2015/06/02 - 2015/06/02
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ミズ旅撮る人さん
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2015年5〜6月にかけて、東欧ルーマニアとブルガリアを訪れました。
5では、ブラショフから南へ30kmのブラン城を訪れます。
ブラン城は、ドラキュラの居城のモデルとなった城です。
但し、ドラキュラのモデルであるヴラド・ツェペシュ公は住んだことはありません。
ほとんどまったくドラキュラとは縁も縁もないブラン城には当然ながらドラキュラに関するものは何もありません。
そんなものは全然必要ないほど、城自体が魅力的です。
そもそもブラン城を建設したのはハンガリーでした。
トランシルヴァニア地方がルーマニアになったのは、1918年以降のことなので。
そして、現在の持ち主は、元ルーマニア王妃の子孫になっています。
しかし、2014年に売却する意向を表明しており、今後の動向が気になります。
そうした歴史的背景を織り交ぜながら、20世紀に入ってから女性が持ち主となって、
外観は要塞然としていながら、温かみのある内装の城内を見て行きます。
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9時にブラショフを出発し、遠くに存在感のある山脈を見ながら南下して行きます。
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山の外れに何か飛んでいます。
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モーターパラグライダーのようです。こんな形は初めて見ました。
二人乗りのバイクのような、車輪付きの乗り物です。
さぞかし雄大な景色の空中散歩を楽しんだことでしょう。 -
ルシュノフ(Rasnov)要塞が見えます。
こんなに大規模な要塞ですが、世界遺産ではありません。
山肌に大きなRASNOVの文字。この辺のはやりでしょうか。
わかりやすくていいです。ラシュノフ要塞城 城・宮殿
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これは、ブラン城の帰りにもう一度ここを通ったので、望遠レンズで撮りました。
ちょっと違う方向からの写真になったようで、RASNOVの文字が見えません。
おかげで、同じ場所とはわからず、特定するのに苦労しました。 -
トランシルバニア山脈の山々の勇壮な姿を見ながらブラン城に向かいます。
30km程の所なので、30分くらいですが、その間、なんとも気持ちのいい風景を見ながら過ごす事が出来ます。
観光地に向かう途中の、こせこせしていない、ゆったりとした風景が魅力です。 -
ブラン城が見えて来ました。
城に着いてしまうと、この角度から見ることは出来ません。
多少電線が目障りでも、貴重な一枚です。ブラン城 城・宮殿
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駐車場から城の入り口に向かう通りには、店がびっしりと並んでいます。
あの華麗なペレシュ城の周辺ですら、こんなに店はありませんでした。
ある意味、日本人が見慣れた観光地がここにあります。
この店は、チーズとサラミの店で、添乗員お勧めでした。
サラミは日本には持ち帰れないけれど、少量買って旅行中に食べることは出来ます。
指と同じくらいの太さで、30cmくらいの長さのものを買ってみました。
普段食べているものとあまり変わらなかったように思います。
100gで10R(300円)でした。 -
城の入り口付近から見たブラン城です。
店は入口のすぐ前まで、隙間なく並んでいます。 -
店の前で編み物をしている女性がいました。
作品とイコンを売っているようです。
決して寒くはない筈なのですが、コートに手袋。
朝早くから準備していたのかもしれません。 -
入口付近の土産物店。9時半過ぎですが、まだ開店準備中の店が多いです。
城は9時から開いていますが、おそらく観光客は帰りに買い物をするので、城の開館時間より後に開店しても充分間に合うのでしょう。
帰りに刺繍のびっしり施されたブラウスを買いました。
35ユーロから30ユーロに交渉してまけてもらいました。
刺繍糸が一色か数色かによって、値段は違います。刺繍のされている面積でも違います。
