☆カンボジア『シェムリアップ』Vacation☆　『クメールの微笑み』に癒やされて。。　　～　こだわりの「ベンメリア」編　～

2015/01/10 - 2015/01/14

カンボジア「アンコール・ワット」の約40km東の密林の中に静かにたたずむ「ベンメリア」
聖地「クレーン山」の麓に、「アンコール・ワット」より約20年前に
同じく「スーリヤバルマン2世」によって建造されたそうです。
発見当時のままのその姿は、宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」のモデルのひとつだとも言われています。

最初は訪れる予定ではありませんでしたが、
一緒に行ったダンナの体調も考えて「ベンメリア」訪問に変更。。
いざ訪れてみると、その圧倒的な姿、、空気感、、
木漏れ日からこぼれ落ちるひかりと蔭、、　苔、、残っているレリーフ、、etc …
全てに心打たれました。。

　　　
　　　こだわり＆思い入れ　たっぷり。。

　　　　　　　kuritchiが目にした「ベンメリア」です。。


シェリムアップ市内から車で片道約1時間３０分。
（入場券別途ひとりにつき５＄要）
シェリムアップ郊外の道を走り、聖地「クレーン山」を眺めながらののドライブは長いと感じる事はありませんでした。
じっくり訪れる為には貸し切りチャーターがオススメです。



【ダイジェスト編①】
1日目　シェムリアップ到着
2日目午前中の「アンコールワット」の朝日と「アンコールトム」観光
http://4travel.jp/travelogue/10974542

【ダイジェスト編②】
２日目
「タプローム」「アンコールワット」観光
“クメールの微笑み”の一日を〆くくる『アプサラダンス』と
「レッドピアノ」に「パブストリート」
http://4travel.jp/travelogue/10974644

【ダイジェスト編③】
３日目　
東洋のモナリザ「バンテアイ・スレイ」「ベンメリア」
最終日　ホテルでゆっくり＆お買い物… etc …
http://4travel.jp/travelogue/10974657


「アンコールトム」“こだわり編”
【前編】http://4travel.jp/travelogue/10981837
【後編】http://4travel.jp/travelogue/11024446
「タプローム」“こだわり編”
http://4travel.jp/travelogue/10981838
「アンコールワット」“こだわり編”
【前編】http://4travel.jp/travelogue/10981836
【後編】http://4travel.jp/travelogue/10999664
「バンテアイ・スレイ」“こだわり編”
（近日アップ予定）
「シェムリアップ」＆「ホテル ソフィテル アンコール プーキートラー ゴルフ & スパ リゾート」編
http://4travel.jp/travelogue/10981841
「シェリムアップ」レストラン編
http://4travel.jp/travelogue/11006976

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: カンボジア・アンコール航空 ベトナム航空
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: JTB

