2014/12/27 - 2014/12/30
4808位(同エリア11619件中)
くわさん
2014年12月29日、午後
鹿児島市の名所、仙厳園を後にし北上、霧島へ向かいました。
霧島は高校の修学旅行で泊まったことがありましたが、あの時はただ「泊まっただけ」の印象しか残っていません。
事実上初めての霧島、どんなところなのでしょうか?
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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国道10号線を北上、姶良市の加治木までやってきました。
前回、鹿児島に着たときの帰り、九州自動車道の加治木IC付近で見たこの不思議な山。
(助手席から撮影) -
映画「未知との遭遇」で宇宙人がやってくるあの山、アメリカのデビルスタワーと同じ形をしています。
地図で確認すると「蔵王岳」という山だそうです。それにしてもおもしろい形をしている山です。蔵王嶽 自然・景勝地
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次にやってきたのは、同じ姶良市の龍門滝。蔵王岳のすぐ近くです。
龍門滝 自然・景勝地
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こんなところに滝があるやなんて。鹿児島というところはあちこちに滝があるところです。
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滝でマイナスイオンを浴びた後は鹿児島空港の近く、JR肥薩線の駅、嘉例川(かれいかわ)駅へ。築100年を越える駅舎だそうです。
嘉例川駅 駅
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12月29日でしたが、もう正月の準備が整っていました。
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駅の中を探検しましょう。
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あっ、列車がやってきた。
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列車から手ぶらで降り立った美女一人。
あまり線路を見つめないで。 -
あっという間に列車は出発し元の静けさに。
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ここは無人駅で、旧事務室には自由に出入りできます。
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切符売り場に、柔らかい西日が差し込みます。
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昔の色んなキカイがそのままに。
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何かのキカイ
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切符売り場。
「博多一枚」、そんな会話が似合いそうな窓口です。 -
駅前の風景。昔は賑わっていたのでしょう。
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次にやってきたのは坂本龍馬がお気に入りだったという塩浸温泉。
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日本で初めて新婚旅行をしたと言われる坂本龍馬とお龍は、ここ霧島をその地に選び、この塩浸温泉にしばらく滞在していたそうです。
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当時は当然宿があったのでしょうが、今は資料館や立ち寄り湯しかありません。
その資料館へ。 -
中には坂本龍馬の足取りや手紙などが展示されています。
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中でも印象的なのは新婚旅行で登った霧島連峰の高千穂山の光景がかかれたもの。龍馬の姉に宛てた手紙で、図解入りです。
楽しそうで、私たちがこうやって旅行記を書いている気分だったのでしょう。そういう意味では坂本龍馬という人は、4Travelのライター諸氏の大先輩と言えるかもしれません。 -
ここには記念撮影コーナーがあって、左上の写真のように龍馬とお龍が登った高千穂をバックにして写真を撮ってもらえます。(衣装付、無料)
右上が手紙の一節。10日ほどここに滞在したようです。 -
資料館を出て裏の山へ。この階段は龍馬の時代からあったそうです。
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そしてもう一つの階段。龍馬の時代は今の国道が通じていなかったので、この階段が塩浸温泉に通じる唯一の道だったそうです。
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こんな風に登ったのでしょう。
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これがその階段全景。
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塩浸温泉に西日が差しこみます。
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さて、塩浸温泉を後にしやってきたのは、塩浸温泉の資料館で教えてもらった犬飼の滝。ここも龍馬が訪れたそうです。
県道470号線を走っていると突然滝が見えます。その向こうには高千穂峰が、いいアングルで見えていました。 -
県道470号線沿いにこの滝の展望台がありますが見晴らしはイマイチ。
で歩道で下に降りましょう。犬飼滝 自然・景勝地
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下にも展望台があり、こちらの方が迫力があります。
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滝つぼの裏には回れません。
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次にやってきたのは霧島温泉。
今からウン十年前の修学旅行で泊ったところですが、全く記憶にありません。霧島温泉郷 温泉
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湯けむりがあっちこっちから勢いよく噴出しています。
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温泉街を通過し、やってきたのはこの日三つ目の滝、丸尾の滝。
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この滝は温泉の成分が含まれているのか、神秘的な水の色をしています。
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滝に夕日が差し込みます。
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続いてやってきたのは国道223号線沿いの神話の里公園。
この日は当初霧島温泉の旅館にでも泊ろうかと思っていましたが、天気がいいのでこの公園の下の道の駅で星子さんの撮影をすることにしました。道の駅 霧島 道の駅
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17時過ぎ、霧島高原に夕陽が沈みます。
霧島高原 自然・景勝地
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こちらは龍馬たちが登った高千穂峰。夕陽に照らし出され赤く色づいています。
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この日は空気が澄んでいて、日の入り直前まで眩しい太陽が見られました。
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高千穂峰が更に赤くなってきます。
高千穂峰 自然・景勝地
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あっ、日の入りの瞬間。
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陽が沈んでから南の方には・・・これは桜島の噴煙でしょうか?