この写真の右端に吊るされている物は、もっと安いと思います。 -
後から作ったと思われる簡単な木製の門をくぐった所で、入場券を買い、城へと続く坂道に向かいます。
カメラ代は、最近までは徴収されていましたが、2015年現在は不要になっています。
ルーマニア語で、城は「Castelul(カステルル)」と言います。なんだか可愛い音です。 -
入口周辺は野外村落博物館になっています。
この地方の民家などが移築されています。
木漏れ日がなんとも綺麗です。 -
野外村落博物館の敷地の中でも一番目立つ民家です。
城への坂道は、この民家の周りを廻りながら登って行きます。 -
急な坂道をえっちら登って行くと、頭の上が開けて、ど〜んと城が見えます。
文字通り抜けるような青空を背景に、重厚な要塞が岩の上にそそり立っています。
元々この城は、トランシルヴァニアを治めるハンガリー王国とワラキア公国との国境に位置し、国境監視のための城砦として1377年に建てられました。
1407年にハンガリー王国は、同盟者であるワラキア公国のミルチャ公にブラン城の所有権を与えましたが、1427年にはトランシルヴァニア公に移してしまいました。
後のルーマニアであるワラキア公国がブラン城を所有したのは、わずか20年間でした。
このミルチャ公がヴラド・ツェペシュ公(ドラキュラのモデル)の祖父です。 -
城の外観はあくまでも城砦です。
特にこちら側の面は坂道を登った正面なので、こと更に堅固な造りになっています。
坂を登ったところに小さな広場があって、城の外観をひとしきり見たら、いよいよ城内へ入ります。
入口は左側のアーチの部分で、そこまでは急な階段を結構昇ります。 -
まずは城主たちのお出迎え。
右から2番目がワラキア公国のミルチャ公です。
ドラキュラのモデルであるヴラド・ツェペシュ公の祖父にあたります。
左から2番目のおもしろい帽子を被っているのが、ハンガリーの王、ジギスムントです。
他の王たちも、1300〜1400年代の人です。 -
城には珍しく、女性の写真です。
ルーマニア国王フェルディナンド1世の王妃マリアです。
マリアはイギリス王女「メアリー・オブ・エディンバラ」のルーマニア名です。
マリアはロシア皇帝ニコライ2世とは母方のいとこでもあります。
さて、なぜここにルーマニア国王ではなく、王妃の写真が掲示されているかというと、1920年にブラン城を贈られたからで、マリア王妃が城主となったからです。
第一次世界大戦の折、積極的に活動をして、史上最大の領土を獲得することに貢献したとして、ブラショフ市議会から寄進されました。 -
マリア王妃の娘イレアナ王女です。ブラン城を母から相続しました。
しかし、1948年に王家は亡命、ブラン城は没収されました。
その後、ルーマニア革命が起き、2006年にイレアナ王女の子供たちに返還されました。
2014年、彼らはルーマニア政府に対して売却交渉をしています。
だったら、返還などしなければ良かったと、政府は思っているかもしれません。 -
城の中は複雑です。岩山の上で敷地が狭いせいか、入り組んでいて広い部屋がありません。
階段や扉は木製で、壁は漆喰で白く塗られています。
近年だいぶ修復されて綺麗になったそうです。
観光客用のトイレも女性用は完成、男性用は現在完成間近(使えます)の状態です。
場所は、城の見学が終わった出口付近なので、城に入る前に済ませておいた方がいいでしょう。無料です。 -
部屋の窓が小さいので、ちょっと暗いです。
元々、宮殿ではなく、要塞なので仕方がありません。 -
凝った浮き彫りのアンティーク家具です。
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「QUEEN MARIA OF ROMANIA」
マリア王妃の写真です。
ブラン城を寄進されたのが1920(大正9)年です。
日本でも幕末には写真があったのですから、こうして王家の写真があるわけです。 -
王妃・王女の部屋です。
修復の成果でしょうか。今でもそのまま使えそうです。 -
王妃の部屋の反対側です。
女性らしい調度品が並びます。 -
小さな窓からは、ブランの村が見渡せます。
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どの部屋もこぢんまりしています。
家具がとてもいい形で、内部は要塞ではなく、お城なんだなと感じます。 -
木の扉には、浅彫りの彫刻が施されています。
模様がなんとなくハート型? -
マリア王妃は、1893年にフェルディナンド1世(当時は王子)と結婚しました。
