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1月29日<br />海外旅行に出ると最初の夜の睡眠が思うようにいかず「睡眠導入剤」を1/2錠服用する事がしばしばあるが前夜も服用した結果朝7時起床となった。8時朝食、レストランはビュッフェ形式なので最初に何があるかチェックするのが恒例でこの朝もチェックすると面白いメニューを見つけた。中華粥に点心、ヌードルと書いてあったが後日食べて焼うどんのようなヌードル。今朝の私のメニューはソーセージ(しょっぱい)ベーコン(しょっぱめ)マッシュルーム、スクランブルエッグ、焼きトマト、チーズ、ミニクロワッサンに甘いクロワッサン、フルーツを入れたヨーグルトにコーヒー、満足できる朝食。<br />今日の予定は「アビーロード」「ウォレス・コレクション」「大英博物館」「ハロッズ」<br />今回の旅行はロンドン8泊の滞在だが一日だけリバプール観光を入れている。ご存じビートルズの故郷である。彼らは昨年4月14日日本でLP盤発売してから50周年を迎えていた。そうなると当然ロンドンで「アビーロード」を外すわけにはいかず、真っ先に向かう日程にした。<br />9時ホテルを出てグロースター・ロード駅でこれからお世話になる地下鉄「オイスターカード7day」を購入。<br />ピカデリー・ラインでグリーン・パーク乗り換えジュビリー・ラインでセント・ジョンズ・ウッド下車でアビーロードへ向かう。途中我々の前方を歩いているグループも日本人のようだ。<br />そしてやって来ました「アビーロード」<br />数組の観光客がいて次々に「ロード」の横断歩道を渡っている。日本人グループの一人にお願いしてシャッター押してもらう。交通量も結構激しい通りなのだが車輛側も心得たもので記念撮影していると止まってくれる親切さに感謝。<br />その後ジュビリー・ラインでボンド・ストリート下車、オックスフォード・ストリートを歩きデパートの「セルフリッジ」を右折すると突き当りが「ウォレス・コレクション」だ。<br />「設立は1897年。主に4代ハートフォード侯爵リチャード・シーモア・コンウェイのプライベートコレクションから成り立つ。そのコレクションと屋敷は息子のリチャード・ウォレスに相続され彼の夫人が全てイギリス政府に追贈した」(ウィキペディア)入場無料。<br />エントランスを入ると1階が陶磁器、ガラス部門、金工品、家具部門で豪華絢爛な品々が並ぶ。<br />そして歴史を感じさせる階段を上ると絵画部門の部屋がある。<br />いきなり現れたのは英国のトマス・ゲインズバラの「詩人メリー・ロビンソン」<br />18世紀のイギリスロココ美術で優美な作風。私の好きな画家のひとりだ。<br />続いてイタリアロココ期のカナレットの作品が数枚、いずれもヴェネチアの風景を描いたもの。<br />イタリアからもう一人ティツィアーノ「ペルセウスとアンドロメダ」<br />スペイン絵画からベラスケス「扇を持つ貴婦人」、ムリーリョ「ヨセフと仲間達」<br />フランドル絵画からルーベンス、ヴァン・ダイク「フェリペ2世」と「フェリペ2世の妻メアリー1世(いわゆるブラッディ・メアリー)」<br />オランダ絵画からレンブラント「31歳自画像」を始め印象的な「芸術家の息子」など数枚、<br />そしてオランダと言えばフランス・ハルス「笑う騎士」、フェルメール同様風俗画の大家ピーテル・デ・ホーホ「戸口でかごを母に渡す少年」<br />ヤン・ステーン「リュート弾き」ロイスダールやホッベマの風景画<br />最後に何と言っても18世紀ロココ美術の大御所フランス絵画<br />ニコラ・プッサン「人生の踊り」アントワーヌ・ヴァトー「朝の化粧」フランソワ・ブーシェ「ポンパドール夫人」<br />「マルスとヴィーナス」他数枚、更にこの絵画に会いに来たと言っても過言でないフラゴナールの「ぶらんこ」官能的で意味深長なこの絵は意外と小さいサイズだった。<br />じっくり時間をかけて鑑賞後はこの美術館の中庭にあるレストラン「バガテル」でビールとランチをしました。<br /><br /><br /><br /><br />

