2014/12/01 - 2014/12/07
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miharashiさん
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2014年12月1日から7日までのパイネ国立公園を訪れた時は、まさに春の花が咲き誇っていました。本当はアズール湖の周りがタンポポで埋め尽くされた絶景を再度撮りたいと思ってこの時期を選んだのですが、時はすでに遅しで、タンポポの最盛期は過ぎていました。その代り2008年の時はお目にかからなかった花々に思いがけず出会うことができました。花の開花時期に旅程を合わせるのは難しいものです。詳しい旅行記は http://www.geocities.jp/greenbambooin をご覧ください。(表紙写真は、アルペジラとパイネの角)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12月1日、プエルトナタレスのハーツのオフィスでレンタカーを借り出し、2008年に次いで2度目のパイネ国立公園ドライブ。新道は工事中で通過できないので、旧道を走った。2008年の時は途中でカメラが故障し、ビデオの静止画での撮影を余儀なくされたので、今回はリベンジ。天気も良さそうだったので、まずは一番の目的地 アズール湖に来てみた。1週間遅かったようで、タンポポはわずかにのこっているだけだった。残念。アズール湖の色はその名の通り緑がかったブルーできれいだった。風が強いので、湖面は波打っていた。
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まだタンポポが多く残っているところもあった。湖の向こうに聳えるパイネの塔と一緒に撮影してみた。
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この時初めて奇妙な形のかわいい花を目にすることとなった。レイディーススリッパ(Calceolaria uniflora)という名の花だそうだ。パイネの公園のパンフレットにも写真が載っている。
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拡大してみる。 印象的な花だ。
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そのほかに白い花も咲いていた。この花には後で何度も出会うことになる。
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管理事務所で入園の手続きを済ませ、公園の中央部にあるホステリアペオエに向かった。途中少し小高いところを通った時、白い花越しにパイネの塔がきれいに見えた。道路が埃っぽいので花もほこりまみれだ。
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今日の宿ホステリアペオエに到着。宿の前は黄色のエニシダが満開だった。
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チェックインを済ませて、宿の裏山に登ってみた。若干夕日を浴びたパイネの角の手前には紫色のアルベジラというマメ科の花が咲いていた。この花にはこれから先いたるところでお目にかかることになる。
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翌朝(12月2日)、朝日に染まるパイネの角が素晴らしかったが、負けず劣らずエニシダも絶景に彩を添えていた。
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橋の上から撮影。
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橋を渡って対岸から撮影。
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朝食後再び宿の裏山に上り、湖の色が明るいコバルトブルーに変わるのをエニシダ越しに眺めた。
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エニシダ越しのパイネグランデ。
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チェックアウト後橋の手前で撮影。エニシダも朝日にあたり、輝いていた。
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駐車場からも撮影。
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ホステリアペオエのそばの展望台の駐車スペースに車を置いてコンドル山に登った。あいにくの強風で危険を感じながら、やっとの思いで頂上へ。頂上から少し下ったところからの眺めが絶景。ここには違う黄色の花が咲いていた。
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日本にもありそうな花。
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前にも写真を乗せたがこちらは全部花が開いていた。日当たりがいいのだろう。
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ちょっと花らしくない花。
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Lady's purseの群生。
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さらに下まで降りてくると、大火の焼け跡に紫色のアルベジラが勢いよく咲いていた。木が焼けたおかげで、日当たりが良くなり、勢いを増したようだ。
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アルベジラの花が鮮やかだ。
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アルベジラ越しのパイネの角。その後サルトグランデに立ち寄るも、強風で歩行も困難をきわめたので、滝まで行って引き返し、今夜の宿のあるラストーレス方面に向かった。
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今日の宿・レフジオラストーレスへ向かうには、管理事務所の手前の分岐点でこの橋を渡ることになる。2008年にはその横にある古い木の橋をビクビクしながら通ったが、今回は新しくなっていたので、安心した。橋の手前にはマーガレットの大きな株がいくつかきれいに咲いていた。マーガレットは今が盛りだ。
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橋をわたりレフジオに向かう道はパイネの塔が良く見える絶景ロードだ。マーガレット越しに撮影。2008年にも宿泊したレフジオは、相変わらず食事のまずさや電源が全く使えなくてうんざり。また2度と泊まりなくないと思った。
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12月3日あいにくの曇り空。パイネの塔へのトレッキングは断念し、再び今日の宿ホステリアペオエへ向かった。晴れているときは気が付かないで見逃してしまうような景色が、広がっていた。
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ダート道の横にも黄色い花が延々と続いていた。
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さらにアズール湖で出会ったレイディーススリッパがかたまって咲いていた。
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さらにこんな花も。マタバロッサという花だ。この花がいたるところに広がっていた。
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ラストーレスからペオエ湖に向かう途中で見かけた花その1。風が強いところなので、たけの低い花が多い。
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その2。すみれのような黄色い花。これも丈の低い花。
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その3。かわいいピンクの花の群生。これもたけが低い。
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その4。葉っぱは枯れたように見えるが、花は鮮やか。
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ペオエ湖手前の山肌には赤いファイアーブッシュや紫色のアルベジラが咲き誇っていた。
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黄色いLady's purseと紫色のアルベジラとカスミソウのような白い花も。
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さらに八ヶ岳で見たような花が。
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ここはアルベジラだらけ。
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サルトグランデが見えるところに来たので撮影のため車を止めた。道路からおりて湖岸へ。ここにもきれいなアルベジラの塊が。
