぜか何ヶ店もあるのです。
どの店にも客がいて、繁盛しているようです。 -
ひょっこり扉が開いていて、中を覗くと中庭にも飲食店がオープンしていました。
-
ライプツィガー通りの東の外れに来ました。ブラティアヌ大通りに出ました。
Piata Romaローマ広場です。大通りを横断する地下道があります。 -
ローマ広場には、なぜかローマ創建伝説のロムルスとレムスの像がありました。
-
逆光の中のライプツィガー通りです。
旧市街の外れまで来てしまったので、戻ります。 -
地図に赤い印がある所がローマ広場です。
私は、西側の中ほどから東に向かい、一旦南に下ってから北上して、また東に向かいました。
ほぼ、旧市街横断ルートになりました。
この東西に伸びるライプツィガー通りがメインロードのようです。
この地図さえ、始めに見ることが出来ていたら、要所を押さえることが出来たのに。
旧市街の中心部は見たものの、見るべき部分は、ことごとく外したことが後でわかりました。 -
ライプツィガー通りに、こんな店がありました。「Carturesti Carusel」
外から見るとちょっと大き目の本屋さんなのですが、中に入ってびっくり。
周りの店とあまりに違うので、あんぐり口を開けてしまいました。 -
なんてエレガントな店内なのでしょう。これが旧市街なんて信じられません。
店は、地下1階地上3階で、地下はCD、地上は本をはじめ、文具や小物を扱っています。 -
ここは、紅茶を主としたコーナーで、マグカップなども揃えています。
紅茶の銘柄はアールグレイやダージリンなどの在り来たりなものだけでなく、雰囲気のあるネーミングだったり、フレーバーティーの掛け合わせだったりして、どんな味なのか期待させられる品が多いです。 -
意外なことに日本の「北欧ノート」が並んでいました。
その下の棚には「ハリー・ポッター」が並んでいます。
こういう意外な発見が町歩きの醍醐味だなと、つくづく思います。
「VILLA」で写真撮影を見咎められた経験から、今度は予め警備員にカメラを示して撮ってもいいか確認しました。
撮影することが出来て良かったです。 -
夕食のレストラン「カルク・ベレ(Caru’cu Bere)」です。
ルーマニア料理の老舗で、ドイツのようなビアホール形式の店です。
無骨な鉄の柱と屋根が付いているのは、現在上層階を修復工事中のためです。カルク ベレ ステーキ・グリル
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「カルク・ベレ」は、1879年からの老舗。
建物は貴族の館のような内装と造りで、料理だけを楽しむのではないことは、一目瞭然です。 -
天井や柱の豪華なこと。壁画も創建当時のものでしょう。
-
「カルク・ベレ」の売り物は、料理と建物だけではありません。
食事中に、甲高い掛け声が聞こえたと思ったら、軽快な音楽が聞こえ出し、どうやら踊っている模様。
席からはまったく見えなかったので、中央のホールにカメラを持って移動します。
2組の男女が民族音楽に乗って、跳ね飛んでいました。
彼らは1曲終わるごとに階下に降りて、衣装を変えては次の曲を踊るようで、何度も現れては踊っていました。
録画は出来ますが、薄暗い中で踊っているので、写真を撮るのは難しいです。 -
ここでの食事はチーズのフライが前菜で、メインは小粒のジャガイモのフライと、チキンフライ、デザートはルーマニアの代表的なお菓子パパナシ。
ドーナツのくり貫いた中身がボールになって上に乗っていました。
甘すぎもせず美味しかったです。
珍しくワンドリンクついてくるので、ワインを頼みました。
なので、ドリンクの料金は不明です。 -
18:50にこの店に入った時はまだ空席が目立ちましたが、20時に店を出た時は、店内も外も客でぎっしり。
さすがは人気店です。
早めに行くか、予約しないと席は無いかも知れません。 -
旧市街の西側にあるズラタリ教会(Biserica Zlatari)です。
ビルの谷間に綺麗な教会が建っていました。
これで、旧市街の観光は終了です。
いつかまたブカレストに来ることがあったら、絶対に地図を持って、この旧市街に来たいと思います。 -
ホテルは中心部から北に外れた所にあるので、朝の散歩は凱旋門より北にある新聞社までとなりました。
共産党時代には別の目的で建てられたようですが、現在は新聞社が入っているようです。 -
