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当時、京都大学入学生は、教養課程の最初の1年間を京都府宇治市五ケ庄の「宇治分校」で学び、2年生から京都の吉田分校に移ることになっていました。しかし私たちが入学した翌年から教養課程の2年間を最初から吉田分校で学べることになり、私たちが最後の宇治分校生となりました。<br /><br />宇治分校の所在地の正式名称は「宇治市五ケ庄」ですが、宇治平等院などがある中心部の手前の、黄檗山萬福寺のある通称「黄檗」にありました。ここは日本帝国陸軍の火薬庫跡の敷地の半分を大学にしたもので、あちこちに火薬庫の廃墟が残り、兵舎がそのまま校舎になっていました。残りの半分は陸上自衛隊の「宇治駐屯地」になっていました。<br /><br />50年の時を経て、兵舎がそのまま校舎になっていキャンパスがどのように変貌しているのか、同期生一同大きな関心を持って訪れました。<br /><br />写真は1年生の時に、宇治分校正門で写した私の写真です。門柱には「京都大学教養部宇治分校」とかろうじて読める木札がかかっていました。

大学卒業50周年同期会② 宇治分校跡を視察

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2014/10/29 - 2014/10/30

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元カニ族

元カニ族さん

当時、京都大学入学生は、教養課程の最初の1年間を京都府宇治市五ケ庄の「宇治分校」で学び、2年生から京都の吉田分校に移ることになっていました。しかし私たちが入学した翌年から教養課程の2年間を最初から吉田分校で学べることになり、私たちが最後の宇治分校生となりました。

宇治分校の所在地の正式名称は「宇治市五ケ庄」ですが、宇治平等院などがある中心部の手前の、黄檗山萬福寺のある通称「黄檗」にありました。ここは日本帝国陸軍の火薬庫跡の敷地の半分を大学にしたもので、あちこちに火薬庫の廃墟が残り、兵舎がそのまま校舎になっていました。残りの半分は陸上自衛隊の「宇治駐屯地」になっていました。

50年の時を経て、兵舎がそのまま校舎になっていキャンパスがどのように変貌しているのか、同期生一同大きな関心を持って訪れました。

写真は1年生の時に、宇治分校正門で写した私の写真です。門柱には「京都大学教養部宇治分校」とかろうじて読める木札がかかっていました。

同行者
その他
交通手段
私鉄 徒歩
  • 当時宇治分校への通学や、京都の本学への往復などに最も使った京阪電車宇治線の「黄檗駅」です。

    当時宇治分校への通学や、京都の本学への往復などに最も使った京阪電車宇治線の「黄檗駅」です。

  • 陸上自衛隊宇治駐屯地の正門です。昔より整備され立派になっていました。

    陸上自衛隊宇治駐屯地の正門です。昔より整備され立派になっていました。

  • ここから写真の長い塀を伝って、宇治分校跡に向かいました。<br />塀の道路を隔てた反対側には池や荒れ地が広がっていて、写真のような住宅や商店は全くありませんでした。

    ここから写真の長い塀を伝って、宇治分校跡に向かいました。
    塀の道路を隔てた反対側には池や荒れ地が広がっていて、写真のような住宅や商店は全くありませんでした。

  • 長い塀が続きます。

    長い塀が続きます。

  • この塀の先に、50年前には表紙の写真のような宇治分校の「正門」がありました。<br />その横には、写真のような頑丈なコンクリートの歩哨所(門番の兵士が立っていた小屋)がありました。<br />

    この塀の先に、50年前には表紙の写真のような宇治分校の「正門」がありました。
    その横には、写真のような頑丈なコンクリートの歩哨所(門番の兵士が立っていた小屋)がありました。

  • 宇治分校跡の現在の建物配置図です。現在に正式名称は「京都大学宇治キャンパス」です。<br />昔の正門は、現在「南門」となっています(図の丸印)。

    宇治分校跡の現在の建物配置図です。現在に正式名称は「京都大学宇治キャンパス」です。
    昔の正門は、現在「南門」となっています(図の丸印)。

  • 「南門」から、写真のような広い道路が続いて、両側には研究施設が並んでいました。

    「南門」から、写真のような広い道路が続いて、両側には研究施設が並んでいました。

  • 宇治分校時代には、この道路沿いのみならず、ここかしこ下写真のように茂った叢の中に廃墟となった火薬庫の残骸がありました。

    宇治分校時代には、この道路沿いのみならず、ここかしこ下写真のように茂った叢の中に廃墟となった火薬庫の残骸がありました。

  • 上写真の私が手をかけていた木も、現在どこかに育っていることでしょう

    上写真の私が手をかけていた木も、現在どこかに育っていることでしょう

  • ここには当時、「宇治分校」「木材研究所」「防災研究所」しかなかったと思いますが、今では研究施設がたくさん入っていました。<br />写真のような案内板をみてもその研究内容が全く分かりません。