その後、1914年にカロル1世が逝去。第二代国王・王妃となりましたが、第一次世界大戦のために戴冠式は1922年に行われました。
おそらくその時の写真と思われます。 -
この部屋の一角におもしろい階段があります。
観光客は必ず今、子供たちがいる辺りで、上を向いて写真を撮ります。
それを待つ人が、母親の位置で立ち止まります。
一体何人の人がそうしたことでしょう。
あの先に何があるのか。
渋滞が解消するのをじっと待ちます。 -
これが階段の先です。
どうやら隠し階段のようで、化粧漆喰などがなく、手掘りの跡が荒々しく残っています。
細くて暗い石段が意外と長く続いています。写真は半分くらいです。
こういう所が観光客が好きだと、よくわかっているのでしょう。
見学コースはこの隠し階段を通るように設定されています。 -
この階段の下の部屋がこれです。割と広い部屋です。
ガイドブックに唯一載っている部屋です。
そこには「家具はレプリカ」の文字が。そうなんだ・・・ -
階段の上の部屋からは、更に広範囲の村が見えます。
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部屋の壁に肖像画が架けられています。絵の隣にある説明書きには「Music hall and Library(音楽室と図書館)」。部屋の説明でした。
絵の左下に「1909」と年号があることから、マリア王妃と1909年生まれのイレアナ王女であることがわかります。
絵の中のマリア王妃はたいへん優しげで「良妻」に見えますが、夫フェルディナンドとの仲はたいへん悪く、3男3女の子供のうち、始めの二人は夫の子であるが、それ以降は父親不明と言われています。 -
これが、「Music hall and Library」です。
おそらく公開されている中で一番大きな部屋です。
天井はあまり高くないものの、天井も床も家具もすべて木製で、落ち着いた雰囲気です。
部屋の中央には、白い壁に囲まれた東屋のような場所があります。
ここには暖炉があって、この一角はかなり暖かかったものと思われます。
団欒の間といったところでしょうか。 -
これが本棚の中に隠されている「隠し階段」です。
観光客は、あの狭い石段を登るとここに出て来ます。 -
珍しく、布製のソファセットです。
古い衣装も展示されていました。 -
部屋からは、広いテラスに出られます。
日陰は涼しい気候ですから、ここでの食事は気持ちの良いものだったことでしょう。
テラスにテーブルセットが設(しつら)えられた写真がありました。 -
テラスからの眺めです。
城の中庭は、木製の回廊が巡る秘密の花園のような、可愛らしい空間です。
堅固な要塞そのものの外観とは、随分違います。 -
テラスから更に階段を上ります。
ふだん階段など上りたがらないのに、こういう時はワクワクします。
ブラン城の階段は特に、木製で使い込まれていて、適度な幅で上りやすく、
しかもつまらない直線のものがないことが大きな要因です。
探検気分を満喫させてくれるのがブラン城です。 -
階段を上がると、この屋上兼テラスに出ます。
左端に階段への扉があります。 -
テラスからの眺めです。
下からの城の眺めも見たいものです。 -
テラスから中に入ると、狭い部屋にみごとな家具が置かれていました。
よく見ると、部屋の奥に短い階段が見えます。あれはどこに行くのでしょう。
それにしても、城中、階段だらけです。 -
テラスから入ったところの部屋です。
出入口は右端ですが、部屋の床より高いところにあります。
部屋はテラスより数段低い位置にあるのです。
おそらく小さい窓から奥深くにまで光を通す工夫なのでしょう。 -
小さな丸い飾りで窓が覆われています。
たまには、こうしたものの中から外を透かして見るのもおもしろいです。
すると目の前にうろこのような煉瓦の瓦屋根が見えて、よくずり落ちないもんだなとか、天辺の金属の帽子は雨除けだなとか、普段とは違ったものが見えて来ます。 -
またまた階段です。おもしろくて、ついつい撮ってしまいます。
ひとつとして同じような階段がないのが、断然おもしろいです。
これなら迷わなくて済むかも。
これだけ、部屋も階段もテラスも個性的なら、混同する恐れはありません。 -
なんとも色彩豊かな可愛らしい扉です。
子供部屋かしら? -
中は落ち着いた雰囲気の椅子が、ステキな模様のタイルを貼った暖炉とともにありました。
ブラン城に文句をつけるなら、各部屋や展示品の説明が少な過ぎます。
みんながイヤホンガイドを使うわけではないので、もう少し考慮して欲しいです。 -