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宿で休憩してから晴れてきたので、再びサルトグランデへ。その先のトレッキングコースを歩いてみた。さっそくかわいいピンクの花を見つけた。
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さらに.日本でおなじみのクローバーも見られた。
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トレッキングの帰り道にはタンポポがきれいに咲いていた。
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ディエゴデラノーチェ(Diego de la Noche)。月見草(正確にはマツヨイ草)に似ているが、たけが低い。カラファテやエルチャルテンではいたるところで咲いていた。
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またまたかわいい黄色い花Lady's Purse。
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タンポポの一種だろうが、たけが高く葉っぱも違う。
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この花もアルベジラに負けないくらいあちこちに咲いていたが、盛りを過ぎて、茶色に変色しているものが多かった。
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焼けた木(おそらくファイアーブッシュ)とアルベジラの花の競演。
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アカバナエスクロニアの拡大写真。鈴のような花だ。この木もファイアーブッシュと同じくらいあちらこちらで見られた。
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上の花と色違いのような白い花がさく低木。
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快適なトレッキングを終えてもう一度パイネの角を振り返る。ホステリアペオエへ戻り、宿泊。
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12月4日、ホステリアペオエをチェックアウトして、プエルトナタレスへ戻る途中のアマルガ湖。ピンクの花をつけた木越しのパイネの塔が湖面に写っていた。
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手前のピンクの花の拡大。
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プエルトナタレスでレンタカーを返し、翌日の12月5日、再びバスでパイネ国立公園へやってきた。プデートでバスを降り、カタマランでペオエ湖を渡り、ロッジパイネグランデへ。足慣らしにイタリアンキャンプ方面に30分くらい歩いてみた。このあたりのファイアーブッシュは焼けずに残っていて、きれいに咲いていた。真っ赤なファイアーブッシュ越しにみるパイネグランデの山のひとつ(バリローチェ峰)。
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焼けずに残ったファイアーブッシュ。
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ラン科のイエローオーキッド(Gavilea lutea)の大輪。
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開く前のイエローオーキッド。
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ラン科のドックオーキット。一本だけ大きい花が咲いていた。品があってきれいだ。
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チャウラ(Pernettya mucronata)というかわいい実のなる植物。いたるところに見られた。
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ファイアーブッシュの色違い?
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ロッジパイネグランデに戻る途中。アカバナエスクロニア(Escallonia rubra)が見ごろだった。
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ファイアーブッシュ越しのペオエ湖。
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翌12月6日は日帰りでフランス谷までトレッキング。途中のイタリアンキャンプでトイレ休憩して、そこからブリタニコキャンプへの登山道を上ると、パイネグランデのフランス氷河がみえてきた。ファイアーブッシュが満開で、真っ赤な花が真っ白いパイネグランデの氷河に映えていた。
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トレッキング終点のミラドールは風が強いので早々に下山。イタリアンキャンプまで下り、そこから宿に戻る途中様々な花に出会った。行きは先を急いでいたため、まったく撮影しなかったので、帰りはゆっくり撮影しながら歩いた。写真は、イタリアンキャンプを過ぎてすぐのところで出会ったドックオーキット(Codonorchis lessoii)の群生。
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マーガレットのような花びらをした黄色い花。
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ここでもかわいらしいLady's purse (Calceolaria biflora)に出会った。
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白い花の低木越しのパイネの角。
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同じく野菊のような花をつけた低木。びっしりと花がさいている。
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ここから見るパイネグランデ(バリローチェ峰)は面白い形をしている。このあたりも一面アルベジラで埋め尽くされていた。
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このあたりはかなり焼けたようで、痛々しかった。そのかわり黄色い花が勢いを増して咲いていた。
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黄色い花はViola reicheiというスミレ科の花。
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紫色の花。どこかで見たことがあるような花だ。
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この花もいたるところで見かけた。品のある花だ。
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アルベジラとパイネの角のツーショット。
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パイネの角を湖(スコッツベルク湖)越しに眺められる展望台から撮影。ファイアーブッシュも一緒に。
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白い花の群落。
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上と同じ花の大群落。
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珍しくアルベジラの色違いに出会った。ピンク色はここで初めて出会った。
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さらにはなれたところに肌色の仲間が咲いていた。
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白い花の大輪。
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雪のような細かい花をびっしりつけた低木。
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マーガレットか?
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パイネの角も遠くになり、もうすぐペオエ湖が見えてくるところまできた。
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上記の写真の手前の拡大写真。 黄色い花は初めて見る花だ。
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ようやくペオエ湖が見えるところまで戻ってきた。朝から10時間のトレッキングだった。長い一日だったが、山ばかりでなく道すがらの様々な花に癒され、疲れを忘れた。翌日はあいにくの雨だったが、無事にプエルトナタレスに帰り着いた。今回のパイネ訪問では、お目当てのアズール湖のタンポポは時期が遅くてリベンジが果たせなかったが、思いがけずすばらしい花たちに出会えて最高だった。
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