シニア夫妻 2組で行くロンドン滞在記②

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2015/01/28 - 2015/02/06

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16

GO隠居

GO隠居さん

1月29日
海外旅行に出ると最初の夜の睡眠が思うようにいかず「睡眠導入剤」を1/2錠服用する事がしばしばあるが前夜も服用した結果朝7時起床となった。8時朝食、レストランはビュッフェ形式なので最初に何があるかチェックするのが恒例でこの朝もチェックすると面白いメニューを見つけた。中華粥に点心、ヌードルと書いてあったが後日食べて焼うどんのようなヌードル。今朝の私のメニューはソーセージ(しょっぱい)ベーコン(しょっぱめ)マッシュルーム、スクランブルエッグ、焼きトマト、チーズ、ミニクロワッサンに甘いクロワッサン、フルーツを入れたヨーグルトにコーヒー、満足できる朝食。
今日の予定は「アビーロード」「ウォレス・コレクション」「大英博物館」「ハロッズ」
今回の旅行はロンドン8泊の滞在だが一日だけリバプール観光を入れている。ご存じビートルズの故郷である。彼らは昨年4月14日日本でLP盤発売してから50周年を迎えていた。そうなると当然ロンドンで「アビーロード」を外すわけにはいかず、真っ先に向かう日程にした。
9時ホテルを出てグロースター・ロード駅でこれからお世話になる地下鉄「オイスターカード7day」を購入。
ピカデリー・ラインでグリーン・パーク乗り換えジュビリー・ラインでセント・ジョンズ・ウッド下車でアビーロードへ向かう。途中我々の前方を歩いているグループも日本人のようだ。
そしてやって来ました「アビーロード」
数組の観光客がいて次々に「ロード」の横断歩道を渡っている。日本人グループの一人にお願いしてシャッター押してもらう。交通量も結構激しい通りなのだが車輛側も心得たもので記念撮影していると止まってくれる親切さに感謝。
その後ジュビリー・ラインでボンド・ストリート下車、オックスフォード・ストリートを歩きデパートの「セルフリッジ」を右折すると突き当りが「ウォレス・コレクション」だ。
「設立は1897年。主に4代ハートフォード侯爵リチャード・シーモア・コンウェイのプライベートコレクションから成り立つ。そのコレクションと屋敷は息子のリチャード・ウォレスに相続され彼の夫人が全てイギリス政府に追贈した」(ウィキペディア)入場無料。
エントランスを入ると1階が陶磁器、ガラス部門、金工品、家具部門で豪華絢爛な品々が並ぶ。
そして歴史を感じさせる階段を上ると絵画部門の部屋がある。
いきなり現れたのは英国のトマス・ゲインズバラの「詩人メリー・ロビンソン」
18世紀のイギリスロココ美術で優美な作風。私の好きな画家のひとりだ。
続いてイタリアロココ期のカナレットの作品が数枚、いずれもヴェネチアの風景を描いたもの。
イタリアからもう一人ティツィアーノ「ペルセウスとアンドロメダ」
スペイン絵画からベラスケス「扇を持つ貴婦人」、ムリーリョ「ヨセフと仲間達」
フランドル絵画からルーベンス、ヴァン・ダイク「フェリペ2世」と「フェリペ2世の妻メアリー1世(いわゆるブラッディ・メアリー)」
オランダ絵画からレンブラント「31歳自画像」を始め印象的な「芸術家の息子」など数枚、
そしてオランダと言えばフランス・ハルス「笑う騎士」、フェルメール同様風俗画の大家ピーテル・デ・ホーホ「戸口でかごを母に渡す少年」
ヤン・ステーン「リュート弾き」ロイスダールやホッベマの風景画
最後に何と言っても18世紀ロココ美術の大御所フランス絵画
ニコラ・プッサン「人生の踊り」アントワーヌ・ヴァトー「朝の化粧」フランソワ・ブーシェ「ポンパドール夫人」
「マルスとヴィーナス」他数枚、更にこの絵画に会いに来たと言っても過言でないフラゴナールの「ぶらんこ」官能的で意味深長なこの絵は意外と小さいサイズだった。
じっくり時間をかけて鑑賞後はこの美術館の中庭にあるレストラン「バガテル」でビールとランチをしました。




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  • 朝食

    朝食

  • オイスターカード7day<br />1枚 37.1ポンド、ただし最終日に返却すると5ポンド戻ってくる<br />当時のレートに換算すると¥6000程<br /><br />

    オイスターカード7day
    1枚 37.1ポンド、ただし最終日に返却すると5ポンド戻ってくる
    当時のレートに換算すると¥6000程

  • アビーロード

    アビーロード

  • アビーロード<br />これが本物<br />

    アビーロード
    これが本物

  • ウォレス・コレクション

    ウォレス・コレクション

  • トマス・ゲインズバラ「詩人メリー・ロビンソン」

    トマス・ゲインズバラ「詩人メリー・ロビンソン」

  • ドラクロワ「マリノ・ファリエの処刑」<br />19世紀フランス・ロマン主義の大御所ドラクロワ

    ドラクロワ「マリノ・ファリエの処刑」
    19世紀フランス・ロマン主義の大御所ドラクロワ

  • アンソニー・ヴァン・ダイク「フェリペ2世の妻メアリー1世」<br />メアリー女王はヘンリー8世の最初の妻キャサリン・オブ・アラゴン(スペイン出身)の長女、前王エドワード6世はプロテスタントに傾注するもメアリーはカトリックに戻しスペイン王カルロス1世の長男フェリペ王子との結婚をごり押しする。4年間で300人のプロテスタントを処刑し「ブラッディメアリー」のあだ名がついた。しかしこの絵からは微塵にも感じられない。<br />