    ここには当時、「宇治分校」「木材研究所」「防災研究所」しかなかったと思いますが、今では研究施設がたくさん入っていました。
    写真のような案内板をみてもその研究内容が全く分かりません。

  • 研究所は立派なビルです。

    研究所は立派なビルです。

  • 宇治分校には当時、写真のようなグランドがありました。<br />グランドの後ろ左の建物は「生協の売店」だったと思います。ここが今どのようになっているだろうか?と探しましたが・・

    宇治分校には当時、写真のようなグランドがありました。
    グランドの後ろ左の建物は「生協の売店」だったと思います。ここが今どのようになっているだろうか?と探しましたが・・

  • 建物が多くて、グランドがあった場所はよく分かりませんでした。

    建物が多くて、グランドがあった場所はよく分かりませんでした。

  • すっかり、変貌した宇治分校跡で、何か当時の物が残っていないか皆で探しました。ありました。ありました。当時私たちが毎日見ていた掲示板が、そのまま残っていました。<br />今は何も掲示されていませんが、当時はここに「休講の知らせ」「アルバイト情報」「下宿情報」など、びっしりと掲示されていました。

    すっかり、変貌した宇治分校跡で、何か当時の物が残っていないか皆で探しました。ありました。ありました。当時私たちが毎日見ていた掲示板が、そのまま残っていました。
    今は何も掲示されていませんが、当時はここに「休講の知らせ」「アルバイト情報」「下宿情報」など、びっしりと掲示されていました。

  • もう一つ、当時の建物を一棟見つけました。ここで記念撮影です。

    もう一つ、当時の建物を一棟見つけました。ここで記念撮影です。

  • 当時、ここは物理や化学の実験室だったと思います。

    当時、ここは物理や化学の実験室だったと思います。

  • 写真は、現在の宇治キャンパスと陸上自衛隊宇治駐屯地との境界のフエンスです。

    写真は、現在の宇治キャンパスと陸上自衛隊宇治駐屯地との境界のフエンスです。

  • 写真は宇治分校時代の宇治分校と自衛隊との境界の垣根です。戦争映画に出てくるような木柱に鉄条網でした。

    写真は宇治分校時代の宇治分校と自衛隊との境界の垣根です。戦争映画に出てくるような木柱に鉄条網でした。

  • 残念ながら私は当時写真機を持っていませんでした。宇治分校時代の校舎や生協食堂、図書館など詳しく物語る写真がありません。このため以上のごく限られて写真しか残っていません。下写真もその中の一枚です。

    残念ながら私は当時写真機を持っていませんでした。宇治分校時代の校舎や生協食堂、図書館など詳しく物語る写真がありません。このため以上のごく限られて写真しか残っていません。下写真もその中の一枚です。

  • 写真は宇治キャンパスにある「黄檗プラザ」です。<br />ここは、京都大学における学術の交流、学生への支援、産学官連携の推進及び地域社会との連携を図り、京都大学における教育研究及び学術文化の発展並びに社会貢献に寄与することを目的として建設された施設です。<br />国際会議、講演会、学会、研究会、研修会等、また、発表会、サークル会議等広く利用されています。<br /><br />この建物の中にあるカフェ・レストラン「きはだ」にて昼食にしました。

    写真は宇治キャンパスにある「黄檗プラザ」です。
    ここは、京都大学における学術の交流、学生への支援、産学官連携の推進及び地域社会との連携を図り、京都大学における教育研究及び学術文化の発展並びに社会貢献に寄与することを目的として建設された施設です。
    国際会議、講演会、学会、研究会、研修会等、また、発表会、サークル会議等広く利用されています。

    この建物の中にあるカフェ・レストラン「きはだ」にて昼食にしました。

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