140827-31（夏休み）ローカル鉄道の旅：宮城・岩手・山形【7】～穴場発見！千厩酒のくら交流施設（国登録有形文化財 旧横屋酒造・佐藤家住宅）～

2014/08/27 - 2014/08/31

（【6】よりつづく：ホテルをチェックアウト後は気仙沼市街地を徒歩＆レンタサイクルで散策）
気仙沼駅から大船渡線で千厩駅へ。その線形から「ドラゴンレール～」という愛称がつけられているらしい大船渡線。たしかに地図でみるとニョロニョロと龍のような。
千厩はたまたま見たインターネットのページで興味をもって立ち寄ることにした。歴史的建造物が好きならばけっこう穴場ではないだろうか。
見学に時間をかけすぎたのか、あんかけかつ丼に待たされすぎたのか…駅に戻るのがギリギリになってしまい、焦りまくり。
向かいのホームに列車が入って来たのを横目に死にもの狂いで走り、窓口の駅員さんに「これ乗りたい！！絶対に乗りたい！！！」と半泣き顔でジェスチャー。
表情一つ変えずに頷く駅員さん。なんてことない、ふつうに待ってくれた。
これ逃したら次の電車は2時間後なので。。
（【8】につづく）

エリア 一関(岩手)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大船渡線沿線ではポケモンスタンプラリーやってたり、折壁駅では植栽のポケモンがいたり。子どもはきっと大喜びだろう。

ローカル路線のこうしたのどかな風景が好きだ。

千厩駅着。

駅からのびる商店街を歩く。平日の昼間だからかほとんど人に会わなかった。

緑の力の強いこと。

木の上に巣箱が見えます。

道沿いに突如あらわれる巨石。「東洋一の奇岩　夫婦石」との表示、男性と女性の石が一対寄り添うように。

階段を上がった神社横のお堂には子宝祈願のいわゆるご神体が。。

商店街は古めの（昭和っぽい？）建物が多くて萌え度高し。

創業○○年と、老舗をうたう店もちらほら。

こういった風情はとても好きなので、ただ歩いていても楽しい。

特別なものではないのだが、ちょっとした意匠がおもしろいのだ。

金物やガラスを扱うお店。

レトロな雰囲気のパチンコ店。

馬！
奥州藤原氏が千棟の厩舎をこの地に建てたことが「千厩」の地名の由来との言い伝えあり。

駅から15分ほど、千厩酒のくら交流施設（旧横屋酒造・佐藤家住宅）。

国登録有形文化財として母屋の内部も公開中。ほかに見学客はおらず、自由に歩き回ることができた。

明治〜大正期に建てられた建物で、近代西洋建築に和の要素がおもしろい具合に入り交じっていて見ごたえがある。
そして現在では入手も困難な素材や匠の技がさりげなく。

玄関の全面イタリア製モザイクタイル張りは当時には非常に珍しい貴重なものとのこと。

おトイレ、雅やか〜

通路の床のはり方にも注目。

天井にも贅沢な素材の使い方や匠の技が光る。

母屋の裏手には蔵が並ぶ。

天井は高くなっている。

襖の模様もいいですね。

敷地内にある馬事資料館。外の大きな釜の方が気になりますが。。

歴史的建造物だけでなく、現役で酒造もやっているので、機械がちらほらあります（今は仕込みの時期ではないので見学できない）。

敷地内は緑がいっぱい。

古いカメラなどの展示スペースも。

歴史的建造物だけでなく、ちゃんとお酒もつくっている。
もちろん試飲させてもらいました。

大正14年創業の老舗、小角食堂 にて千厩名物「あんかけかつ丼」をテイクアウト。
滑り込んだ車内にてさっそく遅過ぎる昼ご飯（というか本日初めての食事）に食らいつく。どこか懐かしいような素朴な味でした。（つづく）