2015.1指宿・知覧・蒲生一人旅7-知覧武家屋敷1　平山亮一，佐多美舟庭園など，知覧二ツ家，石敢當

2015/02/01 - 2015/02/01

残念ながら今日中に蒲生まで行かなければならないので，知覧特攻平和会館にはよる時間が無くなってしまった．残念．今の平和の礎になった方々のことは忘れてはならない．1435　南九州市役所の隣の駐車場に駐車．
それから知覧武家屋敷を散歩するが，こんなに素晴らしいところとは思わなかった．通りも武家屋敷町にふさわしい雰囲気だし，途中に近代的な建物もない．約700ｍ，まるで明治以前に戻ったような感じだ，そして中上級武士の家々にある素晴らしい庭園．18世紀のものだ．こじんまりしているが非常に凝っている．同じ時期にはシェーンブルク宮殿の広大な庭が全盛期であったころだが，日本の小さな町の武士たちがこれほど風雅な庭園を造っていたというのが感動だ．素晴らしい庭師もいたのだろうし，巨大な岩を運んでくるのに金を惜しまなかったのあろう．個人的には平山克己庭園，平山亮一庭園が好きだ．両方とも母ヶ岳を借景にしている．特に大刈込みの亮一庭園はなかなかだ．最初の6つの枯山水式庭園をここでは紹介．また二ツ家というこの地域独特の建築様式，男玄関，女玄関と島津らしい厳格さも興味深かった．また石敢當という琉球の風俗がここまで伝えられていた．島津の実質支配下に琉球尚王家はおかれていたのだが，風俗は支配被支配をとびこえる．

知覧は島津家の分家，佐多氏が支配，知覧の私領地化と島津姓の使用が許されたと，現在の武家屋敷群は17世紀末から18世紀中ごろに作られたとの事．

エリア 知覧・南さつま・日置(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

残念ながら今日中に蒲生まで行かなければならないので，知覧特攻平和会館にはよる時間が無くなってしまった．残念．その周りにはたくさんお燈籠がたてられていたが，運転での余裕がなくいい写真は撮れなかったので省略．今の平和の礎になった方々のことは忘れてはならない．1435　南九州市役所の隣の駐車場に入れた1時間200円．実は亀甲城側には無料駐車場を後で知る．しかし観光地へのカンパだ！

市役所前の交差点を渡る

市役所前の県道23号線の武家屋敷側には恋の泳ぐ清流溝がある．

武家屋敷通りの前の辻商店で入場料500円を払いパンフレットをもらう．このパンフレットが入場券代わりになる

ここは1750年ごろに作られた庭園が有名

まず西郷恵一郎庭園

母屋，本当に普通の武士住宅に立派な庭園がある

平山克己庭園の入り口．本当に普通の民家だ

横の軒先を行くと

小さいが素晴らしい庭園

民家があるが母ヶ岳の優美な姿を取り入れた借景園

石組みで主峰

1453　また通りに

これは非公開の家だが門構えがすごい．重要な家臣だったのかなあ

3つ目の庭園　平山亮一庭園だ，門が立派

やはり民家の奥になる

これはすごい　大刈込一式の庭園．イヌマキによる山脈

母ヶ岳を借景に　しかしすばらしい．手入れが大変だろうなあ

この軒先から見ていたなんて，なんだか素晴らしい昔に思える．18世紀の江戸時代の地方で，こんな風流を楽しんでいたとは．．

その前の道に石敢當　琉球から伝わった．魔物が屋敷内に入るのを防ぐ

そう当時の琉球は島津藩に実質支配されていた．そてつ地獄のような収奪だったことを思うと，この知覧の屋敷との間で複雑な思いになってしまう．

民家の休憩所のようだ

オモテとナカエをつなげた「二ツ家」とよばれる知覧の建築様式

その前には看板が

1502　四つ目の庭園　佐多美舟庭園

これは巨岩の石組み，燈籠など　豪華な庭園だ

逆光であまりいい写真は撮れなかった

母屋

今も人が住んでいる

5つ目　佐多民子庭園

これもまあ素晴らしい庭園

この深山幽谷がすごいね．中国の深山から川が流れその上に塔があるよう

ここの庭園は手前には何もない場所が広がる．日常生活上は確かにこの方が便利だ

武家街らしく道が所々で曲がる

佐多直忠庭園

なんとここにはヒンブン（沖縄）のような目隠しが．魔物が入らないようにしたのだろうか

今は改築されているが

昭和7年の写真　この家にも男玄関　女玄関があった

屏風岩がめだつ　やはり母ヶ岳を借景にしている

1513　さらに先へ

旧高城家住宅

また二ツ家のような家

復元だ

男玄関は広く

女玄関は狭い

1518　室内，さてあと1軒庭が残っている．武家屋敷の入場券やパンフレットは次のブログで