    アンソニー・ヴァン・ダイク「フェリペ2世の妻メアリー1世」
    メアリー女王はヘンリー8世の最初の妻キャサリン・オブ・アラゴン(スペイン出身)の長女、前王エドワード6世はプロテスタントに傾注するもメアリーはカトリックに戻しスペイン王カルロス1世の長男フェリペ王子との結婚をごり押しする。4年間で300人のプロテスタントを処刑し「ブラッディメアリー」のあだ名がついた。しかしこの絵からは微塵にも感じられない。

  • アンソニー・ヴァン・ダイク「フェリペ2世」

    アンソニー・ヴァン・ダイク「フェリペ2世」

  • ベラスケス「扇を持つ貴婦人」

    ベラスケス「扇を持つ貴婦人」

  • フランス・ハルス「笑う騎士」<br />オランダ・バロックの画家<br />この画家は「笑顔」を肖像画に持ち込んだ

    フランス・ハルス「笑う騎士」
    オランダ・バロックの画家
    この画家は「笑顔」を肖像画に持ち込んだ

  • アントワーヌ・ヴァトー「朝の化粧」<br />18世紀ロココ期のフランス画家

    アントワーヌ・ヴァトー「朝の化粧」
    18世紀ロココ期のフランス画家

  • フランソワ・ブーシェ「ポンパドール夫人」<br />18世紀ロココ期のフランス画家<br />晩年は宮廷首席画家となる

    フランソワ・ブーシェ「ポンパドール夫人」
    18世紀ロココ期のフランス画家
    晩年は宮廷首席画家となる

  • フランソワ・ブーシェ「マルスとヴィーナス」

    フランソワ・ブーシェ「マルスとヴィーナス」

  • ジャン・オノレ・フラゴナール「ぶらんこ」<br />ブーシェに師事官能的主題を描いて好評を博した<br />良く見るとサンダルが飛んでいる

    ジャン・オノレ・フラゴナール「ぶらんこ」
    ブーシェに師事官能的主題を描いて好評を博した
    良く見るとサンダルが飛んでいる

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ジョイママさん 2015/02/12 18:13:37
    初めまして
    旅行記、大変興味深く拝見させていただきました。
    実は3月末に5泊7日で娘と二人でロンドン観光に行く予定なのです。
    そして、宿泊先が「ミレニアム・グロスター・ホテル」で
    JTBの早得で予約したのでクラブルームになるとのこと。
    「もしかしたら私たちも760号室になるかもね」なんて
    娘と話しながら写真の隅から隅まで食い入るように見入ってしまいました。

    GO隠居さんは8泊と長い滞在だったようで羨ましいかぎりです。
    この後の滞在記も楽しみにしていまあす!

    GO隠居

    GO隠居さん からの返信 2015/02/13 11:43:25
    RE: 初めまして
    > 旅行記、大変興味深く拝見させていただきました。
    > 実は3月末に5泊7日で娘と二人でロンドン観光に行く予定なのです。
    > そして、宿泊先が「ミレニアム・グロスター・ホテル」で
    > JTBの早得で予約したのでクラブルームになるとのこと。
    > 「もしかしたら私たちも760号室になるかもね」なんて
    > 娘と話しながら写真の隅から隅まで食い入るように見入ってしまいました。
    >
    > GO隠居さんは8泊と長い滞在だったようで羨ましいかぎりです。
    > この後の滞在記も楽しみにしていまあす!

    ジョイママさんへ
    掲示板へのコメントありがとうございます。

    来月のお嬢様とのロンドン訪問楽しみですね。
    ホテルがミレニアム・グロースターのクラブなそうですね。
    妻の妹夫妻の部屋766号室は「ノー・プロブレム」でしたので760号室以外に当たる事を祈っています。

    「母と娘の二人旅」は母親にとっても娘にとっても憧れなようで、我が家でもしきりに「話」は出ますが未だ実現していません。

    GO隠居の旅行記も未だ?の段階です。
    ジョイママさんは以前にもロンドン訪問経験がおありのようですので
    今回の訪問に際し問題はなさそうですが、来月の出発までには多分完成していると思いますので何かと参考になれば幸いです。
    お嬢様にも宜しく!

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