「ベンメリア」へはこの参道よりスタート。。

ベンメリア 森林・ジャングル

この「ベンメリア」のまわりは、ポルポト派による地雷が多く埋められていました。
2003年より（現在も）ドイツの支援を受けて地雷の除去が行なわれているそうです。

「ベンメリア」参道の入口では７つの頭を持つ『ナーガ（蛇神）』が出迎えてくれます。。

「ベンメリア」

こちらの『ナーガ』は、胸とお腹の　文様もくっきり見えますね、、

「ベンメリア」

この東の参道には保存状態のいい『ナーガ（蛇神）』が多く残っているそうです、、

「ベンメリア」

この『ナーガ（蛇神）』はほぼ完全な形で残っていますね、、
これほど完全な形で『ナーガ』像が残っている事は珍しく、大変貴重だそうです。

『ナーガ』は５つor７つの頭を持ち、その表情は様々、、
ヒンズー教だけではなく、仏教でも釈迦が悟りを開いた時に守護したと言われ、守護神として扱われています。

「ベンメリア」

参道の外の森、ジャングルには現在もポルポト派が埋めた地雷がまだ残っているそうです。
ジャングルなので、毒へびも住んでいます。

「ベンメリア」

『ナーガ（蛇神）』に守られながら、参道を進んで行くと。。

「ベンメリア」

正面に　かつての『東門』が見えてきます。。

ここから　あの「ベンメリア」のスタート。。。

「ベンメリア」　『東門』


そこにあるのは…

今まで見てきた“アンコールワット遺跡群”とは全く別の空気感を持つ遺跡。。

ベンメリア 森林・ジャングル

「ベンメリア」

じーっとたたずむ『ナーガ』。。

「ベンメリア」

崩れ落ちた石、、　石、、、

『ナーガ』や欄干の一部、柱なども…。

（穴が２つ開いているのは、運搬の為に開けられた穴だそうです）

「ベンメリア」

青い空が、かえって　もの悲しい、、

「ベンメリア」

この巨木の横を通り、、

木の遊歩道の階段を上って更に進んで行きます。。。

「ベンメリア」でよく見かけた…

苔むした屋根の上に生い茂るスポアン（ガジュマルの一種）、、

「ベンメリア」には３重の周壁がありました。。

その第１周壁を通り抜けると。。

ベンメリア 森林・ジャングル

「ベンメリア」

“アンコールワット遺跡群”でよく見かけた『経蔵』

　　　　　　　　　　　　　　の跡。。。

正直、、　 ここまで崩壊が進んでいるの？と思ったのです、、

「ベンメリア」

周壁も、崩れ落ちた箇所が目立ち、、

スポアン（ガジュマルの一種）の大木の茂っているところはかろうじて残っている状態。。

「ベンメリア」

更に『経蔵』跡に近づいて行くと…

入口は崩れ落ち。。　廃墟と化している。。。

最初は その姿にショックを受けたはずなのに…

　美しい。。。 と感動している自分がいるのです、、、

「ベンメリア」

崩れ落ちた石も　かつては美しい建物の壁や土台だったのであろう、、

レリーフや、、運ばれた時の穴が見て取れる、、

こんな　発見も 楽しい。。。

「ベンメリア」

むしろ、美しいと思えてきた。。。　そんな風に感じてきた、、

「ベンメリア」

残っている回廊の屋根の上に茂る木々。。

回廊の苔むした屋根や『連子窓』も美しい。。。

でも、回廊の中へは瓦礫があって入れません、、

「ベンメリア」

カビで変色したレリーフに

美しい柱や扉も。。。

「ベンメリア」

息をひそめながら、、歩きました、、、

今にも、、　崩れそうだから…　
それとも…　何かが、、、

「ベンメリア」

ほら…　　　ここにも破風のレリーフ、、 刻まれた神々の姿、、、

美しい彫刻の石造りの扉、、

「ベンメリア」

回廊の屋根、、、

「ベンメリア」

壁や柱に残る彫刻、、

苔むした屋根には植物が生えている、、

でも、ほとんどの建物の中へは崩壊が進んでいるのではいれません、、

「ベンメリア」

遺跡の上に、遊歩道が敷かれ、、

「ベンメリア」

その中を進んで行きます、、、

歩き回れる範囲は限定されていますが、それでも十分、、、

「ベンメリア」

遊歩道から、、、

　　　　