初めてベッドを見ました。枠だけしかないのが残念。
この部屋の目玉はベッドではなく、手前のケースに入っています。 -
王冠です。これもレプリカかもしれませんが。
ガラスケースに入っていて撮りにくい上に、窓からの光線と照明が邪魔をします。
もっとくっきりと撮りたかったのですが、ツアーはもうこの辺にはいません。
はるか先に行ってます。急がなくちゃ。 -
別の部屋の天井です。梁にカラフルな模様が描かれています。
こういうのは珍しいです。 -
たまに武器やこうした甲冑が展示されています。
手前の甲冑は疲れて寄りかかっているみたい。スカートを穿いているんですね。
手にはクロスボウが添えられています。
日本で言うボウガンは和製英語で、正式名称はクロスボウです。
ボウガンはメーカーの名前です。 -
中庭に面した回廊です。ツアーの人達はここにいました。
この中庭の写真は、ブラン城の代表的な場面です。
しかし、私にはどうしても気に入った写真が撮れませんでした。
贅沢な話ですが、光線が強すぎて、明暗がくっきりし過ぎるので、なんだか白けた写真に見えるのです。
とても綺麗な中庭なのですが。 -
こちらは要塞としての前身を伺わせます。
これはこれで、おもしろそう。
つい、塔の上まで登りたくなります。 -
その隣がこの風景なのですから、参ります。なんて対照的。
3階部分の大きなアーチに赤い花が飾られているところが音楽室と図書室の外のテラスです。
私が、この城で一番気に入った風景がここです。
午後なら空を青く撮る事が出来たのかな?逆光なので残念です。 -
回廊を廻り、そろそろ階下へ降りなくてはなりません。
その途中に思わぬものを見かけました。
中世の城には付き物のあれ。拷問道具です。
まさか、この城にもあるとは思いませんでした。 -
この城、最後の階段です。
この使い込まれて磨り減った階段を降りれば中庭の井戸の前です。
窓辺に飾りのような小さな大砲があります。使えたのでしょうか? -
井戸の滑車を前面にして、中庭からの風景を撮りました。
なかなかおもしろい写真になりました。 -
出口近くの壁に、「聖母子」像がありました。
-
城の外に出て来ました。
9時40分ころにチケット売り場にいて、見学を終えて出て来たら、10時30分。
約1時間の見学時間でした。
城に入ってから1時間だったら、もう少し余裕があったと思います。 -
こうして見上げるブラン城は、やはり外見は厳(いかめ)しいです。
でも、中身は豪華とは言い難いけれど、魅力満点のちょうどいい大きさの城でした。
イレアナ王女の遺族が管理する気がないのなら、ルーマニア政府に寄贈して、大きな観光の目玉として活用できるようになるといいです。
ここは、必見の場所です。 -
城から出てくる人を土産物屋が待ち構えています。
こういうお面、売れるんですかねえ。
ヨーロッパのお化けのセンスはよくわかりません。
そもそもブラン城とどういう関連があるの? -
バスに戻る途中、アイス大好きという人に釣られて買ってしまいました。
ラムレーズンです。バスに持ち込むことを考えて、敢えてカップにしました。
運転手の中には車内に飲食物を持ち込み禁止にする人がいます。
くれぐれも車内を汚すことのないよう配慮しましょう。
このアイスは、本当にラム酒に浸けた味の濃いものでした。
これで、4R。ちょっと物価からすると高いかも。 -
このまま北上して、ルシュノフを通ってから南下し、一路首都のブカレストを目指します。
そうは言っても、この辺はのどかな田園風景です。
絵に描いたような羊飼い。アルプスの山の上じゃなくてもいるんですねえ。 -
突然、こうした小屋が建ち、土産物満載の光景に出くわしました。
観光地のようです。 -
厚い雲がかかって、天気は良くないけれど、山のリゾート地を通っています。
プレデアル。冬はスキー、夏は避暑地の高原リゾートです。 -
左の山頂に十字架が立っています。
この町の象徴です。 -
さすがに人が多く、にぎやかです。
この山の風景なら、一日のんびりハイキングなどもしたくなります。 -
切り立った山が妙義山のようです。
こういう風景、大好きです。
ルーマニアに到着した日に、ここは通っているはずなんですが、ここは見た覚えがありません。
機中泊だったので寝てたのかなあ。 -
この山を越えるとワラキア平原に入ります。
途中のガソリンスタンドでトイレ休憩を取り、ブカレストには13時半ころ到着しました。
次回は、ブカレストの観光をお届けします。
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