新聞社の駐車場で、いいナンバーを見つけました。
「999」の上に、「VAP」惜しいねえ。「VIP」になり損ねたね。
左端のEUの星マークの下にルーマニアの「RO」、「B」はブカレストです。 -
これでブカレストの町ともお別れ。これから国境に向かいます。
しばし、ブカレストの観光名所ではない普通の街並みを見て行きましょう。 -
市内のどこかにカルフールもあったんですね。
-
共産主義時代の巨大なアパートも、1階はどこでも店になっています。
有名ブランド店もそうしたテナントになっていて、ちょっとびっくりします。 -
バルチェスク大通りです。巨大な建物の谷間に教会が挟まっています。
「Biserica Italiana(イタリア教会)」です。 -
国立劇場の横には、音楽隊のモニュメントがありました。
後で気付いたのですが、写真の左にルーマニアの国旗に塗られた台座の上にブカレストの0kmポイントがあったのです。
ここが道路の原点なのですね。 -
統一大通りに面した共産党のアパート群です。
この先左方に国民の館があります。 -
ここの時計は遅れていて、時刻は10:30です。
この日はゆっくり出発で、9:30に北部郊外のホテルを出ました。ところが、この日からブルガリアの運転手が来ていて、なんと道に迷い、渋滞にもハマッてわずか10km弱のこの場所に1時間もかけて到達しました。
この遅れが後々、行程の遅れを引き起こします。 -
古いタイプのトラムです。車体にratbのマークが付いています。
そろそろブカレスト郊外になって来ました。 -
郊外は、新しい町なので、教会も出来たてのように新しいです。
-
ルーマニアの国境です。トラックがたくさん列をなしていました。
トラックは積荷の検査があるので、専用のブースを通行します。
見ているのは、ブルガリアから来たトラックの通るブースと思われます。
国境に着く前にスーパーに寄って、使い残したRONで買い物をする予定でした。
ところが新しい運転手がスーパーに寄らずに国境まで来てしまい、あわてて小さなガソリンスタンドの店で買い物をすることになりました。
結局最後の買い物もろくに出来ず、余ったRONは両替することになりました。
聞けば、ろくに経験のない運転手だと言います。国境を跨ぐルートにそうした新米を寄越さないで欲しいものです。 -
ルーマニアを出国する乗用車及びバスは、こちらのブース。
12:20係官がバスに乗り込んで来ましたが、見回しただけで降りて行き、無事通過。
出国審査は、簡単なのだそうです。 -
さて、ルーマニアを出ると、橋がありました。
国境となっているドナウ川を渡る橋です。
この橋の上で渋滞に巻き込まれました。
橋は一車線しかないので、トラックも乗用車もバスも一列に並ぶしかありません。
業を煮やした乗用車が反対車線を逆走し、対向車が立ち往生する場面が何回も繰り返されます。
それを見越して、大型車は、自分の前に空間を作っておき、そうした乗用車の緊急避難場所にしていました。
始めからトラックの列が向こう岸で橋にまで達したら、トラックに橋を渡らせなければ、いいのでは?
ちょっと考えればいいことをやらないために起きる渋滞と事故の危険。何とかして欲しい。 -
友好橋「Giurgiu-Rousse Friendship Bridge」です。
橋の下には、鉄道も走っています。
渋滞していて、かなり長い時間橋の上にいましたが、電車が通過したような気配はありませんでした。 -
「BORDER ZONE」ようやく橋を渡り、ブルガリアの国旗が見えました。
川の真中が国境ですが、橋では鉄橋の天井付近にそれぞれの国の名前を書いたプレートが掛かっているようです。
バスの中からでは見えませんでした。 -
ブルガリア側の国境です。13:25ようやくパスポート検査です。
全員のパスポートを集めて、検査官が事務所に行きました。
10分以上経って戻って来ました。
「国境越え」がたいへんだというのは、久しぶりです。
朝から様々な手違いがあり、予定では11:30には昼食だった筈が、2時間後でもまだレストランに辿り着けません。
いやはや、次回から出発はいつも通り9時にしてくださいね。
これで、ルーマニアを終わり、次回よりブルガリア編を掲載します。
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