2015日本美食飽食紀行（２）　故郷広島→東京コート・ドール

2015/04/09 - 2015/04/11

普段は実家に泊まるのは一泊だけ。
しかし今回はなんと３泊です。免許の更新もあるし、近々閉店するという蕎麦屋にもいきたいし、駅ビルと実家の近所でしか食べた事がない嫁に、老舗のお好み焼きも食べさせたいし。あ、ラーメンはどうしよう？

エリア 広島

• 旅行の満足度: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は朝から運転免許センターへ免許の更新に行って午前中はおしまい。昼はお好み焼きを食べに行くことにしました。実家からあまり遠くないところにある「八昌」五日市店です。

雨が降っていたので兄の車で。
駐車場が結構遠い。

満席なのでしばらく待ち。やがて席が出来たので座敷の方へ。鉄板の上にはずらりとそばが並んでいます。

見ているとどうもオペレーションがよくありません。子どものいる家族連れ、隣の若者二人連れ、ともに注文を間違えられています。となりの若者二人連れは一人だけ先に出てきてしまい、チビチビと食べていますが半分以上終わってもまだもう一人のがやってきません。酒も飲まないのにこういうのは困りますね。

延々と待たされた挙げ句に出てきたお好み焼きですが、母にも兄にも嫁にも不評でした。

そばがびっくりするくらい、パリパリなのです。兄曰く「よくここまで水気を抜いたと感心した」というその言葉通り。。。。。

うーむ。思い描いていた八昌ではありませんでした。

嫁曰く、「ビールなしでお好み焼きなんて何十年ぶりやろ？」
まぁ、呑めばいいようなものですが、私と同じくらい酒好きな兄がハンドルキーバーですからねぇ。義妹としてはそのくらいは気を遣って貰わねば。

帰宅する兄と母と別れて私たちは前々から予約してあった見学の為に、造幣局へ。

「花のまわり道」という桜の通り抜けはまだ先でしたが、桜はすでに満開。
バスで来ていた団体さんに混じって見学開始です。あいにくの雨模様ですが、満開の桜が見事ですね。

実際にコインを作っている過程を興味深く見学しました。

天ぷらを食べたい、とリクエストすると兄が上八丁堀の「天一」に連れて行ってくれました。母、兄夫婦、姪、我々の総勢５人です。

この店は銀座の有名店の支店のようですね。

おまかせでいただきます。

旬の魚介や野菜が順番に出てきます。

さすがにプロの仕事で味もそうですが、ちょっとした工夫も楽しいですね。当然われわれは日本酒をいただきます。

すっかり満足。ごちそうさまでした。

翌日は、今年のＧＷ限りで引退するという蕎麦名人、高橋さんが打つ蕎麦を食べようと一族うちそろって出かけました。以前行った人のブログを見ると、「９時半までに行く方が良い」とあったのでそれを目指して出かけたのですが。。。。。。世の中そんなに甘くはありませんでした。

到着すると長い自動車の列。嫁が車を降りて元気よく店を目指して歩いて行きます。やがてトボトボと帰ってくる嫁の姿が。。。。なんと８時過ぎにはもう３００人が詰めかけて蕎麦は売り切れだそうです。嫁が話を聞いた人も残念組、その人が並んでいる人に聞いたところでは、5時半に到着していたのだとか。さらには前の夜にやってきて、車の中で一夜を明かした人すらいる、ということでした。

仕方なく近くの「豊平どんぐり村」という道の駅でちょいとお花見。手打ち蕎麦の看板を見て食べようと思うと開店前。まぁ朝のドライブやな、ということで一旦解散です。

嫁が見たいと騒ぐので、広島市内にある国宝建築の一つを訪れました。「不動院」というお寺です。ナビを見て近くまではいくものの、判りにくい。
ちょうどいた白バイのおまわりさんに教わってやっとたどりつきました。

なかなか立派な建築物です。

それにしても、もう少しわかりやすい道路標示をすればいいものを。。。。

判りにくい場所にあるせいか、参拝客も殆どいません。

堂々たる本堂も見応えがあります。

それにしても、本堂付近にも人気がありませんね。。。

広島でゆっくり過ごすのは本当にひさしぶり。

昔ながらの広島の中華そばが食べたくなりました。実家の近くにも「きくま」という評判のいい店はありますが、今日は「つばめ」にしましょう。

この店は近くの「すずめ」と並ぶ老舗です。メニューは中華そばとおでんとおむすびだけ。

おでんとおむすびを食べながら中華そばを待ちましょう。

嫁は「ビールのないラーメンなんて」とか、「酒のないおでんなんて」とか文句をいいますが、この日はレンタカーを借りて私が運転しているのですから、呑むわけにはいきません。

懐かしの広島の中華そばです。

嫁は、女性客が一人で来ているのに（それも３人も）驚いています。大阪ではあまり見かけない光景のようです。（といいつつ、本人は平気で一人でラーメン屋に入るのですが）

ごちそうさまでした。

後日、自宅に戻ってから「すずめ」閉店をテレビで知りました。お弟子さんが別の名前で店を引き継ぐ様なのでほっとしましたが。。。

つばめの大将や女将さんはまだまだ元気そうでしたが、これからも元気で昔懐かしい広島の中華そばを守り続けていただきたいものです。

この日は実家で家族そろって晩ご飯です。メインはなんといってもこれ。北海道で買ってきた毛ガニです。

土産物屋などで買うと詐欺にあったりする毛蟹です。今回は恵庭の「うおはん」で仕入れてきました。

翌朝は広島駅からバスで広島空港へ、そこから羽田へ向かいます。広島駅のバスターミナルで待っているとこんなバスが！

ほんと、優勝パレードみたいです！

空港で旨いものにありつこう、とは期待しません。しかしこの日はひどかった。

まず、表の品書きに「鰯の刺身」がある店に入ってそれを注文するとない、と言われます。仕方ないので「菜の里」という麺類の店へ。私は肉うどん、嫁はレモンそばです。

入って直ぐ気がついたのが店員の少なさ。昼時を過ぎている割には客が多く、厨房２人、ホール１人でまったく仕事がおいつきません。しかもホールの一人がどう見ても仕事に慣れておらず。嫁がぶつくさいっていましたが、このしわ寄せがわが家に。

できあがった後放置されていた私の肉うどんはぬるくなってしまっていました。呼ぶとまた時間がかかるので、自分でカウンターへ運んでクレームです。

嫁が頼んだレモンそばも、肉うどんも、格別旨いものでもありませんが、まずいわけでもありません。

どう考えても新人かそれに毛が生えた程度の気配りしかできない若者が一人でドタバタドタバタ。仕事の優先順位がさっぱりわかっていないので、熱々の麺を放置したまま、他の事をしたりしています。

いやはや。。。

レモンそばは最近売り出し中の新名物のようです。

羽田に到着、着替えて夕食の為にレストランへ。

この日は久しぶりの（支配人に、ご主人は３年半ぶりです、と言われました）三田のコート・ドールへ。いつも東京での夕食につきあってくれる友人二人とご一緒しました。

なんとこの店で始めての「コース」です。食べたかったアスパラも、エイとキャベツも含まれているコースをいただきました。なんといってもホワイトアスパラですね。

そしていつものソムリエさんに薦めて戴いたワインを堪能、チーズにデザートに食後酒、と相変わらずのやりたい放題でした。

それにしても相変わらずいい店です。どうかまだまだこの素晴らしいお店を続けて下さい。