「ベンメリア」

そこに見えてくるのは、、、

　　こもれび　ひかり、、＆　蔭、、、

「ベンメリア」

　どんどん　　引き込まれていく、、、、、

「ベンメリア」の回廊には多くの『連子窓』が残っています。。

ひかりの当たるところ、、

「ベンメリア」

こもれび。。。

ただ只 見入っていました、、

　　　　　どこを見ても“絵になる”。。。

「ベンメリア」

こもれび、、

彫刻の美しい壁、、、


よく見ると、、そこは　現在、蜘蛛のお住まい？、、
蜘蛛の巣も至るところに、、
長年ジャングルの中で共存してきた証し？

「ベンメリア」

人呼んで？“アンパンマン”(笑）

いいえ、、　“ハスの花”の模様だそうです…

「ベンメリア」

絡みつき 生い茂るスポアン（ガジュマルの一種）

「ベンメリア」

ここにも、、　スポアン（ガジュマルの一種）の木、、、

「ベンメリア」

ここにも スポアン（ガジュマルの一種）の木…。
元の建物が何であったかも　わからなくなっている、、、

「ベンメリア」

からみつくスポアン（ガジュマルの一種）の木と　…　

こもれび 苔のみどり …

「ベンメリア」

スポアン（ガジュマルの一種）の木　…。

　根が、壁の文様にも見えてきた、、

「ベンメリア」

白い象（『アイラーヴァタ』）に乗った『インドラ』（雷神・帝釈天）

「ベンメリア」

『連子窓』と壁。。

「ベンメリア」

ヒンズー教の天地創造神話「乳海撹拌（にゅうかいかくはん）」

「ベンメリア」

こもれび 。。

やわらかな ひかり。。

「ベンメリア」

ここ『連子窓』にも、、　蜘蛛さん達のおウチ、、、

「ベンメリア」

こうやって歩いていると、、　古代のロボットが突然現れそうな気になる…。

「ベンメリア」

人気の撮影スポット。。。

ベンメリア 森林・ジャングル

「ベンメリア」

何のレリーフだったのだろうか…。

ハスの花が描かれた壁の一部だったのかな…？

「ベンメリア」

神々、、

残されているレリーフを見るにつけ、ここはヒンズー教の寺院跡なのだと再確認、、

「ベンメリア」

残っている石を ひとつ、ひとつ

見る。。

「ベンメリア」
生い茂るスポアン（ガジュマルの一種）、、

崩れ落ちた石、石、、

自分が　一体どこを歩いているのか わからなくなってきた。。

「ベンメリア」

破風のレリーフ。。。

「ベンメリア」

kuritchi ：　わぁ〜♪

ガイドのＷ君 ：　この下まで下りましょうか…。

「ベンメリア」

ガイドのＷ君の誘導で、遊歩道の階段を下りて行くと…

「ベンメリア」

そこには、、　また、、別世界が広がっていました。。。

「ベンメリア」

間近で見る『連子窓』に、、

「ベンメリア」

巨大なスポアン（ガジュマルの一種）の木を、、

見上げる、、、

「ベンメリア」

≪　あっ、、　先ほど　見下ろしていたところだ…　≫

「ベンメリア」

レリーフもこんなに　近い、、、

　　　　神さまがたくさん、、

　　　　　　　　　クメールの微笑み。。

「ベンメリア」の象徴、、

張り巡らされた　スポアン（ガジュマルの一種）の根、、

見飽きない、、

「ベンメリア」

　　　　全てを　のみ込んでいくもの、、、

間近で見ると　スポアン（ガジュマルの一種）の根の生命力の強さもひときわ感じられる。。

もうひとつの「ベンメリア」の象徴、、

『連子窓』＆蔭、、、

「ベンメリア」

そして、、　ひかりと蔭、、、




（ここで撮っていると某国の人に「邪魔！」と言われ、一時、現実に戻ったkuritchi）

「ベンメリア」

回廊の壁、、 ひかり、、

同じ光景の様でも 微妙にちがう、、、

「ベンメリア」

覗き込んだ『連子窓』から見えた回廊、、、

「ベンメリア」

　　柱、壁、、　

「ベンメリア」

　　　　扉跡、、　蜘蛛の巣、、、

「ベンメリア」

　　　　　刻まれた　文様、、、


そこから、何かを　感じ取れるだろうか…

「ベンメリア」

ふふふ…　ずーっと　見つめていたら…

ロボットの顔に見えてきちゃいました。。。

「ベンメリア」

ここにも…　クメールの微笑み。。。

全てが　こころにしみる、、
　　
　　　　　　　何かを語りかけてくる、、、

「ベンメリア」

そろそろ、階段を上って、再び遊歩道に戻りましょうか（＾＾

「ベンメリア」


先ほど、下りていた場所、、

遊歩道の上からとでは、こんなに印象が違う、、、

「ベンメリア」

この壁の向こうが 参道、、　現世、、、

「ベンメリア」といえば、この写真を何度か目にした気がする。。

「ベンメリア」

『アプラサス』、、　天上界の踊り子達、、

「ベンメリア」

唯一残っている回廊、、、

ベンメリア 森林・ジャングル

「ベンメリア」


唯一残っている回廊、、

(角度を変えて…)

「ベンメリア」

ここから入ると、、

「ベンメリア」

中に入ると、、かなり暗い、、、

「ベンメリア」

入ってくるのは『連子窓』からの光のみ、、

「ベンメリア」

『経蔵』

ジャングルに　ひっそりと、、

こちらの『経蔵』は、建物の体を　なしていました…

「ベンメリア」

『経蔵』

「ベンメリア」

『経蔵』への参道、、

「ベンメリア」

建物に絡みつくスポアン（ガジュマルの一種）、、

完全に一体化している、、

「ベンメリア」

午後のひかりを浴びて、、、

「ベンメリア」

この神は　踊っているのだろうか…。

「ベンメリア」

埋れた『デヴァター(女神)』たち

「ベンメリア」

この遺跡をまわって、それぞれ抱く印象は違うだろうけれど

失われた世界を求めて、、の気持ちを満足させてくれる遺跡は他にはなかなかないだろうな…。

「ベンメリア」

最後に『西門』へ…。

（因みにこの崩れた石山に登ろうとしているのは見知らぬ人です）

『西門』からの参道にも数多くの『ナーガ（蛇神）』が残っていました、、

ベンメリア 森林・ジャングル

kuritchiの「ベンメリア」に最後までお付き合いいただきありがとうございました。。。