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夜、弁当の買い出しに再び霧島温泉の温泉街に戻ります。
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そして再び道の駅に戻る途中、先ほどの丸尾の滝がライトアップされていました。
丸尾滝 自然・景勝地
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ライトに照らされ木々の色が鮮やかです。
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道の駅に戻ってきました。
この日の月齢は7.1、半月です。
月の入りは深夜0時過ぎ、それまで仮眠して星の撮影は待ちましょう。 -
23時40分、月の入りはまだですが、もう月の影響はほとんどなく、オリオン座がよく見えます。その下には・・・
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そうカノープスです。
これが目的だったのです。さすが鹿児島、余裕で見られました。これで長生きできます。
その後星子さん撮影は続いたのでした。続く・・・
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この旅行記へのコメント (3)
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- ねんきん老人さん 2021/07/31 12:05:20
- 羨ましいカメラワーク。
- くわさん、小生のラチもない旅行記をあれこれとお読みくださって、ありがとうございます。
かつては新婚旅行のメッカだった霧島に奥様と出かけられた旅行記、羨ましく拝読しました。
嘉例川という駅のことはまったく知りませんでしたが、写真を拝見して目を見張りました。 駅舎内のベンチ・・・学生時代はあちこちの駅で寝ましたが、それにはあの形のベンチが絶対に必要でした。今のように1席ずつ切り離された椅子ではとうてい寝られません。 改札口の木製の柵も、昔の裁判所の被告が立つ所のようで、子供のころは「裁判ごっこ」などした懐かしい思い出があります。
鹿児島県に滝が多いということはなんとなく感じていましたが、龍門滝というのは知りませんでした。 2枚目の写真は素晴らしいですね。 滝を撮るときのシャッタースピードはとても難しく、下手にスローにするとわざとらしい写真になってしまうのですが、くわさんの写真は絶妙で、見とれてしまいます。 滝の裏側の岩も珍しい形ですね。
写真といえば、半月の幻想的な写真はどう撮られたのですか? レンズはどれくらいのものを使ったのですか? 私などのカメラで撮れないことは分かっていますが、昔、人から借りた400ミリのレンズで(もちろんフィルムカメラです)撮ったときは、平べったい円にしか写らず、がっかりしました。
くわさんのように撮れるんだったら、今からでも練習したいものですが、まあ、やめておいた方が無難ですね。
同じ旅行をしても、残せるものがくわさんと私では違い過ぎて、悔しいやら羨ましいやらで、ため息が出ます。
どうぞこれからも奥様と素敵なご旅行を楽しまれてください。
ねんきん老人
- くわさん からの返信 2021/08/01 21:27:37
- RE: 羨ましいカメラワーク。
- ねんきん老人さん、お褒めいただいて恐縮です。
私も若かりし頃、ステーションホテル、パークホテル、リバーサイドホテルなどによく泊まりました。当時は規則も緩くて駅員が毛布を貸してくれたり、山形のパークホテルでは寝ている最中に突然警官が懐中電灯で瞼を照射して起されたり・・・今では懐かしい思い出です。
滝の写真は、水流を絹糸のように表現するため減光フィルターを使い、10秒くらいのシャッタースピードで撮っています。
焦点距離は普通の標準だったかと思います。24〜70ミリです。
半月の写真は200ミリレンズで撮ったものをかなりトリミングしたかと思います。月をオートで撮影すると結構明るくなるので、かなり露出を抑えて、クレーターが見えるようにしています。
夜空の写真って結構難しくって、いろいろと試行錯誤しながら失敗作を重ねています。
今のところ、幸い私もヨメも一応旅行ができるくらいの健康体ですが、かつてはヨメが死にそうになったことがあります。身障者なのはそれが原因です。
ヨメさんは高知、宿毛の近くの出身で、いわゆるハチキンの部類で、旅行に行っても必ずけんかをします。そんなヨメですが、やっばり一人で旅行するより、けんかしながらでも二人でついつい出かけてしまいます。
まだ、木更津には行けていません。すぐ近くなのですが、涼しくなったら・・・佐原にも行きたいし、成田の北側の古墳群にも行きたいし、市原の更級日記の作者、菅原孝標女の足跡もたどってみたいし、千葉は見どころが多く、いつになることやら。
当面は過去の写真を整理して旅行記にまとめている今日この頃です。
くわ
- ねんきん老人さん からの返信 2021/08/02 09:06:06
- ご教示ありがとうございました。
- くわさん、おはようございます。 ご丁寧なご教示ありがとうございました。
ステーションホテルその他の同好者でしたか! (別に好んでそれらのホテルを選んでいた訳ではないかも知れませんが)
私の所属する老人会は毎回、自慢合戦、講釈合戦みたいになっていますが、旅行についてはとんと話が出ません。 俺は日本中、行ってない所はない、などと言う者はいますが、行ったというその地の具体的な話は聞いたことがありません。 ましてパークホテルやリバーサイドホテルなど話しても理解されません。
今回くわさんがそれらについて豊富なご経験をお持ちだと知って、勝手ながら同好の士を得た思いです。
減光フィルターですか! 刮目しました。
減光フィルターは持っていますが、それは青空を撮るために買っただけで、実際にはカメラの「オート」でカバーされることが多いので、ほとんど使っていません。
滝に使うという発想は全くありませんでした。 それで減光できるのですね。 私の写真がどれものっぺらぼうになってしまうのは露出過多なのですね。
月の写真も、私は微小な光をしっかり捉えようと絞りを全開にしたのです。
くわさんが露出を抑えてスローシャッターで撮られたと知り、己の無知に愕然としました。 レンズも200ミリで撮れるのですね? それなら私のカメラでもできそうです。 今度試してみます。
奥様は大きな怪我か病気をなさったのですか?
奥様と一緒にご旅行できる幸せは、何にも勝るものです。 それができなくなった私は旅行の楽しさが半減どころか、ほとんどなくなりました。 妻の在世中はよく一人旅をし、それが結構楽しかったのですが、今、旅をしていて、その味気無さに次への意欲を喪失しています。
どうぞ奥様をお大事に。 いつまでもお二人でのご旅行を楽しまれてください。
ねんきん老人
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