海外 de ニューイヤーカウントダウン in 香港＆マカオ★2014-2015　04　4日目【香港⇒マカオ】

2014/12/27 - 2015/01/01

旅行4日目。
今日はマカオフェリーで、マカオまで足を延ばして日帰り観光へ。
天候に恵まれたおかげで日中の気温が高く、暑さでアウターが邪魔に感じるほどだった。
前回行っていない場所を中心に、マカオの台所…朱色の壁が目印の紅街市を覗いたり、珍しいミャンマー料理でランチをしたり、以前から気になっていた鄭家屋敷（マンダリンハウス）も見学することが出来た。
孫文や毛沢東に影響を与えたという思想家：鄭觀應の邸宅を改修した鄭家屋敷は、初期のマカオ中国建築といわれるなかに、装飾の細かな部分にはどこか西洋建築の面影も感じさせる美しい佇まいにため息が出るばかり。
駆け足マカオ観光前編がスタート。
※マカオ滞在中は全て香港ドルで支払い。　

エリア マカオ(マカオ)

MTR:上環D出口からマカオフェリーターミナルがある新徳中心へ。
チケットを購入しようとしたら、旅行代理店の強引なフェリーチケット勧誘に捕まってしまい、クレジットカードも使用できるのでそのまま往復購入した。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

今から使う往路用チケット。
こちらは時間指定がされていて朝10：30発の普通席が確保されている。
まだ座席は決まっていないので、チェックインが必要。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

のちに災いとなる復路用チケット。
チケットをちゃんと確認すればいつもなら思い出すのに、今回は香港で復路分のチケットを手にしたために忘れてしまった。
マカオ到着時にこのチケットを乗りたいフェリーのチケットに交換する必要があったけど、スッカリ帰りの座席を確保した気になっていて、よくよく見ると“平日・普通席”しか記載が無くて、復路の乗船時刻がないのに気づかず。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

マカオに出発。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

通路を抜けた先は…

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

出国審査。
結構並んでいるけど意外とサクサク進んでるらしく待ち時間はほとんど無かった。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

出国審査後忘れちゃいけないのが、乗船予定ボートのカウンターに立ち寄ること。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

チケットを提出すると座席シールを貼ってもらえる。
気づかずに出発時間まで過ごしていると、場合によっては並びの席が抑えられないのでご注意を。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

ゲートが開いて乗船開始。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

停泊しているのが今から乗船するスピードボート。
以前マカオに行ったときはぐわんぐわん揺れて、普段乗り物酔いしない体質なのに酷く酔ってしまったので少し不安。

マカオ政府観光局（上環/マカオ・フェリーターミナル） 観光名所

今回は2階席だったから前回以上の揺れを覚悟していたけど、あまり揺れなくて快適な移動だった。

11：40マカオに到着。

マカオ 外港フェリーターミナル 駅

マカオフェリーターミナル前のバスターミナルをウロウロ。

どのバスに乗ればいいか分からないので交通整理をしている人に尋ねるも、早口の中国語で捲し立てられ結局わからず、1つ1つ行き先を確認して乗り場を見つけた。
まず最初に向かうのは、マカオの庶民の台所：紅街市とその近くにあるミャンマー料理の人気店。
【3】のバスルートに名前を見つけたので待機。

少し待つと【3】のバスが到着。
このバスは最初、観光客に人気のエリアを抜けていくので、親切なマカオ人のおばさんが通り過ぎるセナド広場前を指さしながら「降りなくていいの？」と声を掛けてくれた。
その後も色々話しかけてくれたけど相変わらず英語が通じないマカオ。
行き先と、日本人であることを伝えてる間に着いてしまった(笑。

この停留所で下車。
向かいの歩道橋を渡る。

歩道橋からの景色は、道路に迫る勢いでどこまでも続く集合住宅。
観光エリア外は、香港に比べると少し背が低い集合住宅が立ち並ぶローカルのマカオの姿があった。

歩道橋を降りてすぐのこの道を真っ直ぐ進むと…

観光客があまり行かないような生鮮食品・日用品を取り扱う商店街が広がっている。

リズミカルな包丁の音と、テロテロ光る美味しそうな各部位の肉たち。

名前がわからないローカル商店街をズンズン進んでいくと…

円形広場に突き当たる。

円形広場ではライオンのような鬣が似合う犬に会った。
このすぐそばのはずだけど地図通りに尋ねるも、店が見あたらず狭い範囲をぐるぐる。

マカオ行きを決めたときから“マカオで人気のミャンマー料理屋で、美味しいミャンマー料理を食べる”と決めていたから、マカオ1人気があるという“雅馨緬甸餐廳”へ。

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

上階もあるようだけど店内は満席で、偶然空いたテーブルに相席になった。

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

Menu。
全写真付きのMenuには値段がついていないのも多くて、2冊を見比べながらオーダー。
香港から来た観光客は大半の人がカレー麺を頼んでいたけど、品数が多すぎて迷う。

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

【青島Beer（大)】17MPO
この店で1番人気は店オリジナルの紫芋豆乳だけど、歩き疲れたのでビールが美味しい。

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

【豚の内臓＆卵ごはん】38MPO
醤油で煮こまれた豚肉・耳・内臓2種類がのっている。
ごはんによく合う濃い目の味♪

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

【酸辣雞絲麵 】33MPO
店の入口にあった写真が美味しそうでオーダー。
スープの色は真っ赤だけどあまり辛くなく、麺は柔麺のようなコシが無い食感だった。
上にのっているのは細切りされた鶏肉。

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

【エノキの醤油炒め】24MPO
モヤシと英語で書いてあったから頼んだらエノキが登場。
エノキを蒸していて程よく食感が残っていて、ピリ辛タレをつけても美味しい。
合計：118MPO
香港ドルで支払ったら、香港ドルでお釣りをくれた。

雅馨緬甸餐廳 アジア料理

紅街市を目指して大通りへ来てみると、意外と目立つのが原付の数。
坂道や狭い道が多いから1番便利なのかも。

赤レンガで造られた鮮やかな色が目立つアールデコ調の建物が紅街市と呼ばれる、古くからマカオの台所を支える生鮮食品市場。

紅街市 市場

大きな扉を押して入ってみる。

紅街市 市場

にぎやかなのは午前中らしいけど、ランチタイムを過ぎたこの時間でも人の往来は絶えない。

紅街市 市場

乾物・野菜売り場を抜けると…

紅街市 市場

肉や魚のエリアに。
こちらは既に店じまいが済んでいてとても静かだった。
外にも紅街市を囲むように野菜屋台が出店していて活気がある。

紅街市 市場

大通りのバス停から、ミニバスの【26】に乗車（5MPO）。
媽閣廟前で下車するつもりが…あれ？止まることなく前をスルッと通過してしまった。
慌ててボタンを押すもバスは橋を走り抜けてしまい、次の停留場はだいぶ先の…

マカオタワー前。

マカオタワー (澳門旅遊塔) 建造物

反対車線には渡れないし、歩いていくには無理がある距離なので、マカオタワー下の乗り場でTAXIを拾って…

媽閣廟前で下車。
マカオタワー⇒媽閣廟まで19MPO。

河邊新街 散歩・街歩き

媽閣廟は、1488年創建された中国式寺院で、マカオで最も古い寺院といわれている。
ポルトガル人がはじめてマカオに上陸した場所もここ媽閣廟の岸で、ポルトガル人が現地の人に地名を尋ねたところ、「媽閣（マーコウ）」と返したため、マカオという地名が産まれたという、マカオ発祥の地。
天候に恵まれたおかげでアウターを脱ぎたくなるほど暑く感じた。

媽閣廟 寺院・教会

熱心な参拝客で溢れかえる境内。
特大線香に火をつけ祈りを捧げる。

媽閣廟 寺院・教会

風鈴と絵馬を合わせたようなものに願い事を託す。

媽閣廟 寺院・教会

まだまだ上に階段が続いていて大殿・石殿・弘仁殿・観音殿など見どころは多数あったけど、足底筋膜炎の調子が絶望的に悪いので今回は断念。

媽閣廟 寺院・教会

急な坂をゆっくり歩いて次の目的地へ。
可愛らしい街並みに目を向けると素敵な出会いがある。
タイル張りのキッチュなポスト。

使い込まれたレトロな呼び鈴。

急な坂道を登りきると、今度はゆるい下り坂をひたすら下る。

建物の隙間から覗くのはカジノ。

ポルトガルの香りと、中国の文化がミックスされた独特のセンスがこの街をつくりあげている。

リラウ広場近くの鄭家屋敷（マンダリンハウス）に到着。
ここは今回、マカオで1番楽しみにしていた場所。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

周りは普通のアパートに囲まれているけど、ここだけ特別な空気感が漂う。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

2002年からはじまった修復で長い間非公開だったけど2010年に修復が完了し、一般公開されるようになった。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

この鄭家屋敷は、孫文や毛沢東に影響を与えた思想家：鄭觀應の邸宅だった。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

中華建築に各国の様式が取り入れられた初期建物として見どころが多い。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

建物の内には改修前の写真や、資料などの展示があるのでじっくり楽しみたいときは時間が必要かも。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

建物中央入口から中へ。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

入って右手側は小さなスペースに花が飾られていた。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

入口正面は真っ直ぐ奥に続いていて…

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

明るい空間になっていて、見上げてみると2階まで吹き抜けの構造になっている。
2階はこの場所を見下ろすように窓で囲んで回廊式になっていた。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

更に奥にも一間。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

入口に戻って、今度は左手側へ。
一部扉が開いていて、２階へと続く階段が続いている。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

扉に掘られていたのは蓮の花。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

扉の奥に続く階段からは中庭が見える。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

２階の窓越しから、先程の吹き抜けを見下ろすとこんな感じ。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

窓格子の個性的な模様が美しい。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

2階にもいくつか部屋があり、その1つは壁面を大きな屏風で覆っていた。
少し寂しげな印象。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

透かし彫りされた文様が美しくて見入ってしまう。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

各部屋が広くて天井も高い。
かつて置かれていたであろう素晴らしい調度品を想像した。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

窓が開いていたので外を覗いてみたら、すぐ目の前は古い集合住宅の姿が。
鳥かごのようなマカオのテラス。

天井に視線を移すと、左右対称の絵が描かれていた。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物

扉の透かし彫りも本当に美しくて興味深い。
この後は、周辺の観光スポットを巡りながらセナド広場方面へ。
続きは05へ。

鄭家屋敷 (鄭家大屋) 建造物